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第22話 魔マ王、頭を下げられる。
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突如現れた魔マ王とザッコ、そんな2人を謁見の間にいる魔族達が誰だこいつ。という視線を送りおった。
……あ、ここにいる魔族の殆どは魔マ王の事を知らないようじゃな?
いや、一人居るのう。今現状魔マ王を見て、目を見開いている大臣が……。
「ま、まままま……」
「…………誰だ、貴様は?」
「いきなりやってくるとは何事だ! いったい何処から入ってきたっ!?」
「怪しい奴め、覚悟しろっ!!」
魔マ王の正体に気づいている大臣は、目を見開き混乱しておるようで彼女が魔王もとい魔マ王である事を他の者達は気づいて居らぬようじゃな。
その結果、自称魔王はいぶかしむ様に魔マ王を睨みつけ、他の者達はすぐに怪しい奴認定をして自前の爪や所持する武器を構えて一斉に襲いかかってきおった。
だがそれよりも早く……。
「ぬぅん!!」
「「「ぐあああああああっ!!?」」」
ブオンッ、と風を振るう音が響き渡り、飛び掛ろうとしていた魔族達がザッコの太い腕によって薙ぎ払われたのじゃ。
薙ぎ払われた魔族達は素早く腹や顔に拳を受けていたらしく、床に倒れ伏しておる。
弱いイメージがあったのじゃが、流石魔マ王の側近を務めるだけの力はあるようじゃな。
更にその表情は何時ものナヨナヨしい表情とは違い、怒気を露わとした……悪魔よりも鬼といったほうが良いのでは無いかという表情をしておる。
「貴様ら、自分達が誰に手をかけようとしているのか分かっていないのかっ?」
「な、なんだこいつ……! 明らかに強すぎるぞっ!?」
「うぅ……た、ただのデーモンじゃないのかっ!?」
「魔王様、あの不届き者達を魔王様の力でぶちのめしてください!!」
顔や腹を押さえながら置き上がった魔族達がすぐに静かに腕を組んでいた自称魔王に助けを求めおった。
その言葉を聞いてなのか、それとも俺より強い奴に会いに行こう。精神なのかゆっくりと近づき始めたのじゃ。
そして、ザッコのすぐ側までゆっくりと近づくと、ザッコ自身も相手にまだ攻撃の意思が無いのを感じているのか手を出さないのじゃ。
え、地味にコヤツ武闘派じゃったのか?
「…………覚悟しろ」
「上手くいくッスかね?」
「――ヌゥン!!」
ザッコを睨みつけながら、自称魔王はその巨大な拳をザッコに向けて放ったのじゃ。
じゃが、自称魔王の拳は簡単にザッコに受け止められると動くことが出来なくなっておった。
「っ!?」
「このような攻撃で自分に挑もうとしていたッスか? ……自分の力量を弁えることだな!」
「ぬ、ぬおおおっ!? ぐ――――はああっ!!」
掴まれて動けない拳を外そうとする自称魔王に何処か落胆した表情を見せながら、ザッコは空いた拳を自称魔王の胸に打ちつけおったのじゃった。
すると、最初は抵抗しようとした自称魔王じゃが、耐え切ることが出来ずに吹き飛ばされ……壁へと減り込んだのじゃった。
そしてそれを見た謁見の間に居る魔族達の反応は様々じゃった。ある魔族はその場で怯え始め、ある魔族は憎々しげにザッコを睨みつけ、ある魔族は逃げ出し始めた。
「静まれ! 静まれぇぇっ!!」
そんな狂乱の中に響き渡るように老人魔族の声が響き渡ったのじゃ。
彼の声に謁見の間は静まり返り、視線が彼に集中する。
一点に集中する視線を無視するかのように、老人魔族はツカツカとザッコを通り過ぎ……その奥に立つ魔マ王へと近づいたのじゃ。
そして、彼女の前に立つと……ゆっくりと跪いた。その動作に老人魔族を見ていた魔族達から戸惑いの声が洩れる。
じゃが次に老人魔族が発した言葉によってその戸惑いは固まることとなる。
「お、お久しゅうございます魔王様……。貴女様のご帰還を長くお待ちしておりました……」
「「なっ!? ま、魔王……様だとっ!?」」
固まりながら老人魔族へと向けていた視線を、すぐさま彼が跪いている人物へと魔族達は一斉に向けたのじゃ。
……が、目の前にいた人物が女性であることに彼らは嘲りの表情へと変えたのじゃった。
どれどれ、いったい何を思っておるのかのう?
(これが魔王様……だと? 美しくはある。だが、強さは感じられん……!)
(美人だ……。しかし、魔王様と言うよりも魔王様の妻ではないのか?)
(襲えば、屈服出来そうだな……。やるか)
やめておくのじゃ。命があっても危険なのじゃよ?
そして、女性だからと舐めるべきではないのじゃ。男性のほうが強いなんて考えはあかんのじゃよ?
とか思っておると、ジッと老人魔族を見ておった魔マ王がポンと手を叩きおったのじゃ。
「あぁ、もしかして大臣かしら~? この城を離れてからずっと見ていなかったけど、老けたわねぇ? 髪も綺麗に無くなっちゃって……」
「はい……、色々と、色々とありましたので……。ですが、今まで先走った者はおりません……」
「……本当、頑張ってくれてたのねぇ。偉いわ~。ご褒美に頭を撫でてあげるわぁ♪」
「あ、ありがたき幸せ……! ぉ、おぉ……おおおおおおおおっ!!?」
頭を撫でる。そう言うと、老人魔族は滂沱の涙を流し始め……ゆっくりと頭を魔マ王へと向けたのじゃ。
ツルッツルとなっておる頭を魔マ王はそっと優しく撫で始めると、老人魔族が突拍子も無い声を上げはじめおった。
そんな老人魔族を他の魔族達は侮蔑の視線を送り、魔マ王へと落胆の視線を送った。
要するに、武闘派を期待しておったんじゃろうな?
そして変化は起きたのじゃった。
魔マ王が優しく老人魔族の頭を微かに光る手の平で撫でていくと、ツルッツルのピッカピカじゃった老人魔族の髪が段々と生え始めたのじゃ。
当然これを見ておった魔族達は口をポカーンと開けて、呆けおった。
更に魔マ王が撫で続けると、ひょろひょろな体が段々と膨れ始めているように見え、彼らは自分の目が可笑しくなったのか眉間を揉み解し始めたり、目をパチパチとしておる。
「…………はい、撫で撫で終了~♪ 気分はどうかしらぁ?」
「……魔王様の愛。確かに頂戴いたしました。……まるで、生まれ変わって気分です」
そう言って、老人魔族は立ち上がり晴れやかな笑みを浮かべ…………って。
「「「誰だお前はーーーーっ!!?」」」
一斉にその言葉が口から洩れたのじゃった。
じゃって、変わりすぎなんじゃよ?
頭が禿げ上がった落ち武者スタイルの髪型(白髪)が、ふっさふさの黒髪となっておるし……。
モヤシみたいにひょろひょろとして風が吹いたら折れるんじゃないかって体格が、細身ながらも服が内側の筋肉によって膨れ上がっているガッチリとした体格となっておる。
最後に皺だらけの偏屈そうな顔つきをしていた老人が、凛々しさを感じさせる……THE・大臣。という顔つきになっておるのじゃ。
所謂、80代後半の外見が一気に4,50代前半にまで若返ったという感じじゃった。
そうなっておれば、驚きの声を上げるに決まっておるじゃろ?
「ぅ……、わ、れは……倒された。のか……?」
む? どうやら壁に減り込んでいた自称魔王が気絶から覚めたようじゃ。
その声を聞いて、驚いていた魔族達が一斉に視線をそちらへと向けたのじゃった。
……あ、ここにいる魔族の殆どは魔マ王の事を知らないようじゃな?
いや、一人居るのう。今現状魔マ王を見て、目を見開いている大臣が……。
「ま、まままま……」
「…………誰だ、貴様は?」
「いきなりやってくるとは何事だ! いったい何処から入ってきたっ!?」
「怪しい奴め、覚悟しろっ!!」
魔マ王の正体に気づいている大臣は、目を見開き混乱しておるようで彼女が魔王もとい魔マ王である事を他の者達は気づいて居らぬようじゃな。
その結果、自称魔王はいぶかしむ様に魔マ王を睨みつけ、他の者達はすぐに怪しい奴認定をして自前の爪や所持する武器を構えて一斉に襲いかかってきおった。
だがそれよりも早く……。
「ぬぅん!!」
「「「ぐあああああああっ!!?」」」
ブオンッ、と風を振るう音が響き渡り、飛び掛ろうとしていた魔族達がザッコの太い腕によって薙ぎ払われたのじゃ。
薙ぎ払われた魔族達は素早く腹や顔に拳を受けていたらしく、床に倒れ伏しておる。
弱いイメージがあったのじゃが、流石魔マ王の側近を務めるだけの力はあるようじゃな。
更にその表情は何時ものナヨナヨしい表情とは違い、怒気を露わとした……悪魔よりも鬼といったほうが良いのでは無いかという表情をしておる。
「貴様ら、自分達が誰に手をかけようとしているのか分かっていないのかっ?」
「な、なんだこいつ……! 明らかに強すぎるぞっ!?」
「うぅ……た、ただのデーモンじゃないのかっ!?」
「魔王様、あの不届き者達を魔王様の力でぶちのめしてください!!」
顔や腹を押さえながら置き上がった魔族達がすぐに静かに腕を組んでいた自称魔王に助けを求めおった。
その言葉を聞いてなのか、それとも俺より強い奴に会いに行こう。精神なのかゆっくりと近づき始めたのじゃ。
そして、ザッコのすぐ側までゆっくりと近づくと、ザッコ自身も相手にまだ攻撃の意思が無いのを感じているのか手を出さないのじゃ。
え、地味にコヤツ武闘派じゃったのか?
「…………覚悟しろ」
「上手くいくッスかね?」
「――ヌゥン!!」
ザッコを睨みつけながら、自称魔王はその巨大な拳をザッコに向けて放ったのじゃ。
じゃが、自称魔王の拳は簡単にザッコに受け止められると動くことが出来なくなっておった。
「っ!?」
「このような攻撃で自分に挑もうとしていたッスか? ……自分の力量を弁えることだな!」
「ぬ、ぬおおおっ!? ぐ――――はああっ!!」
掴まれて動けない拳を外そうとする自称魔王に何処か落胆した表情を見せながら、ザッコは空いた拳を自称魔王の胸に打ちつけおったのじゃった。
すると、最初は抵抗しようとした自称魔王じゃが、耐え切ることが出来ずに吹き飛ばされ……壁へと減り込んだのじゃった。
そしてそれを見た謁見の間に居る魔族達の反応は様々じゃった。ある魔族はその場で怯え始め、ある魔族は憎々しげにザッコを睨みつけ、ある魔族は逃げ出し始めた。
「静まれ! 静まれぇぇっ!!」
そんな狂乱の中に響き渡るように老人魔族の声が響き渡ったのじゃ。
彼の声に謁見の間は静まり返り、視線が彼に集中する。
一点に集中する視線を無視するかのように、老人魔族はツカツカとザッコを通り過ぎ……その奥に立つ魔マ王へと近づいたのじゃ。
そして、彼女の前に立つと……ゆっくりと跪いた。その動作に老人魔族を見ていた魔族達から戸惑いの声が洩れる。
じゃが次に老人魔族が発した言葉によってその戸惑いは固まることとなる。
「お、お久しゅうございます魔王様……。貴女様のご帰還を長くお待ちしておりました……」
「「なっ!? ま、魔王……様だとっ!?」」
固まりながら老人魔族へと向けていた視線を、すぐさま彼が跪いている人物へと魔族達は一斉に向けたのじゃ。
……が、目の前にいた人物が女性であることに彼らは嘲りの表情へと変えたのじゃった。
どれどれ、いったい何を思っておるのかのう?
(これが魔王様……だと? 美しくはある。だが、強さは感じられん……!)
(美人だ……。しかし、魔王様と言うよりも魔王様の妻ではないのか?)
(襲えば、屈服出来そうだな……。やるか)
やめておくのじゃ。命があっても危険なのじゃよ?
そして、女性だからと舐めるべきではないのじゃ。男性のほうが強いなんて考えはあかんのじゃよ?
とか思っておると、ジッと老人魔族を見ておった魔マ王がポンと手を叩きおったのじゃ。
「あぁ、もしかして大臣かしら~? この城を離れてからずっと見ていなかったけど、老けたわねぇ? 髪も綺麗に無くなっちゃって……」
「はい……、色々と、色々とありましたので……。ですが、今まで先走った者はおりません……」
「……本当、頑張ってくれてたのねぇ。偉いわ~。ご褒美に頭を撫でてあげるわぁ♪」
「あ、ありがたき幸せ……! ぉ、おぉ……おおおおおおおおっ!!?」
頭を撫でる。そう言うと、老人魔族は滂沱の涙を流し始め……ゆっくりと頭を魔マ王へと向けたのじゃ。
ツルッツルとなっておる頭を魔マ王はそっと優しく撫で始めると、老人魔族が突拍子も無い声を上げはじめおった。
そんな老人魔族を他の魔族達は侮蔑の視線を送り、魔マ王へと落胆の視線を送った。
要するに、武闘派を期待しておったんじゃろうな?
そして変化は起きたのじゃった。
魔マ王が優しく老人魔族の頭を微かに光る手の平で撫でていくと、ツルッツルのピッカピカじゃった老人魔族の髪が段々と生え始めたのじゃ。
当然これを見ておった魔族達は口をポカーンと開けて、呆けおった。
更に魔マ王が撫で続けると、ひょろひょろな体が段々と膨れ始めているように見え、彼らは自分の目が可笑しくなったのか眉間を揉み解し始めたり、目をパチパチとしておる。
「…………はい、撫で撫で終了~♪ 気分はどうかしらぁ?」
「……魔王様の愛。確かに頂戴いたしました。……まるで、生まれ変わって気分です」
そう言って、老人魔族は立ち上がり晴れやかな笑みを浮かべ…………って。
「「「誰だお前はーーーーっ!!?」」」
一斉にその言葉が口から洩れたのじゃった。
じゃって、変わりすぎなんじゃよ?
頭が禿げ上がった落ち武者スタイルの髪型(白髪)が、ふっさふさの黒髪となっておるし……。
モヤシみたいにひょろひょろとして風が吹いたら折れるんじゃないかって体格が、細身ながらも服が内側の筋肉によって膨れ上がっているガッチリとした体格となっておる。
最後に皺だらけの偏屈そうな顔つきをしていた老人が、凛々しさを感じさせる……THE・大臣。という顔つきになっておるのじゃ。
所謂、80代後半の外見が一気に4,50代前半にまで若返ったという感じじゃった。
そうなっておれば、驚きの声を上げるに決まっておるじゃろ?
「ぅ……、わ、れは……倒された。のか……?」
む? どうやら壁に減り込んでいた自称魔王が気絶から覚めたようじゃ。
その声を聞いて、驚いていた魔族達が一斉に視線をそちらへと向けたのじゃった。
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