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過去編
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【九鬼】
注文が多い、と言われると黙るしかない。
こっちとしてもさっさとイきたいのは同じだ。
「っ……く、……ぁ……」
前立腺を押し上げられると、その度に身体がガクガクと揺れる。
ボクのペニスに彼のペニスが擦りついたのが分かると、腰が酷く疼いた。
繋がったままだった首輪を引っ張られると、上半身が簡単に浮く。
身体が脱力しているせいで、首が締まる感覚に息が更に詰まった。
「は、っあ、……さち、お……クっ……」
イったらご褒美に乗ってくれる、という言葉に更に興奮が増していく。
そっちの方がボクとしては好きだし。
「できれ、ば……アイマスクは……外して、ネ……」
彼の唇が重なるのを確認すると、舌をねじ込む。
あまり上手く動かせないが、彼の舌が絡んで来ると心地がよかった。
そして、胎内を締め着けたと同時に、そこまで来ていた射精感が弾けた。
「……ん、ぅ……ふッ、…………ぃッ……!!!!」
大きく身体が揺れると、自分の腹に精液が飛び散る。
ビクビクとペニスが震え、やはりボクは彼との行為で感じる快感が一番好きだなと改めて思った。
【神功左千夫】
九鬼の咥内は独特の酸っぱい味がした。
それにまた僕の心が締め付けられる。
横では相変わらず悲鳴と泣き声が聞こえるけどそんなこと気にならない位目の前の行為に集中していた。
「ふ、はぁ……ちゃんと、イけましたね……ほら、休んじゃ駄目ですよ。」
九鬼が射精すると少しだけ指を止めてやる。
そして、彼の体が脱力した瞬間に再びアナルの中で指をバラバラと動かし、自分のペニスで彼のペニスの裏筋を擦り上げ硬度を持続させる。
「残念ながら、目隠しを外して上げれるのは後、一度イってからですよ、九鬼…ッ。」
僕が引くと彼との口付けは簡単に外れた。
追う様に伸びている赤い舌が可愛くて、最後にちゅっと吸ってから離す。
少し下へと下がるとジュルジュルと音を立てて腹に吐き出された精液を吸い取る様に唇で舐めてやった。
「は……、ん、ごちそうさま……さて、もう一回、頑張ってくださいね」
それだけ告げると彼の中から指を引き抜き、彼のペニスを自分のアナルへと宛がった。
ただ、いつものように彼の顔を見て挿入するのではなく、突き回しと言う体位に近い体勢を取った。
僕は彼の顔に背中を向ける様にして乗っかって行く。
自然とそりかえるペニスは僕の前立腺では無いアナルの背中側を抉ることになるので、違和感に大きく息を吐いた。
「………ッ、ぁ……今、入っていってます…よ、分かりますか…?」
それだけ告げるとアナルパールが幾つも連なっている細めのバイブを手に持ち、ローションで濡らしてからズブズブと九鬼のアナルに挿入していった。
彼の目に見られていると大胆なことはし難いが視界を奪ってしまうとこんなにも自分に正直になれるのだと僕は大きく息を吐いた。
【九鬼】
「えっ!!ひっど……」
てっきりこれでボクが優位に立てると思ったのに、彼から落ちた言葉に思わず声があがる。
そして何より、彼の痴態を隠しているアイマスクを外してくれないと言った。
音と感触で彼が腹にぶちまけた精液を舐め取っているのがわかった。
いつも以上に卑猥なその音に、興奮が刺激され息が引き攣る。
「君ってほんと……ボクの事酷使するよネ……」
そう告げた後、ペニスに何かが宛がわれた。
感触だけで分かる。
彼のアナルだ。
思わず熱っぽい息が零れると、彼の胎内に招かれていく。
温くぬめったそこは、まるで久々に味わうような感覚だった。
胎内の感触が少し違うので、今彼はボクに向き合って挿入していないんだろう。
ボクが見ていたらそんな事しないくせに。
「ん……入ってる……わかる、ヨ……――――!!!!」
彼の言葉に返事をした所で、アナルに何かが挿入された。
ずぶずぶと飲み込んで行くいくつもの玉。
アナルパールだろう。
「っ、ちょ…と、……も、そこ、いいって……!!」
脱力した腕や足を動かそうとするが、微かに動くだけでどうにもならない。
こんな事なら麗華ちゃんも幻術で気を狂わせてもらうんだった。
注文が多い、と言われると黙るしかない。
こっちとしてもさっさとイきたいのは同じだ。
「っ……く、……ぁ……」
前立腺を押し上げられると、その度に身体がガクガクと揺れる。
ボクのペニスに彼のペニスが擦りついたのが分かると、腰が酷く疼いた。
繋がったままだった首輪を引っ張られると、上半身が簡単に浮く。
身体が脱力しているせいで、首が締まる感覚に息が更に詰まった。
「は、っあ、……さち、お……クっ……」
イったらご褒美に乗ってくれる、という言葉に更に興奮が増していく。
そっちの方がボクとしては好きだし。
「できれ、ば……アイマスクは……外して、ネ……」
彼の唇が重なるのを確認すると、舌をねじ込む。
あまり上手く動かせないが、彼の舌が絡んで来ると心地がよかった。
そして、胎内を締め着けたと同時に、そこまで来ていた射精感が弾けた。
「……ん、ぅ……ふッ、…………ぃッ……!!!!」
大きく身体が揺れると、自分の腹に精液が飛び散る。
ビクビクとペニスが震え、やはりボクは彼との行為で感じる快感が一番好きだなと改めて思った。
【神功左千夫】
九鬼の咥内は独特の酸っぱい味がした。
それにまた僕の心が締め付けられる。
横では相変わらず悲鳴と泣き声が聞こえるけどそんなこと気にならない位目の前の行為に集中していた。
「ふ、はぁ……ちゃんと、イけましたね……ほら、休んじゃ駄目ですよ。」
九鬼が射精すると少しだけ指を止めてやる。
そして、彼の体が脱力した瞬間に再びアナルの中で指をバラバラと動かし、自分のペニスで彼のペニスの裏筋を擦り上げ硬度を持続させる。
「残念ながら、目隠しを外して上げれるのは後、一度イってからですよ、九鬼…ッ。」
僕が引くと彼との口付けは簡単に外れた。
追う様に伸びている赤い舌が可愛くて、最後にちゅっと吸ってから離す。
少し下へと下がるとジュルジュルと音を立てて腹に吐き出された精液を吸い取る様に唇で舐めてやった。
「は……、ん、ごちそうさま……さて、もう一回、頑張ってくださいね」
それだけ告げると彼の中から指を引き抜き、彼のペニスを自分のアナルへと宛がった。
ただ、いつものように彼の顔を見て挿入するのではなく、突き回しと言う体位に近い体勢を取った。
僕は彼の顔に背中を向ける様にして乗っかって行く。
自然とそりかえるペニスは僕の前立腺では無いアナルの背中側を抉ることになるので、違和感に大きく息を吐いた。
「………ッ、ぁ……今、入っていってます…よ、分かりますか…?」
それだけ告げるとアナルパールが幾つも連なっている細めのバイブを手に持ち、ローションで濡らしてからズブズブと九鬼のアナルに挿入していった。
彼の目に見られていると大胆なことはし難いが視界を奪ってしまうとこんなにも自分に正直になれるのだと僕は大きく息を吐いた。
【九鬼】
「えっ!!ひっど……」
てっきりこれでボクが優位に立てると思ったのに、彼から落ちた言葉に思わず声があがる。
そして何より、彼の痴態を隠しているアイマスクを外してくれないと言った。
音と感触で彼が腹にぶちまけた精液を舐め取っているのがわかった。
いつも以上に卑猥なその音に、興奮が刺激され息が引き攣る。
「君ってほんと……ボクの事酷使するよネ……」
そう告げた後、ペニスに何かが宛がわれた。
感触だけで分かる。
彼のアナルだ。
思わず熱っぽい息が零れると、彼の胎内に招かれていく。
温くぬめったそこは、まるで久々に味わうような感覚だった。
胎内の感触が少し違うので、今彼はボクに向き合って挿入していないんだろう。
ボクが見ていたらそんな事しないくせに。
「ん……入ってる……わかる、ヨ……――――!!!!」
彼の言葉に返事をした所で、アナルに何かが挿入された。
ずぶずぶと飲み込んで行くいくつもの玉。
アナルパールだろう。
「っ、ちょ…と、……も、そこ、いいって……!!」
脱力した腕や足を動かそうとするが、微かに動くだけでどうにもならない。
こんな事なら麗華ちゃんも幻術で気を狂わせてもらうんだった。
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