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さくらんこ

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isc(裏)生徒会

(裏)生徒会会長

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【天夜 巽】


その声の主は雷鳴の轟くなか、廃墟の方角から現れた。
雷や雨を忘れるような存在感に織れも那由多も自然と息を飲む。

その男は何かを引き摺りながら優雅に歩いてくる。
そして俺達の間に黒く焦げた何かを投げ捨てた。


それは瀕死のブラックオールの要。青山伊伊一郎だった。


全身酷い火傷でなんとか呼吸をしている。そんな状態だった。
この男は炎を操れた筈だ、それがこの状態になるなんて何者なんだこの男は。

俺が驚きの視線を向けると彼は何事も無かったように笑みを浮かべた。

「ブラックオウルの頭は僕が取りました。
事実上は君達の敗けです。
拳を下ろしては貰えませんか?」


綺麗な笑みを浮かべながら彼は言う。
圧倒的な何かに俺は喉を上下させる。

「誰だ!お前は!!!!」


「……。今日は同じ質問をよく聞きますね。
神功左千夫。
(裏)生徒会会長と言った方が分かりやすいですかね。」


そう言いながら那由多を見て笑みを浮かべた。

いつの間にか雨は上がり、ゆっくりと雲が霧散しはじめた。 


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【千星 那由多】


声の主は入学したての俺が、軽音部でのチラシ配りを任された時に出会った男子生徒であった。
あの時見た目を奪われるほどの美しい容姿と瞳は、忘れたくても忘れられない。

…なんでこんなところにいる?

彼は放り投げた焼け焦げた男を、ブラックオウルの頭だと言い、しかもこいつをやったのは自分自身であると言った。
少なからず俺たちの仲間…ってこと、でいいのか?

だとしたら。
だとしたら彼は…。


俺の考えは彼のその後の言葉と一致する。



――――神功左千夫。(裏)生徒会会長。



美しく俺に向けて微笑んだことに対して一瞬緊張のようなものが走る。
俺は息を飲み、言葉を探したが見つからない。

この人が…会長。


晴れ出した雲の隙間から、光の柱が何本もゆっくり地面へと落ちる。
光は少し雨に濡れた彼を照らし、その眩しさに俺は目を細めた。 


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【天夜 巽】


会長…彼が…。

俺が探し求めていた(裏)生徒会のトップがいま目の前に居る。


ゆっくりと此方に歩いてくる彼に俺は詰め寄った。

「那由多を(裏)生徒会から辞めさせろ!!」

「それは聞き入れられませんね。
那由多君がそれを望んでいるなら考えなくも無いですが。
彼は望んでいないでしょう?


さぁ、もう終わりにしませんか?
それとも、瀕死では、駄目というなら今すぐ殺しますが?」


そういって彼は携帯を槍に変化させると、既に意識のない青山に向け薄く笑みを浮かべた。
その凍てつくような感覚に本能的な危険を感じ身構えてしまう。

こんな相手に那由多を任せたらどうなるか分からない。

俺の頭はそれでいっぱいになり、次は同じ様に息を飲んでいる那由多に顔を向けた。

「こんな人を簡単に殺すようなやつがトップなんだよ!
考え直せよなゆ――――」

「それを君に言われたくない。」

俺の言葉を(裏)生徒会の会長は冷たい声で遮った。

「僕達は君に何かしましたか?
いえ、君に限らずこの青山元教師にしろ、他のブラックオウルのメンバーにしろ、僕達は何もしていません。
それに彼は柚子由を殺そうとした。いえ、死よりももっと辛い制裁を与えようとした。
分かりますか?君と僕がしてることは一緒です。
誰かを守るために振るう刄を君に否定する権利はない。」


圧倒的な存在感を現す男は凛として言葉を述べた。
途中巡らされた視線を追うと、廃墟の近くに幼女に抱かれ男物の制服を羽織らされた三木。
その横には崩壊に巻き込まれた筈の構成員が横たわっていた。
彼の言っている事は筋が通っていて、俺には否定することも言い返すことも出来なかった。
でも、はいそうですか、と、引き下がることも出来ず拳を握りしめる。

「でも、俺は…那由多を…」

「では。簡単な方法を教えましょうか。
那由多君を守る簡単な方法を…」

そういって彼は俺を見て綺麗な笑みを浮かべた。



「君も入ればいいんです。(裏)生徒会に。」 


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【千星 那由多】


巽の言葉に淡々と返答をする会長を俺は見ていることしかできなかった。
どうやら俺の言葉よりも会長の言葉は巽に効いているようだった。

当事者の俺より第三者の言葉、か。
結局俺は一人ではなにもできない。
自分の非力さを会長を目の前にしてまた認識させられる。
この短い時間で会長の凄さが自分の肌や胸を突き刺すようにひしひしと感じられた。


そして、会長は俺が想像もしていなかった言葉を口にする。
その言葉に俺は目を見開き、やっと自分の声を絞り出すように呟いた。

「(裏)生徒会に…入る?」

すぐに巽を見ると、巽も俺と同じように驚いているようだった。
確かに、巽が会長や(裏)生徒会を信じられずに俺を心配するなら、(裏)生徒会に入って自分の目で確認すれば済むことだ。
だけど巽は納得するのか?
いや…こいつが(裏)生徒会に対し不満があるという行為を、ここまでして捻じ曲がった行動にうつしたのであれば、
(裏)生徒会に入ることなんて、容易いのかもしれない。

巽を見ながら俺は息を吐き、声をかけた。

「…巽…おまえがいいならそうしろよ…。
俺今でも…辞めるつもりねーから」

そう言って俺は拳を降ろし、地面へと崩れるように座り込んだ。


「こんな俺が書記ですいません…会長。
…でも俺、辞めたくないです…。
最初は正直嫌だったけど…選んでもらえて、少しでも自分が変わっていけて…今は感謝、してます」


本当は顔を見てきちんと言いたかったが、もう体力も限界だった。 


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【天夜 巽】


俺が(裏)生徒会に入る――――――



それは考えもしなかった。
と、言うより入れるとも思って無かった、と言うこともある。

これはこの男の罠だろうか?
何か企んでいるのか。
身構えながら会長を見つめていると、那由多が崩れ落ちた。

「那由多!?」

ほとんど俺のせいなのだがいざ目の前で崩れ落ちる那由多を見ると心が痛む。
そして、那由多は会長に礼を言い。
やっぱり、生徒会を辞めないと言葉を落とした。

「ふふ。君は良く働いてくれていますよ。那由多君。
僕の方こそ遅くなってすいませんでした。」

そう言った、(裏)生徒会の会長は槍を背中にしまい。日当瀬の元に向かい、気絶している彼を抱き上げると三木と幼女の元に向かった。
その間に日当瀬は気が付いた様子で地面へと降りる。
そこで何か会話していたようだが俺には聞き取ることが出来なかった。

そして、また男は俺の元に帰ってくる。

「さて、巽くん。
僕にとっても君にとっても悪い話ではないと思います。
君は特殊能力も身体能力向上も、無理矢理開花させられたにしてはうまく適合しているみたいだ。
今、(裏)生徒会には戦闘要因が晴生くんしか居ません。
君が僕の元で一緒に働いてくれるなら、とても助かります。」

綺麗な笑みと巧みな話術に騙されている気もしたが、俺が那由多を守るにはそれしかないと思い、俺は深く頷いた。

「なら、決定ですね。
構いませんよね、イデア。
規約には違反してませんし。」

「確かに違反はしてイナイ。私は構わナイ。
会長が決めたナラ、そうするがイイ」 

「よろしくお願いします、天夜巽くん。」

そう言って会長が手を差しのべようとしたときどこからともなく声が聞こえた。 


“用ハ済ンダカ?” 


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【千星 那由多】


会長に「よく働いてくれている」と微笑まれ、俺は胸が高鳴った。
一応は認めてもらえているらしい。
誰かにこんなことを言われるのは初めてで少し頬が熱くなった気がした。

そして、会長は倒れている晴生を抱えていくとこちらへ戻り、また巽へと問いかける。
巽は(裏)生徒会に入ることを承諾し頷いた。
それを見た俺はほっとして大きくため息をついた。

全部終わった…。
巽との関係もこれからちゃんと修復していけばいい。
結局は俺が撒いてしまった種でもある。
本気できちんと巽と向かい合おう。親友として。

巽と会長が握手する光景を目で追っていると、どこかから籠った機械的な声が聞こえた。


“用ハ済ンダカ?”


いつの間にか俺達がいる場所から少し遠い距離に誰かいるのが見えた。
その声の主であろうそいつは、真っ白な白衣をまとい、ガスマスクのような物を被ってその場にぼうっと佇んでいる。
その風貌は明らかに特異で、崩れ落ちた建物となじんでいるようなそうでないような。
妙な光景に朦朧とする思考が余計に対応せず俺は眉をしかめた。

誰だ…?
ブラックオウルの一員か?
今誰に喋りかけたんだ? 


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【神功 左千夫】


そこに姿を現したのは独自の犯罪者収容施設「レゲネラツィオン」、通称「レゲネ」のメンバーだった。
僕が巽くんにてを伸ばしたところで掛かる声により、握手する寸前のところで手が止まってしまった。

せっかちな連中だ。
その伸ばした手を僕は背中にしまってあった槍へとまわした。

「いえ、もう一人。」

巽くんを攻撃するかのように地を蹴る。
目の前の彼も那由多くんも驚いたように目を見開いたが、僕の狙いは巽くんではなく、その奥。
木陰に隠れていたヒューマノイドだった。
そのヒューマノイドも驚いていたようだったが、彼はこの現状を作った張本人だったので情けは掛けない。
そのまま小さな体の胴体を三叉で貫く。
独自の機械が壊れる音と悔しそうに歪む表情が何とも言えない。

「君が機械で助かりましたよ。加減をする必要がない。」

「どうして……僕の…ソンザイが…」

ヒューマノイドの話す内容など興味がない故に、回線がショートしたのだろうもう動けないヒューマノイドをそのまま槍を振り投げるようにレゲネに渡す。 

「そちらは政府に、彼が今回の首謀者の逃亡ヒューマノイドです。」

ガスマスクで顔を隠しているため表情は見えないが不穏な空気は漂う。
僕は不適に笑んだまま槍を携帯に戻し、跪く那由多くんの元に向かう。

「那由多くん。すいませんがこれを柚子由に渡しておいてくれますか?」

僕専用の黒い携帯を那由多くんに渡した瞬間、レゲネの後ろにブラックホールが現れる。
そこから風が吹き荒れ、小さな瓦礫は飛ばされていく。

「デハ … 回収スル… 」

どこから聞こえて来たか分からない声と共にブラックホールから細く長い針が飛んでくる。
それはまるで手錠のように、気絶しているブラックオウルの面々の両掌を纏めるようにと突き刺さっていく。
皆、痛みで目を覚まし、悲鳴を上げるが抵抗する力は残ってないようだ。
唯一、黒焦げの青山元教師が暴れ出した。
これだけ怪我をしているのに凄い生命力だ。

「暴れない方が身のためですよ。」

「痛い!!!俺は!!こんなところで!!…離せ、は゛な゛せ゛!!!」

暴れている青山伊一郎に更に針が飛んでくる。
その針は、掌から手首、肘、腕まで順に突き刺さって動きを奪っていく。

「ギャアアアアアアア!!!」

どうやら、痛みにより失神したようだ。
最後まで醜い男だったなと、思っていると更に二本の針が僕と巽くんに向かって飛んでくる。
僕はその二本の針を素手で掴まえる。
少し、指を動かすのが遅かったので掌から血液が滴り落ちた。


「僕まで罪人扱いですか…。」

「ナニヲスル、神功。
契約違反ダゾ。」

「僕が了承したのは気絶したブラックオウルの引き渡し。
巽くんは気絶もしていないし、今はもうブラックオウルでもない、僕の仲間なので遠慮して頂けますか?」

そう言って強かに笑んで見せる。
血液はポタポタと地面に落ち、地面を汚していく。

「重役ノ オ気ニ入リダカラッテ調子ニ 乗ルナヨ
ソレニ オマエトノ 契約ハドウナッタ」

「別に調子に乗って居ませんよ。
ただ、必要無いだけです、針の手錠なんて。
異空間を渡る条件は満たして要るでしょう?」


針を握り締めた傷付いた手を、僕はレゲネへと示した。 


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【千星 那由多】


色々なことが起き、思考が追いついていかないままに、会長の携帯を手渡された。

「三木さん…に?」

なぜこれを?
これがないと会長武器がなくなるんじゃ…。
あのガスマスクの人物はどうやら会長の知り合いのようだったが、重苦しい空気がより一層不安にさせる。 

逃亡ヒューマノイドや、レゲネと言った俺の知らない単語が並び、
それに耳を傾けてはいたが全ての話が繋がらず意味がわからないまま会長のやり取りを息を止めるように見入る。 

すると、ガスマスクの人物の後ろにバカでかい真っ黒い穴が出現した。
それに吸い込まれるように巻き起こる風で瓦礫や塵が舞い、驚いた俺はそれを目を細めながら見ていると、
細長い針のようなものがブラックオウルの連中の両手を貫いていく。
悲痛な叫び声をあげるその中には、当然今まで戦った新井や薮塚、丸田もいて、痛みに歪んだ顔を見て俺は体が強張る。

その針は会長と巽にまでも飛んで行ったが、目の前でその二本の針を会長が受け止めた。
白い手からは赤い血がしたたり落ち、やけにその赤が映えて見える。

俺はその光景でパニックになり、思わず叫ぶように声をあげていた。

「…ッなんなんだよお前…!!そいつらに何してんだよ!!!
新井…ねーちゃんとこに行かなきゃなんねーんだよ…!
会長…!なんなんですか!!もう…終わったんじゃ…ないんですか…!!」

苦しむ新井達を、立ち上がって助けに行ける力なんてすでにない。
声は掠れていてうまく出なかったが、どうしても俺は今の理解不能な光景に少しでも抵抗したかった。 


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【神功 左千夫】


「後で分かります。」

僕が携帯を渡すと訝しそうにこちらを見る那由多くんに笑みを浮かべる。

風が巻き起こる中で那由多くんの声が響く。
針に貫かれたものは次々にブラックホールの中に吸い込まれていった。

「終わりましたよ。彼等に罪人を引き渡してそれで完了です。
彼等はレゲネラツィオン、能力者や重罪人を裁くことができる独自の施設です。
僕達、(裏)生徒会は政府直属の組織。
それに歯向かうこと大罪です。知らなかったでは済まされない。
特に幹部は特殊能力まで目覚めてしまってる、このまま見過ごす訳にはいきませんよ。」


それだけを告げると僕はブラックホールへと歩いていく。

「後は頼みましたよ。イデア。」 


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【千星 那由多】


レゲネラツィオン…ってなんなんだよ…?
(裏)生徒会が「政府直属の組織」…?

俺の知らないことが会長の口から発せられる。

能力者や重罪人を裁くことができる独自の施設、ということは新井達は捕らえられて裁かれてしまうということか?
俺なんかが歯向かったらただじゃ済まないってことはかわった、だけど新井達は…。


「会長……それって…!」

しかし会長は俺の声には気づいていないふりをしたのか、そのまま背中を向けて穴の方へと向かい、イデアに声をかけた。
イデアは三木さんを抱えたまま頷いた後、俺の方向をじっと見据えた。
多分、それ以上何も言うな、ということなのかもしれない。

新井達を拘束した針は、ブラックホールの中へと新井達を引きずり込み、俺はそれを唇を噛みしめて見ていることしかできなかった。 


(裏)生徒会が「政府直属の組織」だということにも驚いたが、そんな大きなことに俺は首を突っ込んでいるんだと、
自分の認識の甘さを噛みしめるように俯いた。
きっと、これが(裏)生徒会の仕事でもあるんだ。
俺は(裏)生徒会を辞めない決意をしたが、俺たちが誰かを正すということは、少なからず誰かを傷つけなければいけないことになるのだと痛感する。 


だけど俺はこの異様な展開に対して、何故だか絶望感と一緒に妙な胸の高鳴りを感じていた。 


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【天夜 巽】


只ならぬ人物の登場と会長の言葉に、やはり那由多はとんでもない組織に身を置いていることを再認識した。
そして、俺も(裏)生徒会に入らずともその世界に足を踏み入れてしまったのだと…。

会長から滴る血液。
自分はまだ守られる側なのだとわかってしまった、実力の差、こんなので那由多を守るなんて甘過ぎる。

異様な光景を見つめていると会長がブラックホールに入る直前にこちらを向いた。 

「では、少し行ってきます。」

綺麗な笑みと共に暗い空間に消えていく。
後はに続くようにガスマスクの薄気味悪い連中も入っていくと何事も無かったように消えてしまい、そこには元の空間が広がる。 
会長はレゲネとかいう組織となにか契約したような口ぶりだった。

なんにせよ、これで全部終わったと思うと肩の力が抜けた。
俺と同じように途方にくれて那由多を見つめ苦笑を浮かべた。

「何から謝っていいか分からないけど、本当にごめん。
これからは俺もお前の仲間になって、お前の手伝いを、させて?
……こんなことで償いになるかわからないけど」

そう告げると俺は那由多に手を差し出した。 


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【千星 那由多】


会長達が入っていった真っ黒い穴は小さくなって消え、何もなくなってしまった場所をただ見つめる。
辺りは雨の滴がしたたり落ちている音と、瓦礫の隙間を縫う風の音だけが響いていた。

すると、巽が座り込んでいる俺の元へとやってきて手を差し伸べる。
一瞬その手に触れるか戸惑ってしまった自分がいたが、今は自分の力で立ち上がれるほど体力の余裕はなかった。
その手を掴み、支えられるように立ち上がると、いつも通りのあっけらかんとした巽の表情を確認し、ため息をつく。 

「だから謝んなって…お互い様だろ。
手伝いだけじゃたりん!これから一生かけて償え!
マジで死ぬほど痛かったんだからな!」

口を尖らすように拗ねてみせると、巽がいつもの笑顔で笑ったので、俺もぼろぼろの笑顔を返した。

色々と納得できないことも起きたが、巽との盛大な喧嘩はこれで幕を閉じた。
これからは、ゆっくり巽と「新しい親友」としての時間を大事に作っていこう。
いつかこの日が、笑い話にできる日が来ればいいな。


俺と巽は重い身体をお互い引きずるようにして、仲間たちの元へと歩んで行った。 


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