浪人生が元クラスメイトと異世界転移したら悪魔になりました

みっくす俺!!

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34わ『いただきます』

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ここはギルド『D.E.D』
暗い部屋にはもともと設置してあったランプに魔法で火をつけて明るくしている


黒木先生の魔法で身体をきれいにしてもらったが、服を着たままで全部きれいになるタイプの魔法で少し安心したな

濡れた身体も風魔法で乾かしてもらったし、久しぶりに身体を洗ったからだいぶ気分がいいな


「黒木先生本当によく魔力なくならないな」

「ぁあ、あれよぉ
『魔法陣制作』で魔法陣を書いたあとに魔法を使えば魔力を消費しないのよぉ
今ぁたしの魔力は0だけどこのスキルのおかげで瞬間的にじゃあなければ魔法が使えるわよぉ」

何それ、いくらでも使い放題じゃん
確かにさっきから魔法使う時に何か書いてたな


「おはよう
ワタリ、先生」

「うーんー
おはようー」

「ああ、おはよう」

ちょうど眠くなってきたタイミングだったからちょうどよかったな

「ワタリと先生もギラの所で二人で寝る?
寝心地最高だったよ」

…こいつはバカなのか
何で男と女が同じベッドで寝るんだよ!

「…黒木先生はギラの所で寝たら?
俺は別の布団で寝るわ」

「佐渡照れてるなー」

「うるせぇわ、勇哉」

眠くて怒る気持ちにもならないな

「ぅん、わかったわぁ
みんなおやすみぃ」

あ、身体洗うの教えないと…

ま、黒木先生も眠そうだし、俺も眠いし起きてからでいいか

「お休み」




「佐渡翔様」

「ユピア様こんにちは」

もはやいつものパターンだな
寝たら絶対に出てくるんだよな

「少し干渉しすぎだと言われたので今回で夢に出てくるのは最後になります」

神様なのに誰かに文句を言われる事とかあるんだな

「佐渡翔様達の近くに転移した方は次に会う方で最後です
近くの泉にいるので仲間にして一緒に行動して頂けますでしょうか?」

「もちろんです」

「彼女も佐渡翔様達に足りないものをきっと補ってくれます」

「わかりました」

彼女ってことは女か
可愛い人だといいな

「それからギルドを目指す事にしたのですよね
とても良いと思います
これからも冒険を続けてぜひ皆さんを集めてくださいね
もちろん仲良く、協力して、ね」

「はい」

「それでは…名残惜しいですが時間です」

「ユピア様!
また会えますか?」

「はい、冒険を続けたら必ず会えますよ
私は佐渡翔様とまた会える日を楽しみに待ってます」

よかった
聞きたい事は色々あるが、『天啓』とかもあるし少し寂しいけどまた会えるならいいか

「では…お目覚めください」



目を開ける

何か寝てる時夢ばっかり見てるからここ最近寝てる感じがあんまりしなかったんだよな
でも疲れは良く取れた感じだな

「おはよう、ワタリ」

「ん、おはよう」

「ぉはようぅ」

「おはよー」

黒木先生も今起きた感じか

「朝ご飯は採りに行かなくても倉庫にたくさんあったよ
どれもこれも珍しいものみたいだよ」

本当だな
机にたくさんの見たことない木の実が乗ってるわ

「倉庫の中調べたのか
どんな感じだった?」

「それは、朝ご飯食べてからにしよー
お腹すいたー」

先に起きたのに朝ご飯待っててくれたんだな
それならやっぱり先にご飯にしよう

「じゃあ…いただきます」

「いただきますー」

「いただきますぅ」

全員で椅子に座って食卓を囲むって何かいいな

家ではあんまり最近そういうことなかったんだよな


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