黒ギャルとパパ活始めたら人生変わった

Hatton

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10月17日(火)

地田「このおとこだれ?」

あんず「なんでこんな写真持ってるの?」

地田「やっと返事くれたね」

あんず「ごめん」

地田「着信」

あんず「喉痛めちゃったから電話むり」

地田「そっかそっか、ごめんね」

地田「それで、この男はだれなの?」

あんず「親戚のおじさんだよ」

地田「そっか、そうだよね」

地田「もし新しいパパとかなら、どうしようかと思っちゃったよ」

地田「でも僕はちゃんと信じてたから」

あんず「もしパパだったらどうする気なの?」

地田「なんでそんなこと聞くんだい?」

地田「親戚なんだよね?」

あんず「そーだよ」

地田「ならなにも問題ないよ」

あんず「ごめん、ちょっと風邪ひいたっぽいから」

あんず「そろそろ寝る」

地田「わかった今日のところはこの辺にしとこう」

地田「高層階は冷えやすいから暖かくしてね」

あんず「アタシの住んでるとこ知ってんの?」

地田「君のことならなんでも知りたいんだ」

地田「本当はもっと詳しく調べられるんだけどね」

地田「家族のこととか」

地田「親戚のことまで」

あんず「そこまでしなくてもいいんじゃない?」

地田「そうだね」

地田「君から教えてもらえばいいんだし」

地田「これからはたくさんお話しできるからね」

地田「そうだよね?」

あんず「そーだよ」

地田「わかった」

地田「でもあんまり誤解を生むようなことは控えようね」

地田「じゃなきゃ温厚な僕も、流石に怒っちゃうかもよ笑」

あんず「うん」

地田「良い子だね」

地田「おやすみなさい」

地田「おやすみ」

地田「杏子ちゃん?おやすみ?」

杏子「おやすみ」

10月18日(水)

地田「もう学校終わってるよね?」

あんず「うん」

地田「おつかれさま」

地田「ところで結婚の件なんだけどさ」

あんず「結婚?」

あんず「だれの?」

地田「僕と杏子ちゃんのだよ」

地田「決まってるじゃないか笑笑」

あんず「そっか」

地田「僕ら結婚するんだよね?」

地田「あの指輪、まだ持ってるから次会ったとき渡すからね」

あんず「奥さんは?」

地田「先月離婚が成立したよ」

地田「君と結婚するんだから当然だろ?」

あんず「アタシまだ17なんだけど?」

地田「もちろん高校卒業まで待つよ」

地田「でも式の会場とか日取りとか招待客とか決めることは山ほどあるからね」

地田「いまから相談しておこうと思って」

地田「本当はもっと早く話し合いたかったんだけど」

地田「なかなか連絡取れなかったから」

あんず「ごめんね」

地田「いいんだよ、考える時間が欲しかったんだよね?」

あんず「そんなとこ」

地田「でもようやく覚悟を決めてくれて、すごく嬉しいよ」

地田「そうそう、このあいだホテルの式場を覗いたら」

地田「杏子ちゃんにすごく似合いそうなドレスがあったんだ」

地田「こんど一緒に見に行こう」

地田「絶対に気にいるから」

地田「杏子ちゃん?」

地田「どうしたの?」

地田「着信」

地田「着信」

地田「着信」

地田「着信」

地田「着信」





10月18日(木)

あんず「ごめん」

あんず「寝落ちしてた」

地田「そっか、それなら良かった」

地田「心配のあまり新幹線に飛び乗るところだったよ」

あんず「いまこっちにいないの?」

地田「地元で父親が市長選に立候補してね」

地田「選挙の手伝いに駆り出されちゃてさ」

あんず「すごいお父さんだね」

地田「おかげでなかなか杏子ちゃんと話す時間とれなくてね」

地田「ごめんよ」

あんず「気にしないで」

地田「でも今月末には帰れそうだから」

地田「そのとき会ってゆっくり話そう」

あんず「うん」

地田「そろそろ喉は治った?」

あんず「うん」

あんず「でももう遅いから、電話は明日にしよ」

地田「まだ夜の9時じゃないか」

あんず「地田さん忙しいんでしょ?」

あんず「無理しちゃダメだよ」

地田「杏子ちゃんは本当に優しい子だね」

地田「僕の自慢のフィアンセだよ」

地田「両親に紹介するのが楽しみだ」

あんず「ありがと」

あんず「おやすみ」

地田「おやすみ」

10月19日(金)

地田「音声通話 1:01:51」

地田「音声通話 2:15:07」

10月20日(土)

地田「音声通話 4:00:28」

地田「おやすみ」

地田「愛してるよ」

あんず「おやすみ」

あんず「アタシも」

10月21日(日)

あんず「ごめん」

あんず「今日の夜は友達と会うから」

あんず「電話できない」

地田「そうか、それなら仕方ないね」

地田「その友達って女?」

あんず「とーぜんじゃん」

あんず「信じてくれないの?」

地田「そんなことないよ」

地田「もちろん信じてるさ」

地田「でも念のため、その子と遊んでるところを写真に撮って送ってもらえるかな」

あんず「知らない人に勝手に送るのは嫌がるだろーから」

あんず「こんど会ったとき見せるんじゃダメ?」

地田「わかった。それでいいよ」

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