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第17話 ファンロン、同行するアル。
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う~~ん、シャクシャクした食感にジュワッと甘い汁が噛み締める度に出てきてとても美味しいアル~~♪
モグモグ、パクパクと木に実ったデザートを食べながら、ファンロン喜びの声を上げるアル。
さっきまでのオークの肉は血の味しかしてなかったから、野性味感じたけどあまり美味しくなかったアル。
そのままでも美味しいって思ってたけど、ちょっと食べ辛かったアル。やっぱりファンロンぐるめアル。
だからこのデザート凄く美味しく感じるアルよ! うん、ファンロンぐるめ!
…………はて、何か忘れてる様な気がするアルが、気のせいアル?
「み……、水よ! 彼の者の汚れを取り除け――アクア・クリーン!!」
「わ、わぶっ!? な、なにアルかぁ!?」
考えごとをし始めたファンロンに突然頭から水がぶっ掛けられたアル!
ファンロン、当たり前に驚いたアル。誰アルか、水ブッ掛けたヤツは! 寒かったアルヨ?
プンプンしながらファンロン周り見たアル。するとそこには、2人の人間が居たアル。
「……う~ん……、誰だったアルか…………もぐもぐ」
「ちょっと! 思い出すなら思い出すで、それ食べるな!!」
「美味しいアルヨ? 食べるアルか?」
「いらない! というか、あんたいったい何者よっ!? どう見ても人じゃないでしょ?」
「ファンロン、ファンロンアル」
人間の雌が何でか怒鳴るアル。どうしたアルか?
それに、ファンロンはファンロン以外の何者でもないアル。
う~ん、言葉難しいアルね。そう思っていると、雄のほうが恐る恐る手を上げてきたアル。
「あ、あの、ちょっと良い……?」
「何アルか?」
「ザッコさんって、どんな人?」
「ザッコさんアルか? ザッコさんはいい人アル! ファンロン、おなかいっぱい食べさせてくれるアル! ……そーいえば、ゆうしゃを助けるように言われてたアル!!」
ようやく思い出したアル! ゆうしゃ助けないといけなかったアル! けど、ゆうしゃは何処に居るアル?
ファンロン困ったアル。
思い出したことにムムムって唸っていると、雄が迷うように声をかけてきたアル。
「えっと、勇者は……僕、みたい」
「そうアルか? 良かったアル、ザッコさんにいっしょに旅をするように言われたアル! よろしくアル!!」
「えっ!? そ、そうなの?」
「そうアル!」
ファンロンの言葉に、雄……じゃなかったゆうしゃは驚いた様子で訊ね返してきたからファンロン元気に頷いたアル!
けど、何処に行くアルか?
「ねえ、ちょっと勇者。あんた、ソレと知り合いなの?」
「ソレじゃないアル、ファンロンアル!!」
うむむとファンロン悩んでると雌のほうがゆうしゃに声をかけてきたアル。
あと、ファンロンソレじゃ無いアルよ!
そう思いながらファンロン、雌を改めて見たけど目つき凄い悪いアル!
「えっと、この人のことは知らないんだけど……この人に僕を助けるように言ったザッコさんって、多分ママの知り合いの人……だと思う」
「知り合い? というかママって……」
「う、うん、ママと一緒に暮らしてたときに食料や誕生日プレゼントにケーキを送ってくれたりしてくれた人だと思う。会ったことは無いけど……」
ケーキ! フワフワの白いのたっぷりで美味しかったアル! 今度またたっぷり食べたいアル!!
そうアル、ザッコさんにケーキも頼むアル! きっと凄く美味しいに違いないアル!!
ずっと前に食べたケーキの味を思い出しながら、ファンロンジュルリと舌で唇舐めるアル。
「まあ知り合いが寄越したっていうのなら別に良いけど……」
「あ、あの、ところで……、君は誰なの?」
ファンロン、ジロッと見てから雌は黙ったアル。
そんな雌へとゆうしゃが問いかけたアル。そう言えば、この雌いったい誰アル?
ザッコさん、ゆうしゃ助けていっしょに行動するようにしか言って無いアルよ? この雌のこと何にも言って無いアルよ?
「うっ……。わ、わたしは……その、何ていうか……だな。神を名乗る者にあんた……つまりは勇者を助けろって言われたの」
「え……、か、み……?」
雌は神に頼まれたみたいアル。……神って何アルか?
そんな雌の言葉を聞いてゆうしゃの顔が今にも泣きそうになったアル。どうしたアルか、お腹空いたアル?
ゆうしゃの様子にファンロン、首を傾げるアル。
雌も不思議なのか声かけたアル。
「あんた、どうしたの?」
「う、うぅ……、マ、ママァ……」
「は、はぁ!? い、いきなり泣いたぁ!?」
ゆうしゃが心配になったのか雌が訊ねた瞬間、ゆうしゃがボロボロ涙を流し始めたアル。
どうしたアルか? おしっこ漏らしたアルか?
雌が慌てながら宥めていると、ゆうしゃが泣いてる理由を喋り始めたアル。
どうやら、ゆうしゃはゆうしゃになったからママと離れ離れになったみたいアル。
ところでママって何アルか?
……なるほど、母親アルね。
母親と離れ離れになる。ファンロンもそうだったから寂しいの分かるアル。
ファンロン、今は平気だけどゆうしゃきっと寂しいアル。
こういうときは、えーっと……確かじじょちょーさんが行ってた事をするアル!
たしか、こうやって、頭を撫でながら……。
「こわくないアルよ、こわくないアルよー。ファンロンたちがついてるから大丈夫アルよー……」
「ひっく、ぐっす……、マ、マ……ママァ……」
「ママじゃないけど、ファンロンたちついてるアルよー」
グスグスと泣くゆうしゃをファンロン優しく抱き締めるアル。
すると、泣いてたゆうしゃファンロンの胸の中で静かになっていったアル。
…………んー、何アルか? この変な気持ちは??
初めて感じる感覚に首を傾げながら、ファンロンゆうしゃ抱き締めながら、頭優しく撫でていたアル。
モグモグ、パクパクと木に実ったデザートを食べながら、ファンロン喜びの声を上げるアル。
さっきまでのオークの肉は血の味しかしてなかったから、野性味感じたけどあまり美味しくなかったアル。
そのままでも美味しいって思ってたけど、ちょっと食べ辛かったアル。やっぱりファンロンぐるめアル。
だからこのデザート凄く美味しく感じるアルよ! うん、ファンロンぐるめ!
…………はて、何か忘れてる様な気がするアルが、気のせいアル?
「み……、水よ! 彼の者の汚れを取り除け――アクア・クリーン!!」
「わ、わぶっ!? な、なにアルかぁ!?」
考えごとをし始めたファンロンに突然頭から水がぶっ掛けられたアル!
ファンロン、当たり前に驚いたアル。誰アルか、水ブッ掛けたヤツは! 寒かったアルヨ?
プンプンしながらファンロン周り見たアル。するとそこには、2人の人間が居たアル。
「……う~ん……、誰だったアルか…………もぐもぐ」
「ちょっと! 思い出すなら思い出すで、それ食べるな!!」
「美味しいアルヨ? 食べるアルか?」
「いらない! というか、あんたいったい何者よっ!? どう見ても人じゃないでしょ?」
「ファンロン、ファンロンアル」
人間の雌が何でか怒鳴るアル。どうしたアルか?
それに、ファンロンはファンロン以外の何者でもないアル。
う~ん、言葉難しいアルね。そう思っていると、雄のほうが恐る恐る手を上げてきたアル。
「あ、あの、ちょっと良い……?」
「何アルか?」
「ザッコさんって、どんな人?」
「ザッコさんアルか? ザッコさんはいい人アル! ファンロン、おなかいっぱい食べさせてくれるアル! ……そーいえば、ゆうしゃを助けるように言われてたアル!!」
ようやく思い出したアル! ゆうしゃ助けないといけなかったアル! けど、ゆうしゃは何処に居るアル?
ファンロン困ったアル。
思い出したことにムムムって唸っていると、雄が迷うように声をかけてきたアル。
「えっと、勇者は……僕、みたい」
「そうアルか? 良かったアル、ザッコさんにいっしょに旅をするように言われたアル! よろしくアル!!」
「えっ!? そ、そうなの?」
「そうアル!」
ファンロンの言葉に、雄……じゃなかったゆうしゃは驚いた様子で訊ね返してきたからファンロン元気に頷いたアル!
けど、何処に行くアルか?
「ねえ、ちょっと勇者。あんた、ソレと知り合いなの?」
「ソレじゃないアル、ファンロンアル!!」
うむむとファンロン悩んでると雌のほうがゆうしゃに声をかけてきたアル。
あと、ファンロンソレじゃ無いアルよ!
そう思いながらファンロン、雌を改めて見たけど目つき凄い悪いアル!
「えっと、この人のことは知らないんだけど……この人に僕を助けるように言ったザッコさんって、多分ママの知り合いの人……だと思う」
「知り合い? というかママって……」
「う、うん、ママと一緒に暮らしてたときに食料や誕生日プレゼントにケーキを送ってくれたりしてくれた人だと思う。会ったことは無いけど……」
ケーキ! フワフワの白いのたっぷりで美味しかったアル! 今度またたっぷり食べたいアル!!
そうアル、ザッコさんにケーキも頼むアル! きっと凄く美味しいに違いないアル!!
ずっと前に食べたケーキの味を思い出しながら、ファンロンジュルリと舌で唇舐めるアル。
「まあ知り合いが寄越したっていうのなら別に良いけど……」
「あ、あの、ところで……、君は誰なの?」
ファンロン、ジロッと見てから雌は黙ったアル。
そんな雌へとゆうしゃが問いかけたアル。そう言えば、この雌いったい誰アル?
ザッコさん、ゆうしゃ助けていっしょに行動するようにしか言って無いアルよ? この雌のこと何にも言って無いアルよ?
「うっ……。わ、わたしは……その、何ていうか……だな。神を名乗る者にあんた……つまりは勇者を助けろって言われたの」
「え……、か、み……?」
雌は神に頼まれたみたいアル。……神って何アルか?
そんな雌の言葉を聞いてゆうしゃの顔が今にも泣きそうになったアル。どうしたアルか、お腹空いたアル?
ゆうしゃの様子にファンロン、首を傾げるアル。
雌も不思議なのか声かけたアル。
「あんた、どうしたの?」
「う、うぅ……、マ、ママァ……」
「は、はぁ!? い、いきなり泣いたぁ!?」
ゆうしゃが心配になったのか雌が訊ねた瞬間、ゆうしゃがボロボロ涙を流し始めたアル。
どうしたアルか? おしっこ漏らしたアルか?
雌が慌てながら宥めていると、ゆうしゃが泣いてる理由を喋り始めたアル。
どうやら、ゆうしゃはゆうしゃになったからママと離れ離れになったみたいアル。
ところでママって何アルか?
……なるほど、母親アルね。
母親と離れ離れになる。ファンロンもそうだったから寂しいの分かるアル。
ファンロン、今は平気だけどゆうしゃきっと寂しいアル。
こういうときは、えーっと……確かじじょちょーさんが行ってた事をするアル!
たしか、こうやって、頭を撫でながら……。
「こわくないアルよ、こわくないアルよー。ファンロンたちがついてるから大丈夫アルよー……」
「ひっく、ぐっす……、マ、マ……ママァ……」
「ママじゃないけど、ファンロンたちついてるアルよー」
グスグスと泣くゆうしゃをファンロン優しく抱き締めるアル。
すると、泣いてたゆうしゃファンロンの胸の中で静かになっていったアル。
…………んー、何アルか? この変な気持ちは??
初めて感じる感覚に首を傾げながら、ファンロンゆうしゃ抱き締めながら、頭優しく撫でていたアル。
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