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令和6年最新話★★★
132 誕生日🔚
しおりを挟む「ちょ、左千夫クン……」
「ッ♡……ふ。すいません、色々……失言です。お誕生日おめでとうございます。お邪魔しました」
「へ?ちょ、一緒に暮らすんだって!」
「……〈霊ヤラレ〉解消のために、ですよね」
「確かに、解消は出来たっぽいケド。恋人デショ?ボクたち」
「白翼は……恋人という肩書を楽しみたいんですか?」
「どーいう意味?ボクには君の言ってることが理解できないケド、左千夫クンが一緒に居てくれるならそれでもいいヨ」
「誕生日……プレゼントですしね……わかりました」
なんだか雲行きが怪しい。
でも、左千夫クンの中でも折り合いが有るんだろうし、取り敢えず同棲というスタート地点に立たなければ進まない。後は後々考えていけばいい。
最後に左千夫クンが「もう少し弁えて行動します」と、言っていたのが気になったけど逃げるように浴室に行ってしまったので、仕方なくベッドを整えた。
その後は喫茶【シロフクロウ】の備品を決めたり、左千夫クンの荷物を運んだり、模様替えしたりで最高に有意義な誕生日を過ごせた。夜寝る時はかなーり渋られたが一緒のベッドに引き込んで、流石にセックスはさせてくれなかったけど、彼を抱きしめて眠る事が出来た。そして、このしあわせはこの日だけでは終わらなかった。
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