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過去編
左千夫の大冒険裏ルート2
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[chapter:【左千夫の大冒険裏ルート2】]
【薬師河悠都】
河原でボロボロの左千夫を拾ってから、ある程度の物を揃えて多目的トイレへと向かった。
購入したもの全て棚の上に出すと、ハンドタオルの上に彼を寝かせる。
見た感じ、彼は多分……。
「犯されちゃったかな…」
外傷はそこまでないが、身体中ねばねばしているし、精液らしきものも身体にかかっている。
周りに人はいなかったし、多分この感じだと「人間ではないもの」だろう。
「…災難だったね」
指先でかわいそうな彼の頭を撫でてやると、コットンを湯で湿らせる。
起こすと悪いので軽く身体を拭いてやってから、紙コップに入れた湯の中へとゆっくり身体をつけてあげた。
起きたらできるだけ綺麗にできる所は綺麗にしてあげよう。
瞼を伏せている左千夫を見つめながら、人形で遊ぶ少女と言うのはこういう感覚なんだろうか、と変な気分になっていた。
【神功左千夫】
「ここは……ッ……だれッ」
気付くと温かい湯に体が沈んでいた。
僕は慌てて体を起こそうとしたが今目の前に居る人物は地区聖戦の関係者で、僕に危害を加えることは無いと説明された。
それでも普段なら緊張はとけることは無いのに妙にぐったりとしてしまった。
打たれた頬も痛いし、何よりも掻きまわされた体の中が痛む。
喉も痛いが小さい僕でも彼は言葉を分かっているところを見ると唇を動かすだけで言葉を読み取ってくれるのだろう。
妙に気が抜けて、コップに凭れかかる様に寛いでいると思い返されるのはあのカエルのことだった。
そんなことを思っていると目の前に目深に帽子を被った彼が現れる。
『あ、ありがとうございます、拾っていただいて。』
僕は忘れていた礼を告げる為に唇を動かした。
【薬師河悠都】
暫く湯の中へ彼をつけていると、左千夫はお礼を言って来た。
「いや、お礼なんて、たまたま通りかかっただけだから」
それだけ告げると、帽子の下から少しわかる程度に口角を上げ微笑む。
そろそろ身体を綺麗にしてあげようかと、広げた道具へと視線を移した。
「じゃあ、そろそろ身体洗ってあげようか」
もちろん彼の断りの返事は聞かない。
紙コップの中から彼を取りだすと、新しいハンドタオルの上へと乗せてあげる。
小さいので加減があまりわからないが、なるべく丁寧にしてあげよう。
「痛い所があれば言ってね、一応シャンプー使うから」
そう言うと低刺激のボディーソープを少しだけ指の先に乗せ、少し捏ねて温めてから彼の胸元へと指を這わす。
円を描く様に優しく上半身、そして下半身へと指を伸ばして行った。
【神功左千夫】
のんびりとしていたら急に体を持ち上げられた。
もう、移動するのかと思ったがどうやらそうではないらしい。
何をするか言っていた様な気もするがちゃんと聞いていなかった。
『自分で、できま―――』
そう言いたかったが、既に僕の唇など彼は見ていなかった。
声をだしても届く訳では無いし、なにしろハンドタオルの柔らかさに意識を奪われてしまうほど僕の体は疲労していた。
肌の上を滑る指。
先程までの凌辱で触られることすら恐怖してしまう精神状態なのに、拒む気にならない。
寧ろ心地よくて長く息を吐いてしまう。
しかも、その指は下半身に移動してきた。
不意に尿意が襲ってきて、僕は足をぴったりと閉じた。
勿論、恥ずかしいと言う思いも無いことは無い。
『あ、その、……先に、トイレが……』
僕は控え目に声を上げて彼を見上げた。
【薬師河悠都】
指を下半身まで伸ばした所で、彼の唇が動いた。
「トイレ?」
それは先に出しておいた方がいいな、と思ったけど、さすがに普通の大きさの人間が使うトイレは落ちてしまうだろう。
少し考えた後、彼を洗面台近くまで持っていくと、そこへと立たせる。
「ごめんね、ここでしてもらおうかな。落ちたら危ないから、僕に見られたままで申し訳ないけど」
彼を上から見下ろしながらにっこりとほほ笑む。
そして気にせずに彼の背中の髪をかきあげると、シャンプーのついた指先で背中を撫でていく。
「どうぞ、して?」
正面の鏡に映った彼の顔を見ながら、放尿中でも作業は続ける、という意味を込めて指を這わせ続けた。
【神功左千夫】
『…………。』
………なんだこの羞恥プレイは。
僕の目と鼻の先にトイレは有ると言うのに。
洋式トイレの便座に立ってするのはかなり不安定なんだがそれでも現状よりはマシだろう。
『あの……その、あっちで……って、聞いてませんよね、でも、分かってるはずですが…』
僕は必死に便座の方へと促したが彼は全く聞く耳を持たなかった。
声を出してる訳ではないので汲み取ってくれる気が無いと言えばいいのか。
肌を撫でる手が気持ち良くて尿意を押さえるのに苦労するが。
このままする訳にはいかないので僕は彼が気が済むまで我慢しようと試み始めた。
鏡に映る自分を見て、小さく息を落とした。
【薬師河悠都】
「あれ?しないの?」
彼の背中を指先で擦っていたが、彼は一向にトイレをする様子がなかった。
恥ずかしい、のだろうか。
まぁ確かに普通の感覚であればそうだけど。
「我慢は身体に毒だよ?……できないのなら、僕が出させてあげるけど」
そう言うと彼の股の間から指を滑らせ、小さなペニスの裏筋を擦ってやる。
これだけ小さいと潰してしまいそうで怖いなと思いながら、彼の身体を空いている手で軽く抑えつけ暴れさせないようにする。
指先についたボディーソープが泡立ち、執拗にペニスを擦ると、鏡にうつる彼のペニスがわずかに反応しはじめる。
「ほら、どうぞ遠慮なく」
強制的な意味を込めての言葉だが、なるべくやんわりと優しく言い放った。
【神功左千夫】
後ろから軽い言葉を投げかけられた。
確かに僕達は同性で連れションと言う言葉も有るくらいだからするのは構わない。
構わないと思うが、なぜか躊躇われた。
いや、しかし、知らない人間の前でするには恥ずかしい行為だ。
逆に知り過ぎている人間の前でも恥ずかしいが。
『あ。やっぱりいいです。……ッ、………く。』
がっしりと体を掴まれてしまうと顔だけ後ろに向け必死に説得を試みるが全く意に反していない様だ。
何が問題かと言うと全く悪意は無い様子なことだ、本当に純粋に僕の排尿を促している。
限界を迎えた膀胱にペニスが震え始めて、自然と内股になる。
そして、ついに堰を切った様に小水が排水溝へと流れて行った。
「は………ぁ………ぅ」
掠れた声が喉から漏れた。
唇を震わせ恍惚とした表情で鏡を見つめる。
先程の行為のせいだろう、傷付いた尿道は痛み、血尿となって排出された小水に僕は更に頬を染めた。
【薬師河悠都】
ちゃんと排尿をしてくれたので、ほっと一息をつく。
その姿は色っぽかったが、今はそんな事を考えている場合ではない。
「ちょっと血が出てるね…痛む?」
ボディーソープのついていない指でペニスの先端を撫でてやる。
ここもきっと酷いことをされたんだろう。
その行為は安易に想像がつく。
しかしここに直接消毒液をつけるわけにもいかないだろう。
「あまりここは石鹸つけない方がいいね、他の所洗おうか」
そう言うと彼を再び掴み、ハンドタオルの上へと移動させる。
「じゃあ、痛そうなところはお湯で洗うだけにするから…四つん這いになって、こっちにお尻向けてくれるかな?」
それだけ告げると広げた道具の中から綿棒を取り出し、少し固めの綿の部分にお湯を付ける。
そして、彼が四つん這いになってくれるのを待った。
【神功左千夫】
排尿の快感に震えている体をタオルの上に戻されるとホッとした。
お湯で洗ってくれるのは嬉しいなと思ったがその次の言葉にギョッとした。
そして彼が用意している道具を見て、更に冷や汗が出る。
それで僕のあそこを洗うのか。
面棒を見てから彼をもう一度見上げる。
確かに気持ち悪い、しかし、彼にして貰うことではないだろう。
だだ、先程も有無を言わさずに排尿させられた。
拒否してもあの手に押さえこまれたら同じだ。
カエルもネズミも面棒も変わらないかと僕は彼に向けて四つん這いになった。
【薬師河悠都】
彼の尻がこちらへと向けられる。
今のところ抵抗は無いようだ。
小さく微笑むと、アナルを塞いでいる貞操帯の蓋を開け、濡れた綿棒の先でアナル周辺を拭いてやった。
どろりとした何かがへばりつき、そこを丁寧になんども拭ったあと、綿棒の先を逆にしアナルへと宛がう。
「じゃあ、挿れるね。ちょっと我慢してね」
優しく声をかけると、綿棒を彼のアナルへと挿入した。
自分のペニスではないが、やけに興奮してしまう。
胎内でぐりぐりと回した後、中に入った液体を掻き出すように抜き差ししていく。
半透明の液体と、精液がまじりあったものがどろりと流れると、コットンでふき取ってやった。
それを何度か繰り返していきながら、興奮していく自分を感じないように下唇を噛んだ。
【神功左千夫】
「………ん……………ッ…」
アナルの周りを拭われた後、面棒が僕の中に入ってきた。
彼の手つきは間違いなく治療と言うか掃除なのに、僕は感じてしまっていた。
声を出しても聞こえないかもしれないが、ハンドタオルに顔を埋め必死に拳を握って耐える。
しかし、盗み見た自分のペニスは既に勃起していたので意味は無いかもしれない。
「……いた………ッ、そこ、………だめ」
面棒は僕の胎内を埋め尽くす為、自然と前立腺が擦られてしまう。
毒液の感覚も抜けきっていない為に息は上がり、抜き差しされる度に僕は頭を横に振った。
【薬師河悠都】
左千夫が痛いと言った部分、多分ここは前立腺だ。
我慢してと言ってあるので、少々の事で僕は手を止めなかった。
「ここ痛い?…その割にはちょっと気持ちよさそうだね……もしかして感じてる?」
そう言いながら前立腺を綿棒の先で優しく擦ってやる。
どうやら彼のペニスは既に勃起しているようだった。
その現状に小さく微笑むと、綿棒を差したまま彼を仰向けへと転がす。
小さなペニスがちょこんと反り立ち、左千夫の顔は仄かに赤くなっていた。
「ほら、ここ、こんなになってるね…」
ここ、と指先で指し示した後、竿部分を軽く突いてやり口元だけ笑みを覗かせた。
その間も前立腺を擦ってあげながら、彼の反応を楽しんで行く。
彼の身体が大きければここで襲ってしまうぐらいには、理性を抑えきれなくなっている自分に少し笑ってしまった。
【神功左千夫】
まるで彼は僕の感じる場所を熟知しているかのように胎内の面棒を抜き差ししていく。
そして、更に羞恥を煽る様にペニスを指で摩られてしまった。
「は!……な…に、ッ、あ、駄目です、ッ、もう、綺麗になりまし―――ッああああああ!!!」
仰向けになり、彼に見られていると更に認識した瞬間、僕は射精した。
ビクビクと体を震わせながら吐き出した体液は彼の指を汚す。
毒液のせいで感覚が過敏になっているとは言え、早すぎる。
そして、凄く気まずくて、僕は口を押さえながら横を向いた。
その瞬間だった。
視線に入ったズボンが心なしか膨らんでいるのを見つけたのは。
「……ッ、……あの、……お礼と……いいますか……」
僕はそのズボンへと手を伸ばした。
【薬師河悠都】
「ああ……もう、出ちゃった?」
左千夫がすぐに射精してしまったのを見て、思わず目を丸くしてしまう。
そんなに気持ちよかったのだろうか。
指にわずかについた精液を見つめながら、小さく微笑みを送る。
どうやらかなり気まずそうだ。
僕は嬉しいんだけどな。
そんな事を考えていると、彼の小さい手が僕のズボンへと伸びてくる。
「え?なに?ちょっと……」
ベルトに手をかけられるが、今の彼にこれがほどけるだろうか。
いや、そんなことより、左千夫は多分僕の反応している股間を見てしまったんだと思う。
正直僕の逸物はデカイほうなので、反応するとすぐにバレてしまうのが難点だ。
「…君を見てたら、ちょっと興奮しちゃったかな…もしかして慰めてくれるの?」
彼の頭を指で撫でながら、左千夫の精液がついた指を舐め取った。
【神功左千夫】
「……お礼です。」
こういうことを僕にすると言うことはきっとこう言ったことが好きなのだろう。
思いっきり手を伸ばしてギリギリ届く相手のズボン。
残念ながらベルトは開けることが出来ないので、膝をついたままチャックを下げる。
その隙間から一生懸命引っ張る様にしてペニスを出した。
までは良かったのだが。
「……………。」
とんでもない大きさに僕は喉を上下させた。
「面棒、…はやく、抜いて、下さい…ッ」
アナルになにかあるとどうしても集中できない。
今の僕の小さな舌で舐めるとどうなるか分からないが、まずは先端に吸いつき。
ネコやイヌのように舐め始めた。
そして、窺うように視線を上げたが表情は見えなかった。
【薬師河悠都】
チャックを下され取りだされたペニスに驚きを隠せない様子だった。
そりゃあこんなバケモノみたいなの、小さな身体で見たらどれほどの恐怖だろうか。
綿棒を抜けと言われたが、僕は彼が感じている姿を見る方が今は興奮できる。
「だめだよ…君が感じてる姿見てる方が、興奮するから」
そう告げると、綿棒を抜くどころか優しく抜き差ししてやる。
彼の身体が自分のペニスを覆っている光景は、不思議だった。
あまり刺激は感じられないが、一生懸命なその姿を見るだけで、胸が高鳴りペニスは勃起していく。
「ご奉仕する姿も、かわいいね…」
熱の籠った息を吐きながら、アナルの綿棒を動かしてやる。
これだけの刺激ではイけそうにないので、自分も手でペニスを扱き始めた。
【神功左千夫】
矢張り、僕のこの小さな舌で舐めたくらいでは気持ち良くなさそうだ。
アナルを弄られたままなので気が散るがそれでも一生懸命考えた後、僕も予備の面棒を手に取る。
『……ッ、綺麗に、してくれてるん…じゃ…』
感じてると図星をつかれると上げ足を取るしか無くなる。
恥ずかしくて仕方が無いが、自分だけしてもらうのは気が引ける。
そして彼は初めて会った人、この期を逃すと仮を返せないだろう。
僕は面棒の先を濡らしてから、大きなペニスの尿道に宛がった。
そして、自分の体全体にボディーソープを塗りつけて立ち上がると体を使って彼のペニスを扱く。
立っても面棒はそのままなので、立ちバックで犯されているみたいだ。
「………ッ、ぁ、………は、ぅ………ッ、小さいもの、好き、なんですか…ッ」
体全体をなすりつけるようにして上下させていく。
自然と相手のペニスに僕のペニスが擦れて気持ちいい。
そして、同時に尿道へと伸ばした予備の面棒で入口の辺りを刺激した。
【薬師河悠都】
彼が綿棒を尿道にあててくる。
その感覚に身体がピクリと反応し、小さく息が漏れた。
そして、彼の身体がボディーソープを纏い、僕のペニスを包み込む。
左千夫の全身で扱かれている事が嬉しい。
気持ち良さに更にペニスが硬くなっていき、この刺激だったらイけてしまいそうだと、ペニスを扱いていた手を離した。
「…、小さいもの……うん、好きだよ……」
実際好きなのは小さいものではなく、左千夫なんだけど、と思ったが言葉にはできない。
彼の胎内を綿棒で突き上げるように刺激してやり、自分もわずかに腰を動かす。
尿道の入口を刺激され、泡だっていくペニスと、彼の身体のやわらかさが気持ちよく、熱の籠った息を吐いた。
「すごく、気持ちいいよ…君も気持ちがいい……?」
扱かれているだけなのだが、彼とセックスしているような感覚になっていることに、小さく喉を鳴らした。
【神功左千夫】
面棒で胎内を弄られるとどんどん先程流し込まれた体液が流れ出てくる。
それが内腿を伝う感覚は不快だったが、全身泡に塗れながら動いていると気にならなくなってくる。
僕の動きに合わせる様に突き上げてくる面棒に表情が歪み彼のペニスに凭れる様にして上下に扱いた。
「はっ!!ぁ、ぁぁあぅ、ッ!……はい、ッ、……気持ちいいです……ッ、ぁ、んん!!」
腰を動かされるとペニスに回せるだけ腕を回し確りとホールドする。
大き過ぎてビクビクと脈打つ感覚させ僕の体全体に伝わってきてなぜか分からないが至福な気持ちになった。
小さく硬くなったペニスを裏筋に擦りつける様にしながら僕も絶頂へと向かって行く。
僕が持っている面棒では絶えず入口の辺りを刺激しておいた。
【薬師河悠都】
気持ちいいと言われると嬉しさと共に興奮が増して行く。
彼の喘ぎと身体を使った扱きに、ボクはもう限界を迎えようとしていた。
ただただ幸福を感じる。
彼が僕の側にいてくれたら、九鬼なんかよりずっと大切に愛してあげるのに。
「もう、だめだ……気持ち良すぎて…ばく、はつする……」
余裕のない声で彼に言葉を落とす。
腰の動きも、彼の胎内を刺激する綿棒の動きもどんどん速くなり、快感ばかりが先行していった。
「はっ、だめ……っ、イく、……あ、ぁ……」
射精の快感が昇りきった直後、ペニスに絡みつく彼を引き剥がす。
そして、彼の身体を仰向けにすると、胎内の綿棒でアナルを押し拡げた。
小さい穴に、自分の尿道を宛がうと自分のペニスへと手をかける。
「……っ、ごめん…………――――ッ!!!!」
そのまま一、二度扱いた瞬間に僕は射精した。
小さなアナルへと宛がったペニスの先から大量に精液が放たれ、彼の胎内へと勢いよく注がれて行く。
ペニスが脈打ちアナルからずれると、彼の身体にも注がれ、せっかく綺麗にしてあげた身体が僕の精液で真っ白になってしまっていた。
【神功左千夫】
彼は急に僕を引き離した。
何か拙い事でもしたかと思ったがそうでは無かったらしい。
アナルを押し広げられた瞬間僕の体は震える。
「あ、なにを―――ッ、ぁ、ぁ……ぁ……。」
アナルにペニスが近づいた瞬間一瞬だけ恐怖を感じたがその後はただ気持ち良かった。
温かい液体が胎内に流れてきて、その感覚で僕も射精してしまう。
そのまま精液塗れになってしまったがいつものような不快感は無く、温かいなと思ってしまった。
「……いえ、……大丈夫です。」
不思議な感覚に僕はそれを伝えるので精一杯で、自分の目の上についた精液を拭った。
【薬師河悠都】
「は…っ、はぁ……」
肩で小さく息を繰り返しながら、精液塗れになってしまった左千夫を見下ろす。
イってからの脱力感で、自分がしてしまった事の恥ずかしさに気づいた。
我慢ができなかった、こんな経験は初めてだ。
「す、すぐ洗うから、本当にごめん」
彼の身体を掴むと、水道に手を翳し湯を出す。
そして手ですくった湯を優しくかけてあげながら、指先で擦り落とすようにして精液を拭っていく。
小さいからか…フィギュアに射精してしまったような嫌な罪悪感と、左千夫の事を考えずに欲望に傾いてしまった自分が恥ずかしかった。
【神功左千夫】
「い、いえ……。」
謝られてしまうと逆に委縮してしまう。
別にこれくらいなんともなかった。
どうやら、ここの水道は湯が出るタイプの様だ。
だいぶ体も回復してきたしどうせならシャワーのように浴びせてもらおうと僕は彼の手の上に乗った。
それから僕は一日を彼と共に過ごすことになった。
色んな意味で充実した一日は忘れられない僕の思い出になるだろう。
暫くネズミには会いたくないが。
【薬師河悠都】
河原でボロボロの左千夫を拾ってから、ある程度の物を揃えて多目的トイレへと向かった。
購入したもの全て棚の上に出すと、ハンドタオルの上に彼を寝かせる。
見た感じ、彼は多分……。
「犯されちゃったかな…」
外傷はそこまでないが、身体中ねばねばしているし、精液らしきものも身体にかかっている。
周りに人はいなかったし、多分この感じだと「人間ではないもの」だろう。
「…災難だったね」
指先でかわいそうな彼の頭を撫でてやると、コットンを湯で湿らせる。
起こすと悪いので軽く身体を拭いてやってから、紙コップに入れた湯の中へとゆっくり身体をつけてあげた。
起きたらできるだけ綺麗にできる所は綺麗にしてあげよう。
瞼を伏せている左千夫を見つめながら、人形で遊ぶ少女と言うのはこういう感覚なんだろうか、と変な気分になっていた。
【神功左千夫】
「ここは……ッ……だれッ」
気付くと温かい湯に体が沈んでいた。
僕は慌てて体を起こそうとしたが今目の前に居る人物は地区聖戦の関係者で、僕に危害を加えることは無いと説明された。
それでも普段なら緊張はとけることは無いのに妙にぐったりとしてしまった。
打たれた頬も痛いし、何よりも掻きまわされた体の中が痛む。
喉も痛いが小さい僕でも彼は言葉を分かっているところを見ると唇を動かすだけで言葉を読み取ってくれるのだろう。
妙に気が抜けて、コップに凭れかかる様に寛いでいると思い返されるのはあのカエルのことだった。
そんなことを思っていると目の前に目深に帽子を被った彼が現れる。
『あ、ありがとうございます、拾っていただいて。』
僕は忘れていた礼を告げる為に唇を動かした。
【薬師河悠都】
暫く湯の中へ彼をつけていると、左千夫はお礼を言って来た。
「いや、お礼なんて、たまたま通りかかっただけだから」
それだけ告げると、帽子の下から少しわかる程度に口角を上げ微笑む。
そろそろ身体を綺麗にしてあげようかと、広げた道具へと視線を移した。
「じゃあ、そろそろ身体洗ってあげようか」
もちろん彼の断りの返事は聞かない。
紙コップの中から彼を取りだすと、新しいハンドタオルの上へと乗せてあげる。
小さいので加減があまりわからないが、なるべく丁寧にしてあげよう。
「痛い所があれば言ってね、一応シャンプー使うから」
そう言うと低刺激のボディーソープを少しだけ指の先に乗せ、少し捏ねて温めてから彼の胸元へと指を這わす。
円を描く様に優しく上半身、そして下半身へと指を伸ばして行った。
【神功左千夫】
のんびりとしていたら急に体を持ち上げられた。
もう、移動するのかと思ったがどうやらそうではないらしい。
何をするか言っていた様な気もするがちゃんと聞いていなかった。
『自分で、できま―――』
そう言いたかったが、既に僕の唇など彼は見ていなかった。
声をだしても届く訳では無いし、なにしろハンドタオルの柔らかさに意識を奪われてしまうほど僕の体は疲労していた。
肌の上を滑る指。
先程までの凌辱で触られることすら恐怖してしまう精神状態なのに、拒む気にならない。
寧ろ心地よくて長く息を吐いてしまう。
しかも、その指は下半身に移動してきた。
不意に尿意が襲ってきて、僕は足をぴったりと閉じた。
勿論、恥ずかしいと言う思いも無いことは無い。
『あ、その、……先に、トイレが……』
僕は控え目に声を上げて彼を見上げた。
【薬師河悠都】
指を下半身まで伸ばした所で、彼の唇が動いた。
「トイレ?」
それは先に出しておいた方がいいな、と思ったけど、さすがに普通の大きさの人間が使うトイレは落ちてしまうだろう。
少し考えた後、彼を洗面台近くまで持っていくと、そこへと立たせる。
「ごめんね、ここでしてもらおうかな。落ちたら危ないから、僕に見られたままで申し訳ないけど」
彼を上から見下ろしながらにっこりとほほ笑む。
そして気にせずに彼の背中の髪をかきあげると、シャンプーのついた指先で背中を撫でていく。
「どうぞ、して?」
正面の鏡に映った彼の顔を見ながら、放尿中でも作業は続ける、という意味を込めて指を這わせ続けた。
【神功左千夫】
『…………。』
………なんだこの羞恥プレイは。
僕の目と鼻の先にトイレは有ると言うのに。
洋式トイレの便座に立ってするのはかなり不安定なんだがそれでも現状よりはマシだろう。
『あの……その、あっちで……って、聞いてませんよね、でも、分かってるはずですが…』
僕は必死に便座の方へと促したが彼は全く聞く耳を持たなかった。
声を出してる訳ではないので汲み取ってくれる気が無いと言えばいいのか。
肌を撫でる手が気持ち良くて尿意を押さえるのに苦労するが。
このままする訳にはいかないので僕は彼が気が済むまで我慢しようと試み始めた。
鏡に映る自分を見て、小さく息を落とした。
【薬師河悠都】
「あれ?しないの?」
彼の背中を指先で擦っていたが、彼は一向にトイレをする様子がなかった。
恥ずかしい、のだろうか。
まぁ確かに普通の感覚であればそうだけど。
「我慢は身体に毒だよ?……できないのなら、僕が出させてあげるけど」
そう言うと彼の股の間から指を滑らせ、小さなペニスの裏筋を擦ってやる。
これだけ小さいと潰してしまいそうで怖いなと思いながら、彼の身体を空いている手で軽く抑えつけ暴れさせないようにする。
指先についたボディーソープが泡立ち、執拗にペニスを擦ると、鏡にうつる彼のペニスがわずかに反応しはじめる。
「ほら、どうぞ遠慮なく」
強制的な意味を込めての言葉だが、なるべくやんわりと優しく言い放った。
【神功左千夫】
後ろから軽い言葉を投げかけられた。
確かに僕達は同性で連れションと言う言葉も有るくらいだからするのは構わない。
構わないと思うが、なぜか躊躇われた。
いや、しかし、知らない人間の前でするには恥ずかしい行為だ。
逆に知り過ぎている人間の前でも恥ずかしいが。
『あ。やっぱりいいです。……ッ、………く。』
がっしりと体を掴まれてしまうと顔だけ後ろに向け必死に説得を試みるが全く意に反していない様だ。
何が問題かと言うと全く悪意は無い様子なことだ、本当に純粋に僕の排尿を促している。
限界を迎えた膀胱にペニスが震え始めて、自然と内股になる。
そして、ついに堰を切った様に小水が排水溝へと流れて行った。
「は………ぁ………ぅ」
掠れた声が喉から漏れた。
唇を震わせ恍惚とした表情で鏡を見つめる。
先程の行為のせいだろう、傷付いた尿道は痛み、血尿となって排出された小水に僕は更に頬を染めた。
【薬師河悠都】
ちゃんと排尿をしてくれたので、ほっと一息をつく。
その姿は色っぽかったが、今はそんな事を考えている場合ではない。
「ちょっと血が出てるね…痛む?」
ボディーソープのついていない指でペニスの先端を撫でてやる。
ここもきっと酷いことをされたんだろう。
その行為は安易に想像がつく。
しかしここに直接消毒液をつけるわけにもいかないだろう。
「あまりここは石鹸つけない方がいいね、他の所洗おうか」
そう言うと彼を再び掴み、ハンドタオルの上へと移動させる。
「じゃあ、痛そうなところはお湯で洗うだけにするから…四つん這いになって、こっちにお尻向けてくれるかな?」
それだけ告げると広げた道具の中から綿棒を取り出し、少し固めの綿の部分にお湯を付ける。
そして、彼が四つん這いになってくれるのを待った。
【神功左千夫】
排尿の快感に震えている体をタオルの上に戻されるとホッとした。
お湯で洗ってくれるのは嬉しいなと思ったがその次の言葉にギョッとした。
そして彼が用意している道具を見て、更に冷や汗が出る。
それで僕のあそこを洗うのか。
面棒を見てから彼をもう一度見上げる。
確かに気持ち悪い、しかし、彼にして貰うことではないだろう。
だだ、先程も有無を言わさずに排尿させられた。
拒否してもあの手に押さえこまれたら同じだ。
カエルもネズミも面棒も変わらないかと僕は彼に向けて四つん這いになった。
【薬師河悠都】
彼の尻がこちらへと向けられる。
今のところ抵抗は無いようだ。
小さく微笑むと、アナルを塞いでいる貞操帯の蓋を開け、濡れた綿棒の先でアナル周辺を拭いてやった。
どろりとした何かがへばりつき、そこを丁寧になんども拭ったあと、綿棒の先を逆にしアナルへと宛がう。
「じゃあ、挿れるね。ちょっと我慢してね」
優しく声をかけると、綿棒を彼のアナルへと挿入した。
自分のペニスではないが、やけに興奮してしまう。
胎内でぐりぐりと回した後、中に入った液体を掻き出すように抜き差ししていく。
半透明の液体と、精液がまじりあったものがどろりと流れると、コットンでふき取ってやった。
それを何度か繰り返していきながら、興奮していく自分を感じないように下唇を噛んだ。
【神功左千夫】
「………ん……………ッ…」
アナルの周りを拭われた後、面棒が僕の中に入ってきた。
彼の手つきは間違いなく治療と言うか掃除なのに、僕は感じてしまっていた。
声を出しても聞こえないかもしれないが、ハンドタオルに顔を埋め必死に拳を握って耐える。
しかし、盗み見た自分のペニスは既に勃起していたので意味は無いかもしれない。
「……いた………ッ、そこ、………だめ」
面棒は僕の胎内を埋め尽くす為、自然と前立腺が擦られてしまう。
毒液の感覚も抜けきっていない為に息は上がり、抜き差しされる度に僕は頭を横に振った。
【薬師河悠都】
左千夫が痛いと言った部分、多分ここは前立腺だ。
我慢してと言ってあるので、少々の事で僕は手を止めなかった。
「ここ痛い?…その割にはちょっと気持ちよさそうだね……もしかして感じてる?」
そう言いながら前立腺を綿棒の先で優しく擦ってやる。
どうやら彼のペニスは既に勃起しているようだった。
その現状に小さく微笑むと、綿棒を差したまま彼を仰向けへと転がす。
小さなペニスがちょこんと反り立ち、左千夫の顔は仄かに赤くなっていた。
「ほら、ここ、こんなになってるね…」
ここ、と指先で指し示した後、竿部分を軽く突いてやり口元だけ笑みを覗かせた。
その間も前立腺を擦ってあげながら、彼の反応を楽しんで行く。
彼の身体が大きければここで襲ってしまうぐらいには、理性を抑えきれなくなっている自分に少し笑ってしまった。
【神功左千夫】
まるで彼は僕の感じる場所を熟知しているかのように胎内の面棒を抜き差ししていく。
そして、更に羞恥を煽る様にペニスを指で摩られてしまった。
「は!……な…に、ッ、あ、駄目です、ッ、もう、綺麗になりまし―――ッああああああ!!!」
仰向けになり、彼に見られていると更に認識した瞬間、僕は射精した。
ビクビクと体を震わせながら吐き出した体液は彼の指を汚す。
毒液のせいで感覚が過敏になっているとは言え、早すぎる。
そして、凄く気まずくて、僕は口を押さえながら横を向いた。
その瞬間だった。
視線に入ったズボンが心なしか膨らんでいるのを見つけたのは。
「……ッ、……あの、……お礼と……いいますか……」
僕はそのズボンへと手を伸ばした。
【薬師河悠都】
「ああ……もう、出ちゃった?」
左千夫がすぐに射精してしまったのを見て、思わず目を丸くしてしまう。
そんなに気持ちよかったのだろうか。
指にわずかについた精液を見つめながら、小さく微笑みを送る。
どうやらかなり気まずそうだ。
僕は嬉しいんだけどな。
そんな事を考えていると、彼の小さい手が僕のズボンへと伸びてくる。
「え?なに?ちょっと……」
ベルトに手をかけられるが、今の彼にこれがほどけるだろうか。
いや、そんなことより、左千夫は多分僕の反応している股間を見てしまったんだと思う。
正直僕の逸物はデカイほうなので、反応するとすぐにバレてしまうのが難点だ。
「…君を見てたら、ちょっと興奮しちゃったかな…もしかして慰めてくれるの?」
彼の頭を指で撫でながら、左千夫の精液がついた指を舐め取った。
【神功左千夫】
「……お礼です。」
こういうことを僕にすると言うことはきっとこう言ったことが好きなのだろう。
思いっきり手を伸ばしてギリギリ届く相手のズボン。
残念ながらベルトは開けることが出来ないので、膝をついたままチャックを下げる。
その隙間から一生懸命引っ張る様にしてペニスを出した。
までは良かったのだが。
「……………。」
とんでもない大きさに僕は喉を上下させた。
「面棒、…はやく、抜いて、下さい…ッ」
アナルになにかあるとどうしても集中できない。
今の僕の小さな舌で舐めるとどうなるか分からないが、まずは先端に吸いつき。
ネコやイヌのように舐め始めた。
そして、窺うように視線を上げたが表情は見えなかった。
【薬師河悠都】
チャックを下され取りだされたペニスに驚きを隠せない様子だった。
そりゃあこんなバケモノみたいなの、小さな身体で見たらどれほどの恐怖だろうか。
綿棒を抜けと言われたが、僕は彼が感じている姿を見る方が今は興奮できる。
「だめだよ…君が感じてる姿見てる方が、興奮するから」
そう告げると、綿棒を抜くどころか優しく抜き差ししてやる。
彼の身体が自分のペニスを覆っている光景は、不思議だった。
あまり刺激は感じられないが、一生懸命なその姿を見るだけで、胸が高鳴りペニスは勃起していく。
「ご奉仕する姿も、かわいいね…」
熱の籠った息を吐きながら、アナルの綿棒を動かしてやる。
これだけの刺激ではイけそうにないので、自分も手でペニスを扱き始めた。
【神功左千夫】
矢張り、僕のこの小さな舌で舐めたくらいでは気持ち良くなさそうだ。
アナルを弄られたままなので気が散るがそれでも一生懸命考えた後、僕も予備の面棒を手に取る。
『……ッ、綺麗に、してくれてるん…じゃ…』
感じてると図星をつかれると上げ足を取るしか無くなる。
恥ずかしくて仕方が無いが、自分だけしてもらうのは気が引ける。
そして彼は初めて会った人、この期を逃すと仮を返せないだろう。
僕は面棒の先を濡らしてから、大きなペニスの尿道に宛がった。
そして、自分の体全体にボディーソープを塗りつけて立ち上がると体を使って彼のペニスを扱く。
立っても面棒はそのままなので、立ちバックで犯されているみたいだ。
「………ッ、ぁ、………は、ぅ………ッ、小さいもの、好き、なんですか…ッ」
体全体をなすりつけるようにして上下させていく。
自然と相手のペニスに僕のペニスが擦れて気持ちいい。
そして、同時に尿道へと伸ばした予備の面棒で入口の辺りを刺激した。
【薬師河悠都】
彼が綿棒を尿道にあててくる。
その感覚に身体がピクリと反応し、小さく息が漏れた。
そして、彼の身体がボディーソープを纏い、僕のペニスを包み込む。
左千夫の全身で扱かれている事が嬉しい。
気持ち良さに更にペニスが硬くなっていき、この刺激だったらイけてしまいそうだと、ペニスを扱いていた手を離した。
「…、小さいもの……うん、好きだよ……」
実際好きなのは小さいものではなく、左千夫なんだけど、と思ったが言葉にはできない。
彼の胎内を綿棒で突き上げるように刺激してやり、自分もわずかに腰を動かす。
尿道の入口を刺激され、泡だっていくペニスと、彼の身体のやわらかさが気持ちよく、熱の籠った息を吐いた。
「すごく、気持ちいいよ…君も気持ちがいい……?」
扱かれているだけなのだが、彼とセックスしているような感覚になっていることに、小さく喉を鳴らした。
【神功左千夫】
面棒で胎内を弄られるとどんどん先程流し込まれた体液が流れ出てくる。
それが内腿を伝う感覚は不快だったが、全身泡に塗れながら動いていると気にならなくなってくる。
僕の動きに合わせる様に突き上げてくる面棒に表情が歪み彼のペニスに凭れる様にして上下に扱いた。
「はっ!!ぁ、ぁぁあぅ、ッ!……はい、ッ、……気持ちいいです……ッ、ぁ、んん!!」
腰を動かされるとペニスに回せるだけ腕を回し確りとホールドする。
大き過ぎてビクビクと脈打つ感覚させ僕の体全体に伝わってきてなぜか分からないが至福な気持ちになった。
小さく硬くなったペニスを裏筋に擦りつける様にしながら僕も絶頂へと向かって行く。
僕が持っている面棒では絶えず入口の辺りを刺激しておいた。
【薬師河悠都】
気持ちいいと言われると嬉しさと共に興奮が増して行く。
彼の喘ぎと身体を使った扱きに、ボクはもう限界を迎えようとしていた。
ただただ幸福を感じる。
彼が僕の側にいてくれたら、九鬼なんかよりずっと大切に愛してあげるのに。
「もう、だめだ……気持ち良すぎて…ばく、はつする……」
余裕のない声で彼に言葉を落とす。
腰の動きも、彼の胎内を刺激する綿棒の動きもどんどん速くなり、快感ばかりが先行していった。
「はっ、だめ……っ、イく、……あ、ぁ……」
射精の快感が昇りきった直後、ペニスに絡みつく彼を引き剥がす。
そして、彼の身体を仰向けにすると、胎内の綿棒でアナルを押し拡げた。
小さい穴に、自分の尿道を宛がうと自分のペニスへと手をかける。
「……っ、ごめん…………――――ッ!!!!」
そのまま一、二度扱いた瞬間に僕は射精した。
小さなアナルへと宛がったペニスの先から大量に精液が放たれ、彼の胎内へと勢いよく注がれて行く。
ペニスが脈打ちアナルからずれると、彼の身体にも注がれ、せっかく綺麗にしてあげた身体が僕の精液で真っ白になってしまっていた。
【神功左千夫】
彼は急に僕を引き離した。
何か拙い事でもしたかと思ったがそうでは無かったらしい。
アナルを押し広げられた瞬間僕の体は震える。
「あ、なにを―――ッ、ぁ、ぁ……ぁ……。」
アナルにペニスが近づいた瞬間一瞬だけ恐怖を感じたがその後はただ気持ち良かった。
温かい液体が胎内に流れてきて、その感覚で僕も射精してしまう。
そのまま精液塗れになってしまったがいつものような不快感は無く、温かいなと思ってしまった。
「……いえ、……大丈夫です。」
不思議な感覚に僕はそれを伝えるので精一杯で、自分の目の上についた精液を拭った。
【薬師河悠都】
「は…っ、はぁ……」
肩で小さく息を繰り返しながら、精液塗れになってしまった左千夫を見下ろす。
イってからの脱力感で、自分がしてしまった事の恥ずかしさに気づいた。
我慢ができなかった、こんな経験は初めてだ。
「す、すぐ洗うから、本当にごめん」
彼の身体を掴むと、水道に手を翳し湯を出す。
そして手ですくった湯を優しくかけてあげながら、指先で擦り落とすようにして精液を拭っていく。
小さいからか…フィギュアに射精してしまったような嫌な罪悪感と、左千夫の事を考えずに欲望に傾いてしまった自分が恥ずかしかった。
【神功左千夫】
「い、いえ……。」
謝られてしまうと逆に委縮してしまう。
別にこれくらいなんともなかった。
どうやら、ここの水道は湯が出るタイプの様だ。
だいぶ体も回復してきたしどうせならシャワーのように浴びせてもらおうと僕は彼の手の上に乗った。
それから僕は一日を彼と共に過ごすことになった。
色んな意味で充実した一日は忘れられない僕の思い出になるだろう。
暫くネズミには会いたくないが。
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