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13. 命より大切なもの
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ノールストームの足音が迫り来る、グラスドノール城での二日目の夜。
初日と変わらぬ豪勢な歓待ぶりに、招待客たちは美酒に酔いしれ、ふたたび浮世を忘れ遊興に耽っていた。
今にも強風に雪が混じりそうだったが、ここにいる誰もが「それでも構わない」といった風情で、シャロワ伯爵より振る舞われる甘い汁で骨抜きにされている。
シャロワ伯爵とその一族、そして唯一エドガールだけが、どこまでも冷静に空騒ぎの推移を見守っていた。
そんな中ミレーユは、一族にその動きをさとられないよう注意しつつ、今夜の計画をどう阻止しようか頭を悩ませていた。
伯爵を説得しようなどと思わないほうがいい。掟絶対主義は揺らがないし、老体とはいえ経験豊富で頭も切れて弁も立つ。逆に説き伏せられるのは目に見えていた。
聖贄宴はミレーユのためであり、ひいては一族のため、世に生きる全人狼のためだという信念を持つ人だ。
しかも、一族の側近たちにがっちりガードされ、伯爵に近づくことさえ困難だった。
一族の誰かをこちらへ寝返らせるのも難しそうだ。少しでも話そうものならあっという間に情報が回り、ミレーユは東の塔に監禁され、聖贄宴は強行されるだろう。
唯一の味方は兄のピエールだけだったが、特別な権力を持つわけでもなく、非力な立場はミレーユと変わらないから目立つ助力は期待できない。
礼拝堂でピエール自身が口にしたように、若い兄妹は一族の監視下にあった。
どうしよう……。ダスブリア子爵にそれとなく忠告して、今夜中に城を出てもらう……?
しかし、窓の外は氷点下だ。こんな夜更けに旅をするのは正気の沙汰ではない。
そもそも、どうやって子爵を説得すればいいの? この城は人狼屋敷で危険だから、今すぐ逃げろと言えばいいの……?
たぶん笑い飛ばされるのがオチだ。子爵は信じないに違いないし、下手したらミレーユが異常者扱いされてしまう。
気ばかり焦り、具体的な策は見つからないまま、無情にも時間だけが流れていく。
そんなミレーユを尻目に、ダスブリア子爵は今宵も盛大に酔っ払い、近年の文学作品について「くだらんゴミだ」と批判を繰り返していた。
本を愛するミレーユにとってそれは残酷なものに映る。物語というのは誰が書いたものであれ、とても純粋な気持ちで綴られているものだ。
子爵の所業はたとえていうなら、純粋な子供がせっせと築いた砂の城を、歓声を上げながら踏み壊して回っているようだった。
さっきは政治を批判し、その前は教会を批判し、さらに前はギルドを批判し、ひたすら批判し続けないと死ぬ病にでもかかっているみたく、子爵は唾を飛ばし口汚く罵りまくる。
そのダミ声を耳にするだけで頭が痛くなり、内容はさっぱり入ってこなかった。
しかし、憎悪をわめき散らすこの男の命を、どうにかして救わなければならない。
夜会の間中ずっと、一族の者たちがダスブリア子爵を注視している、張りつめた空気を感じた。
伯爵が、大叔父が、叔父叔母といとこたちとその子供たちも皆、じっと子爵の動向を見張っている。
一族の結束は固く、全体が整然と統制の取れた動きをする。
今夜、速やかにダスブリア子爵は殺され、跡形もなく痕跡は消し去られ、ミレーユの前に肉塊となって供されるだろう。
そして、ダスブリア子爵は行方不明として発表されるに違いない。夜中、急に帰るとだだをこね、極寒の中一人飛び出し、不幸にも凍死して狼に食われたというストーリーがねつ造されて……
生まれてからずっと一族の間に身を置いてきたミレーユにとって、それぐらいは簡単に予想できた。シャロワ伯爵は社交界のみならず、政界や経済界、宗教界やマスコミに至るまで、影響を与えられる強大な力を持つことも知っている。
一族にとって子爵一人を葬り去るぐらい、赤子の手をひねるより簡単なのだ。
どうしよう。いったい、どうすればいいの……
焦れ焦れしながら、大騒ぎする人々の間を意味もなくうろうろと歩き回る。
子爵を説得するのは無理だわ。なにか、一族の足止めができるような、別の方法を考えないと……
夜中になにか騒動を起こし、招待客たち全員を叩き起こし、城のどこか一か所に集めさせればいい。そうすれば一族は手を出せないし、三時間も稼げれば恐らく計画は中止になるはず。
なにか騒動……騒動……誰も傷つかない、かつ、注目を集められる騒ぎ……
ミレーユは立ち止まり、一心不乱に考えた。
視線の先には燃え盛る暖炉の炎がある。
そのとき、冷ややかな隙間風で炎が大きく揺らめき、それが閃きとなってミレーユは顔を上げた。
……そうだ。あの方法なら安全に騒ぎが起こせるかも……
あれならたぶん、一族の目を誤魔化せる。
リスクはゼロじゃないけど、考えれば考えるほどいいアイデアな気がしてきた。
よし。まず、事前にこっそり子爵に助言するだけしてみよう。笑い飛ばされてもそれならそれで構わない。命より大切なものなんてないんだし……
そうと決まればさっそく準備しなければ。夜の零時まで時間はあまりない。
決意して一歩踏み出したとき、ふと視線を感じ、ミレーユは視線の主を探した。
ちょうど柱の影に隠れるようにして、エドガールがグラスを手に、こちらをじっと見ている。
……エドガール?
その視線は甘いものではなく、まるでミレーユを監視するような……一族のそれに似た、冷ややかさを感じた。
エドガール、いったいあなたは……?
眼差しでそう問いかけると、エドガールはふいっと顔を逸らし、遊技場のほうへ下りてしまう。
このときのエドガールの冷淡な眼差しが、いつまでも脳裏を離れなかった。
そうして、二日目の夜会は終わり、夜は更け……
すべての仕込みを終え、ネグリジェに着替えたミレーユはランプを手に暗い回廊を一人急ぐ。
零時まであと一時間もない。急がなくっちゃ……
今からダスブリア子爵の客室に行き、彼を説得するつもりだった。
一笑に付されてもいい。警告しないより、笑われたほうがマシだ。
これは子爵のためというより、後味悪い思いをしたくないミレーユ自身のためでもあった。
古びた城の回廊は静かで、暗く冷たく、お化けでも出そうな雰囲気だ。
毛皮のショールを羽織ってきたものの、息が白くなるほど空気は冷たい。
遠く聞こえる風のうなりは恐ろしく、壁に掛けられたロウソクがいっせいに揺らめくたび、ビクビクしなければならなかった。
ダスブリア子爵の客室は回廊の突き当りにある。
周りはすべて空室で、なにか起きても悲鳴が届くことはなく、そういった配置もすべて一族の計算どおりだった。
客室の前に到着し、ランプを掲げて扉を照らす。
古びた扉に耳をつけると、中に人のいる気配があった。
コンコン、と慎重にノックする。
……しかし、返事はない。
「子爵? ダスブリア子爵? ミレーユです。ミレーユ・ド・シャロワです。いらっしゃいますか?」
なるべく小さな声を掛け、もう一度ノックを繰り返した。
「夜分にすみません。どうしてもお話したいことがあり、失礼を承知で参りました。どうか開けてください……」
さらにノックを繰り返し、返事を待つ。
……子爵? いらっしゃらない? それとも、まさかもう……
突然、勢いよく扉が開き、腕を掴まれ引きずりこまれた。
「きゃっ……!」
引く力が強すぎて前につんのめり、眼前の人に抱きつく形になってしまう。
そのがっしりした屈強な体躯がダスブリア子爵らしからぬ感じがし、顔を上げてその人物の顔を見た。
思わず、息を呑む。
「え……? エドガール……?」
ランプの淡い灯りが、エドガール・ドラポルトの険しい美貌を映し出していた。
初日と変わらぬ豪勢な歓待ぶりに、招待客たちは美酒に酔いしれ、ふたたび浮世を忘れ遊興に耽っていた。
今にも強風に雪が混じりそうだったが、ここにいる誰もが「それでも構わない」といった風情で、シャロワ伯爵より振る舞われる甘い汁で骨抜きにされている。
シャロワ伯爵とその一族、そして唯一エドガールだけが、どこまでも冷静に空騒ぎの推移を見守っていた。
そんな中ミレーユは、一族にその動きをさとられないよう注意しつつ、今夜の計画をどう阻止しようか頭を悩ませていた。
伯爵を説得しようなどと思わないほうがいい。掟絶対主義は揺らがないし、老体とはいえ経験豊富で頭も切れて弁も立つ。逆に説き伏せられるのは目に見えていた。
聖贄宴はミレーユのためであり、ひいては一族のため、世に生きる全人狼のためだという信念を持つ人だ。
しかも、一族の側近たちにがっちりガードされ、伯爵に近づくことさえ困難だった。
一族の誰かをこちらへ寝返らせるのも難しそうだ。少しでも話そうものならあっという間に情報が回り、ミレーユは東の塔に監禁され、聖贄宴は強行されるだろう。
唯一の味方は兄のピエールだけだったが、特別な権力を持つわけでもなく、非力な立場はミレーユと変わらないから目立つ助力は期待できない。
礼拝堂でピエール自身が口にしたように、若い兄妹は一族の監視下にあった。
どうしよう……。ダスブリア子爵にそれとなく忠告して、今夜中に城を出てもらう……?
しかし、窓の外は氷点下だ。こんな夜更けに旅をするのは正気の沙汰ではない。
そもそも、どうやって子爵を説得すればいいの? この城は人狼屋敷で危険だから、今すぐ逃げろと言えばいいの……?
たぶん笑い飛ばされるのがオチだ。子爵は信じないに違いないし、下手したらミレーユが異常者扱いされてしまう。
気ばかり焦り、具体的な策は見つからないまま、無情にも時間だけが流れていく。
そんなミレーユを尻目に、ダスブリア子爵は今宵も盛大に酔っ払い、近年の文学作品について「くだらんゴミだ」と批判を繰り返していた。
本を愛するミレーユにとってそれは残酷なものに映る。物語というのは誰が書いたものであれ、とても純粋な気持ちで綴られているものだ。
子爵の所業はたとえていうなら、純粋な子供がせっせと築いた砂の城を、歓声を上げながら踏み壊して回っているようだった。
さっきは政治を批判し、その前は教会を批判し、さらに前はギルドを批判し、ひたすら批判し続けないと死ぬ病にでもかかっているみたく、子爵は唾を飛ばし口汚く罵りまくる。
そのダミ声を耳にするだけで頭が痛くなり、内容はさっぱり入ってこなかった。
しかし、憎悪をわめき散らすこの男の命を、どうにかして救わなければならない。
夜会の間中ずっと、一族の者たちがダスブリア子爵を注視している、張りつめた空気を感じた。
伯爵が、大叔父が、叔父叔母といとこたちとその子供たちも皆、じっと子爵の動向を見張っている。
一族の結束は固く、全体が整然と統制の取れた動きをする。
今夜、速やかにダスブリア子爵は殺され、跡形もなく痕跡は消し去られ、ミレーユの前に肉塊となって供されるだろう。
そして、ダスブリア子爵は行方不明として発表されるに違いない。夜中、急に帰るとだだをこね、極寒の中一人飛び出し、不幸にも凍死して狼に食われたというストーリーがねつ造されて……
生まれてからずっと一族の間に身を置いてきたミレーユにとって、それぐらいは簡単に予想できた。シャロワ伯爵は社交界のみならず、政界や経済界、宗教界やマスコミに至るまで、影響を与えられる強大な力を持つことも知っている。
一族にとって子爵一人を葬り去るぐらい、赤子の手をひねるより簡単なのだ。
どうしよう。いったい、どうすればいいの……
焦れ焦れしながら、大騒ぎする人々の間を意味もなくうろうろと歩き回る。
子爵を説得するのは無理だわ。なにか、一族の足止めができるような、別の方法を考えないと……
夜中になにか騒動を起こし、招待客たち全員を叩き起こし、城のどこか一か所に集めさせればいい。そうすれば一族は手を出せないし、三時間も稼げれば恐らく計画は中止になるはず。
なにか騒動……騒動……誰も傷つかない、かつ、注目を集められる騒ぎ……
ミレーユは立ち止まり、一心不乱に考えた。
視線の先には燃え盛る暖炉の炎がある。
そのとき、冷ややかな隙間風で炎が大きく揺らめき、それが閃きとなってミレーユは顔を上げた。
……そうだ。あの方法なら安全に騒ぎが起こせるかも……
あれならたぶん、一族の目を誤魔化せる。
リスクはゼロじゃないけど、考えれば考えるほどいいアイデアな気がしてきた。
よし。まず、事前にこっそり子爵に助言するだけしてみよう。笑い飛ばされてもそれならそれで構わない。命より大切なものなんてないんだし……
そうと決まればさっそく準備しなければ。夜の零時まで時間はあまりない。
決意して一歩踏み出したとき、ふと視線を感じ、ミレーユは視線の主を探した。
ちょうど柱の影に隠れるようにして、エドガールがグラスを手に、こちらをじっと見ている。
……エドガール?
その視線は甘いものではなく、まるでミレーユを監視するような……一族のそれに似た、冷ややかさを感じた。
エドガール、いったいあなたは……?
眼差しでそう問いかけると、エドガールはふいっと顔を逸らし、遊技場のほうへ下りてしまう。
このときのエドガールの冷淡な眼差しが、いつまでも脳裏を離れなかった。
そうして、二日目の夜会は終わり、夜は更け……
すべての仕込みを終え、ネグリジェに着替えたミレーユはランプを手に暗い回廊を一人急ぐ。
零時まであと一時間もない。急がなくっちゃ……
今からダスブリア子爵の客室に行き、彼を説得するつもりだった。
一笑に付されてもいい。警告しないより、笑われたほうがマシだ。
これは子爵のためというより、後味悪い思いをしたくないミレーユ自身のためでもあった。
古びた城の回廊は静かで、暗く冷たく、お化けでも出そうな雰囲気だ。
毛皮のショールを羽織ってきたものの、息が白くなるほど空気は冷たい。
遠く聞こえる風のうなりは恐ろしく、壁に掛けられたロウソクがいっせいに揺らめくたび、ビクビクしなければならなかった。
ダスブリア子爵の客室は回廊の突き当りにある。
周りはすべて空室で、なにか起きても悲鳴が届くことはなく、そういった配置もすべて一族の計算どおりだった。
客室の前に到着し、ランプを掲げて扉を照らす。
古びた扉に耳をつけると、中に人のいる気配があった。
コンコン、と慎重にノックする。
……しかし、返事はない。
「子爵? ダスブリア子爵? ミレーユです。ミレーユ・ド・シャロワです。いらっしゃいますか?」
なるべく小さな声を掛け、もう一度ノックを繰り返した。
「夜分にすみません。どうしてもお話したいことがあり、失礼を承知で参りました。どうか開けてください……」
さらにノックを繰り返し、返事を待つ。
……子爵? いらっしゃらない? それとも、まさかもう……
突然、勢いよく扉が開き、腕を掴まれ引きずりこまれた。
「きゃっ……!」
引く力が強すぎて前につんのめり、眼前の人に抱きつく形になってしまう。
そのがっしりした屈強な体躯がダスブリア子爵らしからぬ感じがし、顔を上げてその人物の顔を見た。
思わず、息を呑む。
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