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第23話 自称魔王、改名する。
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謁見の間におる魔族達の視線が一点に集中する中、自称魔王は自身が倒された事を再確認するように周囲に問いかけた。
そんな彼に対して、どう言えば良いのか分からない。そんな様子で魔族達は言い淀みおる。
……が、魔マ王はそんな事を知ったことでは無いようじゃった。
「ええ、あなたはそこに立っているザッコ君に完膚なきまでに倒されちゃったわよぉ」
「ば、かな……。我は、強い。なのに……何故、何故倒されたのだ。……我は、魔王。魔王なのだ……!」
「うぅ~ん、あなたは魔王じゃないでしょぉ? ただ普通よりも少しだけ強い魔族。ただそれだけよ~」
「っっ!! き、さま……! 我を、バカにすると言うのか!?」
魔マ王の言葉に、呆然としていた自称魔王が怒りに瞳を燃やし、魔マ王の胸倉を掴もうと手を伸ばしたのじゃ。
それを見ていたザッコが「うわ、馬鹿な事を止めるッスよっ!?」と叫んでるのだが、怒りに満ちた自称魔王の耳には届かないようじゃ。
そして、魔マ王の胸倉を自称魔王が掴んだ瞬間――パンッと弾ける音が響いたのじゃ。
……何が弾けたかと? 魔マ王の胸倉を掴もうとしていた自称魔王の腕が弾けたのじゃ。
「な……。なっ……!? ぐ――うごああああああっ!!?」
「駄目よ~。いきなり女性の胸倉を掴もうとするなんてぇ、教育がなってないわね~? あら、痛くて聞いていないみたいね? 仕方ないわねぇ、えいっ」
吹き飛んだ手から溢れる血を抑える為に手首を握り締める自称魔王を……どこか呆れつつ魔マ王は見ておったが、このままでは埒が明かないと察したのか魔マ王が軽く手を振るう。
すると、自称魔王に回復魔法が発動したらしく……失われていた手が映像が逆再生するかのように、元の姿へと戻っていきおった。
その光景に、自称魔王も周囲の魔族達も絶句し、手が元に戻った自称魔王は違和感を感じるか手の開閉を行う。……どうやら、違和感はないようじゃな?
そんな自称魔王を見てから、魔マ王はゆっくりと周囲を見回したのじゃ。
「それでぇ、魔王城が凄くゴテゴテしい上にボロッボロになっているみたいなんだけど……いったいどう言うことかしらぁ?」
「っ!? そ、それは……」
「そ、そのほうが……魔族っぽいと思いまして……」
「そう、魔族っぽいのねぇ?」
「「は、はい……」」
自称魔王の手を吹き飛ばした魔マ王に恐怖しているのか、謁見の間にいる魔族達は素直に答えて行く。
そんな無防備な状態の魔マ王へと、自称魔王は拳を握り締め……殴りつけたのじゃ。
「みと、めぬ……! 認めぬ!! 我が、我がこのような女ごときに地に足を着けられるなど、ありえぬのだっ!!」
「あらあらぁ、まだ見の程を弁えていないのかしら~? だったら……見の程を弁えてもらいましょうかね~」
何処となく黒い笑みを浮かべながら、魔マ王は殴りかかろうとする自称魔王を見ておった。
そして、魔マ王が手を軽く前へと出した瞬間――、自称魔王の拳が魔マ王へと突き刺さったのじゃ。
突き刺さった拳は魔マ王の体を貫き、自称魔王は彼女の体を通り過ぎたのじゃ。……うん、通り過ぎたのじゃ。
「く、くくっ、くははっ!! やはり、やはり我は強い! やはりあれは気のせいだったのだ。我の拳を消し飛ばしたと言うのは気のせいだったのだっ!!」
自称魔王はそう言って、自らが貫いた女の死体……要するに魔マ王の死体に視線を移したのじゃ。
……が、そこに魔マ王は普通に立っておった。
「な、んだ……と? 馬鹿な……、あの女は……我が貫いて……いや、待て……女の背後、そこにあるのは……なんだ?」
震えた声で、自称魔王は魔マ王から視線をその奥へと移して行く。
すると、そこには赤い鮮血を噴水のようにピューピューと吹き零す下半身があったのじゃ。……うん、グロいのじゃ。
血を噴出す下半身に戸惑いながら、自称魔王は近づき……恐る恐るそれに手を伸ばす。
しかし伸ばした手は血の噴出す下半身をすり抜けたのじゃった。
「なんだ……これは……? この下半身は、なんなのだ……!?」
「決まってるじゃないですか。これはあなたの下半身ですよ?」
「っ!? な、何を言っている! 我は、我は今この場に居る!!」
「ええ、居ますね。魂だけが。そして、私以外見えて居ませんよ」
「ば、馬鹿を言うな! お前達、我の姿が見ているだろう!?」
顔を強張らせ、自称魔王は魔マ王の言葉を否定するように自分に従う魔族達へと叫ぶ。
だが、彼らは一様に叫ぶ自称魔王に気づかないどころか、血を噴出し続ける下半身に視線を注ぐだけじゃった。
「き……貴様ら、なにをふざけている? 我の姿が、見えないと言うのか……?」
「こんなことでショックを受けたらダメよぉ。だって……今から何度も死ぬんだから♪」
パァと魔マ王の掌が光った瞬間、自称魔王の下半身が逆再生するかのように元に戻り、呆然としていた自称魔王の視界が揺らぎ――気づくと、魔マ王へと殴りつける体勢に戻っていたのじゃ。
自分はいったい何をされたのか? そう戸惑いながらも、魔マ王を再度殴りつけようとしおった。
その瞬間、自称魔王の胸に激痛が走り……気づけば再び彼は自分を見てしまっていた。
今度は、胸に大きな穴が開いておった。
それを理解し、胸に激痛が走り始めた瞬間――自称魔王はまたも回復させられたのじゃ。
そして今度は顔をトマトのように潰されたのじゃ。
それを見た瞬間に回復。
戸惑う間も無く、今度は頭の天辺から真っ二つに叩き割られおった。
ようやく、頭の認識が追い付き始めたのか……「やめ、ぎひっ」と言ううめき声が洩れたのじゃが魔マ王は優しくそれを無視しおったのじゃ。
回復、死、回復、死を繰り返し、肉片と血が謁見の間を汚して行き、あまりの血の臭いと光景に何名かの魔族が口を押さえたのじゃ。
それでも魔マ王は止まらないのじゃ。そんな魔マ王を見ながら、ザッコは遠い目をしており……大臣は懐かしそうに目を細めておった。
……それから数時間が経ち、回復と死を100を超え……自称魔王が瞳を虚ろとさせた頃にようやく魔マ王の行為は止まったのじゃ。
そして、瞳を虚ろとさせた自称魔王へと魔マ王が近づくと、優しく微笑んだ。
「そういえば、あなたってどう言う名前だったのかしらぁ。ま・お・う・さ・ま?」
「ひっ、ひぃっ!! じ、じじ、じぶんは、ただのゴミデス。貴女様に潰されるだけのゴミデス……!!」
魔マ王の微笑みに顔を歪ませ、先程までの威厳がありそうな尊大な喋りかたではなく、目の前の存在に恐怖を宿したしゃべり方となり魔マ王へと跪きおった。
ちなみにこの自称魔王、元はタイナントカと言うかっこよさげな名前じゃったのじゃが今見ると『ゴミ=デス』となっておるのじゃ……。(白目
そんな悪夢な光景を見ていた他の魔族達も、魔マ王へと一斉に跪いた。
どうやら、彼らも魔マ王の恐ろしさを理解したようじゃな。そう思いつつワシは跪く魔族達を見るのじゃが……ある事に気づいたのじゃ。
……一名ほど足りなく無いかの?
そんな彼に対して、どう言えば良いのか分からない。そんな様子で魔族達は言い淀みおる。
……が、魔マ王はそんな事を知ったことでは無いようじゃった。
「ええ、あなたはそこに立っているザッコ君に完膚なきまでに倒されちゃったわよぉ」
「ば、かな……。我は、強い。なのに……何故、何故倒されたのだ。……我は、魔王。魔王なのだ……!」
「うぅ~ん、あなたは魔王じゃないでしょぉ? ただ普通よりも少しだけ強い魔族。ただそれだけよ~」
「っっ!! き、さま……! 我を、バカにすると言うのか!?」
魔マ王の言葉に、呆然としていた自称魔王が怒りに瞳を燃やし、魔マ王の胸倉を掴もうと手を伸ばしたのじゃ。
それを見ていたザッコが「うわ、馬鹿な事を止めるッスよっ!?」と叫んでるのだが、怒りに満ちた自称魔王の耳には届かないようじゃ。
そして、魔マ王の胸倉を自称魔王が掴んだ瞬間――パンッと弾ける音が響いたのじゃ。
……何が弾けたかと? 魔マ王の胸倉を掴もうとしていた自称魔王の腕が弾けたのじゃ。
「な……。なっ……!? ぐ――うごああああああっ!!?」
「駄目よ~。いきなり女性の胸倉を掴もうとするなんてぇ、教育がなってないわね~? あら、痛くて聞いていないみたいね? 仕方ないわねぇ、えいっ」
吹き飛んだ手から溢れる血を抑える為に手首を握り締める自称魔王を……どこか呆れつつ魔マ王は見ておったが、このままでは埒が明かないと察したのか魔マ王が軽く手を振るう。
すると、自称魔王に回復魔法が発動したらしく……失われていた手が映像が逆再生するかのように、元の姿へと戻っていきおった。
その光景に、自称魔王も周囲の魔族達も絶句し、手が元に戻った自称魔王は違和感を感じるか手の開閉を行う。……どうやら、違和感はないようじゃな?
そんな自称魔王を見てから、魔マ王はゆっくりと周囲を見回したのじゃ。
「それでぇ、魔王城が凄くゴテゴテしい上にボロッボロになっているみたいなんだけど……いったいどう言うことかしらぁ?」
「っ!? そ、それは……」
「そ、そのほうが……魔族っぽいと思いまして……」
「そう、魔族っぽいのねぇ?」
「「は、はい……」」
自称魔王の手を吹き飛ばした魔マ王に恐怖しているのか、謁見の間にいる魔族達は素直に答えて行く。
そんな無防備な状態の魔マ王へと、自称魔王は拳を握り締め……殴りつけたのじゃ。
「みと、めぬ……! 認めぬ!! 我が、我がこのような女ごときに地に足を着けられるなど、ありえぬのだっ!!」
「あらあらぁ、まだ見の程を弁えていないのかしら~? だったら……見の程を弁えてもらいましょうかね~」
何処となく黒い笑みを浮かべながら、魔マ王は殴りかかろうとする自称魔王を見ておった。
そして、魔マ王が手を軽く前へと出した瞬間――、自称魔王の拳が魔マ王へと突き刺さったのじゃ。
突き刺さった拳は魔マ王の体を貫き、自称魔王は彼女の体を通り過ぎたのじゃ。……うん、通り過ぎたのじゃ。
「く、くくっ、くははっ!! やはり、やはり我は強い! やはりあれは気のせいだったのだ。我の拳を消し飛ばしたと言うのは気のせいだったのだっ!!」
自称魔王はそう言って、自らが貫いた女の死体……要するに魔マ王の死体に視線を移したのじゃ。
……が、そこに魔マ王は普通に立っておった。
「な、んだ……と? 馬鹿な……、あの女は……我が貫いて……いや、待て……女の背後、そこにあるのは……なんだ?」
震えた声で、自称魔王は魔マ王から視線をその奥へと移して行く。
すると、そこには赤い鮮血を噴水のようにピューピューと吹き零す下半身があったのじゃ。……うん、グロいのじゃ。
血を噴出す下半身に戸惑いながら、自称魔王は近づき……恐る恐るそれに手を伸ばす。
しかし伸ばした手は血の噴出す下半身をすり抜けたのじゃった。
「なんだ……これは……? この下半身は、なんなのだ……!?」
「決まってるじゃないですか。これはあなたの下半身ですよ?」
「っ!? な、何を言っている! 我は、我は今この場に居る!!」
「ええ、居ますね。魂だけが。そして、私以外見えて居ませんよ」
「ば、馬鹿を言うな! お前達、我の姿が見ているだろう!?」
顔を強張らせ、自称魔王は魔マ王の言葉を否定するように自分に従う魔族達へと叫ぶ。
だが、彼らは一様に叫ぶ自称魔王に気づかないどころか、血を噴出し続ける下半身に視線を注ぐだけじゃった。
「き……貴様ら、なにをふざけている? 我の姿が、見えないと言うのか……?」
「こんなことでショックを受けたらダメよぉ。だって……今から何度も死ぬんだから♪」
パァと魔マ王の掌が光った瞬間、自称魔王の下半身が逆再生するかのように元に戻り、呆然としていた自称魔王の視界が揺らぎ――気づくと、魔マ王へと殴りつける体勢に戻っていたのじゃ。
自分はいったい何をされたのか? そう戸惑いながらも、魔マ王を再度殴りつけようとしおった。
その瞬間、自称魔王の胸に激痛が走り……気づけば再び彼は自分を見てしまっていた。
今度は、胸に大きな穴が開いておった。
それを理解し、胸に激痛が走り始めた瞬間――自称魔王はまたも回復させられたのじゃ。
そして今度は顔をトマトのように潰されたのじゃ。
それを見た瞬間に回復。
戸惑う間も無く、今度は頭の天辺から真っ二つに叩き割られおった。
ようやく、頭の認識が追い付き始めたのか……「やめ、ぎひっ」と言ううめき声が洩れたのじゃが魔マ王は優しくそれを無視しおったのじゃ。
回復、死、回復、死を繰り返し、肉片と血が謁見の間を汚して行き、あまりの血の臭いと光景に何名かの魔族が口を押さえたのじゃ。
それでも魔マ王は止まらないのじゃ。そんな魔マ王を見ながら、ザッコは遠い目をしており……大臣は懐かしそうに目を細めておった。
……それから数時間が経ち、回復と死を100を超え……自称魔王が瞳を虚ろとさせた頃にようやく魔マ王の行為は止まったのじゃ。
そして、瞳を虚ろとさせた自称魔王へと魔マ王が近づくと、優しく微笑んだ。
「そういえば、あなたってどう言う名前だったのかしらぁ。ま・お・う・さ・ま?」
「ひっ、ひぃっ!! じ、じじ、じぶんは、ただのゴミデス。貴女様に潰されるだけのゴミデス……!!」
魔マ王の微笑みに顔を歪ませ、先程までの威厳がありそうな尊大な喋りかたではなく、目の前の存在に恐怖を宿したしゃべり方となり魔マ王へと跪きおった。
ちなみにこの自称魔王、元はタイナントカと言うかっこよさげな名前じゃったのじゃが今見ると『ゴミ=デス』となっておるのじゃ……。(白目
そんな悪夢な光景を見ていた他の魔族達も、魔マ王へと一斉に跪いた。
どうやら、彼らも魔マ王の恐ろしさを理解したようじゃな。そう思いつつワシは跪く魔族達を見るのじゃが……ある事に気づいたのじゃ。
……一名ほど足りなく無いかの?
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