元戦闘奴隷なのに、チャイニーズマフィアの香主《跡取り》と原住民族の族長からの寵愛を受けて困っています

過去編

10

【九鬼】

「はっ……あーこっちもイったから、まったネー♪今度は4Ｐしよーネ♪んじゃ！」

左千夫クンが持っている携帯を取り上げ、ハッシー達にそう告げると、もう用は無いので携帯を切った。
パートナー交代だが、左千夫クンは気づいているのかいないのか、まだボクのペニスを貪っている。

「…左千夫クン……もう交代だヨ」

彼の頬を掴みペニスから口を引き抜かせると、先端から彼の口へとどろりと糸が繋がった。
まだ物欲しそうな彼の瞳を見て口角をあげる。

「ルールはルールだからネ」

正直、パートナーを交代するというルール自体は嫌だ。
ボクが指示を出しているわけではないから。
しかし、そんな事は表情にも口にも出さない。

頭を軽く撫でてやると、彼の前から移動し、麗華ちゃんの元へと向かった。
これからの行為で左千夫クンはどんな反応をするだろうか。
さすがに嫉妬なんかはしないと思うケド。

胸を丸出しの麗華ちゃんの元へと行くと、いつも女の子に向けるような笑みで微笑む。

「お互い楽しもうネ、麗華ちゃん」


【三条麗華】

もう、交代の時間が来てしまったようです。
私の首のカウントを確認すると神功さんとあまり差は開いてませんでした。
まさか、神功さんがこんなに淫乱だったとは。

でも、分かります。
身分が高いと息抜きが必要です。
私はこういう行為を恥だとは思いません。
慎まなければならない、と、思っては居るのですが。

私が伸ばした手に触れながら九鬼さんがこちらのベッド腰かけたのを見ると、そっとその右足と左足の太腿に触れた。

「はい。楽しませて下さいね、九鬼さん。」

そう告げた瞬間私の能力が発動する。
私の能力は脱力。
足を脱力かさせると同時に先程触れた右手も、そして、更に左手にも触れ力を奪ってやる。
全く動かせなくなる訳では無いけれど、箸より重いものは持てないと言う言葉のあやがある。
まさにその状態になる訳です。

そして、両手足が脱力した九鬼さんをベッドの上に引き摺り上げていく、そして仰向けに寝転ばせるとその腹部の上に跨った。

濡れた割れ目を擦りつける様にして九鬼さんを見下ろす。

「それでは沢山イってくださいね。」