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令和6年最新話★★★
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しおりを挟む「お久しぶりです」
「神功さん、お久しぶりッス……って、荷物これだけでいいんスか?」
「はい。大丈夫です。すいません、お手間を取らせてしまって」
「滅相もない!寧ろ光栄な任務っス!」
「よろしくお願いします。あと、敵組織の情報を得たのでどうぞ」
「へ?いいんッスか?高値で買いましょうか?」
「いえ、偶然手に入ったものなので。九鬼にも直接渡しておきますね。抑止力くらいなればいいんですが」
「何いってんですか!?神功さんの掴んでくる情報はいつもSランクじゃないっすか。機密も機密!若がちょっと手を加えるだけで相手マフィアを壊滅させれるくらいのものっスよ!」
「買い被り過ぎです。実際にどこも潰れてません」
「それは九鬼さんの懐が広いからッスね。後先考えねぇで他マフィアを潰さないんですよね、ああ見えて。だけど、無駄な抗争が減ったのは神功さんのおかげっスよ」
「成果が出ているのなら何よりです。僕は九鬼が危ない目に合わないならそれに越したことは無いので」
「くぅ~泣けるッス!さすが坊っちゃんの親友です!そう言えば神功さん、次の休みの日に鬼椿組|《おんつばきぐみ》で誕生日会が有るんですがよかったら参加されませんか?九鬼さんも喜びます」
「すいません。人目に触れ過ぎるのは避けたいので……」
「そうっスよね……!すいません、気が利かねぇで。つーか、九鬼さんも九鬼さんで、誕生日当日は大事な人と祝うとか言いだすんッスよ!折角準備してたのにッ!」
「それは仕方ないのでは?」
「そうなんッスけど。そんな相手いつ作ったんですかね?最近は遊んでる感じもねーし、確かにたまーに居場所が分からなくなりますけど……。神功さん心当たりないッスか?」
「いえ、特には」
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