イケメン幼馴染の執着愛が重すぎる

さくらんこ

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過去編(三角関係・攻めが片想いで鬼畜なので注意)

我慢絶頂パンツ①

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ピストンバイブ 乳首責め 父乳
連続絶頂 我慢 精神的苦痛 

【天夜巽】

それにしても…。
見せつけられたな。

僕にとってはそんな気分だった。
二人の関係は薄々気づいてはいた。
王様ゲームの時も明らかにおかしかったし。
納得したと言う感じだった。

僕はくっきー先輩に言われた通りに那由多を抱き上げて廊下に出た。
那由多は意識が混乱してるのか現状を把握してないようだ。

「那由多……どこでしたい?」

僕は那由多の瞳を覗きこんで冷えた声で囁いてやった。


【千星那由多】

身体が放出されない快感のせいで重く、意識も遠い。
副会長が入ってきたのは声でわかったが、抱き上げられている人物が誰なのかを認識できなかった。
廊下へと出ると、生暖かい空気が汗ばむ身体に触れ、熱の籠った息が漏れる。
そして、視界に入った顔が巽だと気づいたのは、こいつの冷めた声のトーンに身体が震えた瞬間だった。

「……っ、あ……たつ、み……!」

抱かれた腕の中で暴れようとしたが、肌がこいつに触れているだけでも気持ち良くてたまらなかった。
そしてなによりも、今すぐ抱いて欲しくて仕方ない。
でもだめだ……流されるな。
こいつには抱かれたくないんだ、しっかり気を持て。

「……っ、人、いない……とこっ……行って……回復、回復……だけ、して」

そうだ、こいつに回復してもらえばいい。
そしたらすぐにこの異様な欲情は治るかもしれない。

この時俺は巽に回復を拒まれる事など考えなかった。
それほどに、思考が回らなくなっているのは確かだった。


【天夜巽】

人のいないところで回復だけして…?
いつから僕はそんなに彼の中でいい人になったのだろうか。

適当に空いてる部屋を見つけて那由多をベッドへと放り投げる。
まだ、入っていた電動歯ブラシの柄が出てきた。

「それじゃあ、那由多。
俺と遊んで?……そうだなぁ、昨日、日当瀬となにしてたか。
それと、おねだり。

それだけしてくれたら、回復してあげなくもないよ。」

僕は那由多を見下ろす様ににこにこと微笑んだ。


【千星那由多】

空いている部屋へとたどり着くと、ベッドへ放り投げられた。
身体が跳ね、シーツが肌に触れるだけで心地が良い。
電動歯ブラシが出て来た感覚に甘い声が漏れると、熱の籠った視線を巽に向ける。

早く回復してくれ。そう告げるより先に、巽の言葉が落ちてきた。
回らない思考で一句一句意味を考えていると、こいつが今からしようとしている事にゆっくりとたどり着く。
ああ、やっぱりそうなるんだ。
簡単に回復してはい終わり、なんて、そんな事ありえないよな。
けれど、回復してもらわない以上、このイけない苦痛が延々と続くのは確かだ。

「……わ、かった……」

別に巽としたいわけじゃない。これは仕方ない。そう言い聞かせながら俺は乾いた喉を鳴らす。
重だるい身体を起こすとベッドの端まで寄って行き、巽の股間へと手を伸ばしズボンの上からゆっくりと撫でる。
ああ、だめだ、ペニスが欲しい。したい、これで俺を思い切り突いてほしい。むちゃくちゃにしてほしい。

「は、……た、つみ、……セックス、しよ……巽の…………巽のおちんちん、ほしい……」

小刻みに息を吐きながら、見下ろしてくる巽を欲に満ちた目で見上げた。


【天夜巽】

「……そんなので、回復して貰えると思ってるの?
ほら、まずは、日当瀬とのデートのこと話してよ。」

股間を撫でられても特に反応を返さないようにした。
そして、那由多の横に腰かける。

足を組み、頬杖を付くと普通に話を聞く体勢へとなる。

「あ、そうだ。これ、返しておくね。
那由多、探すのに力、貸して貰ったんだ。」

僕は懐に入れて居た銅像君を那由多の横へと置いた。
それにしても、喘いでいる那由多を見るのはかなり興奮する。

さっさと俺に遜らないかな。

そればかりが頭を回った。


【千星那由多】

息が上がり、巽の顔では無く下半身を見つめる。
考えたくないのに、もうヤることしか頭に無い。

欲に満ちた視線をずっとそこへ送っていると、巽から優しい声で質問が連続で落ちてくる。
下を向いていた顔を上げられ、ペニスに触れるように伸びた手に身体がびくりと反応した。
前髪を掻きあげられると、すぐそこに微笑んではいない巽の顔があり、表情が引き攣る。

晴生とのセックスは気持ちがいい。
それは確かだ。
けれど、晴生と巽、どちらが気持ちいいかと言われると、返答に時間がかかってしまう自分がいた。

今の状況であれば、巽だと言う方が機嫌を取れていいのかもしれない。
けれど、安易に答えれば嘘だとバレる。それもわかってる。

「は……っ、晴生との、えっちは……きもちい……よ。嬉しいし……っは……。
…………でも、お前とのも……気分は最悪、だけど……正直……き、気持ちいい……」

これはバカな自分の本心だ。
もうすでにこいつに身体は支配されている。それでも、晴生が好きだ。
ちらりと巽の目を見つめた後、視線を横へと逸らすと、震える息を吐いた。

「……だから、……どっちとか、選べない……」


【天夜巽】

「じゃ、那由多は気持ち良かったらいいんだね…。
それじゃあ、僕である、必要ないでしょ?
ほら、そこに居る、イデアちゃんからのプレゼント、色々使い道あるみたいだよ?」

そんな答えで僕が動くと思っているのだろうか。
結局は日当瀬が良いと言われている気さえした。

それに、そんなに簡単に治してやるつもりなどないんだ。

「ほら。これ、とか、どうなるのかな?」

実は那由多を探すときに色々ボタンを押してみた。
そしたら、凄い機能があることを知ったんだ。

「もしかしたら、俺が壊しちゃったのかもしれないけど。」

そう言うなり、銅像君の背中のボタンを押してみた。

“totally automatic”

銅像君から機械音が流れた後、それは那由多へ向かって走って行き、無遠慮に小さな両手でペニスを掴みあげた。


【千星那由多】

気持ち良ければいい、と言われると違うと言い返したかった。
けれど言い返せないのは、どこかで肯定している自分がいるからだ。

イデアがくれたスパルタ用の銅像君へと視線を落とす。
これはただ俺を鍛えるために作られた物だ。
まだ一度も使用はしていないが、イデアの作った物だから恐ろしい機械だという事はわかっている。

しかし、巽がボタンを押した瞬間、銅像君が機械の手で俺のペニスを掴みあげた事に驚愕した。

「え、え?な、に?」

ひんやりとした硬い感触に逃げるように後ろへと引いたが、赤い目が光ると銅像君の手は俺のガチガチのペニスを痛いほどに掴み、上下に規則正しく扱き始めた。

「んあぁあああッッ!!!???や、なっ、なにッこれっ!!い、や、やめろッ!……く、んぅうう!!巽……ッ!や、だぁああ!!」

必死に両手で銅像君をペニスから離そうとしたが、びくともしない。
それよりも扱かれる気持ちよさが優先し、ガクガクと身体が震え、アナルに挿入された電気歯ブラシがぬるりと胎内からはみ出たのがわかった。


【天夜巽】

銅像君が動いたのを見ると俺は那由多の横に腰かける。
本当は那由多を鍛える筈の機械だった筈なんだけど、俺が色々ボタンを押したらこんな機能が出来た。

俺は急いでスイッチを切ったので何ともなかったけど。

「そう言えば、那由多、どんな症状なの?会長も同じ?」

くっきーさんが治療すると言っていたけど、治療できるものなのかな。

銅像君は手を休めることなく那由多のペニスを上下に扱いている。
僕は那由多の股間に手を忍ばせると出てきた電動歯ブラシを奥へと押し込んだ。

「そろそろ、イきそうなんでしょ?」

僕の横で叫び狂う那由多を見下ろした。


【千星那由多】

「あぁああッ!!い、や……だ!!あっ、あ…んくっ…!!とめ、て!止めて!!」

銅像君の扱きに身体が気持ちよさで痙攣する。
ペニスは射精の感覚が込み上げているのに、出る気配は全くない。
銅像君の頭を拳で叩いたが、それに反応した銅像君の扱きが速くなって行く。
どうしたらいいんだ。
こんな事したってイけないんだよ。

喘ぎ苦しんでいると、巽から言葉が落ちてくる。
それに返答することもできずに快感に身を捩らせていると、電動歯ブラシが奥へと入った感覚に更に声があがった。

「あ゛あぁあッ!!だめ、なッ……あぐっ!!イけ、イけない…んだ、よ!!イ、きそ……なのにぃ!!!!
あ、は、……早くッ、早く治して……ッ!!!!」

荒い息を吐きながら巽のシャツの袖へと手を伸ばし、腕へと額をくっつける。
こんな機械で扱かれ感じている自分が腹立たしく、情けなかった。


【天夜巽】

イきたいのにイけない…?
なるほど、それはかなりの苦痛だろう。

内心、少しだけ那由多を憐れんだが、それを表情に出さないまま言葉をつづけた。

「それは、よかったね。
イきたいのに、イけないって事はずっと気持ちいいってことでしょ?
那由多、気持ちいいの大好きでしょ?

なら、治さない方がいいよね?俺も、手伝ってあげようか?」

ペニスは銅像君に任せるとして、俺は那由多の手を振り切るようにして背後に回った。
那由多を自分に凭れ掛ける様にして座らせ、既に母乳が滴っている胸をまずは優しく揉んで遣る。

「日当瀬になんて、嘘吐いたの?」

きっと那由多は母乳が出る事実を隠しきれなかった筈だ、そうなると嘘、を吐いたことになる。
そこを強調させながら更に那由多の痴態を楽しんだ。


【千星那由多】

ずっと気持ちいい、というのはその通りなんだ。
だけど歯がゆい、今にも射精したくてたまらないのに、それができないのは苦痛で仕方がない。

「うっ、ふ……あぅうう……治し……てぇっ…!!」

悲願するような声と表情で巽に寄りかかっていると、手を振り払われた。
背後に回られると巽の身体が密着する。
露出している部分の肌が触れるだけでも心地よくて仕方がない。
そして、胸を揉まれると身体が大きく跳ねあがった。

「――――あぁああッ!!!!」

流れ出る母乳が気持ちよく、いつにもまして量が多い。
銅像君の扱きにも抵抗ができないまま、巽に身を任せるように腕へと軽く爪を立てた。

晴生にどう嘘を吐いたのか、と聞かれたが、多分母乳が出る事だろう。
嘘を吐いた、とハッキリと言われるとあの時自分が言った事に、罪悪感が沸いてくる。
でも、自分が晴生に言った事を、嘘だと思いたくなかった。

「……う、あっ、あッ……嘘、じゃ、ないぃ……ッ!……ホルモンの、バランス…がっ……って、言っ……んんんっ!!」

開発されたのが誰であれ、身体の異常なのは確かだ。
……嘘、ではない。


【天夜巽】

「ホルモンのバランス?巽にホルモンのバランスを変えられて、調教されましたって言ったの?
言える訳無いよね?

一番大事なことを伏せて居るのは嘘と変わり無いんだよ、那由多。」

辛辣にそう告げながら那由多の乳首を痛い位に抓る。
そして爪を立てる様にしてグリグリと指を押しつけながら耳に舌を這わせる。

両足を那由多の足に絡めて足を広げる様に固定してやってから那由多の耳に息を注いだ。

「日当瀬とのセックスなんて気持ち良くない。
俺の方が気持ちいい、って、言ってよ、那由多。

そうしたら、治してあげないことも無いよ?」

低音が零れる。
僕が僕じゃないみたいだ。
それほど僕は那由多からの気持ちを渇望しているのかと思うと少し笑えてしまった。
抓った乳首をそのまま痛いくらい引っ張ってやった。


【千星那由多】

「あ、ぁ……っく………!!」

俺の言葉に続けるように巽は冷たく言い放った。
そうだ、俺は巽にこんな身体にされた。それは紛れもない事実。
だけど、そんな事、晴生に言えるわけないんだ。
心を素手で抉られた気がした。
結局、俺は自分を正当化したいだけのクズだ。

乳首を抓られ刺激されると、頭を横へ大きく振る。
耳に這ってきた舌は生ぬるく、首筋にぞくりと鳥肌が立った。
身動きが取れないように足を広げられると、自分のいきり立ったペニスを単調なリズムで銅像君が扱いているのが視界に入る。

もう、嫌だ。

涙が零れ息を引き攣らせるように声を上げる。
巽が続けて落としてきた言葉に、俺は小さく項垂れた。
早く、早くこのもどかしい快感をどうにかしてほしい。
乳首を痛いぐらいに引っ張られても、それさえ快感にすり替えられていった。

「あぁああ、ッぅ……っひ、ぐっ、乳首、ひっぱるな……ぁ、言う……言う、からっ、治して……」

大粒の涙が自分の腹へと落ちる。
言ったって、巽は治してくれるわけない。
そんなことわかりきっているのに、今は小さな可能性にしか賭ける事ができない。

「……はる、はるきとの、セックス……気持ち良く、無い……っ……。
たつ、巽との…セックス…………ひっく…………のが、気持ちい、い……っ」


【天夜巽】

「様…は?
ほら、後、巽様のおちんぽ下さいって言ってみようか?
日当瀬のじゃ、満足できません…って。」

那由多は完全に快楽に負けているようだった。
今だったら僕の言いなりだ。

早く那由多を俺で染められないかな。
そんなことで頭がいっぱいだった。

「あ、そうだ、銅像君って色々持ってるんだよ、ほら。」

そう言って銅像のボタンを押す。
すると色々な道具が背中から零れ落ちてきた。
その中のクリップを手に取ると容赦なく乳首の先っぽを摘んだ。
両方の乳首に付けると、その先についている紐を引っ張る。

「それからね、こうやって攻撃すると……」

俺は銅像君を足蹴りした。
そうすると、ピーっと嫌な音を立て、目を真っ赤にするとペニスを掴んでいた片手をアナルへと突っ込み始めた。

「なんか、激しくなっちゃったね。
那由多、壊れたちゃうかも…」
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