元戦闘奴隷なのに、チャイニーズマフィアの香主《跡取り》と原住民族の族長からの寵愛を受けて困っています

さくらんこ

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過去編

⚫︎九鬼⇄左千夫(左千夫(外見は九鬼)×九鬼(外見は左千夫))

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尿道攻め スパイダーギャグ 乳首責め 拘束 水責め 嘔吐 入れ替わり

⚫︎九鬼⇄左千夫(左千夫(外見は九鬼)×九鬼(外見は左千夫)) 

【九鬼(神功左千夫)】

あれから結局僕達は九鬼のマンションに戻った。
九鬼がどうしても出ないといけない会合があると言っていたので僕が代わりに出てきたが。
取り合えず始終女性が寄ってくる。
一応、当たり障りのない対応をしておいたが正直疲れた。

九鬼のマンションに戻ると先に風呂に入りたくて浴室に向かう。

「僕はシャワー浴びてきますね。」

九鬼、といっても姿は僕なのだが、“神功左千夫(九鬼)”を見ると何やらしきりに胸を触ったり、股間を触ったりしていた。
なんとなくこれは放っておくと余り良い事態にはならないだろうと彼の腕を引っ張る様にして脱衣室に向かった。

「貴方も一緒に入るんですよ、九鬼。」


【神功左千夫(九鬼)】

「え?なんで?」

まだ左千夫クンの身体のままなので、昼間にできなかった事をしておこうと身体中を確かめていた。
この身体をいつも抱いているのかと思うと、思わず興奮してしまったが、今ボクは左千夫クンなのでこの身体を抱けない。
早く元に戻りたいなと思っていたが、まだ1日経つにはだいぶ時間がある。

ボクの姿をした左千夫クンに腕を引っ張られると妙な感じだった。
ごつごつとしたボクの大きい手は、いつもこうやって彼の腕を掴んでいるのかと思うと、なんだか妙な気分になる。

「あー早く戻らないかナーこれじゃセックスできないじゃん!」

脱衣所で服を脱ぎ捨てながら、口先を尖らせた。


【九鬼(神功左千夫)】

「昨日もしたでしょう?一日くらい我慢できませんか?」

"神功左千夫(九鬼)"をチラッと見やりながら服を脱いで行く、貞操帯のベルトを外してやりたいが、この体に入ったからと言ってこの体の能力を使える訳ではないようなので肩を落とす。
そうして、前を向くと九鬼の裸体が鏡に映っていた。
僕が九鬼の体に入っているので当たり前なのだが不覚にもドキッとしてしまった。
それを隠す様に早々と浴室に入る。

元からメイドが湯を張ってくれてあり、室内も暖かい。
なるべく鏡を見ないようにしながらシャワーで体の汗を流していたが、どうも"神功左千夫(九鬼)"が気になる。

「其処に座って下さい。僕が洗ってあげます。」

僕は昔座った椅子に彼を座らすように促す。
なんとなく、彼に自分の体を洗われるのは嫌だった。


【神功左千夫(九鬼)】

「1日我慢なんてボクには無理だヨ」

口先を尖らせながら文句を垂れる。
一緒にいるのにセックスできないなんて、青少年のボクにはキツイ。

ボクの声でこの左千夫クンの身体を洗ってあげると言われると、なんだか気持ちが悪かったが促されたので大人しく従う。
さっきからすごく構ってくるけど、どうやらボクにこの身体をいじられるのが嫌みたいだ。
最初はにこにこしながら大人しく洗われていたが、どんどんこの身体にイタズラをしてやりたい気持ちが膨らんでくる。
絶対に彼は怒るだろうけれど。
背中を洗ってもらっている間、下半身へと視線を落とした。
いつもは見下ろせばボクのモノがあるのに、今は左千夫クンのモノがついているのが不思議な感覚だった。

「しぼんでる左千夫クンのおちんちんもかわいいネ♪」

左千夫クンの声で「おちんちん」と言うと、なんだか妙に興奮してきてしまう自分がいた。
……これはちょっと…おもしろいかもしれない。


【九鬼(神功左千夫)】

彼の言葉に溜息を吐いた。
しかも、今、彼は僕の声なんだ。
そして、飛び出す彼の台詞に僕は思わず彼の頭を小突いた。

と、言ってもこれは僕の体なんだけれども。

「余計なことを喋るな。」

短く告げると背中を洗い終わった為前を洗って行く。
自分の体を洗うのも妙な感じだと思いながらもいつものようにきっちりと丁寧に洗う。
調度ペニスに差し掛かったがここもいつも通りに丁寧に全て洗って行った。


【神功左千夫(九鬼)】

「ケチくさーい。今左千夫クンの身体はボクのものなんだからいいじゃん」

そうだ、今はこの身体はボクのものなんだ。球技大会で溜まった鬱憤を少しぐらい晴らしてもいいではないか。
ペニスも普通に丁寧に洗って行くのを見ていると、口角があがった。

「あんっ♪洗われるだけで気持ちイイかも~」

泡だっていく身体をあちこち触りながら、甘い声をあげた。
実際左千夫クンの身体のせいなのか、自分の性感帯と違う所で妙な快感を感じている。
ボクの顔で睨まれたが、構わず泡まみれになっている左千夫クンのペニスをいやらしくみ取ると、ゆっくり扱き始めた。


【九鬼(神功左千夫)】

注意しても九鬼の奇行は止まらなかった、寧ろ悪化していってる。
ペニスまで扱き始めると僕は盛大に溜息を吐いた。
そっちがそのつもりなら調度良い。
最近僕もご無沙汰なので、この体で好き勝手してやろう。
相手が自分の体なので、好き勝手できるのも都合が良い。

僕は徐に"神功左千夫(九鬼)"の手をペニスから剥がすと椅子の背中の部分についている手錠に両手を嵌めた。
そして足の間に入り込み、頭上から道具を取り出した。

「貴方が好き勝手した体で精々苦しんでください。」

九鬼の体でにっこりと笑みを浮かべた後一番細い尿道バイブに低刺激のボディソープを垂らしそのまま先端をズブズブと尿道に埋めていった。


【神功左千夫(九鬼)】

このまま扱いて目の前で射精してやろうかと思ったのに、左千夫クンが本気になり始めた。
あっという間に拘束されると、目の前のボクの姿をした左千夫クンが、玩具を取りだす。

「え、ちょ…ま、まッ!!!!」

ボクは自分の身体の時は、尿道にそんなものを挿入したことはない。
しかし、左千夫クンの身体はそれをすんなりと受け入れていく。

「―――――ッ!!!!」

痛みに声にならない声があがったが、我慢できない痛みではなかった。
寧ろこの痛みが少し気持ちいいかもしれない。
…左千夫クンがその気なら、ボクもその気になってやる。

「ひぁんッ…九鬼…!僕の尿道に……っ…気持ちいものが入ってくよぉ…」

左千夫クンの声で最大限に甘い声を出してやった。


【九鬼(神功左千夫)】

最悪の甘い声に僕は一瞬固まったが、まぁいい、ビッチを相手にしていると思うことにしよう。
僕は自分の体でも抵抗なく抱ける。
ナルシストと言われるとそうかもしれないが、容姿に置いては特に嫌いな場所は無い。
九鬼の言葉を無視して乱暴に尿道バイブを根元まで突っ込んでやった。

「まだまだ、余裕そうなので、さらに追加してあげますよ」

そう告げると僕は天井から更に鎖を垂らして両膝に革ベルトを巻き足を吊り上げる。
開脚した状態で椅子から少し腰が浮きアナルまで丸見えだ。
低刺激の石鹸を泡立てるとアナルに徐に二本指を突っ込み中を綺麗に泡立てていく。

「人に抱かれる前には綺麗にしましょうね?」

僕の声で甘く啼かれても正直余り興奮はしない、なので、冷静に笑みを浮かべながら嬲ってやった。
今日は盛大に仕返ししてやろう。


【神功左千夫(九鬼)】

…なんだか左千夫クンが本当に本気そうだ。
正直自分に攻められるというのはいい気がしない。寧ろ気持ちが悪い。
それでも容赦なく仕掛けてくるのは、確実に今までボクが虐めて来た分の仕返しをしてやるという魂胆だろう。

自分の身体で無いにしろ、誰かに攻められるというのは久々だった。
アナルが丸見えになると、気恥ずかしさがあったが、これはボクの身体ではない。
しかし、やはりアナルへと指を挿入されると、違和感と共に身体が震えたのがわかった。
それでもボクは負けじと声をあげた。

「……ッ…あんっ、ああっ…九鬼の指が……僕のケツまんこにぃいいい…!!!」

左千夫クンの声で甘い言葉を囁いても、彼は特に反応しなかった。…おもしろくない。
その間も黙々と行為を続けると、さすがに参ってきてしまう。


【九鬼(神功左千夫)】

下品極まりない。
僕も最終的にこんなことを言っているのかと思うと少しショックだった。
しかし、攻め立てた上で言われるならいいのかもしれない。

確りと泡立てると一度指を抜く、シャワーヘッドを取り、ホースの様にしてゆっくりと湯を注ぎこむ。
入口を洗うだけなので直ぐに引き抜いたが九鬼の顔が曇ってきた。

「さて、そろそろ、気持ち良くして上げますよ。」

少し浮いてきた尿道バイブを奥まで押し込んだ後、アナルに指を入れ、徐に前立腺を擦り上げる。
自分の体なので前立腺の位置は直ぐに分かった。
同時に尿道のバイブもゆっくりと抜き差ししていく。

「さて、僕は行為中に色々出されるのが嫌いなので、先に出しちゃいましょうか。」

九鬼の顔でにっこりと笑みを向けると尿道バイブの方向を変えて膀胱へと突き刺していく。
普通ならバイブに止められて尿は出ないだろうが、僕の尿道は拡張されている、きっと隙間から漏れ出るだろう。
そう分かりながらアナルの前立腺を指で擦ったまま、膀胱を弄ってやる。


【神功左千夫(九鬼)】

綺麗にアナルの中を洗われると、ますます嫌な感覚が胎内に感じられる。
既に抵抗できる状態ではないので、前立腺を擦り上げられると本気の喘ぎをあげそうになった。

「…っ……ちょッ…左千夫ク……もー勘弁してヨ…!!変態!鬼畜!変態!!!」

足をジタバタさせるように暴れるが、無意味だった。
しかもどうやら尿道バイブを膀胱の方へと方向を変えている。
別に漏らすのはかまわないのだが、ヤられているという事実だけが受け入れることができなかった。

「…っ…く、左千夫クン……ッ、おしっこ…漏れちゃうヨ……?本当、はっ…ボクにこんなこと、されたかったの…?」

その左千夫クン自身が今ボクなのだが、どうもボクの姿をしてる奴に虐められているかと思うと、簡単に流されたくは無かった。


【九鬼(神功左千夫)】

「セックスしたいと言ったのは貴方ですよ。
…さて、どうでしょうね、僕はしたいようにしてるだけです。」

九鬼の言葉に丁寧に返してやる。
泣き言が出るとやっと楽しくなってきた。
別に今は僕が入ってる訳じゃないので漏らしたって良い。
漏らしたことが無いと言うなら別だが、そういうプレイも数知れずしてきた。

「ほら、さっさと、出して下さい。進みませんよ、それと、こっちが物足りませんか?」

九鬼の反応から見てアナルセックスは初めてではないのだろう。
僕は更にバイブを道具入れから取り出すと前立腺にぴったり当たる様にしてアナルに突っ込む。
それを貞操帯のベルトの蓋を利用して押し留めるとスイッチをマックスまで入れてやる。
そして、遠慮なく膀胱に尿道バイブを差し入れた。


【神功左千夫(九鬼)】

確かにセックスはしたいと言ったが、それはボクの身体に戻ったらという意味で、この左千夫クンの身体のまましたいと言ったわけではない。
どちらにせよ甘く見ていたボクが悪い。
目の前のボクの姿をした左千夫クンが、とてつもなく楽しそうなのがまた腹立たしかった。
ぶつくさ言っていると、バイブを挿入される。
この時ほど、そこかしこにそう言った玩具を置いているボクを恨んだことは無いだろう。

「―――――ッ!!あ、ぐ、ッ……あぁああッ!!!」

前立腺の刺激と、膀胱を刺激する尿道バイブが重なって身体がガクガクと震える。
とにかくさっさと漏らしてしまった方が自分にとってもいいだろう。

「はぁんッ……ッで、出る………おしっこ…でちゃう……んぅううううッ!!!」

それでもボクは左千夫クンの声で卑猥な言葉を言うことは止めなかった。
こうなったらとことん乱れてやろう。

言い放った後に、尿が漏れたのが分かった。
尿道から生暖かいものが溢れ、床へとぱたぱたと落ちて行く。
快感に身体が震えると、熱の籠った息を何度も吐いた。
これは…中々気持ちがイイかもしれない。


【九鬼(神功左千夫)】

「はしたない…、僕の体で……」

口から出た悲鳴は本物だろう。
楽しくなってくると自分の中の欲を押さえきれない。
尿道バイブの隙間から尿が漏れるのを見やると更に、バイブでグリグリと尿道を弄ってやる。
思うように排尿できないのは苦しいだろうと思いながらバイブで前立腺を押し上げる様に角度を付け、振動を微動へと変える。
そして、尿道バイブも軽くだけ振動させ、僕は彼の背後に回った。

「このまま、前立腺を弄ると、僕の体はドライか絶頂か、どちらか分からないですが、直ぐにイってしまうでしょう。
…でも、それでは楽しくないので、イけない場所を弄ることにしますね。」

耳元で九鬼の声を使って僕の口調で喋る。
そこから、ギュッと、乳首を摘んだ、そう、今からここを愛撫してやるつもりだ。
その前に煩い口を塞いでしまおうと僕は道具の中から金属製のスパイダーギャクを取り出して彼の口に無理矢理押し込むと後ろでベルトで止めた。
そして、ゆっくりと胸全体を愛撫し始める。


【神功左千夫(九鬼)】

尿が漏れていく快感を感じていると、あれよあれよと言う間に事を進められる。
先ほどまでMAXだったバイブの振動などが、焦らすようなものになると眉を顰めた。

「き、気持ちよくイかせてヨ…」

少し余裕の無い表情で彼に言葉を返す。
後ろに回られると、ボクの声で耳元で囁かれた。それだけでも結構気分が悪い。
敬語というのもまた、違う自分を思い出してしまうので辛いものがある。
乳首を摘ままれると、身体が強張った。

「もー!やめてってば!そんなとこボク感じないし!!バカ!淫乱!トサカお化け!!」

何という性悪だ。自分の身体ではないので、またそれに対しても苛立ちが募って行く。
ぎゃいぎゃいと叫んでいたが、煩くしていたせいでスパイダーギャグを無理矢理押しこめられる。
これで変態な言葉も言えなくなってしまった。

「あが!がーッ!!あ、あはあ!!!」

それでも抵抗したい気持ちが収まらずに、ボクはジタバタと椅子の上で暴れた。


【九鬼(神功左千夫)】

いつもと違う立場なので自然と笑みが零れる。
どうやらまだまだ暴れる元気がある九鬼の胸に、ドロっと蜂蜜の香りのするローションを垂らして、それを塗りこむように揉んで行く。
キュッと乳首を摘みあげたり、先端をコリコリと指の先で遊んだりとさまざまな刺激を繰り広げていくが決してペニスには触らなかった。

「そうですね、あの時計の長い針が十二をさしたら、気持ち良くイかせてあげます。」

それは今から調度一時間後の長針の位置だった。
勿論僕は一度言ったことは曲げない。
ここまですれば九鬼も落ちるだろう、と筆や、乳首クリップ、乳首用のバイブ、そこからあらゆる道具を使って一時間胸だけを愛撫してやった。


【神功左千夫(九鬼)】

「あ、は……がッ……あぁあッ!」

乳首を執拗に攻められ、思う様に声も出せない事にフラストレーションがたまっていく。
どうやら一時間以上この行為を続けなければいけないらしい。
…色んな意味で地獄だ。

クリップやバイブで攻められると、どんどん乳首の感覚が麻痺していき、頭がぼーっとしてくる。
微弱な振動で刺激される前立腺と尿道もじれったく、今すぐ引き抜いて扱いてやりたくなってくる。
最初は暴れていたが、どんどんと声をあげるのも辛くなってくると、ぐったりと項垂れ、目の前のボクの姿をした左千夫クンを力なく見つめた。
口からは大量の唾液が零れ、身体もかなり熱くなっていた。
ああ、憎い、憎い。こんなことをしてタダで済むと思うな、と言う意味を込めて、スパイダーギャグで固定されている口に笑みを浮かべた。


【九鬼(神功左千夫)】

涎を垂らした情けない格好には興奮しなかったが。
中に入っているのが九鬼だと思うと段々と興奮していた。
僕の体の乳首は赤く充血して可愛そうなことになっている、最後の仕上げと言わんばかりに電極のクリップで挟むと其処に電流を流してやる。

「お店出来そうなくらい、色々なおもちゃが有りますねここは。」

そう言って彼の顔を見上げた途端、浮かんでいた笑みに背筋が粟立った。
これだけしてもその表情を浮かべるのは流石と言ったところだろうか。
取り合えず、一時間経ったので口枷を外してやった。

「九鬼。気分はどうですか?」


【神功左千夫(九鬼)】

最後に乳首に電流を流されると、身体が小刻みに痙攣した。
後半は気持ち良さしか感じられず、電流でさえも快感になっている。
ここまで屈辱を受けるのはどれくらいぶりだろうか。
小さい頃は良くやられていた。耐性が無いわけではないが、過去を色々と思い出してしまうのが一番嫌だった。
そして、ますます気分が荒立っていき、何故かその事にボクは興奮していた。

口枷を外されると、口に違和感を感じる。
乾いた唇をいつものように舐めると、ボクの姿をした左千夫クンへと視線を向けた。

「最っ悪……頑張ったんだからさっさとイかせてヨ」

正直抗う余裕などもうない。
早くイかせて欲しくてたまらないが、表情には出したくなかった。


【九鬼(神功左千夫)】

相手の表情に僕はいつもこんな表情をしているんだろうなと思って苦笑した。
全く可愛くない表情だ。

「まだまだ、元気ですね、取り合えず、一回イかせて上げましょうか。」

そう告げると尿道とアナルのバイブのスイッチをマックスにする。
九鬼の後ろに回ると尿道バイブを手に持ち上下に動かしていく、そのままグリッと前立腺を抉り引き抜く
同時に、電極クリップを線を引っ張る様にして無理矢理外し、背中に思いっきり噛み付いてやった。

僕の性感帯を教えるのは癪だったがこの体は背中に歯を立てられると感じる筈だ。

「――ン、どうぞ、いっぱい出して下さいね。」


【神功左千夫(九鬼)】

やっとイかしてもらえると思うと、思わず頬が緩みそうになる。
尿道とアナルのバイブの振動が大きくなると、敏感な身体が大きく揺れた。
前立腺を抉られ、引き抜かれた途端に背中に噛みつかれる。
その瞬間、凄まじい快感が身体中を駆け巡った。
どうやら左千夫クンの性感帯は背中のようだ。
頭が真っ白になる感覚を感じながら、ボクは思わず自分が左千夫クンだということも忘れて喘いでしまった。

「――――ッ!!、…あっ、イ、…きもち……ッ!!……で、出る……ッ!!!!」

ボクの声とは違う甘い声が浴室内に響き渡った。
同時に大量に精液が飛び散り、その快感にガクガクと震える。
攻め手ではわかるはずのない快感に、酔いしれた表情を曝け出した。


【九鬼(神功左千夫)】

九鬼、ではなくて、僕の体が盛大に射精する。
素直な感想は腰に来た。

勿論そのまま快楽に酔わせるつもりは無いので、アナルのバイブのスイッチを切り、僕は開いた口に自分の指を突っ込んだ。

「序に胃の中のモノを出しちゃいましょうか。」

喉奥の襞を二本指で押す。

彼がえづいた瞬間に指を引き抜き、両手を手錠拘束したまま椅子の背から外す。
後頭部を持ち、前屈みにさせると汚物を地面に叩き付けれるようにしてやる。
勿論両足は拘束したままなのでかなり苦しい体勢だろう。


【神功左千夫(九鬼)】

快感に酔う暇も無いまま、何故か指を咥内へと突っ込まれる。

「――――!!??」

何故胃の中の物を出さなければいけないのかが意味がわからない。
喉奥に指を押し込まれると嘔吐感が込み上げ、えづくのを止めることができなかった。
そのまま前かがみにさせられると、苦しい体制のまますぐにその場で嘔吐する。
左千夫クンの身体のせいなのか、的確に急所をついてくるので、自分の身体なら絶えれる場所でも堪えることができない。
目尻に涙を溜め、地面に広がっていく嘔吐物を見ながら、怒りで口角があがったのがわかった。

「…っげほッ…げほっ……は、…はっ……攻めるとほんと鬼畜だネ…怖い怖い……」

顔を見上げたいが頭は押さえられたままなので、全部吐きだす様に咽ながら呟いた。


【九鬼(神功左千夫)】

酸の匂いが辺りに広がるが換気扇があるので直ぐに散っていった。
僕は吐瀉物をシャワーで流した後、"神功左千夫(九鬼)"の前に回り込み、片手で顎を支え頬を挟むようにして口を開けさせると、今度はゆっくりと湯を流し入れる。

「良いじゃないですか、僕の体なんですから。」

目の前でにっこりと笑みを浮かべたまま、苦しくない程度に湯を流しこんだ後、口をゆすぐように促す。
それからはまた指を突っ込むが先程とは違いゆっくりと指先で愛撫するように口の中を洗ってやる。

「貴方の大切な指なので噛まないように。
地区聖戦が控えているのに戦力外なんて会長として許しませんからね。」

舌先を指で挟んだり、歯を指でたどったりして遊ぶ、時折口に溜まった水を吐かせ、何度も咥内を洗う。
その間も膝でアナルのバイブを押しこんだり緩めたりと快楽も与え続けた。


【神功左千夫(九鬼)】

左千夫クンの身体だが、今中にいるのはボクだ。もちろんそれをわかって彼はこんな事をしているのだろうけど。
ボクの顔で爽やかに笑われると、余計に腹が立った。

口の中をごつごつとした指が入ってきて、気持ちがいいのか悪いのかわからなかった。
自分の指を噛む趣味などないので、もちろん愛撫されている指を噛むつもりはない。

アナルのバイブでも刺激を送られると、身体がゾクゾクと震えた。
本当に左千夫クンは変態な身体をしている。こんな受け手の快楽は長いこと味わっていない。

「は…っ……ぁ……」

ぐちゅぐちゅと咥内を丁寧になぞられると、思わず息が漏れてしまう。
下半身が反応しているのを感じ、眉を顰めると、自分の顔を見たくなかったので目を伏せた。


【九鬼(神功左千夫)】

「気持ちよさそうですね、…初めてではないでしょう?」

そう言うとどこか心が冷める気がした。
僕もそんなことが気になるのかと少し笑ってしまう。
口から指を引き抜くと、唾液に濡れた指で彼の唇をなぞる、それからゆっくりと僕の薄い唇を啄んだ。
九鬼とキスしている筈なのに体が僕だから変な感じだ。
彼はいつもこんな感覚を経験しているのかと小さく息を吐いた。

「さて、そろそろ、おねだりしてくれますか?…まだ、もう少し、いじめて欲しいですか?」

まだ、元気そうだなと思いながらも"神功左千夫(九鬼)"と視線を絡めながら首を小さく傾げた。


【神功左千夫(九鬼)】

こう言う事をされるのは初めてではない。ただ、この身体では初めてだ。
自分の顔が近づき、唇を落とされると妙な気分だった。
まるで自分とキスをしているような感覚に、身の毛がよだつ。

おねだりしろと言われたが、そこはボクの得意分野だ。いや、言うのではなく、言わせる方が得意なのだけれど。
ただ、目の前にいるボクの姿をしている左千夫クンは、どういった物を好むのかがわからない上に、挿入となれば自分のペニスを入れられることになる。
でも逆に自分のケツを掘るぐらいなら、挿入された方がまだマシか。
視線を絡められるとそっと横へと伏せ、小さい声で呟く。

「……ボクもう限界。おちんちん…欲しい……でも…こんな酷いことされたら…余計に君を犯したくなった」

君、というのはもちろん元の姿に戻った左千夫クンの事だ。
考えるだけで更にペニスが硬く反り立っていく。
挿入される快感を求めるより、左千夫クンの身体を抱きたいという本能の方がやはり強かった。


【九鬼(神功左千夫)】

最後の言葉にピクリと眉が動いた。
この体になっても九鬼は九鬼だなと改めて感じてしまうと肩を落とす。

「0点。……、僕は暫く遠慮したいですね。」

矢張りこれだけしたら仕返しされるかな。
と、頭を過ぎったものの自分の欲を沈める方が先決だと、"神功左千夫(九鬼)"の足を拘束していた鎖を外した。
そして、髪を掴み引き上げるようにすると、風呂枠へと体を乗せる様にしてこちらに尻を突き出させる。

貞操帯の蓋の部分を外し、バイブを引き抜くと、すっかり熔けたアナルが目の前に現れる。
そのアナルにゆっくりといきり立つ九鬼の体のペニスを挿入していった。


【神功左千夫(九鬼)】

0点と言われてしまった。
ただ本音を漏らしただけだったんだが。
しかも遠慮したいと言われると、ますます犯してやりたくなる。

髪を掴みあげられると、尻を突き出すような体勢にされる。
これが自分ならかなりみっともないなと思ったが、今は左千夫クンの身体なのであまり深く考えないようにした。
逆に挿入してくるボクの姿を見なくて済むので、対面する形でなくてよかったかもしれない。
バイブが引き抜かれていく感覚に身体が震えると、息が漏れた。
そしてすぐに硬く反り立ったペニスが挿入されてくると、自然と顔が歪んだ。

「…ッ……は……ボクのおちんちん…左千夫クンの中にぴったりなんだネ……ッ…」

彼はいつもこういう感覚なのか。
挿入されてくるものに何故か興奮と共に幸福を感じてしまっているのは、左千夫クンの身体のせいなのだと思う事にした。


【九鬼(神功左千夫)】

アナルがペニスに絡みついてくると言うか違和感が無い。
まるでこのペニスの為にある様な吸いつきに思わず僕は息を吐いた。

「……ッ、本当に、誰かさんのせいでそうみたいですね。」

引き攣った呼吸と共に言葉を落とす。
心を満たす満足感に甘くなってしまいそうだったので歯止めを掛ける様に奥歯を噛みしめた。
そして、そのまま"神功左千夫(九鬼)"の頭を下に押す。

「この体のまま死んだらどうなるんでしょうね?」

きっと研究者ならこんなことに興味を持つんだろう。
僕の体の九鬼を殺してしまったらどうなるのか、それはやってみないと分からないことだ。
そのまま僕は湯船に顔を押しつけてガツガツと腰を打ち付ける。
一回目はうまく息を吸えていないだろうから早めに顔をあげてやった。


【神功左千夫(九鬼)】

左千夫クンはいきなり頭を湯船に押し付ける。
息ができずにもがいていると、すぐに頭をあげられた。
その間も思い切り奥を突きあげられると、咽返りながら快感で身体が反り上がった。

「―――ッはっ…げほっ…がっ……、んッ…はっ……!この身体が、死んだ、ら……はァっ……一緒に…死ぬんじゃない……?」

息を吸えた所でまた湯船へと頭を突っ込まれる。
息を止めている間に激しく腰を打ちつけられると、異様に興奮してしまっている自分がいた。
本当にボクの事殺す気なのかとも思ったが、それはそれで別にかまわない。

「はっ…がはっ……は、ッ……ほんっと……げほっ…ひっどー…、んッ…」

虚ろな表情で息が乱れるが、今のこの左千夫クンの顔を拝みたいと思うくらいには、やはりボクは彼が好きなのだろう。


【九鬼(神功左千夫)】

「よがって…る、癖によく、言いますね……はっ、…そうなれば、僕はこの体のままか…」

それも悪くないかもしれないが彼が居ないのは寂しいなと素直に思ってしまった。
顔を湯につけると、苦しさからキュウっとアナルが締まる、それは堪らなく気持ちがいい。
昔はよくされたなと思ったが、これだけ気持ちが良いならしてしまう相手の気持ちも少し分かった。

「さて、次はイくまであげて上げませんから、精々もがいてくださいね。」

ああ、 嗜虐心が止まらない。
冷静そうな彼だからまだまだ、大丈夫だろう。
僕は再び頭を湯に押し込むともう片手で尿道バイブを手にし、それを尿道へと埋めるとスイッチを入れてやる。
"神功左千夫(九鬼)"に覆いかぶさるようにしながら遠慮なく最奥を何度も穿った。


【神功左千夫(九鬼)】

「え…?ちょッ…!!」

イくまで顔をあげないと言われ、再び湯船に顔を突っ込まれた。
少しぐらいなら息をしなくても耐えられるが、突き上げられている状態ではかなりきつい。
尿道にも再びバイブが挿入され、前立腺が刺激される。
獣の様に突き上げられると、自然と胎内がペニスを逃がさないように締まった。
ああ、自分のペニスに犯されてイくなんてどうかしている。
しかしどんどん息を止めているのが苦しくなってきた所で、頭が真っ白になっていく。
快感しか感じられなくなった身体は、すぐに絶頂を迎えようとしていた。
あ、やばい、イきそう……!!

湯船に大きな空気の泡が立つ。
意識が飛びそうになる瞬間、ボクは射精した。
身体が大きく波打ち、尿道バイブの隙間から精液が零れ落ちたのがわかった。


【九鬼(神功左千夫)】

もともと男の体は生命の危機を感じると子孫を残す様になっている。
これだけ切羽詰まって突き上げられると僕の体は射精するだろう。
胎内の好きな場所も全て熟知している。

アナルの奥を亀頭で抉るように突き上げると九鬼がイったようだ。
"神功左千夫(九鬼)"の尿道の隙間から精液が溢れている。
尿道を狭くしているせいで絶頂時間は長くなるだろう。
射精しそうになるのをグッと堪えて顔を上げさせる。

「……く、は……ほら、まだ、終わりじゃ、ありませ…んよ?」

口の中に指を入れて、えづかせてやると、ごほごほ咳こむように呼吸する。
そうなった瞬間に僕はまた水面へと顔を押しこんだ。
覆いかぶさっていた自分の体を立て、次は奥の上の辺りを擦ってやる。
ぐいぐいと、ペニスを締め付けてくるので余り持ちそうになかったけどどうせならとことんおぼれさせてやりたい。


【神功左千夫(九鬼)】

意識が飛びそうになった所で、頭をあげさせられると浴室が目に入った。
何かを言っているようだがうまく聞こえずに、指を突っ込まれ水を吐きだすと空気を吸い込んだ。
しかしすかさずまた水面へと戻されると、再度腰を打ちつけてくる。
もう既に息をすることなど考えていなかった。
左千夫クンの感じる部分を攻めたてられると、身体が痙攣した。
こんなことをされて感じているのは、ボクなのか、左千夫クンの身体なのか。
わからないが、きっとどちらもだ。
身体には力が入らないのに、怖いぐらいの快感はしっかりと感じていた。


【九鬼(神功左千夫)】

堪らなく気持ちが良い。
こんな暴力的なセックスは初めてかもしれない。
拷問なら幾度となくやったが、それとはまた違う。
腰を打ちつけながらぼんやりと丸出しの尻を眺める。
少し前に酷く抱かれた時に書かれたこの体の持ち主の名前ももうほとんど分からない程癒えていた。

「ぅ……く、流石に……そろそろ、……っ」

何度か頭を沈めたり、持ち上げたりを繰り返していたがそろそろこの体の限界のようだ。
一度ペニスを引き抜き、"神功左千夫(九鬼)"の顔を湯船から引き摺りだすと床の上に仰向けに転がす。
片足だけ肩に掛けると再び挿入し激しく腰を打ち付けた。

「ふふ……凄い、顔、してますよ…。――はっ、……出し、ます…ね…ッ!!」

と、言っても僕の顔なのだけれども、まぁ興奮しないこともない。
そのまま数度打ちつけるとペニスを引きずり出し、"神功左千夫(九鬼)"の顔に向けて精液を吐きだす。
ただ、中に出すと後処理が面倒だっただけなのだが、これはこれでそそった。


【神功左千夫(九鬼)】

もう半分は意識が飛んでいただろうか。
情けない事に呼吸の仕方がわからなくなっている。
数度頭を湯の中に突っ込まれた後、床の上に仰向けに転がされたのがわかった。
飲んだ水を吐きだす様に咽るが、抵抗する気力も沸かない。
湯の中に顔を突っ込まれている間に、ボクは何度か射精していただろう。
身体が激しく痙攣しながらも、全身が快感に飲み込まれていた。

凄い顔をしている、と言われたが、ボクがそれを見たかった。
そんな事を考える余裕もなく、腰を打ちつけられている。
意識をはっきりと保ちたいが、目の前にいるボクの姿をした左千夫クンの顔を見るのが嫌だった。
そして、生ぬるい精液が顔にかかった頃には、ボクはまた射精していたと思う。
ああ、最悪。自分の精液顔にかけられて興奮するなんて。

微かに笑みを浮かべながら、これが終われば元に戻った左千夫クンを、どう虐めてやろうかという事だけを考えていた。


【九鬼(神功左千夫)】

呼吸が弾む。
セックスの攻め手でこんなに興奮したのは初めてかもしれない。
彼の体だからだろうか。

意識が飛ぶさなかに見せた笑みにゾクリと肌が戦慄く。
ああ、明日、この体に戻ったら必死に逃げないといけなくなってしまった。

そう思いながら、呼吸を促す様にもう一度唇を重ねた。


END
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