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8. 僕もあやかりたいもの
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同じ夜、エドガールはベッドの中でまんじりともせず、考えを巡らせていた。
招待状を受けとったときは、千載一遇の好機と思ったんだが……
本当にこの夜会で奴らが動くのか、いまだに確証が掴めない。
それに、迷いもある。
ドラポルト男爵家の嫡男として生を受けて以来、祖父から父から、騎士としての使命について厳しく教えられてきた。
だから、なにをすべきかはわかっているし、一族の宿命に逆らう気もない。
なにより、人命優先の精神は賛同できるし、正しい行いだと自負している。
だが、すべては机上の空論だった。先祖たちの教えには現実味がなかったのだ。
現にこうして、シャロワ伯爵とその一族を前にしても、うまく殺意が湧いてこない。
そう。鹿やイノシシを殺すのとは、わけが違う。
……いや、正確には同じなんだが、それとこれがうまく同じだと思えない。感覚的に。
もっと情報が必要だな。受け身のままじゃダメだ。敵陣営の内部を深く探らないと。
ふと、はにかんだように微笑む令嬢の面差しが、脳裏をよぎる。
ミレーユ・ド・シャロワ嬢か……。彼女をうまく利用できないか……?
とっさに追い払ってしまったが、あえて彼女に近づき、もっと一族について聞いてみるか? あちらに敵意はなさそうだし、おだててうまく乗せたら、一族について情報を吐くかもしれない。
決して嫌いなタイプじゃない。そもそも、美しい妙齢の女性を嫌いな男なんていない。
あと三年もしたらますます美しさに磨きがかかり、絶世の美女ともてはやされるだろう。
その頃、自分は三十二歳だ。相変わらず、東の狭い領地で貧乏暮らしをしてそうだな。
なんだか気後れしてしまう。ミレーユのように裕福で若く、凛とした、穢れのない女性を前にすると。
自分がまるで汚れきった醜い中年男に思えてしまい、つい卑屈になるのだ。
好意を持ってくれたことも、本当はうれしいっちゃ、うれしい。
豪奢な天蓋をぼんやり見上げながら、彼女とやり取りした瞬間を思い返した。
こちらをじっと見上げる、紺色に近い、澄みきったブルーの瞳。
大理石のように輝く、真っ白なデコルテが、まぶたに焼きついている。
恥ずかしそうに想いを告げられたとき、桃色の唇を見つめながら、鼓動が強く胸を打った。
……綺麗な人だった。
ミレーユに近づいて、情報を引き出す、か……
それは、とんでもなく魅力的なアイデアのように思えた。
そうだよな。彼女は情報源としてこれ以上にない、最適な人物だし……
そうと決まれば、さっそく明日から情報収集を始めるか。
楽しみなようなソワソワした心地がし、ごろりと寝返りを打った。
グラスドノール滞在中は、とにかく人命を守らなければならない。
命を守るべき招待客たちを思い返し、つい渋面を作ってしまった。
まったく、ひどい顔ぶれだったな。僕が言うのもなんだけどさ……
最たるものはダスブリア子爵だろう。ギルディア国王の遠縁であるのをいいことに、西の僻地で好き放題やっている男だ。勝手に税目を増やし、領民たちから税を絞り取り、奴の屋敷はならず者たちが出入りし、連日のように酒池肉林で遊びほうけているという。
密告する者は容赦なく始末される。領地一帯に完全なかん口令が敷かれ、あそこだけ奴の独裁国家みたいなものだ。
ドラポルト家は国外にも独自の情報網を持ち、各領地の様子や貴族の動きを把握していた。
国境と接する西のエリアは小競り合いも多い。移民も流入し、荒れている上に闇が深く、なるべく近づきたくなかった。
酒池肉林ねぇ。やれるもんなら、僕もあやかりたいものだけどさ……
ふっと鼻で笑ってしまう。
エドガールは生真面目なところがあり、領民の暮らしを第一に考えてしまい、体にムチ打って陳情の解決に日々奔走している。
さらには、一族の教えにガチガチに縛られ、自由の少ない人生だった。
ゆえに、ダスブリア子爵のように好き放題、悪逆非道の限りを尽くせる男が妙にうらやましかった。
ダスブリア子爵を裁く気はない。そもそも、エドガールにそんな権利もない。
貴族の生活は常に、大勢の領民たちの犠牲の上に成り立っているのだから。
ただ、ダスブリア子爵の死を望む人間はさぞかし多いだろうと思えた。
……しかし、あの泥酔していたカスティーユ伯爵夫人よりマシか。
あれもひどかった。いったい、あの伯爵夫人は何人愛人がいるんだよ……?
もう四十近い夫人の、化粧の濃い顔を思い出し、げんなりした。
夫人は(自称)美貌を保つことに執着し、巨万の富をつぎ込んでいるらしい。
ドラポルト家調査員の報告によると、農奴の若い娘を屋敷に連行し、美肌を保つためだという理由で残虐行為に及んでいるんだとか。カスティーユ伯爵はそのすべてを知りながら、放ったらかしだった。
夫人を糾弾する気も毛頭ない。エドガールはなるべく他者に干渉したくなかった。
とはいえ、夫人を殺したがっている人間も少なくはないだろう。
ダスブリア子爵とカスティーユ伯爵夫人。この二人が抜きん出ているものの、他の連中もロクなものではなかった。
これじゃ、まるで選りすぐりの悪人を招待してるみたいじゃないか。
悪名の高さでは僕も負けていないしな……。まったく、そんな選抜に加えて頂けて光栄の限りだね。
自分にまつわる悪評を思い出し、ますますげんなりした。
彼らの命を守らなければならないのかと思うと、心底嫌気が差してくる。
「……っ!」
とあることが閃き、ガバッと体を起こす。
……選りすぐりの悪人だって?
そうだ。招待客は皆、慎重に選んだかのように素行の悪い者ばかりだった。
すなわち、当局の目をかいくぐり、法律で裁かれることのない貴族たち……
まさか……
そのとき、コンコン、とドアをノックする音が響いた。
驚きのあまり飛び上がってしまう。
いったい誰だよ……。びっくりさせやがって……
ベッドから出てガウンを羽織り、歩いていって返事をした。
「誰だ?」
「閣下、わしです」
声に聞き覚えがある。
「ギヨームか」
ドアを開けると、この城の下男であるギヨームが、布に包まれた長物を手に立っている。
「はい。約束のものをお届けに参りました」
「ご苦労」
室内に迎え入れ、廊下に人がいないかどうか確認し、静かにドアを閉める。
ギヨームは長物を慎重に壁に立てかけ、こちらを振り返って言った。
「馬のほうは東の勝手口を出て左手にある、厩舎に用意してございます」
「走れるか?」
「かなりいい馬ですよ。速さより体力重視で、長旅にも耐えられます」
「わかった。出発が決まったらすぐに言う」
「なるべく早めにお願いしやす。わしも準備がありますんで。あの、お付きの方々は……?」
「いや、出るときは僕一人だ。召使と馭者を連れてきたんだが、昨日のうちにリプスの町まで戻らせて、そこで待機させてる。彼らがいるといろいろと動きづらいんでね」
わざと含みのある言いかたをすると、ギヨームは黙って何度かうなずき、不安そうに目をしばたたかせた。
ギヨームは寡黙だし、余計な詮索をしないところがいい。
こういう取引に必要なものがなんなのか、よくわかっているらしかった。
「ありがとう。さあ、約束の金だ」
金貨を数枚手渡すと、ギヨームは「こんなに……」と目を輝かせた。
「いい仕事をしたら、報酬はそれだけ弾む。もし誰かに口外したら……わかるな?」
冷ややかに見下ろすと、ギヨームは少し脅えた目でうなずく。
「わ、わしは報酬さえもらえれば、それで充分なんで……」
「いいだろう。もう行けよ」
ギヨームはペコリと頭を下げ、足音を忍ばせて去っていった。
あの男、初対面のときからやたら僕に脅えているよな……
おかげでこちらの言いなりになってくれるからいいが。
なんせ僕はヴァンパイアだとか、庭に死体が埋まってると言われる男爵だからなぁ……
こんなとき、自分に関する忌まわしい噂も便利だなと思えてくる。
長物を床に置き、慎重に転がして布を取ると、黒光りする猟銃があらわれた。
手に取って構え、動作を確認してみたところ、問題はなさそうだ。
散弾のほうは荷物に紛れ込ませ、すでに持ち込んであった。
「さて、と。退路も確保できたし、これで準備万端だが……」
いきなり猟銃をぶっ放すといった、乱暴な真似をするつもりはない。
シャロワ一族が人狼族だという確証が、まだ掴めていないのだから。
撃つとしたら、現行犯だ。奴らが人間を襲う瞬間を狙い、そのとき確実に仕留める。
なにもなければ、それでいいのだが……
そのとき、ぼんやりとミレーユの白い細面が思い浮かぶ。
どうか彼女に向けて猟銃を撃つハメになりませんように、と祈っていた。
招待状を受けとったときは、千載一遇の好機と思ったんだが……
本当にこの夜会で奴らが動くのか、いまだに確証が掴めない。
それに、迷いもある。
ドラポルト男爵家の嫡男として生を受けて以来、祖父から父から、騎士としての使命について厳しく教えられてきた。
だから、なにをすべきかはわかっているし、一族の宿命に逆らう気もない。
なにより、人命優先の精神は賛同できるし、正しい行いだと自負している。
だが、すべては机上の空論だった。先祖たちの教えには現実味がなかったのだ。
現にこうして、シャロワ伯爵とその一族を前にしても、うまく殺意が湧いてこない。
そう。鹿やイノシシを殺すのとは、わけが違う。
……いや、正確には同じなんだが、それとこれがうまく同じだと思えない。感覚的に。
もっと情報が必要だな。受け身のままじゃダメだ。敵陣営の内部を深く探らないと。
ふと、はにかんだように微笑む令嬢の面差しが、脳裏をよぎる。
ミレーユ・ド・シャロワ嬢か……。彼女をうまく利用できないか……?
とっさに追い払ってしまったが、あえて彼女に近づき、もっと一族について聞いてみるか? あちらに敵意はなさそうだし、おだててうまく乗せたら、一族について情報を吐くかもしれない。
決して嫌いなタイプじゃない。そもそも、美しい妙齢の女性を嫌いな男なんていない。
あと三年もしたらますます美しさに磨きがかかり、絶世の美女ともてはやされるだろう。
その頃、自分は三十二歳だ。相変わらず、東の狭い領地で貧乏暮らしをしてそうだな。
なんだか気後れしてしまう。ミレーユのように裕福で若く、凛とした、穢れのない女性を前にすると。
自分がまるで汚れきった醜い中年男に思えてしまい、つい卑屈になるのだ。
好意を持ってくれたことも、本当はうれしいっちゃ、うれしい。
豪奢な天蓋をぼんやり見上げながら、彼女とやり取りした瞬間を思い返した。
こちらをじっと見上げる、紺色に近い、澄みきったブルーの瞳。
大理石のように輝く、真っ白なデコルテが、まぶたに焼きついている。
恥ずかしそうに想いを告げられたとき、桃色の唇を見つめながら、鼓動が強く胸を打った。
……綺麗な人だった。
ミレーユに近づいて、情報を引き出す、か……
それは、とんでもなく魅力的なアイデアのように思えた。
そうだよな。彼女は情報源としてこれ以上にない、最適な人物だし……
そうと決まれば、さっそく明日から情報収集を始めるか。
楽しみなようなソワソワした心地がし、ごろりと寝返りを打った。
グラスドノール滞在中は、とにかく人命を守らなければならない。
命を守るべき招待客たちを思い返し、つい渋面を作ってしまった。
まったく、ひどい顔ぶれだったな。僕が言うのもなんだけどさ……
最たるものはダスブリア子爵だろう。ギルディア国王の遠縁であるのをいいことに、西の僻地で好き放題やっている男だ。勝手に税目を増やし、領民たちから税を絞り取り、奴の屋敷はならず者たちが出入りし、連日のように酒池肉林で遊びほうけているという。
密告する者は容赦なく始末される。領地一帯に完全なかん口令が敷かれ、あそこだけ奴の独裁国家みたいなものだ。
ドラポルト家は国外にも独自の情報網を持ち、各領地の様子や貴族の動きを把握していた。
国境と接する西のエリアは小競り合いも多い。移民も流入し、荒れている上に闇が深く、なるべく近づきたくなかった。
酒池肉林ねぇ。やれるもんなら、僕もあやかりたいものだけどさ……
ふっと鼻で笑ってしまう。
エドガールは生真面目なところがあり、領民の暮らしを第一に考えてしまい、体にムチ打って陳情の解決に日々奔走している。
さらには、一族の教えにガチガチに縛られ、自由の少ない人生だった。
ゆえに、ダスブリア子爵のように好き放題、悪逆非道の限りを尽くせる男が妙にうらやましかった。
ダスブリア子爵を裁く気はない。そもそも、エドガールにそんな権利もない。
貴族の生活は常に、大勢の領民たちの犠牲の上に成り立っているのだから。
ただ、ダスブリア子爵の死を望む人間はさぞかし多いだろうと思えた。
……しかし、あの泥酔していたカスティーユ伯爵夫人よりマシか。
あれもひどかった。いったい、あの伯爵夫人は何人愛人がいるんだよ……?
もう四十近い夫人の、化粧の濃い顔を思い出し、げんなりした。
夫人は(自称)美貌を保つことに執着し、巨万の富をつぎ込んでいるらしい。
ドラポルト家調査員の報告によると、農奴の若い娘を屋敷に連行し、美肌を保つためだという理由で残虐行為に及んでいるんだとか。カスティーユ伯爵はそのすべてを知りながら、放ったらかしだった。
夫人を糾弾する気も毛頭ない。エドガールはなるべく他者に干渉したくなかった。
とはいえ、夫人を殺したがっている人間も少なくはないだろう。
ダスブリア子爵とカスティーユ伯爵夫人。この二人が抜きん出ているものの、他の連中もロクなものではなかった。
これじゃ、まるで選りすぐりの悪人を招待してるみたいじゃないか。
悪名の高さでは僕も負けていないしな……。まったく、そんな選抜に加えて頂けて光栄の限りだね。
自分にまつわる悪評を思い出し、ますますげんなりした。
彼らの命を守らなければならないのかと思うと、心底嫌気が差してくる。
「……っ!」
とあることが閃き、ガバッと体を起こす。
……選りすぐりの悪人だって?
そうだ。招待客は皆、慎重に選んだかのように素行の悪い者ばかりだった。
すなわち、当局の目をかいくぐり、法律で裁かれることのない貴族たち……
まさか……
そのとき、コンコン、とドアをノックする音が響いた。
驚きのあまり飛び上がってしまう。
いったい誰だよ……。びっくりさせやがって……
ベッドから出てガウンを羽織り、歩いていって返事をした。
「誰だ?」
「閣下、わしです」
声に聞き覚えがある。
「ギヨームか」
ドアを開けると、この城の下男であるギヨームが、布に包まれた長物を手に立っている。
「はい。約束のものをお届けに参りました」
「ご苦労」
室内に迎え入れ、廊下に人がいないかどうか確認し、静かにドアを閉める。
ギヨームは長物を慎重に壁に立てかけ、こちらを振り返って言った。
「馬のほうは東の勝手口を出て左手にある、厩舎に用意してございます」
「走れるか?」
「かなりいい馬ですよ。速さより体力重視で、長旅にも耐えられます」
「わかった。出発が決まったらすぐに言う」
「なるべく早めにお願いしやす。わしも準備がありますんで。あの、お付きの方々は……?」
「いや、出るときは僕一人だ。召使と馭者を連れてきたんだが、昨日のうちにリプスの町まで戻らせて、そこで待機させてる。彼らがいるといろいろと動きづらいんでね」
わざと含みのある言いかたをすると、ギヨームは黙って何度かうなずき、不安そうに目をしばたたかせた。
ギヨームは寡黙だし、余計な詮索をしないところがいい。
こういう取引に必要なものがなんなのか、よくわかっているらしかった。
「ありがとう。さあ、約束の金だ」
金貨を数枚手渡すと、ギヨームは「こんなに……」と目を輝かせた。
「いい仕事をしたら、報酬はそれだけ弾む。もし誰かに口外したら……わかるな?」
冷ややかに見下ろすと、ギヨームは少し脅えた目でうなずく。
「わ、わしは報酬さえもらえれば、それで充分なんで……」
「いいだろう。もう行けよ」
ギヨームはペコリと頭を下げ、足音を忍ばせて去っていった。
あの男、初対面のときからやたら僕に脅えているよな……
おかげでこちらの言いなりになってくれるからいいが。
なんせ僕はヴァンパイアだとか、庭に死体が埋まってると言われる男爵だからなぁ……
こんなとき、自分に関する忌まわしい噂も便利だなと思えてくる。
長物を床に置き、慎重に転がして布を取ると、黒光りする猟銃があらわれた。
手に取って構え、動作を確認してみたところ、問題はなさそうだ。
散弾のほうは荷物に紛れ込ませ、すでに持ち込んであった。
「さて、と。退路も確保できたし、これで準備万端だが……」
いきなり猟銃をぶっ放すといった、乱暴な真似をするつもりはない。
シャロワ一族が人狼族だという確証が、まだ掴めていないのだから。
撃つとしたら、現行犯だ。奴らが人間を襲う瞬間を狙い、そのとき確実に仕留める。
なにもなければ、それでいいのだが……
そのとき、ぼんやりとミレーユの白い細面が思い浮かぶ。
どうか彼女に向けて猟銃を撃つハメになりませんように、と祈っていた。
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