上 下
10 / 11
映画館の秘め事

煽り、煽られて

しおりを挟む
二人で電車に乗ると、秀俊は感じすぎて立つのもやっとな茉莉花を支える風を装って背後に回り、さりげなく胸に触れてきた。

秀俊の大きな手が胸に当たるのを見るだけで胸が高鳴る。

「秀俊くん、あたしもうダメぇ……んっ」

小さい声で訴えると、背後に立った秀俊はニットの下に手を潜り込ませて今度はしっかりと乳房を揉み始めた。

「映画館じゃこっち触れなかったもんな。寂しかったよな」
「やんっ、もう、立てなくなっちゃう……っ」

映画館でいじり回された性器はぐちゃぐちゃだった。
今は電車で胸を揉みしだかれて、更なる刺激を求めてヒクヒク疼いてしまう。

「茉莉花のおっぱい、プルンプルンですっごく気持ちいいよ」
「そういうこと言っちゃだめだってば…やんッ」

誰かに聞かれたら、と思って叱ると面白がるようにブラジャーの中の乳首を摘まんできた。

「ほら、中でこんなに固くなってる。もうビンビンだな。茉莉花、電車で触られるの好きだもんな。今日の服、すごく可愛い。みんなに見られちゃうんじゃないか、あの可愛い子おっぱい揉まれて感じてるって」
「あぁ…ん、そんなのイヤぁっ」

秀俊は耳元で恥ずかしい台詞を囁きながら茉莉花の乳首を指先で捏ねまわし、キュッキュッと引っ張った。
通勤通学時間ではないためいつもの電車も乗客はまばらで、いやらしいことをしていると気付かれたら全員に見られてしまう。
でもそんな状況で秀俊に恥ずかしいことをされて気持ちよくなるのは、たまらない快感だった。
いつの間にか茉莉花の身体は、羞恥で快感を得るように作り替えられているのだった。



二人は人のいない車両へ移り、秀俊は茉莉花に吊革を掴むよう促して、後ろに立った。

「やんっ」
「茉莉花は恥ずかしいのが好きなんだよな。電車でおっぱい丸出しにしてセックスするのも気持ち良かっただろ? 本当は今も、おっぱい弄られるだけじゃなくてもっとすごいことしたいって思ってる」
「そんな……」

否定したくても、優しく胸を揉まれて乳首をコリコリされると快感に思考を奪われた。

「すごいことしたいよな?」
背後から固くなった股間を押しつけられて、息を呑んだ。

「んッ、うん……秀俊くんも思ってるでしょ、すごくおっきくなってる」

狭間に当たっているそれに、茉莉花は尻を自分からすりすりと押しつけた。

「ああ、茉莉花をメチャクチャにしたい。好きだよ茉莉花…」
「秀俊くん、あたしも……あたしも好きぃ。もう、我慢できないよぉっ」

秀俊の告白を聞くともうたまらなかった。
はぁはぁ息を押し殺しながら腰を振ると、秀俊は更に固くなった。

「おっぱい出したい?」
「やぁ…ん」

ぐいぐい押しつけられる股間と強く揉みしだかれる乳房の刺激に、茉莉花の身体は限界だった。
こくこく頷いた茉莉花は、今度は左右別々の吊革を持たされた。
薄いニットは胸の上まで捲られて、ブラもずり下ろされる。

「あ、あ……こんなの…」

電車の中で、誰もいない座席に向かって吊革にぶら下がるような体勢で胸を晒している。

「いいよ、電車でおっぱい丸出しの茉莉花、すごくエロくて可愛い。最高だよ」
「はぁん、秀俊くん、あたしすごい格好しちゃってるぅ」
「そうだな、ここに人がいたら大騒ぎだな。あの子電車でおっぱい出してるよ、おっぱいすごく大きいね、エッチが好きな子なんだなって言われちゃうんだ」

晒された大きすぎる乳房を茉莉花に見せつけるように、秀俊がぎゅうっと握りしめた。

「見ろよほら、茉莉花のおっぱい、外に出てよろこんでる」
「やだぁっ」

掌の上で乳肉をはずまされるとプルンプルン揺れ、そこに電車の振動も加わって快感を増幅させた。

「ひぃん、それダメ……おっぱい揺らしちゃダメっ」
「じゃあコレは?」
「あうぅ、それもだめぇ…」

ぷっくり膨らんだ乳首を弾く秀俊の爪に、膝がガクガク揺れる。
吊革に掴まっていなかったら床に倒れていただろう。

誰もいない車内で、両手の吊革にぶら下がるようなポーズで胸を出して、異常な状態だというのに、もう頭がおかしくなりそうに気持ちよかった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

ドSな彼からの溺愛は蜜の味

鳴宮鶉子
恋愛
ドSな彼からの溺愛は蜜の味

辣腕同期が終業後に淫獣になって襲ってきます

鳴宮鶉子
恋愛
辣腕同期が終業後に淫獣になって襲ってきます

ハイスペック上司からのドSな溺愛

鳴宮鶉子
恋愛
ハイスペック上司からのドSな溺愛

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

【R18】深層のご令嬢は、婚約破棄して愛しのお兄様に花弁を散らされる

奏音 美都
恋愛
バトワール財閥の令嬢であるクリスティーナは血の繋がらない兄、ウィンストンを密かに慕っていた。だが、貴族院議員であり、ノルウェールズ侯爵家の三男であるコンラッドとの婚姻話が持ち上がり、バトワール財閥、ひいては会社の経営に携わる兄のために、お見合いを受ける覚悟をする。 だが、今目の前では兄のウィンストンに迫られていた。 「ノルウェールズ侯爵の御曹司とのお見合いが決まったって聞いたんだが、本当なのか?」」  どう尋ねる兄の真意は……

地味女で喪女でもよく濡れる。~俺様海運王に開発されました~

あこや(亜胡夜カイ)
恋愛
新米学芸員の工藤貴奈(くどうあてな)は、自他ともに認める地味女で喪女だが、素敵な思い出がある。卒業旅行で訪れたギリシャで出会った美麗な男とのワンナイトラブだ。文字通り「ワンナイト」のつもりだったのに、なぜか貴奈に執着した男は日本へやってきた。貴奈が所属する博物館を含むグループ企業を丸ごと買収、CEOとして乗り込んできたのだ。「お前は俺が開発する」と宣言して、貴奈を学芸員兼秘書として側に置くという。彼氏いない歴=年齢、好きな相手は壁画の住人、「だったはず」の貴奈は、昼も夜も彼の執着に翻弄され、やがて体が応えるように……

処理中です...