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96 ■ Believe in you 02 ■
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「……それは聞き捨てならない。怒るぞ、それは。何度でも言うけど好きなのはオレの方だ。オレのほうがお前のことが好きだ。」
ブラウニーの額が私の額にコツン、とあたる。
「そして、身体のことは心配するな。大丈夫だ。方法を見つけたから。……オレたちのお父さんを信じろ」
……そういえばアカシアもさっきそう言ってた。でも。
「……治ればいいってものじゃ……」
本当だ、私もそう思った。
治れば良い、ってことじゃないんだ。
思えば私も無茶をやらかしている。
なんて自分勝手な事を言ってるんだろう。
「いいか、プラム」
見るとブラウニーの顔がすこし怖い顔になって、でも真剣な瞳で私を見ていた。
「…?」
「今更オレから逃げるな。
オレから離れようとするな。そんな馬鹿なことは許さない。
そんな事をしたらオレは絶対お前を許さない。
前に何があってもオレを諦めない、一緒にいたいっていったのは嘘だったのか? ちがうだろ? 例えオレが死んだってオレのことしか考えるな。お前が死ぬまでオレの事を考えてろ。オレを好きになった事を謝るくらいならそれくらいの事してみせろ。オレはもう死んだってお前のこと離さないからな」
「……」
「……オレから逃げられると思うなよ」
そう言った後、されたキスはとても長くて。
「……っ」
苦しい、息ができない。
唇が離れたかと思うと、また重ねられる。
前々からオレのほうが執着している、とは言ってくれてたけれど、本当に迷いがない。揺るがない心。
「ごめん、もう言わないから…」
やっとそう言えた時には、押し倒されていて、まだ許してもらえなかった。
「さっきみたいな事いうやつ、信じられない」
言ってはならないことを言ってしまったようだった。
わざとだ。
私があまりにも弱気なことを言うから。
強い口調で、つまり。
「オレを信じろ」
そう、そういう事だ。
怖いことを言っているようで。意地悪をしているようで。実は強く心ごと抱きしめてくれているのだ。
私は、ブラウニーの背中に手を回して、自分からキスをして。
「ごめん、もう二度と言わない」
私はまっすぐブラウニーを見つめて謝った。
ブラウニーはしばらく私をじっと見つめた後。
「……しょうがないから、もう一度だけ信じてやる」
――笑顔だった。
ブラウニーは私の額に最後にキスすると、私を解放して、立たせた。
怒ってたのは私だったはずなのに、いつの間にか立場が逆転している。
私はブラウニーには敵わない。
「ところで、ついでに聞くが」
「?」
「……その格好はなんだ……何があった……」
!? 顔怖い!!
そしてさっきまでの会話が台無しだ!
くそ、こんな猫服のせいで……!!
「えっと、光の剣に刺されたせいで服が破れてたから……とりあえず着替えを貰った……、やっぱり、ちょっとおかしな服だよね。そういえば猫耳つけっぱなしだった、恥ずかしい」
といってはずそうとした時。その手を止められた。
「……ブラウニー?」
「それは、外さなくてもいいんじゃないか」
「……なんて?」
「さて、アドルフさんがあっちで作業してる、お前もこい」
「いや、それはともかく、なんで……あ、そういえば、このスカートについてる尻尾も邪魔。パーツ的に取れそうな気も」
「やめておけ」
「……ブラウニー?」
「……」
「ひょっとしてこういうの好」
「別に」
「いやだって」
そんな事言いながら歩いてたら、アドルフさんが牢屋からひょこっと顔を出した。
「ブラウニー、戻ってき」
……アドルフさんの顔が私を見て、ビキ! っと固まった。
「何だその格好はー!! 娘ーーー!!」
アドルフさんがドン引きした顔で嘆きながら牢屋から出てきた。
そして自分の外套を脱いで私に着せた。
「だよね?普通はそうだよね!?」
私は思わずそう叫んだ。
「アドルフさんは、わかっていない」
「ブラウニー!?」
「いや、アドルフさん、ちょっと外套でかすぎる。ひこずってるから」
「あ? ああ、そうか。……ブラウニー、お前の外套を」
「それもちょっと」
「ブラウニー!?」
「息子よ……」
アドルフさんが呆れた目でブラウニーを見て、小さく、まあ……わからんでもない……、と呟いたあと、それから何も言わなくなった。
なんでよ!?
ブラウニーに皇太子から奪った光は私にしかもう壊せないことを説明して、それを処理しようとした所、ズズン、と大きい音がした。
「……これは誰か、戦ってるな。ブラウニーが見に行ったほうの反応はプラムだったんだな。プラム、大丈夫か?」
アドルフさんが天井を見上げながら言う。
「……うん。大丈夫だよ、ありがとう……多分、戦ってるのはアカシアだよ」
「は? なんであいつが」
ブラウニーの眉間に皺がよる。
そういえば、あの穴に落としたのも、ブラウニーが迎えに来るってわかってただんだな、アカシアは。……世話になってしまった。
ミシミシ、と要塞が揺れる。
「魔王は……どうするの? アカシアがアドルフさんを信じろって言ってたんだけど」
「……なんだそれ。やだなぁ、手の内全部見られてるみたいで」
……やっぱり手の内あるんだ。
恐らくアカシアは先の運命を読んで私達を導こうとしてるんだろう。
「アカシアにはこの世の全てが記録されていくんだって。起こる未来も幾つか知ってるらしいよ」
「へー…そういう仕事してんのか~って。……ちょっと待て」
アドルフさんが、何か思い当たるような顔をした。
「どうしたの?」
「そいつが……魔王と戦ってんの?」
「うん、多分」
「ひょっとして……それって、それは……この世を記録してる御神樹の化身だろ!! 戦わせたら駄目だ!」
「へっ」
「聖書の一番最初に書いてあるでしょ!! この世は全て1本の樹を中心に成り立っているって! もうここまで来たら、そいつが御神樹としか思えないよ、おじさんは!! ……そんなやつが欠損起こしたり死んだりしたら、この世がおかしくなるかもしれないぞ、それ!!」
ごめん、聖書の一番最初なんてスルーしてた!!
ただの綺麗な挿絵かと!!
そういうのも覚えておくものなんですね!
「そんな大層な奴だったのか……? 殺せないわけだ。……でもそれなら魔王には負けないんじゃないのか? むしろ始末してくれんじゃないの?」
ブラウニーが言った。
確かに。
「お前の中には殺すか殺されるしかないの!? ちょっと改めなさい!?」
アドルフさんが嘆いた。
「おじさん、小心者だから心配だよ!? ……てか、そいつがオレを信じろって!? ああもう!! おじさんなんて一番モブなのに!! なんでここで頼られるわけ!? ……もう、身体の補強とかは魔王なんとかできた後で!! 出来なきゃここで皆終わりだ!! ……この音響は……ああ、そうか視ればいいのか……って上の広間か! あああ、これはやばい! ブラウニー、プラム!! 来い!!」
アドルフさんがなんかいっぱい独り言しゃべって、髪をぐしゃぐしゃしながら、走り出した。
「ちょ、アドルフさん!」
「アドルフさーん!!」
ま、待ってー!!
ブラウニーの額が私の額にコツン、とあたる。
「そして、身体のことは心配するな。大丈夫だ。方法を見つけたから。……オレたちのお父さんを信じろ」
……そういえばアカシアもさっきそう言ってた。でも。
「……治ればいいってものじゃ……」
本当だ、私もそう思った。
治れば良い、ってことじゃないんだ。
思えば私も無茶をやらかしている。
なんて自分勝手な事を言ってるんだろう。
「いいか、プラム」
見るとブラウニーの顔がすこし怖い顔になって、でも真剣な瞳で私を見ていた。
「…?」
「今更オレから逃げるな。
オレから離れようとするな。そんな馬鹿なことは許さない。
そんな事をしたらオレは絶対お前を許さない。
前に何があってもオレを諦めない、一緒にいたいっていったのは嘘だったのか? ちがうだろ? 例えオレが死んだってオレのことしか考えるな。お前が死ぬまでオレの事を考えてろ。オレを好きになった事を謝るくらいならそれくらいの事してみせろ。オレはもう死んだってお前のこと離さないからな」
「……」
「……オレから逃げられると思うなよ」
そう言った後、されたキスはとても長くて。
「……っ」
苦しい、息ができない。
唇が離れたかと思うと、また重ねられる。
前々からオレのほうが執着している、とは言ってくれてたけれど、本当に迷いがない。揺るがない心。
「ごめん、もう言わないから…」
やっとそう言えた時には、押し倒されていて、まだ許してもらえなかった。
「さっきみたいな事いうやつ、信じられない」
言ってはならないことを言ってしまったようだった。
わざとだ。
私があまりにも弱気なことを言うから。
強い口調で、つまり。
「オレを信じろ」
そう、そういう事だ。
怖いことを言っているようで。意地悪をしているようで。実は強く心ごと抱きしめてくれているのだ。
私は、ブラウニーの背中に手を回して、自分からキスをして。
「ごめん、もう二度と言わない」
私はまっすぐブラウニーを見つめて謝った。
ブラウニーはしばらく私をじっと見つめた後。
「……しょうがないから、もう一度だけ信じてやる」
――笑顔だった。
ブラウニーは私の額に最後にキスすると、私を解放して、立たせた。
怒ってたのは私だったはずなのに、いつの間にか立場が逆転している。
私はブラウニーには敵わない。
「ところで、ついでに聞くが」
「?」
「……その格好はなんだ……何があった……」
!? 顔怖い!!
そしてさっきまでの会話が台無しだ!
くそ、こんな猫服のせいで……!!
「えっと、光の剣に刺されたせいで服が破れてたから……とりあえず着替えを貰った……、やっぱり、ちょっとおかしな服だよね。そういえば猫耳つけっぱなしだった、恥ずかしい」
といってはずそうとした時。その手を止められた。
「……ブラウニー?」
「それは、外さなくてもいいんじゃないか」
「……なんて?」
「さて、アドルフさんがあっちで作業してる、お前もこい」
「いや、それはともかく、なんで……あ、そういえば、このスカートについてる尻尾も邪魔。パーツ的に取れそうな気も」
「やめておけ」
「……ブラウニー?」
「……」
「ひょっとしてこういうの好」
「別に」
「いやだって」
そんな事言いながら歩いてたら、アドルフさんが牢屋からひょこっと顔を出した。
「ブラウニー、戻ってき」
……アドルフさんの顔が私を見て、ビキ! っと固まった。
「何だその格好はー!! 娘ーーー!!」
アドルフさんがドン引きした顔で嘆きながら牢屋から出てきた。
そして自分の外套を脱いで私に着せた。
「だよね?普通はそうだよね!?」
私は思わずそう叫んだ。
「アドルフさんは、わかっていない」
「ブラウニー!?」
「いや、アドルフさん、ちょっと外套でかすぎる。ひこずってるから」
「あ? ああ、そうか。……ブラウニー、お前の外套を」
「それもちょっと」
「ブラウニー!?」
「息子よ……」
アドルフさんが呆れた目でブラウニーを見て、小さく、まあ……わからんでもない……、と呟いたあと、それから何も言わなくなった。
なんでよ!?
ブラウニーに皇太子から奪った光は私にしかもう壊せないことを説明して、それを処理しようとした所、ズズン、と大きい音がした。
「……これは誰か、戦ってるな。ブラウニーが見に行ったほうの反応はプラムだったんだな。プラム、大丈夫か?」
アドルフさんが天井を見上げながら言う。
「……うん。大丈夫だよ、ありがとう……多分、戦ってるのはアカシアだよ」
「は? なんであいつが」
ブラウニーの眉間に皺がよる。
そういえば、あの穴に落としたのも、ブラウニーが迎えに来るってわかってただんだな、アカシアは。……世話になってしまった。
ミシミシ、と要塞が揺れる。
「魔王は……どうするの? アカシアがアドルフさんを信じろって言ってたんだけど」
「……なんだそれ。やだなぁ、手の内全部見られてるみたいで」
……やっぱり手の内あるんだ。
恐らくアカシアは先の運命を読んで私達を導こうとしてるんだろう。
「アカシアにはこの世の全てが記録されていくんだって。起こる未来も幾つか知ってるらしいよ」
「へー…そういう仕事してんのか~って。……ちょっと待て」
アドルフさんが、何か思い当たるような顔をした。
「どうしたの?」
「そいつが……魔王と戦ってんの?」
「うん、多分」
「ひょっとして……それって、それは……この世を記録してる御神樹の化身だろ!! 戦わせたら駄目だ!」
「へっ」
「聖書の一番最初に書いてあるでしょ!! この世は全て1本の樹を中心に成り立っているって! もうここまで来たら、そいつが御神樹としか思えないよ、おじさんは!! ……そんなやつが欠損起こしたり死んだりしたら、この世がおかしくなるかもしれないぞ、それ!!」
ごめん、聖書の一番最初なんてスルーしてた!!
ただの綺麗な挿絵かと!!
そういうのも覚えておくものなんですね!
「そんな大層な奴だったのか……? 殺せないわけだ。……でもそれなら魔王には負けないんじゃないのか? むしろ始末してくれんじゃないの?」
ブラウニーが言った。
確かに。
「お前の中には殺すか殺されるしかないの!? ちょっと改めなさい!?」
アドルフさんが嘆いた。
「おじさん、小心者だから心配だよ!? ……てか、そいつがオレを信じろって!? ああもう!! おじさんなんて一番モブなのに!! なんでここで頼られるわけ!? ……もう、身体の補強とかは魔王なんとかできた後で!! 出来なきゃここで皆終わりだ!! ……この音響は……ああ、そうか視ればいいのか……って上の広間か! あああ、これはやばい! ブラウニー、プラム!! 来い!!」
アドルフさんがなんかいっぱい独り言しゃべって、髪をぐしゃぐしゃしながら、走り出した。
「ちょ、アドルフさん!」
「アドルフさーん!!」
ま、待ってー!!
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