黒ギャルとパパ活始めたら人生変わった

Hatton

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やらかしたあ…

「~~~!!」

着替えもせず、家のソファの上で寝そべって、クッションに顔をうめて、アタシは思いっきり叫んだ。

このマンションの防音なら、ふつーに叫んでも大丈夫だろうけど、念のため。

叫ぶだけじゃ足りず、ついでに足をバタバタさせる。

電車の中のアタシは、完全にどうかしてた。

よりにもよって…岩城さんの…

「ゔゔゔゔ」

ダメだ、このままだと恥ずか死ぬ。

あたりまえだけど、ぜんぜん良い匂いじゃなかった。

なのに、なんでか、フワッと匂ったソレに、頭がボーッとなって、気がついたら夢中で嗅いでた。

いくらアタシのこと大好きな岩城さんでもさすがにドン引きだったろうな。

あれ?でもワンチャンばれてないかも?あの人ニブいし、ワンチャン…

いや、それは無いか。さすがに。

「はあ……!?」

ため息ついでに寝返りをうつと、さらにヤバいことに気づいた。

アソコが、すこし濡れてる。ううん、けっこうしっかり濡れてる。

いっそこのまま誰か殺してくれ。

頭皮の匂いを思いだしただけで濡れるとか、ドヘンタイじゃん。

いじられようが、舐められようが、大して濡れず、ヤルときはローション必須だった欠陥マンコのくせに、こんなことで準備万端になるんじゃねえっての。

アタシは自分のバカ…そういや、男のアレは息子っていうけど、女のコレは娘とは言わないな、なんでだろ?

とにかく、ムラムラする。こんなのいつぶり?

アタシはそろそろと下半身に手を伸ばす。

オカズにするのが岩城さんの匂いだなんて、なんかいろいろ嫌だし、なんかムカつくし、そもそも女としてヤバすぎる気もする。

でも、ま、ヤバい女なのはいまさらか。

ひらきなおりついでに、下着の中に手を突っ込んで、一番敏感な部分に中指を触れさせた。

「ん」

エロ動画で女優がオナニーでアンアン喘いでいるのを見たことあるけど、こんなの絶対ありえねーって思ってた。

でも、いま、ナチュラルに声がでたから、あんがいありえることなのかも。

やばい…癖になりそうで嫌、でもキモチイ…

「ピコン、ピコン、ピコン、ピコン!!」

連打されるみたいなスマホの音で、一気に萎えた。

見なくてもわかる。あいつからだ。

フルシカトしてたら大人しくなったから、てっきり諦めたかと思ったのに。

これはさすがに番号変えるしかないか。あんな奴のためにそこまでするのは癪だけど、仕方ない。

とにかく、またブロックするためにスマホを開いたら、ホーム画面に「画像を送信しました」が何個もあった。

ゾワっと寒気がした。ロクなもんじゃないのは分かり切ってたけど、見るしかない。

アプリを開いて、チャット欄を覗いたら、あやうくスマホを落としかけた。

「嘘でしょ…」

アタシと岩城さんがホームで電車を待ってる後ろ姿の写真。

クレーンゲームに夢中になってるアタシと、それを後ろから見守る岩城さんの写真。

アタシと岩城さんがファミレスでご飯を食べてるところを、外から窓越しに撮影した写真。

今日のアタシたちを撮影した画像が、何枚も送りつけられていた。

既読がつくのを待ち構えてたみたいに、最後にあいつからメッセージが届く。

「このおとこだれ?」
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