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フェラしてくれるの?②
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×× tatumi side ××
体温調節したい。
落ち着きたい。
どの物質を分泌させたらいいかはわかっているのにうまく行かない。
狂う、一定に保っている俺の中が狂う。
鼻血が出そうで鼻をつまんだんだけど、那由多には気付かれてないみたいだった。
つまんでいる間に鼻の血管はなんとか止血した。
那由多から打ち明けられた色んな人とキスをした事実は流石に俺の中を抉った。
その記憶は消せないが感情は落ち着かせられる筈なのに今日はうまく行かなかった。
どうしても、那由多は俺の気持ちを揺さぶる。
今だってヤバイ。
何度夢に見たか、何度想像したか、那由多が俺のチンコの先端を咥えてる。
フェラと言うには粗末なものだしまだ先っぽしか咥えられて無いけど、俺は那由多の舌上に先走りをダラダラ垂らしてしまっている。
「な……なゆた……ふ、…せ、せめて、おしぼりかなにかで、拭いて……から」
「……やら………いける、………たふみはひっと、して…ん」
「────ッ………」
俺のペニスを咥えながらモゴモゴと話される。
今日は色々緊張したからかカサついた唇が亀頭に触れると背中が震えた。
もう少し、もう少しだけ那由多の中に入りたくて腰を推し進める。
那由多は瞠目したけど拙い舌使いで雁首から先端を飴でも舐めるようにチロチロと舐めてくれてる。
いつもカノジョからしてもらうフェラとは似ても似つかなくて、俺の中のフェラチオの定義が変わっていく。
最近、カノジョで感じるのが大変になってきていたのに、ますます感じ難くなったに違いない。
腰が震え先走りが滴る。
自分の興奮の度合いは全く調整できない、するつもりも無い。
「那由多……気持ちいい……は………ん、……」
「たつひの……は、でか、……すひ………ん」
グッと不快そうに眉を寄せながらも、那由多は頬を赤らめつつ俺の性器をしゃぶってくれる。
更に奥へと腰を推し進めると左に曲がっている俺の性器は頬裏へと当たる。
もう腰をじっとさせることができなくてゆっくりと俺は腰を動かして那由多の咥内の熱を感じる。
最高に気持ちがいい。
那由多の口淫は辿々しくしてズリ、ズリと敏感な部分が何度も歯に擦れるけど、そんな物理的な痛みはすぐに消えてしまうので気にならない。
それよりも控えめに開いた口から俺の性器が抜き差しされてるのが現実とかけ離れた景色に見えた。
さっきまでの悩みは何だったのかと思う。
俺から何かを言ったわけじゃない、脅している訳でもない。
那由多から自発的に俺のペニスを舐めてくれていると思うと、また痛みと快楽を使って那由多の体から先に支配せずに良かったと心の底から思う。
もし、那由多と気持ちが通じ合ったらどうしよう、俺は正常でいられるのか?
もう痛みも感じない体は何が正常か定義は難しかったけど、やっぱり那由多以外は考えられないし那由多の行為が俺の総てを塗り替えていく。
「ああ……ッ、気持ちいい……ッ……はぁ、どうしよ……すぐ……イきそ、……でも、もっとこのままで居たい…なッ……那由多、吸うように頬窄めて?」
「はあ、…………ん、ッ………!?………く、うはっ」
ジュッ、ジュッ…ジュル、と、舌と唇で吸い上げられる感覚が走る。
本当は口全体で圧迫して欲しいんだけど敏感なところを吸い上げられてしまって片目を閉じるように顔が歪む。
痛いというか、気持ちいいというよりは刺激が強過ぎる。
那由多は必死だからそんな俺を気にする余裕は無くて、更に深く咥えて吸い上げている。
痛くても死にはしないし、痛すぎたら治せばいいので訂正はせずに那由多の頬を撫でる。
必死なのか視線が合わないのは残念だけどラストスパートに俺は腰を動かした。
「んぐ!?…ん!!ん゙ー!!ん゙ー!!?」
俺の性器はどうしても曲がっているために奥歯に当たってしまうけど気にせずに軽く喉の近くまで押入れる。
涙目になりながら顔を真っ赤にして俺の性器をヨダレでベチャベチャにする様子は利己心を満たしていく。
口の真ん中だけじゃなくて頬裏、歯の列まで全て性器で愛でてやってから射精感を募らせていく。
癖っ気の彼の髪に指を絡め、遠慮しながら性器を舌の付け根まで入れこんで擦り付ける。
「ふぅ……イけそ………はぁ、………飲めそ?」
「んー!?!はぁ、…む……ひっ、ふあ、ぐっ、はっぐ!」
俺の性器を小刻みに吸い上げながら軽く首を横に降られたので後頭部を持ちながら自分を追い立てるように腰を揺らすと、強く舌奥に亀頭の裏筋側を擦りつけてから引き抜き、那由多の顔へと精液をぶちまけた。
揺れるピアスが官能的だ。
やっと自分の色に染まりはじめた那由多に俺は満足気に息を吐き出した。
「ふっ………はぁ………………っ、気持ちよかった……」
「ぅわ…………ぁ、あ、あ……どこに、出してんだ…よ」
「……口の中、だめって言われたから…………」
「そーゆー、事じゃねぇ………し、うわ、………」
「じゃあ、次は那由多が気持ちよくなる番ね」
体温調節したい。
落ち着きたい。
どの物質を分泌させたらいいかはわかっているのにうまく行かない。
狂う、一定に保っている俺の中が狂う。
鼻血が出そうで鼻をつまんだんだけど、那由多には気付かれてないみたいだった。
つまんでいる間に鼻の血管はなんとか止血した。
那由多から打ち明けられた色んな人とキスをした事実は流石に俺の中を抉った。
その記憶は消せないが感情は落ち着かせられる筈なのに今日はうまく行かなかった。
どうしても、那由多は俺の気持ちを揺さぶる。
今だってヤバイ。
何度夢に見たか、何度想像したか、那由多が俺のチンコの先端を咥えてる。
フェラと言うには粗末なものだしまだ先っぽしか咥えられて無いけど、俺は那由多の舌上に先走りをダラダラ垂らしてしまっている。
「な……なゆた……ふ、…せ、せめて、おしぼりかなにかで、拭いて……から」
「……やら………いける、………たふみはひっと、して…ん」
「────ッ………」
俺のペニスを咥えながらモゴモゴと話される。
今日は色々緊張したからかカサついた唇が亀頭に触れると背中が震えた。
もう少し、もう少しだけ那由多の中に入りたくて腰を推し進める。
那由多は瞠目したけど拙い舌使いで雁首から先端を飴でも舐めるようにチロチロと舐めてくれてる。
いつもカノジョからしてもらうフェラとは似ても似つかなくて、俺の中のフェラチオの定義が変わっていく。
最近、カノジョで感じるのが大変になってきていたのに、ますます感じ難くなったに違いない。
腰が震え先走りが滴る。
自分の興奮の度合いは全く調整できない、するつもりも無い。
「那由多……気持ちいい……は………ん、……」
「たつひの……は、でか、……すひ………ん」
グッと不快そうに眉を寄せながらも、那由多は頬を赤らめつつ俺の性器をしゃぶってくれる。
更に奥へと腰を推し進めると左に曲がっている俺の性器は頬裏へと当たる。
もう腰をじっとさせることができなくてゆっくりと俺は腰を動かして那由多の咥内の熱を感じる。
最高に気持ちがいい。
那由多の口淫は辿々しくしてズリ、ズリと敏感な部分が何度も歯に擦れるけど、そんな物理的な痛みはすぐに消えてしまうので気にならない。
それよりも控えめに開いた口から俺の性器が抜き差しされてるのが現実とかけ離れた景色に見えた。
さっきまでの悩みは何だったのかと思う。
俺から何かを言ったわけじゃない、脅している訳でもない。
那由多から自発的に俺のペニスを舐めてくれていると思うと、また痛みと快楽を使って那由多の体から先に支配せずに良かったと心の底から思う。
もし、那由多と気持ちが通じ合ったらどうしよう、俺は正常でいられるのか?
もう痛みも感じない体は何が正常か定義は難しかったけど、やっぱり那由多以外は考えられないし那由多の行為が俺の総てを塗り替えていく。
「ああ……ッ、気持ちいい……ッ……はぁ、どうしよ……すぐ……イきそ、……でも、もっとこのままで居たい…なッ……那由多、吸うように頬窄めて?」
「はあ、…………ん、ッ………!?………く、うはっ」
ジュッ、ジュッ…ジュル、と、舌と唇で吸い上げられる感覚が走る。
本当は口全体で圧迫して欲しいんだけど敏感なところを吸い上げられてしまって片目を閉じるように顔が歪む。
痛いというか、気持ちいいというよりは刺激が強過ぎる。
那由多は必死だからそんな俺を気にする余裕は無くて、更に深く咥えて吸い上げている。
痛くても死にはしないし、痛すぎたら治せばいいので訂正はせずに那由多の頬を撫でる。
必死なのか視線が合わないのは残念だけどラストスパートに俺は腰を動かした。
「んぐ!?…ん!!ん゙ー!!ん゙ー!!?」
俺の性器はどうしても曲がっているために奥歯に当たってしまうけど気にせずに軽く喉の近くまで押入れる。
涙目になりながら顔を真っ赤にして俺の性器をヨダレでベチャベチャにする様子は利己心を満たしていく。
口の真ん中だけじゃなくて頬裏、歯の列まで全て性器で愛でてやってから射精感を募らせていく。
癖っ気の彼の髪に指を絡め、遠慮しながら性器を舌の付け根まで入れこんで擦り付ける。
「ふぅ……イけそ………はぁ、………飲めそ?」
「んー!?!はぁ、…む……ひっ、ふあ、ぐっ、はっぐ!」
俺の性器を小刻みに吸い上げながら軽く首を横に降られたので後頭部を持ちながら自分を追い立てるように腰を揺らすと、強く舌奥に亀頭の裏筋側を擦りつけてから引き抜き、那由多の顔へと精液をぶちまけた。
揺れるピアスが官能的だ。
やっと自分の色に染まりはじめた那由多に俺は満足気に息を吐き出した。
「ふっ………はぁ………………っ、気持ちよかった……」
「ぅわ…………ぁ、あ、あ……どこに、出してんだ…よ」
「……口の中、だめって言われたから…………」
「そーゆー、事じゃねぇ………し、うわ、………」
「じゃあ、次は那由多が気持ちよくなる番ね」
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