元戦闘奴隷なのに、チャイニーズマフィアの香主《跡取り》と原住民族の族長からの寵愛を受けて困っています

さくらんこ

文字の大きさ
上 下
95 / 208
過去編

仲直り

しおりを挟む
 電流 ムチ 尿道責め ドリルバイブ

【九鬼】

身体が入れ替わった時に散々酷く犯されてから、暫く左千夫クンとセックスをしていない。
というかボクがあの時の仕返しをするのをわかっているのだろう、完全に彼は逃げている。
どうやら(裏)生徒会室の自室にも戻っておらず、神功家で寝泊まりしているようだった。
逃げれば逃げるほど、ボクはどんどん興奮していくのに。

そんな事を思いながら神功家へと乗り込む。
やはり神功家のセキュリティとだけあって、多少手こずったが、ボクの能力があれば通用しない。
先に左千夫クンの自室を覗いたが姿が見えなかったので、別室を覗いて行く。
時々警備員に見つかったが少し眠ってもらっておいた。
そしてやっとの思いで左千夫クンを見つけたのは、神功パパの部屋だった。
もうここまで来たらコソコソするのも逆に面倒だったので、堂々とドアから入って行く。

「…!!…誰だね君は?どうやってここまで入って来た?」

「初めまして神功パパさん。ボク、九鬼でーす♪ちょっと手こずったけどセキュリティ解除して入って来ちゃった。
そんなことより、そこですやすや寝てる左千夫クン、ちょっと貸してくれないかな?」

神功パパは驚いた顔をしていたが、ボクと左千夫クンの顔を交互に見た後、困った様に笑った。

「君は左千夫の友達なのか?」

「うーん、そんな感じかナ?今避けられてるケド」

そう言うと神功パパは何かを暫く考えた後、左千夫クンにかけられたシーツを捲り、ガウンをかけてやっていた。
本当に懐の広い人だな、この人は。
こんな得体のしれない男に左千夫クン渡しちゃうなんて。

「きちんと仲直りしなさい」

ボクにそう言った神功パパは優しく笑っていた。
なんだかむずかゆい。ボクの父親ならセキュリティをぶっ壊して入って来た相手など、有無を言わさず殺しているだろう。

「ありがとーパパさん♪」

そう言うと左千夫クンを優しく抱きかかえ、部屋を出て行こうとした時、神功パパに声をかけられた。

「次はちゃんと玄関から入って来なさい」

「はいはーい♪」

その言葉に思わず笑ってしまったが、ボクはもう腕の中にいる左千夫クンの事しか考えていなかった。


【神功左千夫】

腕を引き攣る様な痛みを伴い僕は目を覚ました。
少し強力な睡眠薬を盛られたのか意識が直ぐに覚醒しない。
目を開くと見慣れない光景が広がっていた、僕は確か父の部屋に居た筈だ。
きっとまた眠ってしまったにしろ、父が僕を移動させる筈が無い。

色々思考を巡らせているうちに九鬼の姿が視界に入った。
そう言うことか。

調度僕は鎖を腕に巻きつけられ、足がつくかどうかの位置まで体を宙に持ち上げられていた。

「僕は本邸にいた筈なんですが。」

短く言葉を繰り出すと九鬼はその手に鞭を持っていた。
打たれるくらいでこの間のことが帳消しになるなら安いなと思ったが、さてどう出てくるだろうか。


【九鬼】

「そうだネ、いたね」

そっけない返事とも言えない言葉を返す。
鞭を掌に軽く打ちながら、左千夫クンの側へと寄っていく。

「まぁそれにしても散々逃げ回ってくれたよネ?ボクちょー辛かったんだケド」

そう言うと左千夫クンの顎を鞭の柄でぐっと持ち上げた。
正直逃げられてたのは精神的に結構キツいものがあった。
またふらりと何処かへ行ってしまわないかと気が気でなかったからだ。

「ま、いーや、そんなことよりさ、この間勉強会した時、国語で満点取ったら言う事聞いてくれるって言ったよネ?
ちゃんとボク100点取ったんだ、頑張ったでしょ?」

そう言うと自分のテストを見せびらかすように彼の目の前へと出す。

「ちなみに君は99点だったんだっけ?おしかったネ~……で、どこ間違ったの?ボクに聞かせてヨ」

左千夫クンの顎にぐいぐいと柄を押し当てながらイタズラに笑ってやった。


【神功左千夫】

彼が即答した。
そっけない返答だったが本邸に居た僕を彼が連れ出したことが肯定された。
と、言うことは父が連れ出すことを了承したと言うことだ。
僕だってずっと逃げる訳にはいかないが、自分からも会いに行けなかったところだ。
そんな微妙な心情を父は汲み取ったのだろうか…。
それにしても、こんな形で引き渡すあの人は本当に容赦が無い。

「……ッ、回収の時に人のテスト回答の‘日’を‘白’に書き換えた人がよくそんなことを言えますね。」

顎を持ち上げられたままキィっと九鬼を睨みつけた。
九鬼の席は今は僕の前である。
後ろのことも多いのだが、前は前で休憩時間に後ろを向いたらキミが居るからいい、と、この前自分で言っていた。
なのでテスト回収時、僕は九鬼にテストを手渡す。

確かに‘日’と書いた筈なのに、テストが返ってくると‘白’になっていた。
文章の途中の一字だったので、マイナス一点で済んだが、明らかにこれは彼の仕業だ。
まだ、自由な足を持ち上げる様にして顎を押しつけてくる鞭とテストを蹴り飛ばした。

「そんな不正をする人に僕がご褒美をあげる訳がないでしょう」


【九鬼】

鞭とテストが蹴り飛ばされる。本当に左千夫クンは往生際が悪い。
すぐ暴れるんだから。

「あれ、バレてた?白翼の事思いすぎて白って書いちゃったのかも…なんて思うかと思ってたのにー。
…でもボクが100点な事には変わりないよネ♪」

そう言うとテスト用紙と鞭を拾いあげ、左千夫クンの後ろに回る。
このまま足は自由にしておこうかと思ったが、どうせまた暴れられるので、足を開き鎖で身動きが取れないように足首をガッチリと固定した。
そしてボクの100点のテスト用紙を棒状に丸め、能力を送り込むと、テスト用紙は丸まったまま硬化した。

「ま、言う事なんて無理矢理聞いてもらうケド」

そう言って彼の解れていないアナルを、無理矢理拡げるように指で開くと、棒状に丸めたテスト用紙をぐっと押し込んで行った。


【神功左千夫】

足まで完全に拘束されてしまう。
何とか爪先がつくかつかないかの拘束に全身が震えてしまう。
そうだ、確かに‘白’だったから彼が犯人だと分かったのだ。
これさえなければ素直にご褒美をあげていたのか。
いや、どっちにしろ逃げていたかもしれない。

「……ぐ!!な、に……は、ッ、貴方の、テストなんて、欲しく……なッ」

アナルに激痛が走ると体を捻る様にして後ろを見る。
すると、丸めたテストがアナルに突き刺さっている。
そして、見せつけるかのように100点の数字が僕の視界に入った。

「この前のこと、まだ……根に持ってるのですか?」

彼の頑張りは認めてやりたいが、これからの行為は僕には耐えがたいモノになりそうだと。
今にも傷付きそうなアナルに息を引き攣らせた。


【九鬼】

根に持っているのかと言われ、俯いたまま口角をあげ返答する。

「あったりまえでしょ?あんなレイプまがいなことしてさーボクじゃなかったら確実にトラウマだヨ」

そう言うと彼から少し距離を取る様に離れた。
一度鞭を床にたたきつけると、いい音が室内に響き、ぞくりと身体が震える。
拷問をするのは久しぶりだ。そう言えば前にしたのも左千夫クンだったな。
あれからボク達の関係は変わったけれど、どうやらもっとわからせてやらないといけないみたいだ。

この鞭は皮膚に触れると電流が流れるようになっている。
少々の電流であれば彼は我慢できると思うので、最初からMAX近めに強さを設定した。

「じゃ、たのしーこと始めよっか♪」

そう言ってイタズラに笑うと、彼の背中を思い切り鞭で打った。
間髪入れずに何度も激しく叩いて行く。
気持ちイイ感触に鳥肌が立ち、思わずため息が漏れた。


【神功左千夫】

今からその仕返しをしようとしている奴がよく言う。
僕ならトラウマにならないとでも思っているのだろうか。
ジトっと呆れたような視線で彼を見ていると鞭の弾ける音が室内に響いた。

「心が狭い、ですね、……九鬼」

皮肉めいた言葉を落とした後、後ろで彼が鞭を構えたので歯を食いしばる。
取り合えず逃げられないが、殴られる様な痛みには強いのではやくこの仕返しが終わってくれることを祈ったが、少し考えが甘かった。

「………あッ!!!ッ………く、………ぅ、あ!!ッ!う……フフ、…まさか、そんな仕掛けが備わってる…とは…ッ」

僕の体を電流が流れた。
しかもかなりの圧力だ。
力を入れたくないのに勝手に入ってしまい、アナルのテスト用紙を締め上げる。
油断した体に立て続けに叩かれた為、テスト用紙が床に音を立てて落ち、僕の背中には何重にも赤い筋が入った。


【九鬼】

左千夫クンの言葉に返答せずに、容赦なく背中を打っていると、テスト用紙が落ちた音で我に返った。
このままずっと打ち続けていてもよかったが、とりあえず一旦自分を落ち着かせる。
テスト用紙を拾い上げると、次は落ちないように更に奥へと押し込んでやり、貞操帯の蓋をしてやる。
そして、彼の背中の赤い筋に舌を這わした。

「背中感じるんだっけ?」

そう言うと、赤くなった部分に爪を立て、肉を抉るように強く引っ掻いてやる。
彼の背中から血が滲むと、下半身が疼き始めた。
色んな部分を抉るように引っ掻いた後、彼の側を離れると道具の乗った机の上から、コックリングがついた凸凹の尿道プラグを手に取った。
これには導線がついていて、電流が流れるようにもなっている。
そしてイタズラに微笑みながら彼の前へと回った。

「後ろばっかりいじめてても左千夫クン寂しいもんネ。こっちもちゃんと面倒見てあげる」

そう言うと尿道プラグに舌を這わせ、彼の下半身へと寄った。


【神功左千夫】

鞭の嵐が止んだ後も体が痺れて暫く動かない。
その間に再びアナルに乱雑に押し込まれると切れたのか鈍い痛みが上がった。

「あ、ぐっ!……は、……は、―――ッ、………ン、……ふ」

鞭を打たれた瞬間は電流で呼吸が出来ない為どうしても息が直ぐに上がってしまう。
蚯蚓腫れと電流による火傷を舐められると痛みがマシになり長く息を吐く。
後ろから響く声に矢張り、余計なことを教えてしまったなと思うが、セックスもしていない今、肉を抉られると痛みが上がるだけだった。

「クッ―――、ぐ、……はっ、電流攻めなんて、ありきたり……です、ね…この前の仕返しです…か」

彼が視界に入ると自然と少し安心する。
これから酷いことされるのは分かっているのにと思いながら目の前の凶悪な尿道プラグに喉を大きく動かした。


【九鬼】

「…そうだネ、いーっぱい電流味わってもらおっかナ♪それに、水責めよりマシでしょ?」

そう言うと、まだ完璧には勃起していないペニスを掴み、左千夫クンの顔を覗き込むと尿道プラグを一気に突き刺してやった。
すんなりと飲み込まれていくそれを見ると自然と笑みが零れた。
そんなに長くは無いので完璧に押し込んでやった所で、根元にコックリングを嵌め、雁首にも固定して動けないようにコックリングをはめ込んだ。
なんとも美しいなと、尿道プラグが刺さったペニスを見て微笑む。

「ん、これで完璧♪」

ペニスの先端にキスを落とすと導線を辿り、電流のスイッチレバーを手に取った。

「こんな所に差し込まれて電流流されるの初めて?…最初から出力最大の方が君の好みかな?」

微かに出力のレバーを親指で動かしながら、彼に向けて微笑んでやった。


【神功左千夫】

小さな球と大きな球が数珠つなぎになっている尿道プラグがペニスに触れるだけで眉が寄ってしまう。
どっちがマシかと無駄なことを考えるしかこれから起こる激痛をやり過ごす手は無いだろう。

「ィ!!!……ぐッ!!」

痛いと言ってしまうとなんとなく負けな気がして僕は悲鳴を呑む込む。
慣れた手つきで僕のペニスにプラグを刺し、抜けないようにコックリングで固定されてしまうと虚しくなる。
こんなとこに電流なんて流されたことが有る筈が無い。

はっきり言って怖い。
表情に出すことなど出来ないので睨みつけるだけで終わる。
出力レバーの手を蹴り飛ばしたくて仕方なかった。
そして、スイッチを入れるならひと思いに入れて欲しい。

ビクビクするのも嫌だったので、顎を引くようにして僕はスイッチを手にする九鬼から視線を逸らした。


【九鬼】

微笑んだのに視線を逸らされてしまった。
恐怖が表情に出ないのはさすがだ。でももうちょっとぐらい怖がってくれたらボクも気持ちイイんだケド、まぁ無理か。
何も返事をしなかったので、一度出力をMAXにしてからすぐに下げてやった。
左千夫クンの身体が痙攣するのを見て、恍惚な笑みを浮かべる。
これはなかなか楽しめそうだ。

「ほらほら、気持ちイイでしょ?もっと善がりなよ?」

そう言いながら何度も最大にしては切り、を繰り返していく。
そして再び彼の後ろへ回ると、電流の鞭で背中を打った。
何度かタイミングを変えつつ、身体が脱力した瞬間に打ったり、電力をMAXにしたりと、まるで玩具のように遊ぶ。
ああ、たまらなく楽しい。
口角がいつも以上に上がると、彼の反応を楽しみながら電流で弄んでやった。


【神功左千夫】

「ッ!!!――――、は――――――、はぅ、……ッあ!!―――く、――ぅ……ぁぁあ!!」

体が勝手に弛緩、痙攣、硬直を繰り返す。
痛いどころじゃない、下半身をずっと火であぶられているようだ。
ペニスはちぎれたのではないかと思うくらいの激痛が上がるが、この仕打ちのせいか僕のペニスは勃起してしまう。

体が弛緩したときに傷を抉られるように鞭を打たれると悲鳴を押さえられないが、電流が強すぎてうまく声も上がらない。
どんどん僕の中にフラストレーションが溜まっていくのが分かった。
もう何十回電流を流されたか、鞭で打たれたか分からない。
僕の体は何もしていない時は完全に脱力してしまい、荒い呼吸は収まることを知らない。
全身汗びっしょりで、この水分がまた通電性をよくしてしまって先程よりも激痛が走る。
それでも、彼の言葉には何も答えず、前に回ってくると視線だけ上げて睨んでやった。

「……まんぞ……く、しました……か…?」


【九鬼】

「んーん、してない」

脱力している彼の前へ回ると、首を横に大きく振った。
高圧電流を通さない手袋を嵌めると、彼のペニスに刺している尿道プラグの先を摘まんだ。
そして電流を最大出力にし、ぐりぐりと円を書く様にペニスを回してやる。

「次は何しよっかなーって考えてる所」

顎に手を置き悩む仕草をしながら、痙攣している彼のペニスを見下ろした。
こういうのを尻にも挿入してやろうか。
思い立つと尿道プラグの電流は少し弱めに設定し、道具を取ったあと再び後ろへと回る。
貞操帯のアナルの蓋をあけると、突き刺さったままのテスト用紙が、血と共にぬるりと出て来た。
それを一気に引き抜くと、持ってきたアナルプラグを挿入してやる。
どうせなら穴という穴から電流を流してやろう。

アナルプラグを前立腺に押し当てるようにぐりぐりと挿入すると、等間隔で前立腺に電流が流れるように設定する。
たまにキツくしつつも、歯がゆいぐらいの刺激を送ることになるのでイくことはできないだろう。
挿入を終え、貞操帯の蓋をきっちりしめてやると、彼の前へと回った。

「じゃ、暫くイくかイかないかの狭間を彷徨ってね。自分でどうにかしてイったりしたら、もっとお仕置きするから。
今からちょっと部屋出るけど、ばっちり監視はしてるから変な事考えないでよネ」

そう言うとボクはある物を取りに部屋を後にした。


【神功左千夫】

もう充分だろう。
僕はそう思ったがその言葉を電流によって呑みこまされた。
今までは殆ど苦痛だったのにプラグをブジーのように弄られると電流を受けながらなのに快楽が走る。
しかも、電流のせいで拡大された様に全身に流れた。

「あ゛、あッ―――!!………はぁ、はぁ……ィ、…ンー!!ぅ……く…き……ッ!ぁアッ!!は―――――!!」

アナルからも電流が流れた瞬間、傷口が裂けたかと思うほどの痛みが全身を襲う。
引き裂かれそうな激痛が来たかと思えば次はもどかしい、性感を刺激する様な刺激、その繰り返しに腰が揺れた。

「……ッ、誰が……、は、絶対…また、逃げて……やりま―――ッ」

彼の後姿に言葉を綴っていた時に電流がMAXになった。
体がピーンとはり、言葉が途切れてしまう。
そして九鬼の姿が見えなくなった瞬間に僕は叫んだ。

「ぅ、ああああッ!!――――――ッ、あ゛ー!!あッ、は!……―――ンンン!!くそッ!」

叫ばないとやっていけない。
苦痛のフラストレーションを他のことで逃がしていく。
そのままもどかしい時間が過ぎていく。
鎖をガシャガシャ動かしたり、引っ張ったりしたがビクともしなかった。
暫く、電圧の波に耐えていたが僕の体が電流に慣れ始めてしまった。
そして、尿意が込み上げてくる。

ヤバい…。
出せない上に痛い。
電流も気持ち良くなってきてる。

頭の中で考えれば考えれる程自分が追い詰められていくのが分かった。
と、言うか何をしなくてもイってしまいそうだ。

暫くとはどれくらいなのか、まだ帰ってこないのか。

閉じれない足を内股にしつつ彼が行った扉ばかりを見た。
すでに、上がる声は甘いものでそれが室内に響き渡る。

「ッ!!あああっ、……やめッ、……あ、ん―――――ッッッ!!!!?ひ、ぐ、……ふぁ…」

絶頂しそうなまさにその時だった九鬼の気配を感じた。


【九鬼】

「ただいまー。かなり叫んでたネ?どんどん気持ちよくなってきた?」

室内に入ると左千夫クンへと歩み寄る。
尿道プラグがペニスに窮屈そうに嵌っているのを見て笑みが零れた。

「余裕無さそうだけど、まだイっちゃダメだヨ?いい物貰ってきたから♪」

そう言うとポケットから貰って来た物を取り出し、見せつけるように左千夫クンに晒した。
ビニールパックに入っているのは、数本の注射器と、ある薬品の瓶だった。
最近うちが強力な催淫剤の調合に携わっているのは知っていたので、頼み込んで貰って来た。
まだ人体実験をしていない未完成の物だったので、少し手間取ってしまったが。

注射器を見た途端に左千夫クンが暴れはじめた。
その行動を見て思わず笑ってしまう。

「そんなに注射嫌?……嫌なら嫌だってちゃんと言葉にしなきゃいけないヨ?」

口角を更にあげると、小首を傾げるようにして左千夫クンを見上げた。
まぁ、嫌だと言っても試させてもらうけど。


【神功左千夫】

九鬼を見た瞬間体が大きく跳ねた。
そして目の前に晒された薬物に僕は我も忘れて手首に血が滲むほど鎖を引っ張った。

「嫌に決まって―――――――――――ぁ――――!!!!」

僕が叫ぼうとした瞬間にまた胎内を電流が走る。
無理矢理ギュギュっとプラグを締め付ける様にしてから弛緩する為、無遠慮に前立腺を刺激してしまう。
電流がおさまっても、肩を大きく上下させ、口も開きっぱなしで呼吸を繰り返す、為中々言葉にならない。

僕には薬が効かない、それでも持ってきたということはかなり強力な違法なものだろう。
もう、これ以上痛い思いをしたくない。
特に、薬物は色々狂うから嫌なんだ、注射も昔を思い出す。

「止めなさい……そんなこと、しては……僕じゃ、なくな……ッ!!!!!」

僕はがくっと頭を垂れたまま声を零した。
手首から溢れた鮮血が腕を辿って肩まで落ちてきた。


【九鬼】

「左千夫クンじゃなくなるんだー……おもしろそうだネ」

舌なめずりをしながら彼へと近寄ると、ビニールパックを開け、注射と薬の瓶を取りだす。
禍々しい色の薬品を注入すると思わず笑みが零れた。
そして、暴れている彼のペニスの前に立つと、痛いぐらいに掴んでやる。

「一本目いっきまーす♪」

そう言ったと同時に一本目をペニスに突きたてた。
ピストンを押し込んで薬品を全部送り込んだ後、まだ足りないだろうと思ったので新しい注射器を取ると、二本目もすぐに刺してやった。
満足げな笑みを浮かべると、左千夫クンを見上げる。

「ここじゃすぐに効き目でないかナ?」

そう言うと尿道プラグの先端を持ち、ぐりぐりと回してやった。


【神功左千夫】

「ヒッ!!…………だめ、やめ……ッろ……あ!もう、いらなッ―――いあぁぁあっ!!」

一本目は何とか声を押さえたけれど二本目はもう声を押さえられなかった。
冷や汗が流れる。
細くて長いものが体に刺さることが苦痛すぎる。

刺された場所が痛むだけじゃなく、尿道がヒクヒクとわななき始める。
そして、プラグを弄られると全身を流れたのは痛みでは無く快楽だけだった。

「だめっ、だめっ、イクッ!とぶッ!!触るなッ!!九鬼ッ!!はぁ、ァアッ!!」

視界が歪む、まだ完全には回り切っていない。
僕の体は薬に強い、入ってきた異物を排除するために全身が猛烈に熱い。
しかし、それでもその薬は確実に僕の体を蝕んでいる様子でガクガクと痙攣が始まり。
目を見開いてしまう、はぁはぁとだらしなく涎を垂らしながらしか呼吸ができなくなってきた。
それなのに、全身が快楽の虜になったように、何をされても気持ちが良かった。


【九鬼】

「まだちょっと余裕あるっぽいネ?薬物に対して本当にタフな身体なのは感心するヨ」

ピンッ、と指先で尿道プラグの先端を弾くと、一度電流をオフにしてやる。
そのまま後ろに回ると、アナルプラグの電流も切った。
今彼は電流の刺激がまったく無い状態だ。
快楽を与えている間に薬を打ったので、多分もっと効きはじめると、自ずと先ほど以上の気持ちよさを欲してしまうだろう。

電流の刺激が無くなってもまだ左千夫クンの身体は震えている。
さすがにもう抵抗する気力も無くなってきているだろう。
傷ついた背中の血と汗を舐めるように舌を這わせた後、拘束している手錠はそのままに、鎖だけを切り離してやった。
身体がだらりと地面に項垂れたと同時に、彼の髪を掴みあげる。

「じゃ、最後にもう一本ご褒美♪」

そう言って三本目の注射を首へと差し込んだ。


神功左千夫:尿道プラグを弾かれるだけで大きく体が跳ねた。

ガシャンと大きな音を立てて体が前に崩れる。

足は鎖に繋がれたままなのに、僕の体は必死に前に這うように逃げる。
それも髪を掴まれて阻止されてしまうと、首に痛みを感じた。

脳に近いその部分に薬を打たれると直ぐに回るのは明白だ。
その後、視界が一度真っ白になり、全身に熱が駆け巡る。
体の奥から疼いて、疼いて仕方が無かった。

「はっ……!ぁ、あッ!!ぁああああッ、外してッ!外しッ!!!ッ!!!はぁ、ぁああああッ!!」

射精したい。

その気持ちしか無くて蹲ったまま僕は尿道プラグを外そうと必死になった。
しかし、完全に勃起したペニスの雁首にリングが嵌ってしまっている為それは容易には抜けない。
カリカリと必死にペニスを引っ掻き、体を丸めた。


【九鬼】

「すっごい…」

狂う様に叫んでいる左千夫クンが尿道プラグを外そうと必死だ。
どうやら今すぐにでも射精したいらしい。
身体を丸めている左千夫クンの頭を後ろから掴みあげると、顔をこちらへと向ける。

「ダメだヨ、勝手に外しちゃ。そういう時は誰になんて言えばいいか知ってるでショ?」

見下すような視線で口角だけを釣り上げた。
焦点が合っていない瞳がこちらに向くと、ゾクゾクと身体が震えだす。
そして、床へと放り投げるように身体を仰向けに倒し、すかさず正面を向いた左千夫クンのペニスを少し強めに踏みつけてやった。


【神功左千夫】

「ヒッ!あぁあッ……ぅ、ぅ、もう、許して、ッ、ぁ、……は、あ……ンン、ッあ!!」

髪を引っ張られると頭がぶれる。
視界も気持ち悪いほど揺れて天井が回る。
仰向けに投げられると、手錠が嵌ったままの手をペニスに伸ばすがそれよりも早く、ペニスを圧せられる。

「ああぁぁん!はぁ、あ、あ…や、踏んじゃだめッ!!イくッ!イくッ!」

どれだけ僕が喚いても目の前の相手はただただペニスを踏みにじるだけだった。
前の人物におねだりしないとイかせてもらえない。
それだけは認識できた僕は大きく足を開きながら、ペニスを晒した。

「白翼……、イきたいです、……ぅあ、おちんちんから、精子……出した…いッ!」


【九鬼】

白翼、と呼ばれると少し嬉しかった。
こういう行為をする相手の中で、彼だけがボクの本名を知っている。
彼が特別だということを、白翼と言う名前が教えてくれる。
もちろん、他の奴にボクの本名など教えるつもりは無いが。

「んー…ま、いいヨ。ボク優しいから一度だけイかしてあげるネ」

そう言うと膝をつき、彼のペニスからコックリングを外すと、尿道プラグを引き抜く。
ペニスはいつも以上にガチガチに硬く、酷く痙攣していた。
中々あの薬は良さそうだ。

「ありがとうございます、白翼様、って言いながらイきなヨ?」

尿道プラグを外した後、アナルプラグの電流のスイッチを持ち立ち上る。
再びペニスを足裏で思い切り踏みつけると共に、電力設定を最大にしてやった。


【神功左千夫】

「あ……ッ―――!!!!!は、ぅん……ヒ、…はい、白翼様」

もう既に相手を本名で呼ぶことも、様を付けることも抵抗が無かった。
ただただ、溜まる熱を吐きだしたい。
僕の頭はそれでいっぱいだ。

拷問なら耐えきる自信があるのだが、今の相手が悪い。
僕に凌辱しているのは、まぎれもなく僕の好きな人、そのことが僕を倒錯させる。

「あ、アッ!ありがとございますっ!!バイ…―――――――ッ!!!!!!!!」

ビクンビクンと大きく体を痙攣しながら体液を吐きだす。
電流が強すぎる為体が痙攣してしまって声は途中で途切れた。
勿論、一度の射精でなんて、僕の体は満足せず、吐き出した後も九鬼の足にペニスを擦りつける様に腰を揺らした。


【九鬼】

ボクの言う事を聞く左千夫クンはかわいい。
従順になればなるほど、ボクの心は満たされていく。
彼が激しく身体を痙攣させながら射精すると、薬の効能のせいか、まだ欲しがるように足へとペニスを擦りつけてきた。

「さっきの威勢はどうしたの?みっともないなァ…」

だがすぐに快感など与えてやらない。
彼のペニスから足を離すと、アナルプラグの電流を切った。
そして、道具の中から首輪を取ってくると、彼の足と手の拘束を外し自由にしてやる。

「ないと思うケド、逃げたりしたらダメだヨ」

そう言うと首元へと黒い首輪を嵌めてやった。
引っ張れば首が締まって息苦しくなるようになっているので、変なことをすればすぐに締めてやれる。
紐を軽く引っ張ると、彼の顔をボクの方へと向けた。

「かわいいかわいい奴隷クン、君の淫乱なお尻をボクに向けてくれるカナ?」

物欲しそうなゆるんだ顔がたまらなく愛おしかった。


【神功左千夫】

求めるものは与えられることなく、僕の体からは一切の刺激が無くなった。
泣きそうな顔で白翼を追うが、彼は直ぐに帰ってきてくれて僕の首に拘束を嵌める。
逃げるなんて言葉はもう頭には無かった、僕は彼の奴隷なのだ。

そう思うと涙が出そうになったけど、今はそれよりも快楽が欲しい。
白翼で満たされたい。

「ふ……ぅ、……く。はい……これでいいですか?」

喉仏が圧されたがまだ息は出来る。
彼に後ろを向けると、上半身は小さく屈め尻だけ高く上げる。
アナルプラグが嵌ったままの尻を突き出した、もちろん薬のせいでジッとなんて出来ない為小さく腰を揺らしてしまう。

「ぁ……ぅ、……はやく……、もっと、…僕を、貴方の、奴隷…をいじめて、ください…ッ」


【九鬼】

いじめてくれ、と言われて腰が疼いた。
すでにボクのペニスはガチガチに硬くなり、服の上からでも勃起しているのが丸わかりだった。
早く挿入したい気持ちもあるが、まだまだいじめたりない。
突き出された尻に足を置くと、身体が反るほどに紐を思い切り引っ張ってやる。

「言われなくてもいじめてあげるヨ、たっぷりとネ……だから、こっち見ちゃダメだヨ?」

そう言うと紐を引っ張っていた力を緩め、道具の棚からある物を取りだす。
電動ドリルの先に禍々しい形のアナルバイブがついている物だ。
彼が言う事を聞くように前を向いてる間に、中に嵌っているアナルプラグを抜き取ると、まるで自分のペニスかのようにアナルへとドリルバイブを挿入してやる。

「奴隷クンの中気持ちーナ♪」

もちろん自分のペニスではないのでそんなことはない。
そして、彼の貞操帯とドリルバイブについていた固定ベルトを能力でガッチリとくっつけてやった。
これで、どんなに動いても、取ろうとしても、絶対にドリルバイブは抜けることはない。

「さ、善がり狂ってもらおーかナ」

そう言うとドリルバイブのスイッチを始めからMAXにしてやった。


【神功左千夫】

「ヒッ!!ぐぅ!!」

思いっきり紐を引っ張られると首が締まる。
それに耐える様に背を撓らせた。
まるで動物の様な扱いだが奴隷ならこれが当たり前だろう。
僕は首輪の間に指を入れようともがくがそれよりも早く紐を緩めて貰うことができた。
後ろを向くなと言われたので額を床につける。

「は……い。はぁ…ぁん、く、……ふっ……は、はッ」

アナルはすんなりと挿入されたものを呑みこんで行った。
普段なら違和感に気付いただろうが、今日の僕は性の虜になっている為気付かなかった。

「ありがとうご―――!!ぁ、あ、あ、ア、ア、ぁああああああああああああッ!!」

そう、それはペニスでは無く、僕の体を蝕む玩具だったのだ。
中を回転するように攻められると前立腺が抉られ続ける。
直ぐに僕は射精した、しかし、刺激が収まらない。
そのまま、失禁までしてしまい、床が小水でびしょびしょに汚れて行った。

「はっ、はぁぁッ!とまりませ、ッ!!ぁああああッ!!もう、また、イく…ッ、ぁああああ!!」

残酷なことに僕のペニスは薬のせいで全く萎えることは無かった。


【九鬼】

挿入されたバイブがボクのペニスじゃない事に気づかなかったほどに、左千夫クンはすでに快楽に堕ちてしまっていた。
そしてドリルバイブの強烈な刺激に喘ぎ狂っている。
射精と共に失禁までする始末だ。

「ご主人様のペニスの違いもわからないなんて、奴隷クンはまだまだダメだなァ…」

狂ったように射精する彼を見て身体が熱くなっていく。
ドリルバイブは相変わらず物凄い速さで彼の胎内をひっかきまわしていた。
スイッチは止めてやらずに、彼の首輪を引っ張り後ろへと後退させると、漏らした部分が顔の下へと来るように移動させる。
そして彼の前へと周り、しゃがみこんだ。

「ボクの大事な部屋汚したんだから、ちゃんと綺麗にしてよネ」

そう言うと頭を鷲掴みにし、多量の尿で濡れている地面へと、顔を押し付けてやった。


【神功左千夫】

機械の攻め程残酷なものは無いと思う。
バッテリーが切れるか、電源が落ちなければ止まることが無いんだ。
僕の中のドリルが熱を持ち始める、それと比べ物にならない位体も熱い。
駄目だと言われると勝手に口から謝罪が零れる。
僕に沁みついたものに抗うことが出来ない。

「ごめんなさッ―――くぅぅぅん!!は、ぁああッ、だめだめっ、また、イッ、ぁあああああっ!!」

何度目だろうか、暫く射精していなくて初めは濃かった精液が透明になってきた。
もう、どうしたらいいか分からない。
アンモニア臭で初めて失禁したことを知り、顔を押し付けられると不快感よりも恐怖の方が僕の心に宿った。

「あうっ!!ああッ、は、刺激が強すぎてッ、きれいにできなッ!!!」

唇が苦い、零した液体を吸い上げようとするが快楽が強すぎて出来ない。
それに下半身が言うことをきかない、腰をゆらめかせ、床にペニスを擦りつける。
そうしても、気持ちいいだけでもう、どうしたらいいか分からない。


【九鬼】

「奴隷クンは無能だネ、仕方ないから少しの間だけ弱めてあげるヨ」

暫く頭を抑えつけていたが、快感が強すぎるのかまったく床を舐めれないようだ。
彼の後ろへ回るとドリルバイブの動きを弱に設定する。
逆にこの方が余計に欲しくて堪らなくなるかもしれないな、と思わず口角をあげた。
再び彼の前へ行くと、蹲っている彼の頭を足で踏みつけてやる。

「ほら、さっさと床綺麗にして?そしたら次、ボクのおちんちん綺麗にしてもらうから。欲しいんでショ?」

首輪を引っ張り上げながら、膨らんでいるズボンのチャックを空ける音を立てる。
そして更に彼の顔を尿で濡れている床へと押し付けた。

「そうだネ、15秒。時間内に綺麗にできないんだったらボクのおちんちんはあげない。ずーっとドリルバイブでイきっぱなしにしてあげる」

そしてボクは数を数えはじめた。


【神功左千夫】

僕の主人が慈悲をくれた。
この間にどうにかして貰わないと彼のペニスを貰えない。
僕の欲しくて欲しくて堪らないもの。

胎内を掻き混ぜていたバイブの動きが弱くなった。
視界に白翼のペニスが入ると喉が鳴る。
頭を押さえ付けられた、その瞬間から僕は必死に床を舐めた。

「はッ、はい、はっ、ン、じゅ、……ふ、ぁ、ん、は、は……」

じゅる、ず…と、はしたない音を立てながら自分から吐き出された体液を舐めとっていく。
ザリザリと砂の様な歯触りは気持ち悪かったけどきっと綺麗にしたら褒めて貰える。
いつもみたいに頭を撫でて貰えるかもしれない。

その一心で僕は床を舐め、吸った。
彼が15と数えるころには床は僕の唾液で光っている状態まで綺麗になった。
涎や小水、精液で汚れた顔は押さえ付けられている為上げることはできないが視線だけ上げ、もの欲しそうに彼を見つめた。

「終わりました…白、翼……ッ」


【九鬼】

さすが元奴隷と言うかなんと言うか。
必死で床を舐め取る様には興奮したが、彼の奴隷精神がここまでとは思わなかった。
物欲しそうに視線を向けて来ると下半身が疼き、頭を踏みつけていた足をどかしてやる。

「ん、いー子だネ」

そう言うと頭を軽くポンポンと撫でてあげた。
さて、少しだけご褒美をあげるとしよう。

彼が綺麗に舐めた床へと彼の身体を仰向けに寝かせる。
そして完全に勃起したペニスを社会の窓から放りだすと、彼の身体に逆に跨り、シックスナインの体勢になった。
目の前に未だに勃起している彼のペニスがくると、思わず息を飲む。

「ほら、舐めて綺麗にしてネ。その間もこっちの方たっぷりと弄ってあげるから」

そう言うと、左千夫クンの顔にペニスを擦りつけてやった。


【神功左千夫】

ご褒美だと言われると嬉しくなる。
頭を撫でられると満たされてしまう。
それは多分、相手が相手だからであろう。

薬の効果は全く衰えることなく僕を蝕む。
ペニスもアナルも熱くて熱くて死にそうだ。

仰向けに寝転がったらすぐ目の前に彼のペニスが来た。
顔に擦りつけられるそれを徐に口に含んで唾液を絡める。
僕のペニスもはやく舐めて欲しくて彼の口に押し付ける様に腰を浮かせた。
そして、少し彼の唇に触れただけでまたイってしまい、べちょっと少しだけ白濁が白翼の顔に飛んだ。

「はぅ……ン、……あ、イ、…ッ……白翼…のは、汚くなん…てない……は、ん、」

ちゅぅっと先端に吸いつく。
裏筋を上唇で刺激するように擦り上げていく。
苦しい体勢だが手でペニスを支える様にして喉奥まで到達するくらい貪った。


【九鬼】

彼にペニスを咥えられると息が漏れた。
随分服の下で我慢していたんだ、正直気を抜くと危ない。
彼のペニスをどうしてやろうかと思っていると、ボクの唇に先端が触れたとたんに、精子が顔へと飛んでくる。
そんな事を気にすることなくボクのペニスを舐める左千夫クンは、もう性の奴隷と化していた。
しかしまだ彼のペニスを舐めてやるつもりはない。

「っ…汚くない?……じゃあ今から汚いもの出してあげるから…ちゃんと、…綺麗にしてネ?」

彼の口淫に酔いしれていたかったが、あまり嵌ってしまうとボクも流されてしまいそうだ。
先端が喉奥へと当たると、尿意があったこともあり、彼の口の中へと流し込むように放尿してやる。
排尿の快感に身体が震え、鳥肌が立った。

「紅茶と…ボクのおしっこ…どっちがおいしいかナ?…ほら、たっぷり飲んでよ」

そう言うと、放尿中に喉奥を突きあげるように腰をうごかすと共に、ドリルバイブのスイッチを最弱から最大に交互に入れていった。


【神功左千夫】

「はふ、…ん!!?は…ぐ、ゲホッ!はぁッ!!あっ……ひぅ、は……あ」

先端が喉奥へと当たった瞬間小水が流れてくる。
紅茶とどちらが美味しいかと聞かれたがどちらも好きだとしか答えようがなかった。
白翼のなら抵抗なく飲める。

酸欠により更に薬が回っていく。
その中でまた胎内のバイブが暴れた為、みっともなく小水を吐きだしてしまった。
汚れた顔が更に汚れた。
出来るならはやく風呂に入りたかったけど、そんなこと僕の口からは言えなかった。

「ぅあああっ!は、……ン、は、ぅ、……ぁ、……はっ、紅茶も、白翼も…好き、だから、どっち、も、おいし―――ッあああああん!!」

相手の排尿が終わり、あまりの息苦しさから顔を横に向けることでペニスを一度口から出したが、弱まっていた胎内のバイブが暴れると足をばたつかせ快楽に喘ぐ。
もう何度射精したか分からない。
ペニスも震えるだけでもう体液はでなくなった。


【九鬼】

どちらもおいしいと言われると、口角があがる。
僕が放尿してる最中も出し終わった後も、彼は何度か射精していた。
顔にかかったそれを舐めとると、快感に喘いでいる彼のペニスの先端を軽く舐めてやる。

「もう精子でてこなさそーだネ?…でもこんなにおちんちんガチガチ…淫乱すぎるネ、ボクの奴隷クンは」

尿道口を舌先で突きながら、言葉を落とす。
これだけ精子を吐きだせばさすがに萎えるだろうが、未だに硬く勃起している。
そして、彼の口に再びペニスを咥えさせると、遠慮なく腰を動かしてやった。

「おしっこの次はッ…何が飲みたいのっ…?ちゃんと言って…!」

彼のペニスは咥えずに尿道口だけを舌先で攻め、ドリルバイブをMAXにし問いかける。
今すぐにでも射精できてしまいそうなくらいにボクも興奮していた。


【神功左千夫】

「は…ぅ、…んん!……ッ、は、……ぅ、それは……」

確かに僕のペニスは萎える気配が無かった。
もう出すものも無いので絶頂が訪れる度に尿道口が痛い。
白翼の舌が先端に触れると全身が震えた、腰を上げるのだが、中々彼は僕のペニスを咥えてくれない。
白翼のペニスと違って僕のペニスはきたないから咥えたくないのだろう。
それは当り前で仕方のないことだ。

「はぐ!!はうぅ!!ぁ、はぁ、ぐ、…んむ、せーえひ、せーへひほ、ァアアアアっ、ぁああっ、ぐ、あっ!!」

再び無理矢理ペニスを咥内に埋められる。
苦しくて苦しくて仕方ないけど、彼が求めているなら、ギュギュと喉奥で締め付けていたが、アナルへの刺激が引っ切り無しに続くと喉を開きすぎてしまい、嗚咽が漏れた。
喉肉が吸いつく様にペニスに纏わりつくが、僕は吐き気を催して目を閉じた。


【九鬼】

こんな状態でうまく言葉が言えないのはわかっていたが、それでも容赦なく腰を振り乱す。

「ッ…、うん、そうだネ…ご褒美……ボクの精液っ……下僕クンにあげる……、ちゃんとッ、飲んでっ…!」

そう言って、じらしていた左千夫クンのペニスにかぶりつくと、激しく上下に吸い上げていく。
口の中に苦い味が広がると、興奮が再び昇ってくる。
彼の匂い、味、全てが愛おしくてたまらない。
そして、腰を数度喉奥へと突き付けると、すぐにボクは絶頂を迎えてしまった。

「……―――――ッ!!!」

奥へ奥へと流し込むようにゆるく腰を振った後、暫くそのまま彼のペニスを舐め続けた。


【神功左千夫】

口に精液が流れ込んでくると全て飲み干したかったので喉が勝手に動いた。
えづきそうになりながらも体液を取り入れていく。
口の中が苦かったが彼のモノだけは許される。

「ン!!!?んん!んー!!―――!!!は、ん!」

きたないから舐めて貰えないと思っていたペニスが柔らかい粘膜に包まれると僕は驚き悲鳴を上げた。
ペニスをいれられている為言葉にはならなかったが、吸い上げられるだけで尿道がヒクヒクとわなないた。

そして、僕の体が快楽に耐えることが辛くなってきた。
気持ちいいがもう、これ以上イきたくない。
そんな思いが込み上げてくる。
そうなってしまうと今度はアナルのバイブが苦しくなってきて、僕は下半身に手を伸ばし、ベルトを引っ掻きながら足をばたつかせた。

「は、ぁ!!も、…だめ、になって、ッ!!!ぁああッ、頭が、焼けッ!!!」

一度快楽を止めて欲しい一心で僕は言葉にならない言葉を口にした。


【九鬼】

さすがにこれ以攻めて気を失われたらたまったものではないと思い、唾液べちょべちょになったペニスから口を離すとドリルバイブの電源を切る。
口元を拭うと、彼の口からもペニスを引き抜いてやった。
身体から離れ立ち上がると、ぐったりとしている左千夫クンに目を落とした。

「さて、そろそろこのだらしないお尻の穴に、ボクのおちんちん挿入してもいいかナ?」

そう言うとドリルバイブの先を足先で突く。

「ちょっと用意するから、お尻突き出していい子で待ってるんだヨ?」

そしてボクは部屋の隅に置いていた、既に熱してある焼印を手に取った。
真っ赤に熱されたそれにはボクの名前が掘られている。
それを手に彼の元へと戻ると、もう身体にも余り力が入っていない彼の突き出された尻へと手を伸ばした。
能力を使ってドリルバイブの結合を外し、解れきったアナルからバイブを一気に引き抜く。
そして、彼へと言葉を落とした。

「奴隷クンにはボクの名前を刻んであげる。この間の背中の傷、もう治っちゃったしネ」

そう言うと、手で尻の肉を引っ張りながらアナルの入口のギリギリに、ボクの名前が刻まれた焼印を思い切り押し当てた。


【神功左千夫】

声が遠くに聞こえる。
それでも何とか聞き取れたので命令道理に尻を向ける。
名前を刻むと言われたのでまたナイフで傷つけられるのかと思ったが今の状態なら痛くないと甘く見ていた。
その瞬間肉の焦げる音が室内に響いた。

「ア゛!ァァァァ!!!―――ッ、グ!!……は、は……ありがと……ございます……」

入口の粘膜がやけることは激痛だった。
逃げようとしたが体に力が入らない上押さえ付けられてビクともしなかった。
僕の尻の際どい部分の肉が焼けた。

余りの激痛に全ての汗腺から汗が噴き出る。
嘔吐感を押さえる様に片手で口を塞いだ。
なんて焼かれたか知りたくて視線を後ろににがしたが見える訳もなかった。

「好きです、白翼……」

こんなことを言うと彼は嫌がるだろうか。
しかし、そう告げないと僕はもう、駄目な気がする。


【九鬼】

彼の尻にボクの本名、「白翼」が焼きついた。
誰かがここに挿入しようとすれば、彼がボクの物だとわかるはずだ。
所有物、と言えば少し違うかもしれない。
これは、永遠に彼がボクを忘れないための、焼印だ。

好きだと告げられると、身体が強張る。柄にも無く顔が熱くなるのが分かった。
錯乱している彼の状態なら、ボクも告げても許されるだろうか。

「……奴隷クンはご主人様に本当はそんな事言っちゃだめなんだヨ?…でも今日だけ許してあげる」

素直にはなれない。
なってしまえば、一瞬にして彼が消えてしまいそうな気さえする。

彼のアナルへ焼きついた焼印を見ながら、バレないくらいに微笑むと、既に勃起しているペニスの先端をあてがった。

「頑張った君に、今から最高のご褒美をあげるネ。狂うぐらい喜んでヨ」

そう言いながら、熱くなっているアナルへとゆっくりペニスを挿入していった。


【神功左千夫】

焼かれた痕は簡単には消えない。
いや、これだけ体も発達した後だからもう消えることはないんだろう。
彼は色んなものを僕に刻んで行く。
それに僕が幸せを感じていることに彼は気付いているのだろうか。

「…は…い、……ッ、あ、ッ、は、……愛してます……あいして、…」

自我が無いとこんなにも簡単に告げることができる。
勿論彼からは返事は落ちて来ないので、奴隷のきまぐれだと思っているのだろう。

「ぃ、ぁ゛!!あ゛、あ!!痛い、ッ、アアアアッ!!!!!!!」

焼けた肌を擦る様にして挿入されるペニスに僕は悲鳴を上げて床に爪を立てた。
何とか彼の方に向かい合わせに慣れないかと、半身を返す様に彼を見上げた。

「白……翼……ッ」


【九鬼】

「奴隷クンの…ッ中、すっごい熱い…」

あれだけ掻きまわしてやったなのに、胎内の締め付けは気持ちよかった。
それがボクが挿入したからなのか、薬の効能なのかはわからない。
根元まで挿入してやると、熱の籠った息が漏れる。

「もっとボクの名前ッ、…呼んで?」

そう言うと一気に腰を振り乱した。
背中にへばりついている彼の髪をなぞりながら、一心不乱に突き上げて行く。
気持ちよさに自然と笑みが零れると、先ほどイったばかりなのに射精感が込み上げて来るのが分かった。

「ッは……ちょっと立って…っ」

暫く突き上げた後、繋がったまま彼を無理矢理立ちあがらせると、壁際へと追いやっていった。
両手を壁へと着かせると、左手だけを彼の左手に重ねる。
ピンキーリングがちゃんと彼に見えるように。
そして、再び前立腺を抉りながら突き上げを開始する。

「も一個ッ、君のッ…大事なとこにっ…ボクの名前、刻んで、いい…っ?」

息を乱しながら、彼の耳元へと囁いた。


【神功左千夫】

「あッ!ば、ぃ、いーッ、白、翼ッ!熱い、痛い、……好き、愛してるッ!!ッ、ぁあああ!!」

熱が有るペニスを挿入されてやっと彼と繋がれる。
この時間が至福で堪らない。
ずっとこのままで居たいとすら思う。
抜き差しされる度にやけどに触れてとんでもなく痛いがそれも快楽の一部と化していた。
気持ちが良い、熔けそうだ。

壁に手を付いて体を支える。
その手に彼の手が重ねられるとリングが嵌められている。
もう一つは僕の首に掛ってる。
出来ればこれは見たくない、いつか他人の手に渡ってしまうから。

「はッ、い、ッぁあ、……いっぱい、刻んで…くださ…い、ッ、大好きな…貴方の、名前をッ…・・ン」

僕は俯きながら小さく頷いた。


【九鬼】

「うんっ…いっぱい、…永遠にッ…取れないぐらい…刻んであげる…っ」

右手に持っていた少し熱の冷めた焼印を、後ろから手を回し彼のペニス付近へと寄せる。
左手を彼の手から離し、彼のペニスを掴みあげると、耳を甘噛みしながら囁いた。

「君がッ、えっちな気分に、なったら…っ、ボクを、思い出してネ?」

突き上げを少しだけ緩めると、ペニスの竿の中心に焼印を押し付ける。
少し熱が冷めているので、長い時間押し当て続けた。
これで彼のペニスが勃起した時、「白翼」というの名前が彼の目には映るだろう。
何をしたって、どこに居たって、彼はきっとボクを思い出してくれるはずだ。
そうであってほしい。

焼印を離してやると、今ボクの体勢からは見えないが、きっと彼にははっきりと焼かれた文字が見えているだろう。
彼の首筋に強く口づけながら、再び胎内を激しく抉って行く。

「ッ…嬉しい?…もう、これで一生ボクの物だよ、左千夫クン…ッ」

もう奴隷などと呼ばない。
彼は、ボクだけの左千夫クンだ。


【神功左千夫】

「ぅ、ァアアアアああッッッ!!!……ひ、ぅ、は、……ぁ、ン、白……翼……」

ジュっと肉が焼ける音が耳に響いた。
性器を焼かれる痛みは想像を絶した。
しかし、敏感な亀頭では無いだけマシだったかもしれない。
悲鳴が喉を突く、壁に立てた爪は無残にも砕けたがそれくらいしないと今の激痛には耐えられなかった。
焼き印がペニスに押さえ付けられている間、僕は絡め取る様に白翼を締め上げたままだった。

それが、僕が意識をとどめられた最後だった。
後は完全に薬に支配されてしまった。
もう、喘ぐ声しか上がらずに、彼のペニスを締め上げる。
そして、焼き印が剥がされた瞬間に再び絶頂した。
もう、なにも出るものが無いので、白翼のペニスを締め付けるようにアナルが波打っただけだった。

「ぁあああッ、!また、イくッ、ぁ、ァアアアアっ、んあ!!!ッ!!」


【九鬼】

左千夫クンは喘ぎ狂いながら胎内を締め付けてくる。
薬の影響もあってか、散々イきまくっているのに身体は未だ欲を求めているようだった。
焦げた匂い、彼の叫び、結合部の卑猥な音、全てが快感を押し上げていく。

「…出してッ…あげる…!ボクのかわいい…さち、お、クン…にッーーーー!!」

激しく腰を打ちつけながら、締め上げられる胎内でボクは盛大に射精した。
快感で身体を震わせながら彼の身体に抱き着くと、奥へと流し込んでやるように腰を動かす。
何度ヤっても、彼とのセックスはたまらない。
いや、セックスなんてただの言い訳のようなものだ。
彼と心の底から繋がれる、結局それでボクは満足なんだ。

左千夫クンの顎を掴みこちらへと向かせると、愛しさを込めて唇へとキスを落とす。
この瞬間はいつも、異様に甘い味を感じるのが不思議だった。


【神功左千夫】

意識が無くなると今度は僕の本能がむき出しになる。
体の満足感、心など関係のない本能。
僕を今まで生かせてきた行動。

男の体液が僕の体液に流れてきた瞬間、キスをされる。
ここが最も、油断している場所だと僕は知っている。

こうやって何人も殺してきたから。

「はっ、……ッ……ふ、……!!!」

首に腕を絡めると見せかけてそのまま後ろの男の折る勢いで首を絞める。
そのまま体を返すとズルリとペニスが自分から抜け落ちたのが分かった。
向かい合わせになると更に指の力を強くしていく。
その瞬間に僕の瞳が男の顔を再び認識した。

「………く………き……?」

薄れる意識では表情までは知覚できなかった。

ああ、そうだった、今は彼とセックスしていた。
愛しているだの好きだの余計なことを言ってしまったがこの行動によって薬での戯言だと思うだろうか。
なんにせよ、この人物は殺す必要が無いと認識できた瞬間に僕の指は彼から外れ、そのまま床に倒れ込むように意識を手放した。


【九鬼】

「――――ッ!?」

彼の指がボクの首を締め付ける。
その行為に目を見開いたが、彼の視線は僕じゃない誰かを見ているようだった。
声も出せず、どんどん呼吸が苦しくなっていくが、何故か抵抗しようとは思わなかった。
このまま殺されても本望だと思っていたからか。

左千夫クンが僕の名前を呼ぶと、意識を失う。
倒れ込む瞬間に身体を支えたが、瞼は落ちたままだった。
暫く咽ながら彼の顔をじっと見つめる。
何か辛い事を思い出させたか、本当に僕を殺そうと思ったのかまではわからない。

ただ、彼の中は完全にボクで満たされてはいないのかと、ざらりとした気持ちだけが残っていた。

「君はほんと、酷いネ…」

目覚めない彼の濡れた頬をなぞりながら言葉を落とすと、風呂ぐらいは入れてやろうと彼を抱え上げ部屋を後にした。


【神功左千夫】

気が付くとベッドの上に寝ていた、ここは九鬼の部屋のようだ。
体を起こすには起したがあちこち激痛が走った、特にペニスと尻が酷く、ペニスに視線を落としてみると火傷の痕が有った。
確かに、ここには彼の名前が刻まれていた筈だが萎えている状態ではよくわからないようだ。

不意に、九鬼の気配を感じて顔を上げる。
調度、風呂からあがってきたところだった。
首にくっきりと僕の手の方がついていた。
多分、僕の首にも首輪で締め付けられた痕があるのだろう。

息を吹く様に笑ってしまうと、九鬼は不機嫌そうに眉をあげた。

「いえ、すいません…。暫くはハイネックでも着ないと目立ちそうですね。」

自分でしときながらあれだが、それくらい僕の指の方がくっきりとついていたのだ。


【九鬼】

彼の身体を洗った後、自分もシャワーを浴びたが、出た時に彼がいなくなっているのではと気が気でなかった。
汚れを落とすぐらいにし、さっさと済ませて出ていくと、彼は調度目が覚めた所だった。

「そーだネ、お互いハイネック着て、服もお揃いにしよっか?」

頭を拭きながらベッドの上へと座り彼に近づくと、首輪で締まっていた痕を指先でなぞった。
こんな痛いお揃いなんて、馬鹿げてはいるけど、それでも何か共通点がある事は嬉しい。

「すっごいセックス気持ちよさそうだったケド、あの薬、よかった?」

彼の首筋から手を離すと、再び頭をぐしゃぐしゃと拭きながら視線を外す。
先ほど首を絞められた事はそれなりに気になっていたが、彼に聞けるはずもなかった。


【神功左千夫】

「服は遠慮します。」

正直に言うと全て記憶は有る。
自分がどれだけ本音をさらけ出して、どれだけ相手へと依存しているかも改めて知らされた位に覚えている。
最後に意識が無くなってしまって何をしたかも覚えているが僕は視線を逸らした。

「さぁ。完全にトリップしてましたからね、断片的にしか、記憶が有りません。僕以外に使うと狂ってしまうんじゃないでしょうか?」

試作品だと言うことは気付いていたので感想を述べて置いてやる。
ああ、でも、数日間ずっと避けていた割には普通に会話出来ているなと自然に笑みを浮かべた。
その代償はかなり大きなものになったが嬉しいことには変わりない。

ペニスに視線を落として小さく笑みを浮かべた。
それから、布団を捲りそれに潜り込んで行く。

【九鬼】

「そっか~…じゃああれ左千夫クン専用だネ♪」

布団に潜りこんで行った彼を見て、言葉を落とす。
もう時刻は深夜をとっくに過ぎていた。
ベッドに潜った彼の広がっている髪を手に取る。
黒く艶のある長い髪を、こうやってゆっくり触るのも久しぶりだと、小さく笑みを零した。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

美形×平凡の子供の話

めちゅう
BL
 美形公爵アーノルドとその妻で平凡顔のエーリンの間に生まれた双子はエリック、エラと名付けられた。エリックはアーノルドに似た美形、エラはエーリンに似た平凡顔。平凡なエラに幸せはあるのか? ────────────────── お読みくださりありがとうございます。 お楽しみいただけましたら幸いです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜

きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員 Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。 そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。 初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。 甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。 第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。 ※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり) ※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り 初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

皇帝陛下の精子検査

雲丹はち
BL
弱冠25歳にして帝国全土の統一を果たした若き皇帝マクシミリアン。 しかし彼は政務に追われ、いまだ妃すら迎えられていなかった。 このままでは世継ぎが産まれるかどうかも分からない。 焦れた官僚たちに迫られ、マクシミリアンは世にも屈辱的な『検査』を受けさせられることに――!?

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

【完結】ぎゅって抱っこして

かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。 でも、頼れる者は誰もいない。 自分で頑張らなきゃ。 本気なら何でもできるはず。 でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます

まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。 貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。 そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。 ☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。 ☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。

処理中です...