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過去編(三角関係・攻めが片想いで鬼畜なので注意)
我慢絶頂パンツ②
しおりを挟む【千星那由多】
きちんと言葉にしたのに、それ以上の物を巽は求めて来た。
もうここまで来たら、こいつに遜ることなんか簡単に思えた。
けれど、快楽の端で晴生への罪悪感が顔を覗かせる。
巽の言った言葉を復唱できずに押し黙っていると、銅像君を弄り始めた。
そして、出て来たクリップで乳首の先を摘ままれ悲鳴があがる。
「あぁあッ――――!!!!やっ、め……!!い、たッ、痛いっ……!!」
口では痛いと言っているものの、本当は気持ちがよくてたまらない。
巽の腕を掴む手は、抵抗の色などまったく見せていなかった。
続けて巽は銅像君を蹴る。
また銅像君の目が光ると、無遠慮にアナルへと太く硬い手を突っ込んできた。
電動歯ブラシが更に奥に追いやられ、挿入の痛みと快感に喘ぎを抑えきれない。
冷たい感触に身体が打ち震え、機械的な犯され方に身の毛がよだつと、耐えきれずに本能のまま欲しい物を求めた。
「た、つみ……ッ巽さまっ……やだ…っ、ちん、…おちんぽ、おちんぽが、いいッ……!くだ、さい……ッ!!!!
は、……はる、……晴生の…………じゃ……ッ……あぁあ゛あッ!!」
満足できない、という言葉を紡ぐことができない。
銅像君の腕が動き始めると、快感に飲み込まれたように喉を詰まらせた。
【天夜巽】
「ん?もっと、乳首引っ張ってって?
ちゃんと言わなきゃなんて言ってるか分からないよ、那由多。」
僕はクリップに付いた糸をグッと引っ張ってやる。
それから、ペニスを扱いている方の銅像君の手に紐を結びつける。
上下に扱く一定のスピードと同時に紐を引っ張るのでかなりの刺激だろう。
そうすれば僕の両手はまた空くので、やわやわと那由多の引き攣る腹を撫でた。
「あ。
那由多、また嘘吐くかもしれないし、録音しとこうか。」
そう言って僕は携帯を取り出した。
那由多の口の前に携帯を置き、録音ボタンを押した。
「はい。もう一回、おねだり。」
クリップの根元を上から押す様にして更に乳首を押しつぶし、首筋へと噛みついた。
【千星那由多】
「ちがっ…!!違う……!!あぁああッッ!!!!」
クリップの糸が銅像君の手へと結び付けられると、扱くと同時に乳首も強く引っ張られる。
ペニス、胸、胎内の快感は気を失いそうなほどに気持ちがいいのに、まだ射精することはできない。
口端から唾液を垂れ流し、涙でぐちゃぐちゃになった頭を振り乱した。
…気が狂いそうだ。いや、もう狂っている。
携帯が目の前へと出されると、先ほどの言葉を繰り返さなければならなくなった。
もう早くこの歯がゆさから解放されたい。
早くペニスが欲しい、欲しい、欲しい…………!!!!
乳首と首筋への刺激に喉を引き攣らせながら、俺は乾いた唇を開いた。
「ひ、ぐッ、……はっ、巽様っ、おちんぽっ……ッおちんぽくださいッ……!
あっぐ、…だづ、巽様のッ……おちんぽが、いいっれすッ!…はる、きのじゃ……満足、でき、ないれ…すっ……ッんんん……!」
背後にいる巽の身体にすり寄る様にして、喘ぎ強請った。
【天夜巽】
「うーん、まぁ、合格にしとこうかな。」
僕はそのまま那由多を四つん這いの体勢へと寝転ばせた。
アナルから銅像君の手が抜けたが銅像君自体は那由多の下に入り込みペニスを扱き続ける形となった。
「じゃあ、挿れるね。」
呑気な声でそれだけ告げると、ズボンから引き摺りだしペニスを数度扱き、それから解れたアナルへと押しあてた。
グっと奥まで徐に挿入する。
「うん、凄い締め付けだね。……ッ、突かれながら、扱かれるのっていい?」
銅像君は持ち手を変え、片手でペニスを扱き、もう片手で乳首の紐を引っ張っている。
中々いい働きをしてくれるなと思いながら、僕は那由多の中を突き上げていった。
尻の肉を割る様に尻臀を開く。
自分のペニスが出たり入ったりする様は異様な興奮を僕に齎せた。
「巽様のおちんぽ…の、素晴らしさ、…もっと、言って?」
【千星那由多】
やっと、巽が挿入してくれる。
胎内を責めていた銅像君の手が抜けると、体勢を変えられ、暫くして巽のペニスが侵入してくる。
「はっ、ひあぁあああ゛……入って……く…ッ!!は、…中、歯ブラシ……ッ!!んぅうううッ!!!」
ズブズブと熱を持った硬いペニスが挿入されると、歯ブラシが更に奥へと入って行く。
腸壁を抉る快感に身体が震え、シーツを握りしめながら素直に喘ぎ続けた。
銅像君のペニスと乳首を弄る刺激と、巽の突き上げがたまらなく気持ちよく、視界が乱れだらだらと涎が垂れ落ちる。
もうこの時点で俺は身体の感覚も、意識もトんでいた。
「はっ、んッ、巽ッ、様の、…おちんぽっ、硬くてっ…おっきくてッ…!しゅごっ、きもちいいっ!!
俺の、いいとこ…ろっ、んッ突いてっ、くる、……!!
あ、っく、あッ、もっといっぱいっ、もっといっぱい、ちょうらい…!!巽、様のっおちんぽで、俺、おかしく、なッ……る…!!」
それでもまだイけないんだ。
絶え間なく快感が続くばかりで、破裂してしまいそうなペニスがビクビクと銅像君の手の中で震えた。
【天夜巽】
どうやら那由多は本当にイけないようだ。
これだけ突いても絶頂する気配が無い。
それにしても、どうしてか僕はこれだけ那由多が乱れると冷めた気持ちなる。
所詮、那由多は快楽の虜になっているだけで僕が相手だからではないと言われてるようだった。
ある程度那由多の中を突き上げるとペニスを引き抜き、背中に精液を掛ける。
「……ッ、は……僕、すっきりしちゃった。那由多はどお?」
勿論銅像君は動き続けたまま那由多はイけていない。
快楽でしか那由多を操れないならもっと染めるしかない。
僕の頭はそれでいっぱいだった。
【千星那由多】
暫く突かれる快感を味わっていたが、ペニスを引き抜かれると、いつものように巽は背中へと射精した。
胎内の歯ブラシがゆっくりと腸壁を抉って外へ出ようとしているのがわかる。
巽のペニスが無くなり寂しくなった胎内を感じ、アナルが何度も収縮した。
巽はイったが、俺はイってない……。
すっきりしたと言われると、自然と自分のまだ解放されない欲に唇を噛みしめた。
「あっ、う、……まだ、…すっきり、して、ないぃ……ッ」
ぐちゃぐちゃな自分の顔を隠すように腕で覆った。
こうしている間にも銅像君の刺激で欲は増して行き、更に快感……いや、巽のペニスを求めてしまう。
でもだめだ。
もう行為は終わった、後は治してもらうだけなんだ。
ほんの少し残っている理性で、望む物をきちんと巽に伝えなくてはと、引き攣る息を飲み込んだ。
「頼む、から……治して…っ、もう、辛い……っも、こんな、のッ、ぃ、やだ……ッ……」
【天夜巽】
「那由多は…さ、恥ずかしいとか思わないの?自分だけ俺に治して貰って…?
解決策、分からなかったら、会長、あのままだよ?」
グッと肩を持つようにして那由多を仰向けにひっくり返す。
銅像君がもれなくついてくるのは滑稽だった。
僕は銅像君から乳首の紐を解き、引っ張った。
「それでも、治して貰いたい?」
僕は那由多に覆い被さり、ぐちゃぐちゃの顔をこちらに向け額を付き合わせた。
「治してもらいたいなら、ほら、俺はクズですって言って?
会長を裏切ってでも先にイきたいです、って。」
クンっと紐を引っ張ると更に乳首が充血する。
【千星那由多】
巽からの冷たい言葉に返答ができない。
確かに俺だけ治してもらって、会長がずっとこんな歯がゆい状態だと言うのはありえる話だ。
「…………ッ……ひッ、んッ!!!!」
無理矢理仰向けにされると、乳首の紐を引っ張られ身体が大きく跳ねあがった。
巽の身体が密着し、すぐそこにある顔から視線を逸らす。
それでも治してもらいたいか、と言われるとやはり嫌だった。
自分だけ楽になる方向に、また俺は逃げていたんだ。
それが目の前の巽に言われて気づかされるなんて、情けなくて仕方がなかった。
「っ……俺は、クズ…………だよっ……ッく、……会長、を……ッ」
……裏切りたくない。そう告げればいいんだ。簡単な言葉だ。
けれど、銅像君のペニスを扱く刺激のリズムと、巽が不定期に紐を引っ張る快感に頭の中が追いつかない。
ペニスの脈打つ速さがどんどん増して行っている。
だめだ、もう、嫌だ。
早く逃げたい。ここから、巽の手から。
「かい、ちょうを…………う、裏切っ………てでも……先に、イきたいですっ………ッ」
自分の思考と出た言葉の違いに、ぼろぼろと涙を流しながら唇を震わせた。
【天夜巽】
那由多は綺麗だった。
可愛いとも思った。
涙を零しながらも快楽に逆らえない状態に笑みしか浮かばない。
そして、興奮する。
完全に那由多を支配できたと思える瞬間だからだ。
「那由多は悪い子だね。
でも、黙っててあげるから。
僕が勝手に治したことにしてあげるから…」
ゆっくりと那由多の髪を撫で、頬にキスを落とす。
那由多はあられもない声でずっと嘆いている。
「ねぇ、那由多。
こんな僕のこと、好き?」
自分で何を聞いているのだろうかと思ったが僕はそのままいきり立つペニスをゆっくりと那由多に挿入していった。
そして、乾いた唇を舐め上げる。
【千星那由多】
黙っててくれる、と言ってくれた事に安心感が広がる。
いや、おかしい。
こいつに言わされた言葉で罪悪感を覚え、そしてこいつの言葉で安心するなんて、おかしいんだ。
でも何故か、この温度差がとても心地よかった。
「うっぐ、ふ………く、……」
込み上げてくる嗚咽を抑えきれずにいると、巽の手が髪を撫でてきた。
頬にキスを落とされると、また胸いっぱいに暖かいものが広がった。
なんだろう、これは。
霞む視界の先にいる巽を見つめる。
再びペニスが胎内に挿入されてくると、思わず笑みが零れそうになる。
唇を舐めるようなキスに、はぁっと熱の籠った息を吐いた。
巽に好きかと聞かれたことは、今まであっただろうか。
行為ばかりが先行して、あまりこいつは精神的な話をしてこない。
そして、好きかと問われると、何故かすぐに返答できない自分がいた。
俺が好きなのは晴生なはずなんだ。
でも、何故かここで巽を「嫌い」だと言ってしまうと、また行為が酷くなるという意味合いと共に、こいつが一人ぼっちになってしまいそうな気がした。
頭の中で言葉がぐるぐると回ったが、今はもう、深く考えるのも辛い。
「は、………ん、……好き………ッ――――――!!!!!!?????」
その瞬間だった。
銅像君に扱かれていたペニスがどくんと脈打ち、溢れ出るように勢いよく精液が飛び出る。
「っ、あぁああ゛あ゛あ゛ッッッ!!!!!イ゛ッ、イっ……!!!!んん゛ん゛んんッッ!!!!!!」
酷い快感に視界がチカチカと光る。
ペニスは脈打つと同時に、俺の胸元から顔へ何度も精液を放っている。
何が起きたのかわからない。
痙攣し、目を向きながら胎内の巽のペニスを何度も締め上げた。
【天夜巽】
「―――――ッ!!!!!な……に…?」
那由多の調子が急に変わった。
その瞬間にペニスを食う様に締め付けられた。
直ぐに絶頂しそうだったので僕は那由多の胎内からペニスを引き抜く。
「は……すご…い、もしかして、那由多…イってる?」
と、言ったものの那由多は答えられそうにない。
どうやら、この能力の解除は「好き」と言う言葉だったようだ。
しかし、次は絶頂のまま止まっていると言った感じだろう。
喘ぎ狂ってる那由多を見るとどうしようかと考えるが暫くこの気持ち良さのままで置いておいてあげると言う結論に至った。
「良かったね、那由多。
これで、解除方法分かったね。
僕、先にくっきーさんに知らせてくるね。
那由多が五月蠅過ぎるから席を外すけど、銅像君がいるから大丈夫だよね。」
銅像君は機械なのでなんの変化も無くペニスを扱いたままだった。
その腕に乳首の紐を結ぶと銅像君に任せて僕はその場から離れる。
そして、隣の部屋に行くとクッキーさんに電話をした。
「もしもし、あ。クッキーさん。
治療法わかりましたよ、どうやら言葉で解除されるみたいです。
はい、“好き”って言葉なんですけど、それを言ってしまうと次はイきっぱなしになるみたいです。
そうですね、僕もそう思います。
また何か分かったら伝えますね。」
それだけ告げると電話を切った。
僕達の結論から言うと、このイきっぱなし状態にも解除する言葉があると言うことだ。
さて、もう少し楽しめそうだ。
そう思いながら僕は携帯を直した。
【千星那由多】
巽が何を喋っても、返答することができない程に喘ぎ続けた。
頭の中が真っ白で、今まで我慢していた精液が爆発したように定期的なリズムで飛び出して行く。
巽がどこかへ行ってしまうと、一人残されたままベッドの上で狂う様に乱れ、銅像君の扱いている手を離そうと必死になった。
「う、ぐッ、あ゛っもっ、い、イ゛やッ、離っ……!!イ゛ッぐぅぅうう……!!!」
抑えることができない声を部屋に響かせながら、銅像君の頭を力の入らない拳で叩く。
すると銅像君は急にペニスを扱いていた手を離し、胎内からはみ出ていた電動歯ブラシを掴んだ。
「あ゛ッやめ………あ゛ぅううううう゛うう!!!!」
それが前立腺に抑えつけられると的確に刺激を繰り返してくる。
ペニスはじんじんと熱くなりビクビクと脈打っていた。
何度精液を放っても、射精の快感は止まることはない。
意識を失いそうになる度に乳首をひっぱられ、快感で目を覚まさせられる。
このイき地獄に身体も脳も支配され、ベッドの上で身体を反らせながら何度も射精した。
だめだ、このままじゃイかされ続けて死ぬ。
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