浪人生が元クラスメイトと異世界転移したら悪魔になりました

みっくす俺!!

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39わ『小屋』

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「と言う訳だ
今から爺さんのところに行くぞ」

「ワタリ、急すぎるし自分勝手すぎるよ…」

「そうだなー
精花と再開したばっかりなんだからもうちょっとその感動があってもいいんじゃないかなー」

「話を急に進めてしまってごめんなさい
でも、ウル爺は素晴らしい人ですし信頼できます!私が生きてこられたのもウル爺のおかげです
そのウル爺が皆さんの修行をつけてくれると言っているのです
行きましょう!」

「まあ精花ちゃんがそこまで言うなら…」

正直あの爺さんが全面的に信じられるかと言うと怪しいが、この世界を知るためにはちょうどいいしな



「佐渡君、ウル爺の家はこちらです」

泉のすぐ近くにこんな立派な小屋があったのか

「おーい爺さーん
連れてきたぞー」

あれ?不在か?

「ちょっと中で待っておれー」

どこかから声が響く

「入りましょう
リビングはこっちです!」

「そうだな」

「ここに座って待っていましょう!」

リビングにはダイニングテーブルのようなものとそれを囲むように椅子が6つ置いてあったので俺ら5人はそれぞれ腰掛けることにした

リビングの様子からしてあまり異世界感がねぇな
洞穴にあったDEDとは大違いだな

「ところで修行って何やるんだろうな」

「なんだろうね」

「あぁ、修行は」

「待たせてごめんのー
よし、ちゃんと全員そろっておるの
まず聞くがお主らはここ最近別の世界から来たということで間違いはないな?」

「あぁ、そうだな」

「ふむ、でお主らはこの世界で生き抜く術を知るために修行がしたいと?」

「まあ、そうだな」

修行するって言ったのは爺さんの方だけどな

「じゃあいつもそこの精霊使いの嬢ちゃんにしている修行をするかの
じゃがその前に角が生えてるお主!
悪魔とか言っておったか
お主には寝室も貸してやらんし修行もつけてやらん!」

は?
このジジイ急に何を言うんだよ!
何も悪い事してねぇだろ!

「ウル爺!
どうして佐渡君にだけそんなことを言うのですか!」

「さあの
さあ、修行を始めるぞ
角付き以外はついて来い」

「このジジイ!」

マジで頭にきた
ぶん殴ってやる!

「オラァァァァァ」

バギィィィィ

俺の拳がジジイにクリーンヒットする…はずだった

「な!?」

そのジジイは片手で俺の拳を止めていた

「黙ってここから出て行け
悪魔よ!」

「おわああああああああああ」

「ワタリィィィーーーーーーーー」

「ウル爺!
どうしてこんなことを」

「佐渡助けてくるー」

「行かんでよい」

「どうしてっ」

「それがあいつの為にもなるのじゃ」

「ワタリがいないと…僕は…」

「そうウジウジするでない
さて修行をするぞ
外で待っておるよ」



「どうするー?」

・・・

「あんなウル爺を見たのは初めてで…どうすればいいのか…
皆さんごめんなさい」

「いやいや、精花ちゃんが悪いんじゃないよ」

・・・

「じゃあ今日の修行を受けてから佐渡を探しに行こうー」

「でもそれじゃあワタリが…」

「佐渡は強いから大丈夫ー!」

「そう…ですよね」

「じゃあ行こうー!先生もー!」

「ぁあ、待ってぇ」

「…かけるちゃぁん…」








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感想 1

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みんなの感想(1件)

2018.02.26 ユーザー名の登録がありません

退会済ユーザのコメントです

みっくす俺!!
2018.02.26 みっくす俺!!

おお!
初の感想感謝感激ですな
黒ペンキさんありがとうです

今は暇なのでどしどし話を進めたいと考え中です
(暇じゃなくなったら進めないみたいな言い方になっちゃった)

これからも悪魔を宜しく頼みますっ

解除

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