そのヒロインが選んだのはモブでした。

ぷり

文字の大きさ
上 下
100 / 149

100 ■ She already chose him ■ ―Plantia― ――彼女は既に彼を選んでいた

しおりを挟む
 アカシアが自分の幹の根本に腰掛けて、先程の異界がまだ気になるのか眺めている。
 本当にもう……。

「怪我はもう平気?」
 私は彼の隣に腰掛けた。

「プランティア様。お陰様でなんともありません。救ってくださり、ありがとうございました」
 アカシアはわざわざ跪いた。

「ああ……いいの。そのまま座ってて頂戴」
「かしこまりました」

 そしてまた、視ている。
 多分、何かあったらまた助けに入るつもりね。
 しょうがないわね、もう……。

 私はプラムから情報収集して、最近やっと、人間の姿を構築できた。
 たぶん、プラムとそっくりね。
 いや、プラムが私にそっくりなんだけど。

 年齡はアカシアの見た目に合わせてみたのだけれど。
 今の彼は私を見るのは辛いかもしれないわね。

「よく僕が魔王の要塞にいることがわかりましたね。あそこは貴女には視えないでしょう?」
「……プラムから祈りが届いたの。神様、アカシアが危ないって」
「そう……プラムが」

 アカシアが少し嬉しそうな顔をする。
 ……そんな顔、するのね。

「お小言とか言わないの? ……私が勝手にこの世界以外に降りたら、世界に無理が生じるから駄目だといったでしょ?、とか」
「貴女はちゃんと、無理が生じない程度におさめて僕を助けてくれましたよ。感謝こそすれ、お小言なんて」
「そう」

 感謝……うん、嬉しいんだけれど…褒めてほしい。

「そういえば……天空神はどうしましょうか。やはり新しい分霊……は急がないのであれば、プラムが子を産めばそのうち勝手に増えると思いますが、資格者のほうは、また恩寵をご用意いただくしかないと思うのですが」

「私とは仕事の話しばかりね。プラムにはいっぱい雑談してあげてたのに」
 私は少しむくれて髪をさら、と手ですいた。すこしすねた風に見えるかしら?

 それにしても、あれだけ、あそこにいた者たちが……その、私が……私のこと、アカシアが好きだって気がついていたのに……本人はいつも通り。
 あの者達が言ってた言葉、聞こえてなかったのかしら?
 それはホッとするような、残念なような……。

「……それは、彼女の教育のためで、まさか僕のとるに足りない話をプランティア様に直接することなんて。それにプラムに語ったことは結局貴女に届くじゃないですか。貴女に語ったも同然ですよ?」

 そして、わかってない……。完全にスルーだわ。
 私は直接話しをしてもらいたいのに。
 そう思ってこの身体も形作ったのに……結局用事がある時しかアカシアは話をしてくれない。

「プラムから入ってくる情報は、くだらない物のほうが多いわよ? でもなかなか下界の声が聞こえない私にとってはとても貴重なのよ」
 だから、私にも直接話して欲しい、と言葉を続けたいのに続けられない。

「……そうでしょうね」
 彼も苦笑した。
 プラムの話になると嬉しそうな顔をする。

 いいな、プラムになりたい。でも私は実質プラムなんだけど…。
 ……私とプラムの違いって何かしら……喋り方かしら。
 でも……プラムみたいな喋り方をしたら、私、女神としてどうなのかしら。

 あんな風に喋ってもいいのかしら?
 だめよね?

 ……あれ?プラムが分霊だと知ってる人間たちって、私のことどう思ってるのかしら?
 女神の性格は、プラムそのまんま、とか思われてたらちょっと……どうなのそれ……?
 急に不安になってきたわ。

 それとも私ももう少し人を学んだら、プラムみたいになるのかしら?

「やはりまだ情報不足で、とても未熟ね、私……」
「なら、分霊を増やしましょう。それが早道です」

 ……分霊を増やして、またあなたが分霊を愛したら、いやだわ。
 言えないけど……。

「……」
 私は黙ってチラ、とアカシアを見る。
 素直に言えばいいのかしら。でも……。

「?」
 アカシアが何でしょう? と言った顔でこちらを見る。

 私にはアカシアに言ってないことがある。
 言ったらアカシアが怒って口聞いてくれなくなったりするかしら?
 いや、それはないかもしれないけど、私と会うのが苦痛になるかもしれない。

  ……。
  唯一の話し相手なのに、もしそうなったら……それは困るわ。

  あ、涙出ちゃったわ。どうしよう。
  こういう所は私もプラムなのねって自分でも思うわ。

「ああ…どうされたのですか? なにか世界にご不安や憂いでも?」
「違うわ」

 私はプラムの中にあった、しょんぼり、という感情を今抱えた。
 アカシアは私が泣いても、世界に何か心配がある、としか思わないんでしょうね。

 プラムみたいにもっと……おおっぴらになってしまえばいいのかしら……。
 でも、私とプラムでは立場が違うわ……。
 私がそんな風になっていいものやら……。

「……天空神の資格の残りはライラックとギンコ……ライラックはどうしてああなってしまったのか……。ギンコは良いと思いますが、どうでしょう? もういっそ、直接お会いになってみますか?」

 また天空神の話。私は天空神のことなんて欠片も考えてないのよ、アカシア。
私が天空神を求めていると思っているのね。

「……天空神はいなくてもいいわ。い……今まであなたと私でもやってこれたし。目を見張る発展しないけれど平和な世界は築けるのではないかしら」
「ですが、お相手がいないと次の神も」
「……」

 言ってしまおうかしら。
 あなたがいいのって。もうあなたを既に選んでしまっていたのだって。

 でも、私が言えば、彼は応じるしかないのだもの。それはなんだか嫌だわ。
 今だって私とプラムに語るのは結局同じ、といいつつプラムを眺めてる。

 プラムを通して私を見ている、ならまだ納得いくのだけど、そうじゃないわよね。
 プラムがアカシアを好きなままで私に還るならば、たぶんそれが一番だった。
 失敗したのは私。


 プラムが人間界へ生まれ変わる日。
 私は、プラムのアカシアへの思いを奪ってしまった。

 その時は彼女はどうせ私だし、その思いも私のものになるものだから先に吸収しちゃえって、事務的な……軽い気持ちだった。
 プラムが地上へ行って誰かを選ぶとかちょっとまどろっこしかったし、私もアカシアへならいいわって思っていたから。そう。アカシアとなら別にやっていけると思ったから、その気持を貰ってしまえば世界の育成がトントン拍子かと思ったのよね。

 ――浅はかだった。

 こんなに苦しくなってしまうなんて。
 プラムを最終的に吸収するまで待てばよかった。

 でも、今や、プラムの心にはブラウニーがいる。
 例えば今、彼女を吸収したら、あのブラウニーって子を私は好きになってしまう。
 アカシアへの気持ちに上書きして好きになってしまう。それはいや。

 私は人間みたいに自分を育てられない。
 アカシアへの気持ちだって盗んだもの。

「地母神にブラウニーを盗られるよ」

 アカシアは、プラムにそんな風に説明してたことがあった。
 やっぱり私は泥棒してしまったのよ。神様なのに……。堕落だわ。
 こんな私は魔王を選べばよかったかしら……もうその魔王もこの世界にはいないけれど。

「どうして泣いてるのですか?言いたいことがあるなら、遠慮せずに言って下さい。
そうでなければ我々下僕はどうして差し上げあたらいいか、わかりません」

 アカシアが心配そうに問いかけてきた。
 ……多分白状しなければ、この堂々巡りがそれこそ永久機関。

 私は世界を終わらせるのを覚悟して発言した。
「私ね、プラムの大切なものを盗んじゃったの」
「え? 何をです? ……というか、プラムは実質、貴女なんですから、盗むも何も」

「……プラムの気持ち」
「……はい?」

「プラムがあなたを好きだった気持ちを盗ってしまったのよ! だから、プラムがあなたのこと思い出さなかったのは当たり前なの! その気持は、私の中にあるんだから……ごめんなさい、アカシア」
「――」

 私は、それだけ言うと、その場から姿を消し、『絶対圏』の彼方へ身を隠した。
 アカシアが何を言うのか怖くて聞きたくなくて、逃げた。



※※※



 もとの球体に戻ろうかな……。
 一度自分をバラバラにして、構築し直したほうがいいかも。
 そう思いつつ、膝を抱えて泣く日々が過ぎた。

 『絶対圏』の光の中に溶けてしまいたい。でも。
 盗んだアカシアへの思いは厄介で、消したいのに、消したくなくて。

 そんなある日、いつものように俯いていたら、誰かのため息が聞こえた。
「……探しましたよ、プランティア様」
 アカシアが目の前に立ってた。

「ア、アカシア!?」
えっ! なんで!? 私はびっくりした。

「どうして『絶対圏』の中に!? ここはアカシアでも入れないとこでしょう?」

 ……というか、アカシアはずっと黒い詰め襟服を着ていたはずなのに、今は白を基調とした、私の身につけているものと揃いの服になっている。
 これは、つまり……彼が、『自覚』したのだ。

 私に選ばれた事。そして自分が主神になることを。

「……貴女がプラムの気持ちを盗んだ、と言っていたので。……なら、僕もここへも入れると思いましたよ。それは僕が選ばれていた、ということですから」
 アカシアが微笑んだ。

 う……。ううう。

「でも少し入るのは怖かったですね。もし違ってたら僕は蒸発しちゃいますよ、こんな場所」
「……怒ってないの?」

「何故怒るんです? 貴女がプラムの気持ちを奪う……もとい吸収するのは正統な権利です。その為にプラムがいたのですから。あえて言うなら……もっと早く言ってほしかった」

 アカシアの言葉から敬語が消え、片手で私の頬に触れた。

 …う。

「でも、私が言えば、あなたは首を縦に振らざるを得ないから。その……」

「貴女が僕に対して抱えてる気持ちについて、僕がどう思うかは……それに限っては僕が決めることであって。それがYESならば、貴女はそれを受け入れるべきでは? それとも僕の気持ちを疑ってずっとこのままで? ……そのほうが僕は許せないけど?」

「な、成程……」

確かにそうだ。

 私は再び、膝を抱え直して俯こうとしたけれど、アカシアがそれを阻止して、両手で私の両頬を包んだ。
 か、顔が固定されている……。ぎ、ぎ、ぎと少し抵抗したけど。
 アカシアはホントにもう……、と眉間に皺を寄せた。

「そうだな……。では、こう言おうかな? 罪を償って?」
「つぐない!?」
「そうだよ。プラムの気持ちを盗んだんでしょ? そう言うならばそれは罪だ」
「ど、どう償えば……」
「わかるでしょ」

 ひっ!? 

 かがんで真正面から見られた。ちょっと怖い!?

「――これからは、プランティア、と呼んでも?」

 なに、その獲物を追い詰めるような目。私、神様ですよね?
 とっても偉いはずですよね!?

「……そんなのはぜんぜん構わない。私が気にしているのはプラムの気持ちを持っているのに、私はプラムじゃないことであって……あなたが愛しているのはプラムでしょう」
「はぁ…」
ため息つかれた!

「貴女はプラムだよ。すこし引っ込み思案な。だいたい、これはちょっと呆れてるから言うんだけどね。僕にとって貴女は上位の存在で、プラムは貴女の分霊ではありますが、僕より下位の存在。なら、扱いが違って…当然でしょ? ……ほんとにもう、プラムなんだから……。というか、あそこでブラウニー達が言ってたことが本当だったとはね。僕は貴女のしもべだから、貴女の言う事を信じ、言わないことは疑わない。……なら、貴女は僕に伝えるべきことがあるのでは?」

 ううっ!

 なにそのじと目!そんな目で初めて見られたわ!

 知ってる…これは…プラムと同じ扱いをされてる…!
 嬉しいけど心がえぐれるわ!

「その様子だと、気持ちを教えて頂くにも時間がかかりそうですね。……ほら、もう帰るよ」
「あっ」
 アカシアは私をひょい、と抱きかかえた。

「貴女が盗んだというもの。たしかに、ここで育ったプラムから生まれた気持ちかもしれない。だけれど、僕にとっては、その気持を所持して僕を見てくれている人が、僕のプラムだよ」

「僕が愛してる人がここに隠れていた――それだけだよ」
 その笑顔はもう優しかった。

 恥ずかしくて顔が見れなかったから、ぎゅっと抱きついて自分の顔を隠して。
 私は聞こえないような、小さな声で――アカシア、大好き、と言った。


 ――そうしたら、アカシアがクスッと笑って、髪に口づけするのを感じた。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

紀尾井坂ノスタルジック

涼寺みすゞ
恋愛
士農工商の身分制度は、御一新により変化した。 元公家出身の堂上華族、大名家の大名華族、勲功から身分を得た新華族。 明治25年4月、英国視察を終えた官の一行が帰国した。その中には1年前、初恋を成就させる為に宮家との縁談を断った子爵家の従五位、田中光留がいた。 日本に帰ったら1番に、あの方に逢いに行くと断言していた光留の耳に入ってきた噂は、恋い焦がれた尾井坂男爵家の晃子の婚約が整ったというものだった。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

【完結】捨てられた双子のセカンドライフ

mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】 王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。 父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。 やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。 これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。 冒険あり商売あり。 さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。 (話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)

公爵令嬢の私に騎士も誰も敵わないのですか?

海野幻創
ファンタジー
公爵令嬢であるエマ・ヴァロワは、最高の結婚をするために幼いころから努力を続けてきた。 そんなエマの婚約者となったのは、多くの人から尊敬を集め、立派な方だと口々に評される名門貴族の跡取り息子、コンティ公爵だった。 夢が叶いそうだと期待に胸を膨らませ、結婚準備をしていたのだが── 「おそろしい女……」 助けてあげたのにも関わらず、お礼をして抱きしめてくれるどころか、コンティ公爵は化け物を見るような目つきで逃げ去っていった。 なんて男! 最高の結婚相手だなんて間違いだったわ! 自国でも隣国でも結婚相手に恵まれず、結婚相手を探すだけの社交界から離れたくなった私は、遠い北の地に住む母の元へ行くことに決めた。 遠い2000キロの旅路を執事のシュヴァリエと共に行く。 仕える者に対する態度がなっていない最低の執事だけど、必死になって私を守るし、どうやらとても強いらしい── しかし、シュヴァリエは私の方がもっと強いのだという。まさかとは思ったが、それには理由があったのだ。

【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる

三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。 こんなはずじゃなかった! 異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。 珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に! やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活! 右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり! アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

アンジェリーヌは一人じゃない

れもんぴーる
恋愛
義母からひどい扱いされても我慢をしているアンジェリーヌ。 メイドにも冷遇され、昔は仲が良かった婚約者にも冷たい態度をとられ居場所も逃げ場所もなくしていた。 そんな時、アルコール入りのチョコレートを口にしたアンジェリーヌの性格が激変した。 まるで別人になったように、言いたいことを言い、これまで自分に冷たかった家族や婚約者をこぎみよく切り捨てていく。 実は、アンジェリーヌの中にずっといた魂と入れ替わったのだ。 それはアンジェリーヌと一緒に生まれたが、この世に誕生できなかったアンジェリーヌの双子の魂だった。 新生アンジェリーヌはアンジェリーヌのため自由を求め、家を出る。 アンジェリーヌは満ち足りた生活を送り、愛する人にも出会うが、この身体は自分の物ではない。出来る事なら消えてしまった可哀そうな自分の半身に幸せになってもらいたい。でもそれは自分が消え、愛する人との別れの時。 果たしてアンジェリーヌの魂は戻ってくるのか。そしてその時もう一人の魂は・・・。 *タグに「平成の歌もあります」を追加しました。思っていたより歌に注目していただいたので(*´▽`*) (なろうさま、カクヨムさまにも投稿予定です)

できれば穏便に修道院生活へ移行したいのです

新条 カイ
恋愛
 ここは魔法…魔術がある世界。魔力持ちが優位な世界。そんな世界に日本から転生した私だったけれど…魔力持ちではなかった。  それでも、貴族の次女として生まれたから、なんとかなると思っていたのに…逆に、悲惨な将来になる可能性があるですって!?貴族の妾!?嫌よそんなもの。それなら、女の幸せより、悠々自適…かはわからないけれど、修道院での生活がいいに決まってる、はず?  将来の夢は修道院での生活!と、息巻いていたのに、あれ。なんで婚約を申し込まれてるの!?え、第二王子様の護衛騎士様!?接点どこ!? 婚約から逃れたい元日本人、現貴族のお嬢様の、逃れられない恋模様をお送りします。  ■■両翼の守り人のヒロイン側の話です。乳母兄弟のあいつが暴走してとんでもない方向にいくので、ストッパーとしてヒロイン側をちょいちょい設定やら会話文書いてたら、なんかこれもUPできそう。と…いう事で、UPしました。よろしくお願いします。(ストッパーになれればいいなぁ…) ■■

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

処理中です...