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過去編(三角関係・攻めが片想いで鬼畜なので注意)

悲しいキス②

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【天夜 巽】


那由多なら、絶対に断ると思った。
こんな状況でキスする筈は無いと。
それなのに那由多は日当瀬とキスした。
俺の前で、俺に見せつける様に…。

久しぶりに感じる絶望感。
満たされない庇護欲。

那由多はまだ分かっていないようだ、俺から離れようとすればする程俺がかけた鎖は締まるのだと。
そして、身に食い込み、雁字搦めになる。

那由多に突き飛ばされた俺はきっと凄い表情で笑っていただろう。

「そろそろ、溜まってるんじゃないかと思って。
ああ、日当瀬としてるから溜まって無い?
彼はちゃんと、お前を満たしてくれる?」

言葉にするだけで急速に冷える。
全てが。

アナルに入ってるものを自分で抜こうとする那由多。
そんなことゆるされると思ってるのかな。

俺は早急に那由多の膝に掛っているパンツとズボンを引っ張る様に脱がして那由多を転がす。
そして、髪を掴んで無理矢理顔を先程の風通し用の窓から出させる。

「精々。楽しんで…。きっと、日当瀬よりはイイ筈だから。」

ズボンから会長のボクサーパンツを取り外すとそれを那由多の口に突っ込んだ。
そして、窓のチャックを首ギリギリまで閉めて動き辛くする。
毛布の上で震えていた電動歯ブラシを手に取るとアナルに突っ込み、前立腺に押し当てMAXまで電源を上げてやる。

どうしようか、これぐらいじゃ、俺の気分は全然収まらない。 


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【千星 那由多】


胎内に入っているものを引き抜こうとした時、巽に引っかかっていたズボンと下着を引っ張られた勢いで狭いテント内で転ぶ。
髪を掴まれると悲痛な叫びがあがった。

「ぃぐッ…やっやめ…ッ!!」

無理矢理顔を窓から突き出されると、履いていた下着を口の中へと突っ込まれた。
これは俺の下着ではない、会長のものだ。
俺以外の私物をこんな風に使うのは本当に許せない。
頭が怒りや悲しみ、そして自分の不甲斐なさで混乱していく。
必死で抵抗を続けたが、その度に髪が引き抜かれるほどに強く頭を引っ張られた。

「―――ふッ――ぅぐッ…」 

身動きが取れない状態になると、身を縮めるように抵抗したが、容赦なく巽はアナルの中へと先ほどの電動歯ブラシを突っ込んできた。
その振動が前立腺を刺激すると、電気が走ったように快感で大きく身体が波打つ。

ペニスも腸内も酷く痛むが、それと同時に快感を起こされてしまうと、
何が痛くて気持ちいのかさえもわからなくなり、咥えていた下着に唾液がしみ込んでいくのがわかった。
手を伸ばし巽の腕を掴んで電動歯ブラシを引き抜こうとしたが、そう簡単にはいかない。

あまり暴れると隣の新井達にも気づかれてしまう。
俺はなんとも滑稽な姿でただ嗚咽を堪えるしかなかった。

死ぬほど嫌だし痛いはずなのに、ペニスはガチガチに硬くなっていた。
どうして俺の身体はこんな行為をされて快感を感じているんだろうか。
自分が情けない。
けれど、意思とは関係なく湧き上がってくる快楽は、酷いことをされる度に俺の身体を蝕んでいく。


晴生、晴生、晴生―――――。


頭の中でずっとあいつの名前を呼んでいた。 


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【天夜 巽】


「よし、散歩いこっか那由多。水、僕が飲ませてあげるよ。」

テントを建てた際に余ったロープを手に持つと、二つに折り、その輪の方に通す様にして那由多の首に縄を掛ける。
勿論引っ張ると首が締まる仕組みだ。
窓のチャックを開けると、ひとまずテントに戻す様に引っ張る。
暴れる那由多を押さえ付けながら上の服も脱がしてしまうと、テントの入口のチャックを静かに開いた。
誰も、居ないか確認してから、顔だけテントに入れ、未だ渋っている那由多に微笑みかける。


「言うこと聞かないなら大声出すけど、どうする?」


にっこりとほほ笑んだ俺に那由多は諦めたようで、渋々とテントから出てきた。
二本足で歩こうとした那由多を押さえつける様にして四つん這いにさせる。
少し抜けかけていた、アナルの中にある、歯磨き粉と歯ブラシ、そして電動歯ブラシを更に押し込んだ。

それから俺は縄を片手に上機嫌に歩いていく。
真っ暗の中なるべくテントより離れる様に茂みへと近づいて行った。
勿論給水所へ向かうにはかなり大周りをしている。

那由多は中々歩こうとしなかったので溜息をついて彼の後ろに回った。
そして、白く妖しく光る尻を靴で踏みつける。

「ほら、さっさと歩かないともっと凄いことするよ?
綺麗なお尻のまま帰りたいでしょ?」 

ぐっと、踏みつける様にして出てきた歯ブラシ達を押し戻してやる。
落ちないようにしてやる俺は結構優しいと思う。
那由多の固く勃起したペニスを見て本当に、変態だと自然に笑みを浮かべてしまった。 


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【千星 那由多】


このまま行為を続けてくれればすぐに解放されたかもしれない。
けれど、巽は想像もしていなかったことをやり始める。
俺の首にロープをかけると、苦しくならない程度に括り付けだした。

「ふ…っ…!?」

一瞬首を絞められるのかと思ったが、どうやら趣旨が違ったらしい。
そのまま服を全て脱がされると、テントから出るように促される。
この行為でわかってしまった。
俺を犬のように縄で繋ぎ、散歩をさせようとしているのだ。

「うーッう、ぅ――ッ!!」

口の中には相変わらず下着を詰め込まれていたので、両手で縄を引っ張り抵抗した。
しかし、それをグッと引っ張られると喉元がキュッと縛り上げられ息が詰まる。

巽の冷めた言葉に、脳内がぐるぐると回る。
恐怖、嫌悪感、怒り、悲しみ、羞恥……全てか混ざり合ってここで気絶してしまいそうになる。
寧ろここで気を失ってしまった方がよかったのかもしれない。
抵抗を続けても、きっと巽は無理にでも外へと出すだろう。
言うことを聞かなければ、こんな醜態が誰かにバレてしまうかもしれない。
俺は眉をしかめながら無駄な抵抗をやめた。

足で歩くことはダメだと言われ、四つん這いで歩かされる。
本当に犬の様だった。
自分が惨めすぎて抵抗する気力もどんどんなくなってきている。
もうなにも考えたくない。
考えてしまったら発狂しそうになるからだ。

そのまま茂みの中へと連れていかれると、手や膝に枯葉や泥が纏わりついた。
全裸だったのでもちろん寒く、全身がガタガタと震える。
歯磨き粉を付けられたペニスとアナルは外気に触れ痛く冷たくなるはずなのに、かなり熱を持って硬くなっていたのがわかった。
痛みなのか、興奮なのかはわからない。


…きっと、どっちもだ…。


立ち止まると巽に尻を蹴られ、靴底が冷えた尻に痛く突き刺さるようだった。
何度も抜けそうなアナルの中身を押し込められると、身体が震えとともに跳ねた。
涙と寒さで鼻水をすすり、しゃくり上げながら給水所へと連れていかれる。

しかし、そこに行くまでに大きな木の前で巽は止まった。
もしかしてここでおしまいにしてくれるのかと思ったが、巽がこんなことで俺を解放するはずがなかった。 


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【天夜 巽】


このまま給水所に行くのも芸が無いと思い俺は途中の大きな木で立ち止まる。
矢張りこの時期でもまだ深夜の山は冷える。
前に居る那由多の顔を覗き込むと散々な顔していた。
涙と鼻水でぐちゃぐちゃだ。
俺とセックスをすると大体はこうなるが、これはこれで堪らない。

「那由多。犬の散歩って何するか知ってる?」

にっこりと笑い、ポンポンと大きな木の幹を数度叩いた。
流石の那由多でも、これだけ言えば伝わるだろう。
俺は那由多の横に立ち、足を伸ばすと、靴の爪先でペニスの裏筋をスッとなぞった。

「おしっこして、その後、ワンワンって鳴いて?
そうしたら、お水飲ませたげる。」

グッと、ギリギリまで縄を引っ張って、顔を上げさせる。
その悲壮な表情に股間が熱くなるのを抑えられなかった。
風に煽られてから上からヒラヒラと葉が落ちてきたので、俺は一瞬だけ上を見上げた。
月がほとんど出てない夜で本当に良かったと思う。
色々那由多をいじめられる。 


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【千星 那由多】


「那由多。犬の散歩って何するか知ってる?」

そう言われて巽が木の幹を叩くと、身体が硬直した。
言っている意味はわかる。
犬の散歩ですることと言えば……トイレしかない。
涙で赤くなった瞳で巽を見ると、相変わらず冷ややかな笑顔を俺に向けていた。

ペニスの裏筋をなぞられると身体がゾクリと反応を示す。

「ふーっ…ぅ、ぐ…っ…」

声の出せない俺は本当に犬にでもなったかのようだった。

巽は言っていることもやっていることもおかしい。
頭が狂っている。
こいつは一体俺をどうしたいんだ?傷つけたいのか?
こんなことして、一体なにが楽しいんだよ?

縄を引っ張られると首が締まった。
更に眉を顰め首を横に振ったが、巽は許してくれそうにない。

さっさと終わらせてしまった方が、自分のためにもなる。
こんな暗闇でこんな時間に歩いている生徒や教師などいないだろう。
醜態を見せることになるのは巽だけだ。
俺は決心して木の根元へと四つん這いになったまま片足をあげる。
尿意があったのがせめてもの救いだ。

泣きながら勃起したペニスに集中すると、先から尿が出始めた。
しかし、放尿したのは失敗だった。

「――――――んぐゥッ!!!!」

物凄い痛みが先端に走る。
歯磨き粉のせいだろう、ペニスがビクつき、ヒリヒリと熱い。
尿は出そうとしてもすぐに痛みで止まってしまう。というか、出せない。
その場に崩れるような体勢になるとペニスを手で抑えるように蹲った。


無理だ、もうやめてくれ。
寒い、痛い、怖い、辛い……。


再び涙を流しながら、その体勢のまま巽を見上げ、横に大きく首を振り「無理だ」という意思を告げる。 


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【天夜 巽】


那由多が俺に服従する。
この時初めて俺の支配欲が満たされ、那由多の傍に居ることを実感する。
何度犯ってもこの瞬間が溜まらず、思わず舌舐めずりをした。
段々夜目も慣れてきたので、那由多の姿も見える。
調度片足を上げたところで月明かりも照らし初めた。

「はは、誰も足上げてまで指示してないよ?
那由多はオスの犬なんだね、そんなに僕の犬になりたかったんなら、早くしてあげればよかったな。」 

しかし、俺の機嫌は長くは続かなかった。
那由多のペニスからはチョロっとしか、尿が出ない。

どういうことだ、ご主人様の命令は絶対な筈。
こんだけ、追い詰めているのに那由多が俺の言うことを聞かないなんて…。

俺の頭は負の感情で埋め尽くされる。
その後もチョロ、チョロとしか那由多の尿が出なかった。
そのたびに上がるうめき声に、ああ、と、現状が分かってしまった。

「本当に那由多は手が掛るね。駄目でしょ?ご主人様の言うことは絶対だよ。」

きっと、歯磨き粉が沁みて出来ないんだろう。
いつも、あんな酷いことをしてあげてるのにまだ、これくらいの痛みが我慢できないなんて僕もまだまだ躾が行きとどいていない。 
さっきの日当瀬の件もそうだ。

腹を蹴る様にして那由多を仰向けにする。
僕はにっこりと笑みを浮かべてまま、腕を蹴り付けるようにして退かせると遠慮なくペニスを踏みつけていく。

「ほら、はやくしちゃお?手伝って上げるから。」

ぐりぐりと先端を爪先で潰す様に踏みつけた。
那由多の表情が苦悩に歪んだが気にせず続ける。
やっぱり、この表情は堪らない。 


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【千星 那由多】


痛い、痛い痛い痛い。

苦痛で歪んだ顔をして蹲っていると、巽に腹を蹴られ仰向けになった。
ペニスも痛かったがさらに腹への痛みにも声なき声を上げると、股間に当てていた両腕をどけさせられペニスをぐりぐりと踏みつけられる。 

「――ッふ!――ぅぐ―――ッ!!!」

踏みつけられる痛みとともに、靴底についた冷えた泥や砂が熱いペニスへと刺激をあたえる。
どかせようと足首を両手で掴んだが、びくともしなかった。

いやだ、やめろ、痛い、冷たい…熱い……!!

色んな刺激が混ざり合った途端、さっきまで出そうとしていた尿を我慢することができなくなっていた。
出すと酷い痛みがあるとわかっているのに、自制が効かない。

「ぅ、ふッ……ぅうううう―――――ッ!!!」

くぐもった叫びをあげると、黄色い尿が溢れ出た。
腹の上に暖かい感覚が広がり、地面へと流れていく。
外気の冷えで湯気があがる光景に恥ずかしさと痛みで眉を顰めた。
酷い痛みだったが、出始めた尿は止まらなかった。
放尿の解放感が終わると、痛みが余計にクリアに伝わってくる。
頭が色んな感覚で混乱し、気持ちいいと思っている自分が怖い。
ビクビクと身体を波打たせながら、巽の足を掴んでいた両手も力なく地面へと落ちた。

誰にも晒したことのない酷い醜態だった。
このまま痛みで気絶してしまいそうになり、視界がぼやけていく。
放尿を終えるとともに射精感も込み上がってきたが、ここで射精してしまうのは絶対に嫌だと、グッと抑え込むように口の中の下着を噛んだ。 


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【天夜 巽】


俺の下でお漏らしする那由多は綺麗だった。
これが明るいところなら良かったのにと思うほどその光景に酔い痴れる。
堰を切ったように流れ出る小水を見つめながら恍惚に那由多を見下ろした。
全て出し切らせるようにペニスを加圧していたら那由多が気を失いそうだったので慌ててアナルの歯ブラシ類を置くまで押し込んだ。 

「駄目だよ、那由多。
こんなとこで寝たら風邪ひいちゃう。
ほら、残りのものもさっさと出しちゃお?」

俺はその場にしゃがみこむと那由多の噛んでいたパンツを引きずり出し、木に引っかける。
口を自由にしてやるとアナルの三本を持ち、容赦なく前立腺を擦ってやる。
少しバイブ音が煩かったが、テントから大部離れているので大丈夫だろう。

那由多が首を横に振るので甘い言葉を掛けてやることにした。

「わんわんって、おねだりしたら、止めて貰えるかもよ?
ほら、早くしないと。お漏らしした上に、外で射精なんて言う、犬以下の存在になっちゃうよ?」

もう、イきかけだった那由多のアナルを次は引きのばす様にゆっくり掻きまわす。
尿や泥で汚れた那由多に僕の股間は完全に熱を持ってちょっと苦しかった。 


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【千星 那由多】


気を失いそうになったところで、巽にアナルの中のものを再び奥へと差し込まれた。
その痛みに目を見開き、脳内が覚醒する。
肩で息をしてぐったりと倒れ込んでいると、口の中の会長の下着を取り除かれた。
口から息を何度も吸い込みながら、荒くなった呼吸を整える。

「ッ、もう…はっ……やめッ……んあぁああッ!!」

制止の言葉など巽には通用しない。
アナルの中に入っている歯ブラシで前立腺を容赦なく擦り上げられると、快感と痛みが入り混じった声があがった。
もう声など我慢している余裕もない。
寒いのに熱を持っているペニスが痛く、身体が何度も跳ね上がった。

「ぃあッ…!やめ、ろッ……!ひあぁあッ!!」

このまま続けられると、擦られるだけでイッてしまいそうだった。
口端から唾液が垂れ落ち、眉を顰め巽の手を止めるように爪を立てた。

「わんわんって、おねだりしたら、止めて貰えるかもよ?
ほら、早くしないと。お漏らしした上に、外で射精なんて言う、犬以下の存在になっちゃうよ?」

その言葉にイってしまいそうだった感覚を塞き止める。
唇を噛みしめ、巽を力のない目で睨みつけた。

「わんわん」など言えるわけがない。
でも、このままイじられるとイッてしまう。
小便を漏らすだけでも羞恥は膨れ上がっていたのに、こんな場所でアナルだけで射精なんて考えただけで自分への嫌悪感でおかしくなってしまいそうだった。 

考える暇もなく、巽は前立腺を刺激してきた。
もう痛みは快感にすり替わり、電動歯ブラシの振動が狂うほど気持ちがいい。
快感に溺れた声があたりに響き渡ったが、もう今の俺にはどうでもよかった。


「……――わ、ッわんっ!わんんぅ……ッ」


悲願する様に巽に向かって犬のように鳴いた。
けれどそれは遅かった。

鳴いたと同時に羞恥心や自分に対する絶望感が快感を更に押し上げ、欲望が波打ちながら解放される。
ペニスから大量の精液が飛び出し、自分の汚れた顔へと飛び散り、身体が何度も跳ね上がった。

「ああッ…!…んんんぅーー!…あぁああッッ!」

痛いのがとてつもなく気持ちよかった。
快感でゆるんだ表情を巽に曝け出しながら、何故だか自分は笑っているような気さえした。
射精した後も快感は消えず、ビクビクと身体が震え、何度も甘い声があがる。 


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【天夜 巽】


那由多が可愛い犬みたいに鳴きながら盛大にイった。
俺もそうだけ、那由多ももう戻れないとこまで来た気がする。
日当瀬は那由多を慕っているので、死んでもこんなセックスはしないだろう。
そう、那由多を満足させてやれるのは俺だけ。
それだけで満ち足りた気持ちになった。
今日の少しの反抗も、セックスのスパイスだと思えば良い。

俺は立ちあがると、給水所近くにある簡易シャワー室に目をやった。
完全にイってしまったのか善がり狂ってる那由多の首の紐を引っ張り顔の前に汚れた靴を持っていく。

「靴、舐めて…。綺麗にできたら、那由多も洗ってあげる。」

流石にこのままでは帰れないのでこれは本当だ。
優しく告げながら体液や小水や泥で汚れた靴先を那由多の口の前まで持っていく。
そして、微笑んだ。

これが出来たら、結構躾れたと思う。
まぁ、一応とどめをさしておこうか。


「出来ないって言うなら、木の幹に縛り付けちゃうよ。
朝、誰が見つけてくれるんだろうね?お前の王子様の日当瀬かな?」 


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