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過去編
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【ジョー】
パートナー交代だ。
麗華にはなんとしてでもイくなと言っている。
あの子の能力は「相手を脱力」させること。
先に相手を脱力させてしまえば、麗華の勝利は確定だ。
座り込んでいる神功へと歩みよると、なんとも言えない美しい顔をしていた。
女性の様に整った顔立ちは、麗華しか愛していない俺でも見とれてしまうほどだ。
こんな所ではなんだと思い、彼を立ちあがらせるとベッドまでエスコートする。
投げるようにベッドへ寝かせると、まだ電源の入っていたオナホールを切り、胎内に埋められている玩具も全て取りだす。
俺の行為にこんなものは必要ない。
「美しいな……麗華には負けるが」
そう言葉を落としながら、精液のついた頬から首筋を指先で撫でていく。
白い肌は陶器のようで、乱してしまうと壊れてしまうのではないかとさえ感じてしまう。
手始めに、上からいじらせて貰おう。
両の指先を乳首へと這わせ、コリコリと摘まむ。
そして、俺の能力を発動させた。
「今から俺が触れる部分、全てが気持ちよくなるだろう」
【神功左千夫】
こんなに全てがどうでもいいのは久しぶりだ。
薬のおかげで全てが気持ちいいのに、完全に乗りきれない。
九鬼は直ぐに自分の元から離れていった。
そして、相手のされるがまま愉しんでいる。
そんなこと元から分かっていたことだ、と、自分に言い聞かしていると三条麗華のパートナーが僕のところに来た。
こういうことが好きな風には見えないなと思いながら後を着いていく。
僕だって、抱かれるならせめてベッドで抱かれたい。
「―――ッ……は……そうですね…彼女はとても綺麗です。」
胎内に玩具をいれたまま歩くのは堪えたが、ベッドに着くとそれも外されてしまった。
薬が効いている分少し不利だな、と、思いながら静かに寝ていた。
と、いうよりも頭がきちんと回っていなかったと言うべきか。
しかし、それは次の一手で覚醒する。
「―――ッ!!!なに…?ぁ、やめッ」
僕の乳首はこんなに敏感だっただろうか、まるでペニスの先端を撫でられているかのような感覚に僕は慌てて状態を起こしその手首を掴んだ。
「―――ッ、殴ったりするのはありですか?」
「んー?プレイならありだけどー…基本的には体を傷つける行為はなしだよ♪」
それなら、傷を付けないくらいの抵抗なら許されると言うことか。
しかし、それもアテが外れる。
すこし、指先が触れただけなのに、僕の手はビクンと震え、掴んでいた腕を離してしまった。
【ジョー】
殴ったり……ということは、俺を殴ろうとしたのか神功は。
「そんなに気持ちよさに身を任せることが嫌か?」
乳首を痛いほどに摘まんでやりながら、顔を耳元へと落とす。
舌を耳に這わし、耳朶を甘噛みしてやり、熱の籠った息を吹きかけた。
「九鬼は楽しんでいるんだ、君も楽しめばいい……」
ピンッと何度も乳首を弾きながら、彼の首筋に吸い付いて行く。
なんだか甘い味がする。
男を抱くことは初めてではないが、身体を密着させているだけで興奮するのは初めてだ。
片方の手を腹に這わせ、筋肉をなぞって行く。
臍の辺りを突く様に触れてやりながら、サングラスから彼を覗き見た。
「君にはどの部分でイってもらおうかな……」
俺の能力は触れる場所と性器が連結するようにできている。
思いもよらぬ場所を刺激して、相手を射精させることができる事が楽しみだ。
パートナー交代だ。
麗華にはなんとしてでもイくなと言っている。
あの子の能力は「相手を脱力」させること。
先に相手を脱力させてしまえば、麗華の勝利は確定だ。
座り込んでいる神功へと歩みよると、なんとも言えない美しい顔をしていた。
女性の様に整った顔立ちは、麗華しか愛していない俺でも見とれてしまうほどだ。
こんな所ではなんだと思い、彼を立ちあがらせるとベッドまでエスコートする。
投げるようにベッドへ寝かせると、まだ電源の入っていたオナホールを切り、胎内に埋められている玩具も全て取りだす。
俺の行為にこんなものは必要ない。
「美しいな……麗華には負けるが」
そう言葉を落としながら、精液のついた頬から首筋を指先で撫でていく。
白い肌は陶器のようで、乱してしまうと壊れてしまうのではないかとさえ感じてしまう。
手始めに、上からいじらせて貰おう。
両の指先を乳首へと這わせ、コリコリと摘まむ。
そして、俺の能力を発動させた。
「今から俺が触れる部分、全てが気持ちよくなるだろう」
【神功左千夫】
こんなに全てがどうでもいいのは久しぶりだ。
薬のおかげで全てが気持ちいいのに、完全に乗りきれない。
九鬼は直ぐに自分の元から離れていった。
そして、相手のされるがまま愉しんでいる。
そんなこと元から分かっていたことだ、と、自分に言い聞かしていると三条麗華のパートナーが僕のところに来た。
こういうことが好きな風には見えないなと思いながら後を着いていく。
僕だって、抱かれるならせめてベッドで抱かれたい。
「―――ッ……は……そうですね…彼女はとても綺麗です。」
胎内に玩具をいれたまま歩くのは堪えたが、ベッドに着くとそれも外されてしまった。
薬が効いている分少し不利だな、と、思いながら静かに寝ていた。
と、いうよりも頭がきちんと回っていなかったと言うべきか。
しかし、それは次の一手で覚醒する。
「―――ッ!!!なに…?ぁ、やめッ」
僕の乳首はこんなに敏感だっただろうか、まるでペニスの先端を撫でられているかのような感覚に僕は慌てて状態を起こしその手首を掴んだ。
「―――ッ、殴ったりするのはありですか?」
「んー?プレイならありだけどー…基本的には体を傷つける行為はなしだよ♪」
それなら、傷を付けないくらいの抵抗なら許されると言うことか。
しかし、それもアテが外れる。
すこし、指先が触れただけなのに、僕の手はビクンと震え、掴んでいた腕を離してしまった。
【ジョー】
殴ったり……ということは、俺を殴ろうとしたのか神功は。
「そんなに気持ちよさに身を任せることが嫌か?」
乳首を痛いほどに摘まんでやりながら、顔を耳元へと落とす。
舌を耳に這わし、耳朶を甘噛みしてやり、熱の籠った息を吹きかけた。
「九鬼は楽しんでいるんだ、君も楽しめばいい……」
ピンッと何度も乳首を弾きながら、彼の首筋に吸い付いて行く。
なんだか甘い味がする。
男を抱くことは初めてではないが、身体を密着させているだけで興奮するのは初めてだ。
片方の手を腹に這わせ、筋肉をなぞって行く。
臍の辺りを突く様に触れてやりながら、サングラスから彼を覗き見た。
「君にはどの部分でイってもらおうかな……」
俺の能力は触れる場所と性器が連結するようにできている。
思いもよらぬ場所を刺激して、相手を射精させることができる事が楽しみだ。
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