浪人生が元クラスメイトと異世界転移したら悪魔になりました

みっくす俺!!

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23わ『武器』

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「じゃあぁたしがかけるちゃぁんの武器つくるわねぇ」

ぽんっ

「魔導書さん、なにか強い武器…悪魔に合う武器を作りたいわぁ」

パラパラパラパラパラパラ…

キラッ

「ぁあ、これねぇ
これはカッコいいわぁ」

「どんなんですか?
見せてくださ…見えませんね」

「ぁあ、じゃあぁたしにしか見えないのねぇ
『悪魔の槍』ですってぇ
素材は『悪魔の羽』、『悪魔の涙』、『サイクロホーンの角』ですってぇ
持ってるぅ?」

「羽と涙はなんとかなりますけど角はないですね」

「ぅーん
じゃあダメねぇ」

「そうですか
残念ですね
黒木先生のローブと杖の素材は何だったんですか?」

「杖はぁたしのまつ毛とサスイシスの牙だったわぁ
襲ってきた魔獣を倒したら魔導書が反応して作ってくれたわぁ」

偶然その魔獣が来て自動的につくってくれた?
何だそれ、都合が良すぎるな

「ローブは…
ちょっとぉ…」

何かもじもじしだしたな

「ローブは…ぁたしの服と下着で…作りましたぁ」

「あ、ああそうですか
…変な事聞いてすいませんでした」

「先生ー
ってことは裸で作ったってことー?」

わかりきった事きくなよ!
デリカシー無さすぎだろ!

「ぁあ、いやぁ」

ほら、先生めっちゃ困ってんじゃねえかよ!


「そういえばー
せっかく剣術のスキルあるのにー
剣がなくて困ってたんだよねー
先生ー作ってー」

よくこのタイミングで自分のたのみごとできるな!
もはやデリカシーない通り越してカッコいいわ!!

「ぁあ、たかはしくん…勇者の剣ねぇ
ちょっと待っててぇ」

めっちゃ変な空気になったじゃねえか!
やっぱり勇哉無理だわ

「これがいいわぁ『聖剣ガルドボソード』」

え、聖剣?

「わー
聖剣とか作れるのー?」

「ぇえ、できるわよぉー
『勇者の髪』、『悪魔の爪』、『オリハルコン』、に『天使の歌声』でできるわよぉー」

「は?歌声?」

「ぼく歌えばいいの?」

「その前にオリハルコンでしょー
探さないとー」

「待て待て、何で聖剣に悪魔の爪とかいるんだよ
ってかさっきから合成するもの変な物ばっかりじゃねえかよ!」

「まぁまぁ、かけるちゃぁんそんな怒らないのぉ
元にいた世界の常識が通じないのがイデアルでしょぅ」

「すいません」

「素直に反省するようになったのねぇ
3年の最後の方とわ大違いよぉ」

そんなに俺ってヤバかったかな

「ぼくの武器も見てみてよ
二人ばっかりズルいよ」

「ぁあ、ごめんねぇももちゃぁん
今見てあげるからぁ
天使の武器…これねぇ『キューピッドの弓』」

…もうツッコミとかいいわ

「あ、カッコいいかも
気に入ったよ
素材は?」

まさかの気に入った発言だよ
俺の親友よ、それでいいのか!

「素材は『天使の羽』、『雲の欠片』、『カシアディアの角』ねぇ
雲の欠片ってなにかしらねぇ」

「うーん
どちらにしても今は無理そうだね
先生ありがとう」

「どういたしましてぇ」

結局一度も使うところ見えなかったな
ま、いつか見えるか
…このよくわからない素材が集まったときな


「なあ、再会でテンション上がってめっちゃ忘れてた事言っていいか?
さっき倒した奴らと逃がしたやつの事どうするんだ?」

「「「あ、…」」」

全員の考えが一致した瞬間だった
先にこっちなんとかすれば良かったな!
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