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56.生の美しさがあった
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よく見ると、まだ、二十代はじめのように見える。日に焼けて塩焼けした真っ赤な頬の女性で、つるりとした白い絹ようのな頬のパソンに気おくれしているのが見て取れた。パソンがほほ笑むと、女性は見とれたようになり、はっとした顔をして中に逃げ込もうとした。心の声が、恥ずかしい、と言っているのが嫌でも聞こえた。きれいな顔に見とれ、それに比べて自分はと思うと居てもたってもいられなくなる。
「パソン殿、ゼ大臣補佐が呼んでいるのではありませんか?」
アーヘルゼッヘはやるせなくて声をかけた。目がきらきらとした女性だった。アーヘルゼッヘにはない、生の美しさがあった。女性は、ほっとした顔で、顔をあげてアーヘルゼッヘへ感謝の視線を向けて見せた。が、その瞬間、顔が凍った。家人の一人が気がついて、慌てて駆けて来たのだが、間に合わなかった。
女性は、細く息を吸い込んで、湾中に響き渡るような悲鳴を上げた。細く甲高い悲鳴は尾を引いて、女性はそのまま声を出し続けながら卒倒した。駆けてきた家人が両手を伸ばして女性をしっかり抱きとめた。アーヘルゼッヘは震える手で自分のフードを引き上げた。それと同時に、心の耳を全開にした。湾中に恐怖のうねりが広がっていた。
崖下の小道の男は歯をくいしばるようにして道の上を見上げている。船を押しだした男達は、足が絡まるほどの動きに変わる。海辺から怒りと後悔に真っ赤に膨れ上がりそうな気配をもった男が砂利を蹴って大股で近づいてきて、アーヘルゼッヘを者も言わずに殴った。誰かが間に入る間がなかった。アーヘルゼッヘはフードの下で頬を抑えて突っ立ったまま、つぶやいた。
「御妻女に失礼をいたしました」
「何をした!」
底から湧き上がるような声に、
「何も」
「何もしなくて、これが悲鳴を上げるこたぁなかぁ!」
「本当に何も」
と言って、アーヘルゼッヘは、フードの端を静かに持ち上げた。暗がりの中、銀色の瞳が輝いていた。銀の髪が光を放って顔を白く取り巻いていた。男は唾をのんで、妻に両手を伸ばして自分で抱えた。しゃがみこみ、抱えながら、尻込みした。家の扉に背をぶつけると、
「行ってくれ。行ってくだせぇ」
と言いなおした。都会の出だったのかもしれない。ゼ大臣補佐家に知りあいがいたのかもしれない。しかし、今は、漁師で十分だ。こんな者には係わりあいにはなりたくない、と言う、心の声があたりに響き渡りそうなほどの大きさでアーヘルゼッヘへ迫っていた。パソンが、やっと正気になったと言うように、慌てて言った。
「こちらは、やさしい北の方で」
と言いかける。すると、男は、この時初めて、姫巫女がいると気が付いたらしい。男は目を見開いて、それから、首を左右に振った。それから、
「姫巫女様。お願いです。行ってください。そして、チウ閣下の敵をとってきてください」
「従兄上さまが亡くなったと決まったわけではありません」
「なら、亡骸を確かめて、我らの恨みを晴らしてください」
と言った。そして、深く息を吸うと、
「あの方がおったおかげで、我らは北の蛮人から身を守れたのです。あの方がおられるからこそ、我らは人間としての威厳を保つことができたのです。何があっても、あの方を貶めるものを許さないでいてください」
とパソンを見上げながら言うのだった。アーヘルゼッヘへ聞かせていた。
アーヘルゼッヘはフードを深くかぶりなおした。耳をさらに大きく広げた。目の前の男が息を飲んだ。女性が目を覚ました。アーヘルゼッヘへ目を向けると、両手でもがいて男の腕にしがみついた。アーヘルゼッヘは心の耳を海に広げ潮騒を聞いた。岩場で休む鳥の喉を鳴らす声を聞き、崖の上に一気に飛んで、あたりをそよぐ風の音に耳を澄ました。
「誰も気づいてはいないようです。動きはありません」
と言った瞬間、目に強烈な光を感じた。かっと見開いてそちらを見た。巨大な石造建築の石段にチウが仁王立ちしていた。
こちらを見て、石段から左を指示していた。アーヘルゼッヘが左を見るとぱっと明かりが落ちた。この心の目が、光がないくらいで見えなくなることなどないのに、一瞬にして闇になった。驚いて目を見開くと、あたりは静まり返っていた。
星明かりが煌煌と感じられるくらい明るかった。見ると、夫婦が扉の前でうずくまり頭を抱えて震えていた。その脇で、扉にしがみつくようしてしゃがみこんでいるゼ大臣補佐の家人がいた。見まわすと、船に手をかけながら海の中で尻もちついている男たちや、馬を水際まで引っ張ってきて馬ともども人形のように動きを止めてしまっている者もいた。
まるで、錆びた歯車のようにゆっくりと動き出したのはゼ大臣補佐だった。浜辺からゆっくりと振り返ってアーヘルゼッヘへ向かってくる。一歩足をあげて、二歩足をあげる。そうしなければ、別の方へ足が動いてしまうのだ、とでも言いたいような、手を足に添えながらの動きだった。
「北の方ですから」
と言ったのは、青ざめてはいたが、他の人間たちよりずっとリラックスした様子のパソンだった。ゼ大臣補佐は無言でうなずいた。うなずきながら、ぎくしゃくした自分の動きに舌打ちをした。それでも辛抱強く体を動かし、アーヘルゼッヘの前に立つと、
「何をなさったのですか?」
としわがれ声で聞いた。急に何十歳も老けこんだかのような声だった。
「あたりを見回してみたのです」
アーヘルゼッヘは答えた。ゼ大臣補佐は周囲に見せているほど年をとっていなかったのだ、と妙な事を考えた。ゼ大臣補佐の顔を見ながら、
「婦人の声で追手が近くまできているかどうか探ったのです」
「それで、いかがでしたか?」
「誰も。追ってはおろか、海には船もなく、驚いている鳥もおりませんでした」
「そうですか。見てくださったのですか」
「ええ」
「それだけですか? あなたは真昼のように発光していた。ここは昼よりの明るい光に包まれていたのですが、北の方が遠見をなさる時に、そこまで力を使われるとは思えません」
もしかしたら、戦場で何度か見たのかもしれない。アーヘルゼッヘは首を左右に振って否定した。
「私は使っていません。チウ殿です」
「やっぱり生きておられるのですか?!」
とゼ大臣補佐が初めて子供のような声を上げた。パソンが目を見開いて、信じたい、でも信じていいのかが怖すぎる、と言う恐怖を響きを伝えてきた。
「パソン殿、ゼ大臣補佐が呼んでいるのではありませんか?」
アーヘルゼッヘはやるせなくて声をかけた。目がきらきらとした女性だった。アーヘルゼッヘにはない、生の美しさがあった。女性は、ほっとした顔で、顔をあげてアーヘルゼッヘへ感謝の視線を向けて見せた。が、その瞬間、顔が凍った。家人の一人が気がついて、慌てて駆けて来たのだが、間に合わなかった。
女性は、細く息を吸い込んで、湾中に響き渡るような悲鳴を上げた。細く甲高い悲鳴は尾を引いて、女性はそのまま声を出し続けながら卒倒した。駆けてきた家人が両手を伸ばして女性をしっかり抱きとめた。アーヘルゼッヘは震える手で自分のフードを引き上げた。それと同時に、心の耳を全開にした。湾中に恐怖のうねりが広がっていた。
崖下の小道の男は歯をくいしばるようにして道の上を見上げている。船を押しだした男達は、足が絡まるほどの動きに変わる。海辺から怒りと後悔に真っ赤に膨れ上がりそうな気配をもった男が砂利を蹴って大股で近づいてきて、アーヘルゼッヘを者も言わずに殴った。誰かが間に入る間がなかった。アーヘルゼッヘはフードの下で頬を抑えて突っ立ったまま、つぶやいた。
「御妻女に失礼をいたしました」
「何をした!」
底から湧き上がるような声に、
「何も」
「何もしなくて、これが悲鳴を上げるこたぁなかぁ!」
「本当に何も」
と言って、アーヘルゼッヘは、フードの端を静かに持ち上げた。暗がりの中、銀色の瞳が輝いていた。銀の髪が光を放って顔を白く取り巻いていた。男は唾をのんで、妻に両手を伸ばして自分で抱えた。しゃがみこみ、抱えながら、尻込みした。家の扉に背をぶつけると、
「行ってくれ。行ってくだせぇ」
と言いなおした。都会の出だったのかもしれない。ゼ大臣補佐家に知りあいがいたのかもしれない。しかし、今は、漁師で十分だ。こんな者には係わりあいにはなりたくない、と言う、心の声があたりに響き渡りそうなほどの大きさでアーヘルゼッヘへ迫っていた。パソンが、やっと正気になったと言うように、慌てて言った。
「こちらは、やさしい北の方で」
と言いかける。すると、男は、この時初めて、姫巫女がいると気が付いたらしい。男は目を見開いて、それから、首を左右に振った。それから、
「姫巫女様。お願いです。行ってください。そして、チウ閣下の敵をとってきてください」
「従兄上さまが亡くなったと決まったわけではありません」
「なら、亡骸を確かめて、我らの恨みを晴らしてください」
と言った。そして、深く息を吸うと、
「あの方がおったおかげで、我らは北の蛮人から身を守れたのです。あの方がおられるからこそ、我らは人間としての威厳を保つことができたのです。何があっても、あの方を貶めるものを許さないでいてください」
とパソンを見上げながら言うのだった。アーヘルゼッヘへ聞かせていた。
アーヘルゼッヘはフードを深くかぶりなおした。耳をさらに大きく広げた。目の前の男が息を飲んだ。女性が目を覚ました。アーヘルゼッヘへ目を向けると、両手でもがいて男の腕にしがみついた。アーヘルゼッヘは心の耳を海に広げ潮騒を聞いた。岩場で休む鳥の喉を鳴らす声を聞き、崖の上に一気に飛んで、あたりをそよぐ風の音に耳を澄ました。
「誰も気づいてはいないようです。動きはありません」
と言った瞬間、目に強烈な光を感じた。かっと見開いてそちらを見た。巨大な石造建築の石段にチウが仁王立ちしていた。
こちらを見て、石段から左を指示していた。アーヘルゼッヘが左を見るとぱっと明かりが落ちた。この心の目が、光がないくらいで見えなくなることなどないのに、一瞬にして闇になった。驚いて目を見開くと、あたりは静まり返っていた。
星明かりが煌煌と感じられるくらい明るかった。見ると、夫婦が扉の前でうずくまり頭を抱えて震えていた。その脇で、扉にしがみつくようしてしゃがみこんでいるゼ大臣補佐の家人がいた。見まわすと、船に手をかけながら海の中で尻もちついている男たちや、馬を水際まで引っ張ってきて馬ともども人形のように動きを止めてしまっている者もいた。
まるで、錆びた歯車のようにゆっくりと動き出したのはゼ大臣補佐だった。浜辺からゆっくりと振り返ってアーヘルゼッヘへ向かってくる。一歩足をあげて、二歩足をあげる。そうしなければ、別の方へ足が動いてしまうのだ、とでも言いたいような、手を足に添えながらの動きだった。
「北の方ですから」
と言ったのは、青ざめてはいたが、他の人間たちよりずっとリラックスした様子のパソンだった。ゼ大臣補佐は無言でうなずいた。うなずきながら、ぎくしゃくした自分の動きに舌打ちをした。それでも辛抱強く体を動かし、アーヘルゼッヘの前に立つと、
「何をなさったのですか?」
としわがれ声で聞いた。急に何十歳も老けこんだかのような声だった。
「あたりを見回してみたのです」
アーヘルゼッヘは答えた。ゼ大臣補佐は周囲に見せているほど年をとっていなかったのだ、と妙な事を考えた。ゼ大臣補佐の顔を見ながら、
「婦人の声で追手が近くまできているかどうか探ったのです」
「それで、いかがでしたか?」
「誰も。追ってはおろか、海には船もなく、驚いている鳥もおりませんでした」
「そうですか。見てくださったのですか」
「ええ」
「それだけですか? あなたは真昼のように発光していた。ここは昼よりの明るい光に包まれていたのですが、北の方が遠見をなさる時に、そこまで力を使われるとは思えません」
もしかしたら、戦場で何度か見たのかもしれない。アーヘルゼッヘは首を左右に振って否定した。
「私は使っていません。チウ殿です」
「やっぱり生きておられるのですか?!」
とゼ大臣補佐が初めて子供のような声を上げた。パソンが目を見開いて、信じたい、でも信じていいのかが怖すぎる、と言う恐怖を響きを伝えてきた。
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