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目が覚めたら大きな木々に囲まれた森の中だった。
正確に言うと大きくて綺麗な湖の真ん中にある小島みたいなところにいた。
動こうとしたが、身体が痛すぎて力が入らなかったので諦めた。
あまりの痛さに呼吸も苦しくなった。
僕は死んでまでこんなに苦しまないといけないのか…1人でいることの寂しさ、身体の痛さで涙が出た。
そういえば家では泣いたことなかったなぁとふと思った。
倒れているところからでも見える景色はとても綺麗だった。湖は太陽の光でキラキラと輝き、木々は太陽の強い日差しから綾を護っているようだった。
しばらくぼーっと考えごとをしていた。
空気も澄んでいて、森の音も心地が良い。
…自分の生臭い血の臭いがなければもっと良かったはずだと冷静に考えれるほど落ち着いてきていた。
ここは天国じゃないのかな?
そう思っていたときだった。
湖の外から小枝を踏むパキッという音が聞こえた。
身体を動かせない綾はただその音を聞いているしかできなかったが、あとから聞こえる足音と話し声から大勢の人が歩いてきているのがわかった。
話を聞いていると、どこかの騎士様のようだ。騎士団とか言っていたので大きい国から来たのかなと思った。
マモノ?というものを討伐する仕事のために来ているらしい。
他にも色々と知らない情報が聞こえて来て、ここは僕がいたところとは違うところかもしれないというのは理解できた。
やっぱり天国じゃなかったんだ…
しばらく話を聞いていたが、怪我のことを考えて助けてもらわないと死んでしまうと思った。
騎士様達に気付いてもらわないと!
騎士様達の言葉遣いは乱暴そうだったが、悪い人たちではなさそうだ。
それになんたって騎士様だし!!
しかし、どうやって気付いて貰えばいいんだろう。
身体は動かさなければ痛くはない。
呼吸も苦しくなくなってきたが、声は出せそうにない。ここの季節も夏なのか、気温は暑すぎず快適だったが自由に水分をとれない綾にとっては喉の渇きを起こしてくるだけだった。
汗は自然に出てしまうのでどんどん水分は無くなっていく。
このままでは熱中症になってしまう可能性があるため、急がなくてはいかない。
そんなことを考えている時だった。
僕のいる小島の木が生い茂るところからザクザクと歩く足音が聞こえた。
誰か来てくれたんだ!
と喜んだのも束の間、ヒュッと息を呑んだ。
全身から血の気が引いた。
そこにいたのは人間でもない、それは黒い空気を纏ったナニカだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
R18展開はまだまだ来そうにありませんね(-_-;)
*1週間のうち1回は必ず投稿したいと思っています!今書いているところなので投稿が遅れてしまうことがあると思いますのでそこは許してほしいです…
*一週間の中では不定期だと思います。
(2回投稿したり毎日だったり…)
書いているうちに文章力が身につくように頑張ります!!
正確に言うと大きくて綺麗な湖の真ん中にある小島みたいなところにいた。
動こうとしたが、身体が痛すぎて力が入らなかったので諦めた。
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そういえば家では泣いたことなかったなぁとふと思った。
倒れているところからでも見える景色はとても綺麗だった。湖は太陽の光でキラキラと輝き、木々は太陽の強い日差しから綾を護っているようだった。
しばらくぼーっと考えごとをしていた。
空気も澄んでいて、森の音も心地が良い。
…自分の生臭い血の臭いがなければもっと良かったはずだと冷静に考えれるほど落ち着いてきていた。
ここは天国じゃないのかな?
そう思っていたときだった。
湖の外から小枝を踏むパキッという音が聞こえた。
身体を動かせない綾はただその音を聞いているしかできなかったが、あとから聞こえる足音と話し声から大勢の人が歩いてきているのがわかった。
話を聞いていると、どこかの騎士様のようだ。騎士団とか言っていたので大きい国から来たのかなと思った。
マモノ?というものを討伐する仕事のために来ているらしい。
他にも色々と知らない情報が聞こえて来て、ここは僕がいたところとは違うところかもしれないというのは理解できた。
やっぱり天国じゃなかったんだ…
しばらく話を聞いていたが、怪我のことを考えて助けてもらわないと死んでしまうと思った。
騎士様達に気付いてもらわないと!
騎士様達の言葉遣いは乱暴そうだったが、悪い人たちではなさそうだ。
それになんたって騎士様だし!!
しかし、どうやって気付いて貰えばいいんだろう。
身体は動かさなければ痛くはない。
呼吸も苦しくなくなってきたが、声は出せそうにない。ここの季節も夏なのか、気温は暑すぎず快適だったが自由に水分をとれない綾にとっては喉の渇きを起こしてくるだけだった。
汗は自然に出てしまうのでどんどん水分は無くなっていく。
このままでは熱中症になってしまう可能性があるため、急がなくてはいかない。
そんなことを考えている時だった。
僕のいる小島の木が生い茂るところからザクザクと歩く足音が聞こえた。
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と喜んだのも束の間、ヒュッと息を呑んだ。
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そこにいたのは人間でもない、それは黒い空気を纏ったナニカだった。
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*1週間のうち1回は必ず投稿したいと思っています!今書いているところなので投稿が遅れてしまうことがあると思いますのでそこは許してほしいです…
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