元戦闘奴隷なのに、チャイニーズマフィアの香主《跡取り》と原住民族の族長からの寵愛を受けて困っています

令和6年最新話★★★

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「指示が曖昧過ぎる」
「ンー……好きな事だけしてくれたらいいヨ。ボクもしたいことだけしかしない」
「わかり……ました」
「そうと決まればはやく仕事終わらしちゃいなヨ～、後トレーニング？手伝える事があるならなんでもするヨ～」
「……ッ！結構です」
「えー。ツマンナイ。なら髪乾かしてあげるネ～」
「何故そうなる！？」

結局僕は九鬼に丸め込まれてしまい、そのまま同居をする事になった。装って振られるよりも自分を出して振られる方がメンタル的には辛いがそこは仕方が無い。もう装っても仕方がないので溜まった仕事を片付ける事にした。バスローブのまま定位置に戻ってパソコンを叩き始めるとなぜが九鬼もついてきて、後ろに座って僕の髪を乾かし始める。この行為自体は何度かやってもらったが、何のためにしているのかはさっぱり分からなかった。お互い好きにすると決めたので僕は仕事に没頭する事にした。