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新世界(New World)
ドキュメント 世界大戦(Report of reports)
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―ドキュメント 世界大戦(Report of reports)―
「君も知っての通り、私は統計という分野で、かなりの精度を誇っている。D・Cの誰よりも正確にトウモロコシ生産量の予測を行い、次官諸君と答え合わせをしたものさ。つまり予測についてはひとかたの自信を持っていたわけだよ。しかしながら、人の世というのは全く予想だにできぬものだと、あの瞬間知ったよ。考えてもみたまえ。農務省長官の私が一夜で大統領になるなんて、誰が予想できる? フランク(ルーズヴェルト大統領)だけじゃない。ジョン(ジョン・N・ガーナー副大統領)、その他の高官を一度に亡くすなんて……まさに1941年は合衆国にとって災厄の年だったよ」
クロード・レイモンド・ウィッカード(アメリカ合衆国第三十三代大統領)
テレビジョンにおけるインタビュウでの発言(1956年)
「ある日、米内首相は私に対して、この戦争をなんと呼ぶべきか意見を求めてきた。私は即座に『審判の戦争』と答えた。この戦争は、あらゆる意味で人類全てが試された戦争だった。突如ドーヴァーに現れた黒い月、そしてあの獣の群れを目にしたとき、私は神の存在を確信した。あれこそが我が敵であり、ヒトラーとナチスはただの演習に過ぎなかった。ダンケルクの撤退、、ロンドン空襲すらも、あの獣を滅ぼすために与えれた試練だったのだ」
ウィンストン・チャーチル(大英帝国 元首相)
回顧録 序章「試練への一里塚」より(石波文庫 昭和30年発行)
「モスクワの塹壕は酷いもんじゃった。前にはドイツ軍の戦車大隊と歩兵がうじゃうじゃ、後ろには恐ろしい政治将校が機関銃を構えながら突撃しろと言ってきおる。わしたちには碌な武器も飯もなかったんじゃよ。要するに死ねと言われたんじゃ。わしはあまりにも情けなさ過ぎて部下に謝ったよ。『すまない、オレが無能なばっかりにこんなことになっちまった』ってね。そしたら小隊のやつらみんな笑いおった。『同志隊長、しょうがねえですだ。同志書記長が有能な将校をみんなシベリアの肥やしにしちまったんだから』ってね。あいつらなりに気を使ってくれたんじゃろうな。なんだかわしも笑えてきて、こんな気分で祖国のために死ぬも悪くない気がしたんじゃ。それで、いよいよ突撃となったら、後ろで悲鳴が聞こえたんじゃ。なんじゃドイツ軍の別働隊かと思って振り返ったら、あの獣、ヒュドラが政治将校を食いおった。そのうちドイツ軍の方にも獣が現れたらしくて、そりゃあもう魔女の釜の中みたいな大混乱よ。命からがらウラルへ逃げたときにはいつのまにかドイツもいなくなっておったわい」
1941年の12月、モスクワ戦に参加した老兵の回想(1982年)
*以下の文書は関係者のみ閲覧されたし
今次大戦における情勢と我が国が取るべき戦略について
まず極めて直接的な脅威から述べたい。先年より我が陸海軍は魔獣と交戦状態にあり、遺憾ながら緒戦の損害、取り分け大陸における邀撃は困難極まるものと予は考える。満州においては関東軍が撃滅され、朝鮮半島は放棄されて久しい。一時は台湾の維持すら危ぶまれていたが、かろうじて水際で魔獣の侵攻を食い止められたのはまさに僥倖であった。続く上海及び香港における我が軍の奮戦、そして帝都に出現せし黒い月の撃破は我が国民を大いに奮い立たせた。のみならず世界に喧伝され、帝国の~(中略)~かくのごとき情勢に於いて、未だ予断を許さぬ状況にあり。しかれども東支那海の優勢は明らかになり、再び内地が脅威にさらされる日は遠きものと予は考える。さて、ここに於いて資源確保の急務が自明となれり。我が国は島嶼国家である以上、生産資源を外地へ依存するは宿命である。海軍による南方作戦が未遂となり、殊更石油資源の枯渇は避けられぬものとなった。かかる事態を打破するために、予はここに三国同盟の破棄と共に英米との協調を提するものである。彼等が保有せし資源と引き替えに我が国は陸海軍の支援をもって応えるべし。とりわけ合衆国は国土を魔獣に蹂躙され、甚大なる被害を被るがゆえ我が国の救援を断りがたきものと推測する
石原 莞爾(日本陸軍 予備役中将)
国家総力戦研究所 第83次報告より(1942年 7月24日)
大海指第三三〇号
昭和十八年八月二十三日
発:軍令部総長 山本五十六
宛:連合艦隊司令長官 山口多聞
本指ハ大海令第二九号ニ基ク
山口GF長官ハ北米戦線ニオケル
同盟国軍支援ノタメ 速ヤカニ次ノ諸項ニ準拠
輸送作戦ノ立案 準備ヲ進ムルモノトス
一、支援物資輸送ノタメ 船団ノ編成及ビ護衛戦力ノ抽出
之ノ抽出対象ハ警備隊ノミナラズ連合艦隊直下ノ海軍全部隊ヲ以テ当タルベシ
二、本年十月末日マデ二作戦ヲ開始為ベシ
本指ハ山本軍令部総長ノ許諾ヲ得ヌ限リ
如何ナル指令ヨリモ優先スルヲ得
三、合衆国海軍へ連絡武官ノ選出
護衛作戦ニ伴イ 合衆国海軍ヘノ連絡武官ヲ選出スベシ
四、本作戦ノ符牒ヲ「タイフーン」トス
本指ノ為、海軍ノ保持ス権能及ビ資源ノ全力ヲ投入セヨ
北米戦線ハ危急存亡ニアリ
終
大戦史叢書 第51巻より(1965年発行)
パナマ条約機構
1944年、合衆国領パナマで結ばれた国際条約に基づく軍事同盟。1941年に出現したBMと魔獣に対する統一戦線形成のため、日英米を中心に十数カ国の間で結成された。後にドイツ(デーニッツ政権)とヴィシーフランスが加わり、さらにイタリアの加入を受けて、旧列強国の大同盟へと発展する。
高等部世界史用語集より(大河書店刊 1987年版)
「だれが、この獣に匹敵し得ようか。だれが、これと戦うことができようか」
ヨハネの黙示録 13章より
「君も知っての通り、私は統計という分野で、かなりの精度を誇っている。D・Cの誰よりも正確にトウモロコシ生産量の予測を行い、次官諸君と答え合わせをしたものさ。つまり予測についてはひとかたの自信を持っていたわけだよ。しかしながら、人の世というのは全く予想だにできぬものだと、あの瞬間知ったよ。考えてもみたまえ。農務省長官の私が一夜で大統領になるなんて、誰が予想できる? フランク(ルーズヴェルト大統領)だけじゃない。ジョン(ジョン・N・ガーナー副大統領)、その他の高官を一度に亡くすなんて……まさに1941年は合衆国にとって災厄の年だったよ」
クロード・レイモンド・ウィッカード(アメリカ合衆国第三十三代大統領)
テレビジョンにおけるインタビュウでの発言(1956年)
「ある日、米内首相は私に対して、この戦争をなんと呼ぶべきか意見を求めてきた。私は即座に『審判の戦争』と答えた。この戦争は、あらゆる意味で人類全てが試された戦争だった。突如ドーヴァーに現れた黒い月、そしてあの獣の群れを目にしたとき、私は神の存在を確信した。あれこそが我が敵であり、ヒトラーとナチスはただの演習に過ぎなかった。ダンケルクの撤退、、ロンドン空襲すらも、あの獣を滅ぼすために与えれた試練だったのだ」
ウィンストン・チャーチル(大英帝国 元首相)
回顧録 序章「試練への一里塚」より(石波文庫 昭和30年発行)
「モスクワの塹壕は酷いもんじゃった。前にはドイツ軍の戦車大隊と歩兵がうじゃうじゃ、後ろには恐ろしい政治将校が機関銃を構えながら突撃しろと言ってきおる。わしたちには碌な武器も飯もなかったんじゃよ。要するに死ねと言われたんじゃ。わしはあまりにも情けなさ過ぎて部下に謝ったよ。『すまない、オレが無能なばっかりにこんなことになっちまった』ってね。そしたら小隊のやつらみんな笑いおった。『同志隊長、しょうがねえですだ。同志書記長が有能な将校をみんなシベリアの肥やしにしちまったんだから』ってね。あいつらなりに気を使ってくれたんじゃろうな。なんだかわしも笑えてきて、こんな気分で祖国のために死ぬも悪くない気がしたんじゃ。それで、いよいよ突撃となったら、後ろで悲鳴が聞こえたんじゃ。なんじゃドイツ軍の別働隊かと思って振り返ったら、あの獣、ヒュドラが政治将校を食いおった。そのうちドイツ軍の方にも獣が現れたらしくて、そりゃあもう魔女の釜の中みたいな大混乱よ。命からがらウラルへ逃げたときにはいつのまにかドイツもいなくなっておったわい」
1941年の12月、モスクワ戦に参加した老兵の回想(1982年)
*以下の文書は関係者のみ閲覧されたし
今次大戦における情勢と我が国が取るべき戦略について
まず極めて直接的な脅威から述べたい。先年より我が陸海軍は魔獣と交戦状態にあり、遺憾ながら緒戦の損害、取り分け大陸における邀撃は困難極まるものと予は考える。満州においては関東軍が撃滅され、朝鮮半島は放棄されて久しい。一時は台湾の維持すら危ぶまれていたが、かろうじて水際で魔獣の侵攻を食い止められたのはまさに僥倖であった。続く上海及び香港における我が軍の奮戦、そして帝都に出現せし黒い月の撃破は我が国民を大いに奮い立たせた。のみならず世界に喧伝され、帝国の~(中略)~かくのごとき情勢に於いて、未だ予断を許さぬ状況にあり。しかれども東支那海の優勢は明らかになり、再び内地が脅威にさらされる日は遠きものと予は考える。さて、ここに於いて資源確保の急務が自明となれり。我が国は島嶼国家である以上、生産資源を外地へ依存するは宿命である。海軍による南方作戦が未遂となり、殊更石油資源の枯渇は避けられぬものとなった。かかる事態を打破するために、予はここに三国同盟の破棄と共に英米との協調を提するものである。彼等が保有せし資源と引き替えに我が国は陸海軍の支援をもって応えるべし。とりわけ合衆国は国土を魔獣に蹂躙され、甚大なる被害を被るがゆえ我が国の救援を断りがたきものと推測する
石原 莞爾(日本陸軍 予備役中将)
国家総力戦研究所 第83次報告より(1942年 7月24日)
大海指第三三〇号
昭和十八年八月二十三日
発:軍令部総長 山本五十六
宛:連合艦隊司令長官 山口多聞
本指ハ大海令第二九号ニ基ク
山口GF長官ハ北米戦線ニオケル
同盟国軍支援ノタメ 速ヤカニ次ノ諸項ニ準拠
輸送作戦ノ立案 準備ヲ進ムルモノトス
一、支援物資輸送ノタメ 船団ノ編成及ビ護衛戦力ノ抽出
之ノ抽出対象ハ警備隊ノミナラズ連合艦隊直下ノ海軍全部隊ヲ以テ当タルベシ
二、本年十月末日マデ二作戦ヲ開始為ベシ
本指ハ山本軍令部総長ノ許諾ヲ得ヌ限リ
如何ナル指令ヨリモ優先スルヲ得
三、合衆国海軍へ連絡武官ノ選出
護衛作戦ニ伴イ 合衆国海軍ヘノ連絡武官ヲ選出スベシ
四、本作戦ノ符牒ヲ「タイフーン」トス
本指ノ為、海軍ノ保持ス権能及ビ資源ノ全力ヲ投入セヨ
北米戦線ハ危急存亡ニアリ
終
大戦史叢書 第51巻より(1965年発行)
パナマ条約機構
1944年、合衆国領パナマで結ばれた国際条約に基づく軍事同盟。1941年に出現したBMと魔獣に対する統一戦線形成のため、日英米を中心に十数カ国の間で結成された。後にドイツ(デーニッツ政権)とヴィシーフランスが加わり、さらにイタリアの加入を受けて、旧列強国の大同盟へと発展する。
高等部世界史用語集より(大河書店刊 1987年版)
「だれが、この獣に匹敵し得ようか。だれが、これと戦うことができようか」
ヨハネの黙示録 13章より
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