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大学生編(受けの高校時代の記憶がありません。受け攻め共に他キャラと結ばれます)

【10-3】うさぎのしっぽ発情中①

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∞∞ nayuta side ∞∞

何だろ…頭がふわふわする。
今日はイースターイベント最終日で《紅魂》 が出たけど晴生が《食霊》してくれて、んでもって、晴生の誕生日会も無事に終わって、そして、俺は今うまそうにチンコを頬張っている。

ん?…チンコを頬張ってる?

「はっ、な!?…んだよこれ、一体どういうッ」

「はっ?…千星さぁ…ッ、……、俺も、イきそうで…ッ」


待て待て待て待て。

落ち着け、千星那由多。
現状を良く考えろ。
途中までは良かった途中までは良かったんだが、おかしい何かがおかしい。
俺は四つん這いになって誰かの上にいる。
声からして晴生の声だ。
しかもしかもしかもぉ!俺のチンコもしゃぶられてる。

「晴生ッ…これ、一体……」

「わかんないッスけど…おれ、我慢出来なくて……ぁ、千星さん、もう、ちょっと、もうちょっとで、イけそうだから…」

ヤバイ、エロい…晴生がエロ過ぎる。
この前一緒にAV鑑賞会をしたがその時の比ではないくらいエロい。
先程、マスターとオーナーに弄ばれていた…いや、《idea─イデア─》 化されていた晴生を思い出してしまい、俺の股間が更に熱くなった。

「はぁ…、また、大きくなってま…ふ、……ん。」

晴生は俺の下に寝転がっていて、言ってしまえばシックスナインの格好になっていた。
晴生が俺のペニスに吸い付くとヘタリとうさぎの耳が垂れる。
そうだ、格好はまだイースターのイベント衣装のままである。
うさぎの耳に、パフスリーブのフリルブラウス、コルセットは床に落ち、短パンはもう片足しか掛かっていないが、ソックスはそのままで、何故か喫茶【シロフクロウ】の晴生がコンセプトを考えたハードパンク兼ゴシック調の部屋のソファ席の上に居た。

何がどうなってるかわからないが滅茶苦茶体は熱い。
晴生も辛そうだし、ここは、ここは。

今の行為に集中するしかない。

俺の中で欲望に負けてしまうと、不思議と目の前にある性器は気持ち悪くなかった。
晴生は《霊ヤラレ》 になっているのか、ペニスの先端からしどどに蜜が垂れていた。
晴生の様子も相まって苦しそうに見える性器へゆっくりと舌を伸ばす。

舌先で大きく先端を舐めると苦さと独得の青臭い味に自然と眉が寄る。
美味しくない、決して美味しくないのだけど。

「っ、…はっ、…千星さぁ………ん、ッ」

切なげに俺の名前を呼ぶ晴生に浮かされるように先端を口の中に含んだ。
そうすると自然と晴生の腰が浮く。
俺の口の中を行き来するように動かされると、歯に当たりそうで慌てて口を大きく開ける。
ただ、そうすると物足りなさそうな切なげな声が上がる。
刺激が足りないのはわかるんだが、一体どうすればいいのか。
そんな事を考えていると俺のイチモツが晴生によって深く咥えられた。
俺とは違い、性器を深くまで咥えられてしまうと自然と腰が引けるが、晴生は俺の腰に手を回して頭を持ち上げてくる。
ジュボジュボと激しく音を立て、視線を流し盗み見ると頬を窄めて唇で扱いてくれているようだった。
たまに口を離して酸素を補うように呼吸する間は手で扱いてくれている。
俺も彼のフェラチオを見様見真似で行っていく。
竿を手で握り柔らかいタッチで扱き、口に含めるだけ含んで咥内に唾液を溜めたままズルズルと吸い上げる。

「あ、千星さん、おれ、イきそうで………す……ッん!」

「ん゙ん─────ッ!……苦っ……」


口の中の性器が一度大きく脈打つと咄嗟に口を離してしまい、顔中に生温かい体液が飛び散り、グッと眉が寄った。
唇についた精液が口の中に入ってしまい独得の青臭さに言葉が落ちる。
ネチャネチャした独得の感度が気持ち悪く、顔全体を服の袖で拭っていると謝罪が聞こえてきて視線だけ向けた。

「千星さん、ッ、すいません、俺ッ!堪え性なくて…千星さんのも気持ちよくしま、ふ、…ね」

「ぁ、……ッ……俺、《霊ヤラレ》 じゃねぇ…けど…」

晴生が俺の熱を持った性器の近くで喋る。
熱い俺のイチモツに空気が触れると自然と体も震えた。
また口に含まれてしまうペニスに体に力が入り、俺も射精感が近くなるがネトっとした何かがアナルに触れた。

「───ッはるきっ!?…なにして……」

「俺のフェラだけじゃ、満足させてあげれそうにないので…千星さんに、気持ちよくなって、ほひ、くて、…ん」

「ちょ、晴生、そこ!?出るとこ!!いれんッッッ!!」

滅茶苦茶暴れたかったがふわふわしてしまって体の自由が聞かなかった。
晴生は横の机の上からハチミツの入ったハニーポットを俺の尻の上から垂らしていた。
現実感がない感覚に体が震えると同時に、晴生の指が体内へと入ってくる。
思ったよりすんなりと中に入ってきて甘く深い息を吐いてしまう。
晴生は俺の事なんかお構い無しで媚肉を掻き分けて奥まで指を押し込んでいく。

「はる……、ッ………ん、も………く……」

「はっ…すいません…きっと、きもちいい、はず……ッ」

そう言えば巽としたときに日当瀬が『《霊ヤラレ》 のときはここを使えばいい』って言ってたって、言ってたけど。
ベタベタのハチミツが中の熱と混ざってスムーズに指を動かす潤滑油の代わりになってしまう。
晴生は陰嚢を垂れてきているハチミツを舐め上げながら俺の性器の裏筋に吸い付いて、竿を指で扱いている。
日常では考えられない行為に熱が燻る。
晴生の性器はイった後は力を失くしていたけど、また直ぐにムクムクと大きさを取り戻していた。
中を探るような異物感から逃げるように俺はまた目の前の性器を舐め始める。

「は、…ッ………ぁ、ん…………ふッ」

「そう言えば、千星さん、…ッ、尻尾、忘れてました…ね?」

「?…晴生…ッ…は、おい、ちょ、それ、冷たっ…まて、待てって…」

晴生の言葉の意味が理解できず視線だけを向けると、机の上からウサギの尻尾型の物を手に取った。
フサフサしているパステルブルーの尻尾から金属の取っ掛かりのある棒が出ているものだったが、晴生がその突起がついた棒の部分を俺のアナルに沈めていく。

「───ぁ、晴生…ッ、や、やめっ、ッ!」

「千星さん、俺のも…つけ、て、くだ、さ…ッ」

ただ挿入するだけでなくウサギの尻尾型のアナルプラグで中を慣らすように動かされると、更に異物感が増した。
“俺のやつも”の表現に机の上を見てみると、色とりどりのウサギの尻尾を模したアナルプラグがケーキとイースターの飾り付けの合間に転がっていた。
こんなものが客室に転がっている非常識さに違和感を覚えたが、それは直ぐに晴生がプラグを激しく動かすことによって意識が散ってしまう。

「ぁ、あ!晴ッ生……ん、ん、も、知らねぇからな!俺…ッ」

少しだけ頭を起こして、晴生と同じパステルグリーンのウサギの尻尾のアナルプラグを手に取ると、抜けないように付いている膨らみの部分にハチミツをかける。
手元がうまく行かずに机にべっとりと蜂蜜がつくが、構っていられずに目の前の後孔に一度ゴクリと大きく喉を動かす。
ゆっくりとプラグを何度も行き来させるようにしながら埋めていくと、俺の体内のプラグも更にはやくなった。
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