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過去編
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【神功左千夫】
彼からは一切触れて来ない。
そうすると僕は自然に彼を求めることができる。
普段は行動力がある彼に任せてしまっているから。
「あッ……はいッ、僕もっ……ンンッ、あ、も、う、イきます……九鬼も、イって…っ―――ぁああああッ」
九鬼をぎゅうっと抱きしめながら射精する。
ビクビクと無意識に受動運動する尿道はバイブを吐きだし、そこから精液が滴った。
同時に括約筋が何度も収縮を繰り返し、九鬼のペニスを締め上げる。
僕は全身を擦りつける様にして九鬼と繋がった。
そして彼を追い立てる。
絶頂した後、一度離していた唇を再び押しつけ、舌で相手の口をこじ開ける、舌を絡め吸い上げ、相手の全てを堪能しながら背中に回した手で抱きしめた。
次、いつこんなに素直になれるかは分からない。
でも、今の状態は気持ち良くて仕方が無かった。
【九鬼】
彼は絶頂した。
唇が触れ、抱きしめられると身体が幸福に満ち始める。
絡みつく腸壁がボクの射精感を追いたてると、すぐにボクも彼の胎内へと少ない体液を放った。
小刻みに揺れる腰をゆっくりと落ち着かせながら、絡めてくる舌を堪能し続ける。
今自分が勝負の場にいる事も忘れ、このままこの時間が永遠に続けばと、深く目を瞑った。
「試合終了ー!!お疲れ様っ☆」
ボクを現実に引き戻したのは、ヒューマノイドの声だった。
自然と彼の唇が離れ、ボクの身体は脱力したままベッドに沈む。
まだジョーは叫んでいる。
麗華ちゃんも泣きまくっていて、相手は一度もイけないまま最後を迎えてしまったようだ。
「……そろそろ、幻術解いてあげていいんじゃない?」
口角をあげながら、目の前の左千夫クンを見つめた。
【神功左千夫】
ヒューマノイドの声と共に唇が外れる。
抱擁も解けば、もう夢の時間が終わる。
僕は九鬼から退くと、彼のいつもの表情とその言葉に返事をすること無く簡易シャワー室へと向かった。
こういう場所まで作ってくれているのだから、本当にヒューマノイドは利口な者が多い。
シャワー室に入る前にパチンと指を鳴らす。
「……麗華?」
「ジョー君…?ジョーく…ん?良かった!!正気に戻ったのね!!」
「御免…麗華……俺、夢見てた…」
そんな仲睦まじいやり取りが始まったかと思うと、案の定、お互いを抱きしめ合いキスが始まる。
僕は完全に忘れられている九鬼に向かってにっこりと笑みを浮かべると先にシャワー室へと消えた。
結局九鬼の両手足が解放されたのは、三条麗華とジョーの濃厚な仲直りセックスが終わってからだったらしい。
勿論僕は早々に着替えてその場を後にしたのは言うまでも無い。
でも、彼が余計なことに巻きこまれたおかげでとてもいい時間が過ごせた。
我ながら、彼に対しての欲は殺せないな、と紅茶を見つめながら苦く笑みを零した。
彼からは一切触れて来ない。
そうすると僕は自然に彼を求めることができる。
普段は行動力がある彼に任せてしまっているから。
「あッ……はいッ、僕もっ……ンンッ、あ、も、う、イきます……九鬼も、イって…っ―――ぁああああッ」
九鬼をぎゅうっと抱きしめながら射精する。
ビクビクと無意識に受動運動する尿道はバイブを吐きだし、そこから精液が滴った。
同時に括約筋が何度も収縮を繰り返し、九鬼のペニスを締め上げる。
僕は全身を擦りつける様にして九鬼と繋がった。
そして彼を追い立てる。
絶頂した後、一度離していた唇を再び押しつけ、舌で相手の口をこじ開ける、舌を絡め吸い上げ、相手の全てを堪能しながら背中に回した手で抱きしめた。
次、いつこんなに素直になれるかは分からない。
でも、今の状態は気持ち良くて仕方が無かった。
【九鬼】
彼は絶頂した。
唇が触れ、抱きしめられると身体が幸福に満ち始める。
絡みつく腸壁がボクの射精感を追いたてると、すぐにボクも彼の胎内へと少ない体液を放った。
小刻みに揺れる腰をゆっくりと落ち着かせながら、絡めてくる舌を堪能し続ける。
今自分が勝負の場にいる事も忘れ、このままこの時間が永遠に続けばと、深く目を瞑った。
「試合終了ー!!お疲れ様っ☆」
ボクを現実に引き戻したのは、ヒューマノイドの声だった。
自然と彼の唇が離れ、ボクの身体は脱力したままベッドに沈む。
まだジョーは叫んでいる。
麗華ちゃんも泣きまくっていて、相手は一度もイけないまま最後を迎えてしまったようだ。
「……そろそろ、幻術解いてあげていいんじゃない?」
口角をあげながら、目の前の左千夫クンを見つめた。
【神功左千夫】
ヒューマノイドの声と共に唇が外れる。
抱擁も解けば、もう夢の時間が終わる。
僕は九鬼から退くと、彼のいつもの表情とその言葉に返事をすること無く簡易シャワー室へと向かった。
こういう場所まで作ってくれているのだから、本当にヒューマノイドは利口な者が多い。
シャワー室に入る前にパチンと指を鳴らす。
「……麗華?」
「ジョー君…?ジョーく…ん?良かった!!正気に戻ったのね!!」
「御免…麗華……俺、夢見てた…」
そんな仲睦まじいやり取りが始まったかと思うと、案の定、お互いを抱きしめ合いキスが始まる。
僕は完全に忘れられている九鬼に向かってにっこりと笑みを浮かべると先にシャワー室へと消えた。
結局九鬼の両手足が解放されたのは、三条麗華とジョーの濃厚な仲直りセックスが終わってからだったらしい。
勿論僕は早々に着替えてその場を後にしたのは言うまでも無い。
でも、彼が余計なことに巻きこまれたおかげでとてもいい時間が過ごせた。
我ながら、彼に対しての欲は殺せないな、と紅茶を見つめながら苦く笑みを零した。
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