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36■ The Hanged Man,Reverse 02■
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※※※※
とりあえず、屋敷に入り、オレはコーヒーを煎れた。
「魔石は採掘場があり、そこからショップに運ばれる。
そのショップは王宮が管理していて、そこへブルボンス公爵家から、ヒース男爵家への供給を止めるように働きかけたみたいだ。多分な。
公になったらえらいこっちゃだから、当然ながら店員は口止めされてる。オレの想像だが正解だろう」
アドルフさんが、コーヒーを飲みながら、買ってきたナッツをバリバリ食べている。
相当機嫌が悪そうだ。
「情報屋もだ、公爵家の敷地内の間取りの情報を手に入れるか、と情報屋と連絡とったら、知り合いの情報屋が全部ブルボンス公爵家に買収されてた」
「……は」
オレは眉間に皺が寄った。
プラムを徹底して囲むつもりだ。
一体プラムをどうするつもりなんだ!!
「お前、顔怖」
「……お互い様でしょう」
「冒険者ギルドに行って、昔の知り合いに魔石は少し譲ってもらえはしたんだが。
仕事するにもプラム救出するにも心もとない量しか手にはいらん……。
まさかライフラインまで切ってくるとは……」
「手も足も出ないってことですか」
「YES!!!!」
オレとアドルフさんは、しばらく夕焼けを見ながら、コーヒーをすすった。
二人共しかめっ面で。
「……しょうがない。法律違反だがやるか…」
「……何やるんですか」
「採掘」
「……嘘でしょ。二人で? どこを?」
「そこに広がってる大地」
アドルフさんは荒野を指さした。
オレはコーヒーを吹いた。
「もう、汚いな。お前何歳になったのよ、しっかりしなさいよ」
「11歳ですよ。まだ幼い子供です。……てか嘘でしょ? どんだけ時間かかると思ってるんですか。それに死んだ大地なんでしょう」
「お前は幼くない……(ぼそ)
……作物は育てられんな。けど何かしら鉱脈はあるかもしれん。オレはノームと明日から探す」
「でも見つかったとして、どうやって掘るんですか。スコップとピッケルですか? 無茶でしょ……」
「それもするが、ノームにトンネルほってもらうわ。あ~魔石が足りない……」
魔石を掘るための魔石が足りない……。
魔石が欲しいから魔石を掘るが、それで魔石を消費する……。本末転倒だな。
アドルフさんが言うなら、ほんとにとりあえずやれることがそれしかないんだろうな。
「明日から領地内を歩き回る生活か……あ、そうだブラウニー、マロを貸してくれ。流石にあの広さだ、徒歩はきつい」
「え? いいですけど。そういえばモチは?」
「一応プラムにつけておいた。つけておいてモチに何かできることがあるわけじゃないんだけどな。
プラムもモチの使い方わからないだろうしな。でも……心の支えにはなるだろ。……あのエルフとかに見つかってなきゃ良いんだが」
「……アドルフさん。そうか、プラムの側にいるのか。モチ」
「ああ、だからプラムは一人きりってわけでもない。気休めだけどな」
「……羨ましい。今すぐモチになりたい」
「そこでそういう思考に至るのなんで!?」
そう言われても、プラムが好きだから、としか言えない。
あ、そうだ。
「さっき、精霊界にアクセスしてみようと思って、瞑想やってみたんですが」
「ほう」
「『絶対圏』に繋がっちゃったんで、精霊界のほうへはどうやったらアクセスできるかコツとかあったら教えて下さい」
ブーーーーーーツ!
アドルフさんはコーヒーを吹き出した。
「ちょっと、汚いですよ。何歳ですかあなた」
「今年でおそらく27だ!! 人生折返し地点過ぎてるよ!! 悪かったな!」
「そんな事まで聞いてません。人生50年ですよ、悪いとも言ってません」
前から思ってたけど、この人いじるの結構楽しいな……。
「あー……そうだな。とりあえず、何の精霊と契約したい?」
「風ですかね」
「なら明日外にでて、風が良く吹いてるポイント探してやってみろ。『絶対圏』はよくわからんな。あれはプラムの力だろ……?」
「そうなんですけどね。繋がってしまったものはしょうがないですよね」
「そんな淡々と!? ……使うなよ?」
「使いません。多分。使えるかもわかりません、ちらっと視えた瞬間に切りましたから」
「あー。そうだな……とりあえず瞑想前にはプラム以外のこと考えるようにしろ。多分それが原因な気がする」
「プラムのこと考えないとか……そんな無理言わないで下さい」
「瞑想に入る前だけだよ!? どんだけ!?」
……?
「……オレ、プラムのこと考えてない時、何考えてたっけ……」
オレは顎に手をあてて考えた。
「こいつ……壊れてやがる!! しっかりしろ!!!」
「大丈夫ですよ。それより、公爵家の見取り図どうすんですか。どうせ敷地ばかでかいから必要でしょ」
「広いなんてもんじゃないだろうなぁ。建築されたのもかなり昔だし、情報屋動かせねえなら、建築事務所に潜入してさぐるとかそういう地道な作業になるよな……」
「うわ……めんどくさい。もう直に公爵家に潜入しましょうよ。使用人かなんかに化けて」
「それにしたって、いつ見つけれるかわからねーぞ。短期戦ならやってもいいが、今回のはどう考えても長期戦だから、とりあえず今はやめておこう。公爵家だしセキュリティレベルぱねえと思うしな。魔力使おうものならあっという間に感知されるだろうしな。うーん……社会的地位のある味方でもいればな」
「ちっ」
「舌打ちしない!! ……はぁ、もうお父さん疲れたよ……、お風呂はいってくりゅ……」
「お疲れ様です。飯作ってますね」
……プラムを助けに行きたい、そんな思いを抱えても、足がかりすらなく日々は過ぎていった。
アドルフさんは数ヶ月かかって魔石の鉱脈を見つけ出した。
オレは風の精霊と契約できたが、結局プラムを助け出すには社会的な力が必要だと思い知らされた。
階級と経済力が敵なので、そこにはオレ個人の力が高まろうと意味はなかった。
公爵家が男爵家の娘を攫ったと噂を流してダメージを与えるのはどうかと言ったが、家門の強さ的にどうせもみ消される、とアドルフさんは答えた。
たまに助けに行きたい衝動が抑えれなくなり、夜中に公爵家へ出発しようとしたら、アドルフさんがドライアドに命令してオレを引き止めた。
かかしのような姿を保ったドライアドはオレのベッドのわきに鎮座し、首らしきところに看板を下げていた。
そこにはアドルフさんの字でこう書いてあった。
『抜け出そうとしたら、朝まで簀巻き』
畜生、たまに抜けてそうな性格のくせに、抜かりがない! あと魔石もったいねえ!
何に使ってるんだよ!!!
くそ……行きたい、会いたい、連れ戻したい。
いまどうしてるんだプラム。
――会いたいプラム。
とりあえず、屋敷に入り、オレはコーヒーを煎れた。
「魔石は採掘場があり、そこからショップに運ばれる。
そのショップは王宮が管理していて、そこへブルボンス公爵家から、ヒース男爵家への供給を止めるように働きかけたみたいだ。多分な。
公になったらえらいこっちゃだから、当然ながら店員は口止めされてる。オレの想像だが正解だろう」
アドルフさんが、コーヒーを飲みながら、買ってきたナッツをバリバリ食べている。
相当機嫌が悪そうだ。
「情報屋もだ、公爵家の敷地内の間取りの情報を手に入れるか、と情報屋と連絡とったら、知り合いの情報屋が全部ブルボンス公爵家に買収されてた」
「……は」
オレは眉間に皺が寄った。
プラムを徹底して囲むつもりだ。
一体プラムをどうするつもりなんだ!!
「お前、顔怖」
「……お互い様でしょう」
「冒険者ギルドに行って、昔の知り合いに魔石は少し譲ってもらえはしたんだが。
仕事するにもプラム救出するにも心もとない量しか手にはいらん……。
まさかライフラインまで切ってくるとは……」
「手も足も出ないってことですか」
「YES!!!!」
オレとアドルフさんは、しばらく夕焼けを見ながら、コーヒーをすすった。
二人共しかめっ面で。
「……しょうがない。法律違反だがやるか…」
「……何やるんですか」
「採掘」
「……嘘でしょ。二人で? どこを?」
「そこに広がってる大地」
アドルフさんは荒野を指さした。
オレはコーヒーを吹いた。
「もう、汚いな。お前何歳になったのよ、しっかりしなさいよ」
「11歳ですよ。まだ幼い子供です。……てか嘘でしょ? どんだけ時間かかると思ってるんですか。それに死んだ大地なんでしょう」
「お前は幼くない……(ぼそ)
……作物は育てられんな。けど何かしら鉱脈はあるかもしれん。オレはノームと明日から探す」
「でも見つかったとして、どうやって掘るんですか。スコップとピッケルですか? 無茶でしょ……」
「それもするが、ノームにトンネルほってもらうわ。あ~魔石が足りない……」
魔石を掘るための魔石が足りない……。
魔石が欲しいから魔石を掘るが、それで魔石を消費する……。本末転倒だな。
アドルフさんが言うなら、ほんとにとりあえずやれることがそれしかないんだろうな。
「明日から領地内を歩き回る生活か……あ、そうだブラウニー、マロを貸してくれ。流石にあの広さだ、徒歩はきつい」
「え? いいですけど。そういえばモチは?」
「一応プラムにつけておいた。つけておいてモチに何かできることがあるわけじゃないんだけどな。
プラムもモチの使い方わからないだろうしな。でも……心の支えにはなるだろ。……あのエルフとかに見つかってなきゃ良いんだが」
「……アドルフさん。そうか、プラムの側にいるのか。モチ」
「ああ、だからプラムは一人きりってわけでもない。気休めだけどな」
「……羨ましい。今すぐモチになりたい」
「そこでそういう思考に至るのなんで!?」
そう言われても、プラムが好きだから、としか言えない。
あ、そうだ。
「さっき、精霊界にアクセスしてみようと思って、瞑想やってみたんですが」
「ほう」
「『絶対圏』に繋がっちゃったんで、精霊界のほうへはどうやったらアクセスできるかコツとかあったら教えて下さい」
ブーーーーーーツ!
アドルフさんはコーヒーを吹き出した。
「ちょっと、汚いですよ。何歳ですかあなた」
「今年でおそらく27だ!! 人生折返し地点過ぎてるよ!! 悪かったな!」
「そんな事まで聞いてません。人生50年ですよ、悪いとも言ってません」
前から思ってたけど、この人いじるの結構楽しいな……。
「あー……そうだな。とりあえず、何の精霊と契約したい?」
「風ですかね」
「なら明日外にでて、風が良く吹いてるポイント探してやってみろ。『絶対圏』はよくわからんな。あれはプラムの力だろ……?」
「そうなんですけどね。繋がってしまったものはしょうがないですよね」
「そんな淡々と!? ……使うなよ?」
「使いません。多分。使えるかもわかりません、ちらっと視えた瞬間に切りましたから」
「あー。そうだな……とりあえず瞑想前にはプラム以外のこと考えるようにしろ。多分それが原因な気がする」
「プラムのこと考えないとか……そんな無理言わないで下さい」
「瞑想に入る前だけだよ!? どんだけ!?」
……?
「……オレ、プラムのこと考えてない時、何考えてたっけ……」
オレは顎に手をあてて考えた。
「こいつ……壊れてやがる!! しっかりしろ!!!」
「大丈夫ですよ。それより、公爵家の見取り図どうすんですか。どうせ敷地ばかでかいから必要でしょ」
「広いなんてもんじゃないだろうなぁ。建築されたのもかなり昔だし、情報屋動かせねえなら、建築事務所に潜入してさぐるとかそういう地道な作業になるよな……」
「うわ……めんどくさい。もう直に公爵家に潜入しましょうよ。使用人かなんかに化けて」
「それにしたって、いつ見つけれるかわからねーぞ。短期戦ならやってもいいが、今回のはどう考えても長期戦だから、とりあえず今はやめておこう。公爵家だしセキュリティレベルぱねえと思うしな。魔力使おうものならあっという間に感知されるだろうしな。うーん……社会的地位のある味方でもいればな」
「ちっ」
「舌打ちしない!! ……はぁ、もうお父さん疲れたよ……、お風呂はいってくりゅ……」
「お疲れ様です。飯作ってますね」
……プラムを助けに行きたい、そんな思いを抱えても、足がかりすらなく日々は過ぎていった。
アドルフさんは数ヶ月かかって魔石の鉱脈を見つけ出した。
オレは風の精霊と契約できたが、結局プラムを助け出すには社会的な力が必要だと思い知らされた。
階級と経済力が敵なので、そこにはオレ個人の力が高まろうと意味はなかった。
公爵家が男爵家の娘を攫ったと噂を流してダメージを与えるのはどうかと言ったが、家門の強さ的にどうせもみ消される、とアドルフさんは答えた。
たまに助けに行きたい衝動が抑えれなくなり、夜中に公爵家へ出発しようとしたら、アドルフさんがドライアドに命令してオレを引き止めた。
かかしのような姿を保ったドライアドはオレのベッドのわきに鎮座し、首らしきところに看板を下げていた。
そこにはアドルフさんの字でこう書いてあった。
『抜け出そうとしたら、朝まで簀巻き』
畜生、たまに抜けてそうな性格のくせに、抜かりがない! あと魔石もったいねえ!
何に使ってるんだよ!!!
くそ……行きたい、会いたい、連れ戻したい。
いまどうしてるんだプラム。
――会いたいプラム。
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