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ヒロ(副会長)×ユウマ(生徒会長)

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「はぁぁぁ……ヒロ先輩は今日も休みか…。」
生徒会の書類をまとめながら、1年の女子が呟いた。
「ヒロ先輩はインフルだからしょうがないよ。」
もう1人の1年の男子が言った。
「私の癒しぃぃ…。」
「…どこが癒し?」
男子が聞くと、
「全て!」
という答えが返ってきた。
「あのルックスに加えて、性格!!誰に対しても優しいの!!マジで神!!…でも、…今日は会えないのか…。……はぁぁぁ。」
数秒間興奮して喋っといたのに、急にテンションが下がった。それだけヒロに会えないことがショックだったらしい。
ヒロあいつ…猫かぶってるな。”
女子の話を聞いて、ユウマはそう思った。
「今日はここまでにする。お疲れ様。」
ユウマが言うと、
『お疲れ様でした!』
と言って、みんな荷物をまとめて帰った。
生徒会室で1人になったユウマは、窓の外を頬杖をついて眺めながら、大きなため息をついた。
「俺だってあいつに会いたい……。あいつと毎日ここでやるのが当たり前になってたから…構ってもらえないと…。っ!!な、何を言ってるんだ…俺は!」
ユウマは正気に戻ると、すぐに荷物をまとめて家へ帰った…


____ピンポーン____
《はいはーい?あ、ユウマくんじゃん!久しぶりー!》
ヒロの兄の声が、インターフォン越しに聞こえた。
「お久しぶりです。ヒロはいますか?」
《もちろん!今開けるから待っててねー!》
その数秒後、すぐに扉が開いた。
「ユウマくん!マジで久しぶりー!元気だった?」
「はい。おかげさまで元気です。…ヒロの具合はどうですか…?」
ユウマが聞くと、
____ガタンッ!!バタンッ!!____
と扉を乱暴に開け閉めする音が聞こえた。
ヒロの兄はユウマの耳元で、
「いじれる相手がいなくてストレス溜まってるみたいでさ…。最近ずっとあの調子なんだ。」
と言った。
「そうですか…。」
「というわけで!」
ヒロの兄が急にユウマの両肩を掴むと、
「あとは任せた!!」
と言って、外へ飛び出した。


___コンコン___
ヒロの部屋をノックすると、スっと扉が開いて、驚いたヒロの顔があらわれた。
「え?ユウマ…くん?なんでここに?」
「お見舞いだ!バカ!」
そう言ってユウマは、ヒロの好きなお菓子が入った袋を差し出した。
「うわぁ!!ありがと!」
袋の中身を見て目を輝かせながらヒロが言った。
「お前が普通に礼を言うと気持ち悪いな。」
ユウマが言うと、
「普通に礼を言っただけなのに酷いなぁ…。もしかして、普通じゃない方が良かった…?」
ヒロがニヤニヤしながら言った。
「っ!!」
ユウマは否定しようとしたが、どこかでそれを期待している自分がいる。
「…僕がいなくて寂しかった?」
ヒロがそう聞くと、ユウマはうつむいて小さくうなづいた。
「へぇ~~…。僕がユウマをいじめられなかった数日分…、今いじめても?」
「す、好きにしろ…。」
 ユウマは、耳まで真っ赤にして言った。
「あ、ちょうどバニーの衣装手に入ったんだ~♪早く着てよ!」
ヒロは満面の笑みで言った。
「っ!?バニーは嫌!ってか無理!」
「ユウマく~ん!拒否権なんて…ないよ?」








_うさぎの日
3/3で【みみ】らしいです。ウサギは寂しがり屋ですから、独りになると寂しさで大変らしいです。
会長もウサギと一緒で寂しがり屋ですね!w


その他
・桃の節句
・雛祭り
・耳かきの日
・ジグソーパズルの日
・結納の日
・金魚の日
       など

 
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