4 / 6
知らないくせに
しおりを挟む
俺の何が分かるんだろう。
何なんだろうな。見た目だけで勝手に中身まで判断するのって…。
+++
そこはホント、庶民的な焼き鳥屋さん。だけど、油でベタベタしそうな調理場のステンレスの吊戸棚や換気扇周りがピカピカに磨かれ、出迎えてくれるお店の人も優しげにニコっと笑って『いらっしゃい』と感じが良い、居心地がすごくいいお店だった。
カウンター10席位、テーブルが4つ。そんなに騒いでいるお客さんもおらず、皆楽しそうに少しお酒で上気した顔を見せて静かに話をしているような大人の隠れ家。
最初は普通にビールを飲み、おまかせで見繕ってもらった焼鳥が美味しくて、犬飼さんの話も面白くて楽しい時間を過ごしていたんだ。だけど、段々犬飼さんの目つきが怪しくなってきた。
「亮介君はさ、どうして今日一緒にご飯来てくれたの?」
誘ってきたのはそっちだろ?
ビールがハイボールになり、日本酒になってきた頃から雲行きが怪しい。
絡み酒なのか?この人。
「小説家の人、初めて見たし…。僕の好きな小説だって言ったじゃないですか。ほんとに励まされてたんです。」
「僕は…純文学も書くけど、SFだって推理小説だってラノベだって官能小説だって…なんだって書く節操なしだよ?なのに皆、小説より俺の顔ばっかり!顔で小説書いてないっつーの!」
一気にそうまくし立てると、焼き鳥屋さんのカウンターにばったりと倒れ込んでしまった。
何拗ねてんだ。めんどくさいぞ、犬飼さん。
「顔で書けるわけないじゃないですか。」
「亮介だって、俺のこと、綺麗って言ったろ?」
いつの間にか俺って言ってる。酔っ払いだな(笑)。
テーブルと仲良しな犬飼さんは、僕に柔らかくて艷やかな髪の形の良い後頭部だけを見せてモゴモゴと喋った。
「それはだって…喋ったこともない人の中身まではさすがに分からないじゃないですか。」
「じゃあ…今は?やっぱり見た目が良くて付いてきた?」
カウンターに突っ伏したまま、犬飼さんは首だけ回して僕を見た。何だか自信たっぷりにナンパしてきたのが嘘のように萎れていた。
帰るとこ無くて、雨に打たれた可哀想な大型犬。
喜ぶような事、言った方が良いのかな?でも、調子づくな。きっと。
「…ぶっちゃけ、見てるだけなら綺麗だっていう感想しか無かったけど、さっき話しかけられた時も、こうして一緒に焼き鳥食べながら話してた時も、顔ばっかり見てた訳じゃないです。デートしてるわけじゃないし、僕、男だし。」
「デートじゃないのか…。」
「そ、それはさておいて!デート云々関係なしに、僕は話してて面白かったし、一緒にお酒飲んでても楽しいなって思いましたよ?」
そういうことじゃ駄目なのかな?別に見た目の綺麗さだけで付いてきた訳じゃないんだけどな。
「それに…。」
「それに?」
「中身は多分…普通のおじさんな気がする。」
おじさんは言いすぎかな?
でもなぁ…。僕に会いたくて図書館に来てたって事なんでしょ?
顔の良いストーカー…?
それも失礼か(笑)。
「くくっ(笑)」
零れてきた笑い声…。
次の瞬間、起き上がった犬飼さんは僕の左手を大きな両手で包み込んで、キラッキラに瞳を輝かせていた。
「亮介!やっぱり間違いなかった!!」
「はっ?」
白い歯を見せて嬉しそうに笑う犬飼さん。
ご主人さまが散歩に連れて行ってくれるって、嬉しくてフサフサの尻尾をブンブン振っている大型犬みたいだ。
「俺の泉に小石投げたの、亮介だけだぞ(笑)」
「はっ?俺の何?泉に小石?」
酔ってんのか?このおっさん。つーか、僕の手を離してくれ!
「俺の心にさざ波を立てたのは」
僕の顎をクイッと上げ、目線を強制的に合わせられた。
「君だけだ…。」
エロくて甘い危険な色男の顔が近づいてきた。顎を掴まれた僕は、視線を絡め取られて呆然となった。
そして、美しい形の大きめの口が僕の唇を奪っただけでなく、あろう事か舌まで入れてきた!
「な、何すんだ!」
僕、自慢じゃないがファーストキスだぞ!なのに何で…よりによっておじさんに…。
酔っ払いがキス魔になったと思われたようで、特に周りがざわつくこともなく、反応は薄かった。それは良いんだけど。
甘いんだよ~……。チョコレートみたいに甘々な目つき。
「ご飯だけですからね。僕は食べても美味しくありませんよ。」
「そんなの食べて見なくちゃ分かんないでしょ♡」
「大体、そっちだって僕の何を知ってるっていうんです?ちゃんと会話したのって…まだ2時間位でしょう?僕がとんでもない悪人だって事もあるかもしれないじゃないですか!」
「そぉかなぁ___。」
この子が悪人だったらちょっと笑える。どんな悪いことしようって思ってんだろ(笑)。
「悪人は常に自分を正当化するものだよ?」
フフンと鼻で笑った。
「大体悪い人間ほど、最初は良い人を装うんだ。なのに亮介は自分が悪人かもしれないなんて言う。」
「そんなにいい人間だとも思えないし。」
「万人に良い人だって思われる聖人君子なんてこの世に存在しないよ。そんな必要もないし。」
「特に人に誇れるようなものも持ってない。先生みたいに文才があるわけじゃないし……。」
「誰にでも同じように接しようとする人間も少ないと、俺は思うよ?」
人によって態度を変える人間なんていっぱいいるじゃないか。その人の見た目とか持ち物とか才能とか。容れ物や付属品に惑わされてさ。
亮介は少なくともどんな相手にも平等に接しようと努力してるように見えた。
___笑顔も可愛かったし。
「だから、これからもっとお互いを深く知っていった方が良いと俺は思う。」
どう?と柔らかく微笑む綺麗な男がいた。
何故か何の抵抗もなく頷こうとする自分。
ちょっと待て。冷静になれ、自分。相手はいくら綺麗だと言っても男性だぞ?しかも体格的に言ってもきっと……。
「ん?何百面相してんの?うんって頷こうとしてたでしょ?」
「___だって……どういうつもりなのか分かんないから……。」
「ちゃんと言えばいいの?」
「へ?」
『どういうつもり』なんて可愛いこと言っちゃって。
恋人(予定)を不安にさせるなんて、この俺としたことが___。
「好きだよ(笑)」
「軽い!」
ちょっと!何顔赤くして、唇尖らせて……。
分かったよ。真剣に言えばいいのね。
『好きだ___』
俺に腕を捕られて引き寄せられた亮介の耳に、思いっクソ本気で囁いてやった。
いや、だから___本気なんだけど。
そしたらさ。どうしよっかな?緒方くんには午前様にはならないよって言ってきちゃったけど……。
これ、帰せないでしょ。
ゾクッとしたんだろうな。隠してるけどちょっと反応してる。
俺もこんなの初めてなんだけど。
時計を見た。
イケる。この時間ならどうにか出来る。
今まで無駄に磨いてきた堕とす技術を活かす瞬間が漸くやってきた。
「俺んちで飲み直そうか。」
「えっ?」
迷ってる。コレは押していいやつ。
「帰したくないんだ。でも、締切もある。だから来てくれないか?」
『亮介』耳元に今まで生きてきた中で聞いたことない、とびっきり甘く蕩けるような自分の名前。思わず椅子から転げ落ちそうになった。
駄目なやつだ。駄目なやつだって分かってるくせに、その手を取ろうとしてる自分がいる。
僕、すでに犬飼さんの手中に落ちてしまっているんだ。
「僕、自慢じゃないけど女の子とも付き合ったことない地味な奴ですよ?すぐ飽きるんじゃな…い?」
「飽きない。それだけは分かる。」
俺が今までどんだけ人と恋愛してきたと思う?両手で足りないくらいだよ。
それもこれもこの見た目の恩恵。ただの…俺の包装紙だけのものだ。
でもこれはきっと違う。
きっと___じゃないな。絶対に違う。
「飲むだけですよ?」
「亮介が嫌がることはしない。」
本当かなって疑ってるな(笑)。
亮介が本当に嫌がったら……ね♡
つづく……?
何なんだろうな。見た目だけで勝手に中身まで判断するのって…。
+++
そこはホント、庶民的な焼き鳥屋さん。だけど、油でベタベタしそうな調理場のステンレスの吊戸棚や換気扇周りがピカピカに磨かれ、出迎えてくれるお店の人も優しげにニコっと笑って『いらっしゃい』と感じが良い、居心地がすごくいいお店だった。
カウンター10席位、テーブルが4つ。そんなに騒いでいるお客さんもおらず、皆楽しそうに少しお酒で上気した顔を見せて静かに話をしているような大人の隠れ家。
最初は普通にビールを飲み、おまかせで見繕ってもらった焼鳥が美味しくて、犬飼さんの話も面白くて楽しい時間を過ごしていたんだ。だけど、段々犬飼さんの目つきが怪しくなってきた。
「亮介君はさ、どうして今日一緒にご飯来てくれたの?」
誘ってきたのはそっちだろ?
ビールがハイボールになり、日本酒になってきた頃から雲行きが怪しい。
絡み酒なのか?この人。
「小説家の人、初めて見たし…。僕の好きな小説だって言ったじゃないですか。ほんとに励まされてたんです。」
「僕は…純文学も書くけど、SFだって推理小説だってラノベだって官能小説だって…なんだって書く節操なしだよ?なのに皆、小説より俺の顔ばっかり!顔で小説書いてないっつーの!」
一気にそうまくし立てると、焼き鳥屋さんのカウンターにばったりと倒れ込んでしまった。
何拗ねてんだ。めんどくさいぞ、犬飼さん。
「顔で書けるわけないじゃないですか。」
「亮介だって、俺のこと、綺麗って言ったろ?」
いつの間にか俺って言ってる。酔っ払いだな(笑)。
テーブルと仲良しな犬飼さんは、僕に柔らかくて艷やかな髪の形の良い後頭部だけを見せてモゴモゴと喋った。
「それはだって…喋ったこともない人の中身まではさすがに分からないじゃないですか。」
「じゃあ…今は?やっぱり見た目が良くて付いてきた?」
カウンターに突っ伏したまま、犬飼さんは首だけ回して僕を見た。何だか自信たっぷりにナンパしてきたのが嘘のように萎れていた。
帰るとこ無くて、雨に打たれた可哀想な大型犬。
喜ぶような事、言った方が良いのかな?でも、調子づくな。きっと。
「…ぶっちゃけ、見てるだけなら綺麗だっていう感想しか無かったけど、さっき話しかけられた時も、こうして一緒に焼き鳥食べながら話してた時も、顔ばっかり見てた訳じゃないです。デートしてるわけじゃないし、僕、男だし。」
「デートじゃないのか…。」
「そ、それはさておいて!デート云々関係なしに、僕は話してて面白かったし、一緒にお酒飲んでても楽しいなって思いましたよ?」
そういうことじゃ駄目なのかな?別に見た目の綺麗さだけで付いてきた訳じゃないんだけどな。
「それに…。」
「それに?」
「中身は多分…普通のおじさんな気がする。」
おじさんは言いすぎかな?
でもなぁ…。僕に会いたくて図書館に来てたって事なんでしょ?
顔の良いストーカー…?
それも失礼か(笑)。
「くくっ(笑)」
零れてきた笑い声…。
次の瞬間、起き上がった犬飼さんは僕の左手を大きな両手で包み込んで、キラッキラに瞳を輝かせていた。
「亮介!やっぱり間違いなかった!!」
「はっ?」
白い歯を見せて嬉しそうに笑う犬飼さん。
ご主人さまが散歩に連れて行ってくれるって、嬉しくてフサフサの尻尾をブンブン振っている大型犬みたいだ。
「俺の泉に小石投げたの、亮介だけだぞ(笑)」
「はっ?俺の何?泉に小石?」
酔ってんのか?このおっさん。つーか、僕の手を離してくれ!
「俺の心にさざ波を立てたのは」
僕の顎をクイッと上げ、目線を強制的に合わせられた。
「君だけだ…。」
エロくて甘い危険な色男の顔が近づいてきた。顎を掴まれた僕は、視線を絡め取られて呆然となった。
そして、美しい形の大きめの口が僕の唇を奪っただけでなく、あろう事か舌まで入れてきた!
「な、何すんだ!」
僕、自慢じゃないがファーストキスだぞ!なのに何で…よりによっておじさんに…。
酔っ払いがキス魔になったと思われたようで、特に周りがざわつくこともなく、反応は薄かった。それは良いんだけど。
甘いんだよ~……。チョコレートみたいに甘々な目つき。
「ご飯だけですからね。僕は食べても美味しくありませんよ。」
「そんなの食べて見なくちゃ分かんないでしょ♡」
「大体、そっちだって僕の何を知ってるっていうんです?ちゃんと会話したのって…まだ2時間位でしょう?僕がとんでもない悪人だって事もあるかもしれないじゃないですか!」
「そぉかなぁ___。」
この子が悪人だったらちょっと笑える。どんな悪いことしようって思ってんだろ(笑)。
「悪人は常に自分を正当化するものだよ?」
フフンと鼻で笑った。
「大体悪い人間ほど、最初は良い人を装うんだ。なのに亮介は自分が悪人かもしれないなんて言う。」
「そんなにいい人間だとも思えないし。」
「万人に良い人だって思われる聖人君子なんてこの世に存在しないよ。そんな必要もないし。」
「特に人に誇れるようなものも持ってない。先生みたいに文才があるわけじゃないし……。」
「誰にでも同じように接しようとする人間も少ないと、俺は思うよ?」
人によって態度を変える人間なんていっぱいいるじゃないか。その人の見た目とか持ち物とか才能とか。容れ物や付属品に惑わされてさ。
亮介は少なくともどんな相手にも平等に接しようと努力してるように見えた。
___笑顔も可愛かったし。
「だから、これからもっとお互いを深く知っていった方が良いと俺は思う。」
どう?と柔らかく微笑む綺麗な男がいた。
何故か何の抵抗もなく頷こうとする自分。
ちょっと待て。冷静になれ、自分。相手はいくら綺麗だと言っても男性だぞ?しかも体格的に言ってもきっと……。
「ん?何百面相してんの?うんって頷こうとしてたでしょ?」
「___だって……どういうつもりなのか分かんないから……。」
「ちゃんと言えばいいの?」
「へ?」
『どういうつもり』なんて可愛いこと言っちゃって。
恋人(予定)を不安にさせるなんて、この俺としたことが___。
「好きだよ(笑)」
「軽い!」
ちょっと!何顔赤くして、唇尖らせて……。
分かったよ。真剣に言えばいいのね。
『好きだ___』
俺に腕を捕られて引き寄せられた亮介の耳に、思いっクソ本気で囁いてやった。
いや、だから___本気なんだけど。
そしたらさ。どうしよっかな?緒方くんには午前様にはならないよって言ってきちゃったけど……。
これ、帰せないでしょ。
ゾクッとしたんだろうな。隠してるけどちょっと反応してる。
俺もこんなの初めてなんだけど。
時計を見た。
イケる。この時間ならどうにか出来る。
今まで無駄に磨いてきた堕とす技術を活かす瞬間が漸くやってきた。
「俺んちで飲み直そうか。」
「えっ?」
迷ってる。コレは押していいやつ。
「帰したくないんだ。でも、締切もある。だから来てくれないか?」
『亮介』耳元に今まで生きてきた中で聞いたことない、とびっきり甘く蕩けるような自分の名前。思わず椅子から転げ落ちそうになった。
駄目なやつだ。駄目なやつだって分かってるくせに、その手を取ろうとしてる自分がいる。
僕、すでに犬飼さんの手中に落ちてしまっているんだ。
「僕、自慢じゃないけど女の子とも付き合ったことない地味な奴ですよ?すぐ飽きるんじゃな…い?」
「飽きない。それだけは分かる。」
俺が今までどんだけ人と恋愛してきたと思う?両手で足りないくらいだよ。
それもこれもこの見た目の恩恵。ただの…俺の包装紙だけのものだ。
でもこれはきっと違う。
きっと___じゃないな。絶対に違う。
「飲むだけですよ?」
「亮介が嫌がることはしない。」
本当かなって疑ってるな(笑)。
亮介が本当に嫌がったら……ね♡
つづく……?
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
キミの次に愛してる
Motoki
BL
社会人×高校生。
たった1人の家族である姉の由美を亡くした浩次は、姉の結婚相手、裕文と同居を続けている。
裕文の世話になり続ける事に遠慮する浩次は、大学受験を諦めて就職しようとするが……。
姉への愛と義兄への想いに悩む、ちょっぴり切ないほのぼのBL。
初恋はおしまい
佐治尚実
BL
高校生の朝好にとって卒業までの二年間は奇跡に満ちていた。クラスで目立たず、一人の時間を大事にする日々。そんな朝好に、クラスの頂点に君臨する修司の視線が絡んでくるのが不思議でならなかった。人気者の彼の一方的で執拗な気配に朝好の気持ちは高ぶり、ついには卒業式の日に修司を呼び止める所までいく。それも修司に無神経な言葉をぶつけられてショックを受ける。彼への思いを知った朝好は成人式で修司との再会を望んだ。
高校時代の初恋をこじらせた二人が、成人式で再会する話です。珍しく攻めがツンツンしています。
※以前投稿した『初恋はおしまい』を大幅に加筆修正して再投稿しました。現在非公開の『初恋はおしまい』にお気に入りや♡をくださりありがとうございました!こちらを読んでいただけると幸いです。
今作は個人サイト、各投稿サイトにて掲載しています。
ひとりぼっちの180日
あこ
BL
付き合いだしたのは高校の時。
何かと不便な場所にあった、全寮制男子高校時代だ。
篠原茜は、その学園の想像を遥かに超えた風習に驚いたものの、順調な滑り出しで学園生活を始めた。
二年目からは学園生活を楽しみ始め、その矢先、田村ツトムから猛アピールを受け始める。
いつの間にか絆されて、二年次夏休みを前に二人は付き合い始めた。
▷ よくある?王道全寮制男子校を卒業したキャラクターばっかり。
▷ 綺麗系な受けは学園時代保健室の天使なんて言われてた。
▷ 攻めはスポーツマン。
▶︎ タグがネタバレ状態かもしれません。
▶︎ 作品や章タイトルの頭に『★』があるものは、個人サイトでリクエストしていただいたものです。こちらではリクエスト内容やお礼などの後書きを省略させていただいています。
浮気性のクズ【完結】
REN
BL
クズで浮気性(本人は浮気と思ってない)の暁斗にブチ切れた律樹が浮気宣言するおはなしです。
暁斗(アキト/攻め)
大学2年
御曹司、子供の頃からワガママし放題のため倫理観とかそういうの全部母のお腹に置いてきた、女とSEXするのはただの性処理で愛してるのはリツキだけだから浮気と思ってないバカ。
律樹(リツキ/受け)
大学1年
一般人、暁斗に惚れて自分から告白して付き合いはじめたものの浮気性のクズだった、何度言ってもやめない彼についにブチ切れた。
綾斗(アヤト)
大学2年
暁斗の親友、一般人、律樹の浮気相手のフリをする、温厚で紳士。
3人は高校の時からの先輩後輩の間柄です。
綾斗と暁斗は幼なじみ、暁斗は無自覚ながらも本当は律樹のことが大好きという前提があります。
執筆済み、全7話、予約投稿済み
フローブルー
とぎクロム
BL
——好きだなんて、一生、言えないままだと思ってたから…。
高二の夏。ある出来事をきっかけに、フェロモン発達障害と診断された雨笠 紺(あまがさ こん)は、自分には一生、パートナーも、子供も望めないのだと絶望するも、その後も前向きであろうと、日々を重ね、無事大学を出て、就職を果たす。ところが、そんな新社会人になった紺の前に、高校の同級生、日浦 竜慈(ひうら りゅうじ)が現れ、紺に自分の息子、青磁(せいじ)を預け(押し付け)ていく。——これは、始まり。ひとりと、ひとりの人間が、ゆっくりと、激しく、家族になっていくための…。
美人に告白されたがまたいつもの嫌がらせかと思ったので適当にOKした
亜桜黄身
BL
俺の学校では俺に付き合ってほしいと言う罰ゲームが流行ってる。
カースト底辺の卑屈くんがカースト頂点の強気ド美人敬語攻めと付き合う話。
(悪役モブ♀が出てきます)
(他サイトに2021年〜掲載済)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる