36 / 72
3章 天国からの地獄ルート、罪深ルート、現実は非情ルート
12話 現実は非情ルート 2
しおりを挟む
「凱君」
「ん?どうしたの?」
…………ん?嫌な予感が………。
「み、美紗さん!?あ、あああ朝からは、さ、流石にさ……ね!?」
「へへっ……少し興奮しちゃった……」
「やばいな、おい!」
そう言う、何て言うか………あっち方面のネジが昨日のあれで完全にぶっ壊れたみたいだ。
「昨日こと思い出しちゃったんだもん……凱君って、セッ………」
「ちょょょい!!それ以上はよせやい!」
「キスの方が好きだよね?すごい頻度だったからさ………」
「うぐっ………し、仕方がないだろ?慣れてないし、何より……そっちの方が好きなんだからさ」
「私はそっちの方が手軽で良いと思うし、凱君もそれが一番なら、良いんじゃない?あとはムードだして襲ってくれれば百点だよ?」
「昨日のことがあってから急にヘンタイになったね?美紗」
「そうさせたのは、凱君でしょ?私だけがヤバいんじゃ、ないよからね?」
「い、言い返せん………」
「まぁ、凱君の性癖も分かったし、今回は良いよ」
「僕だけ手の内を明かすのは、不公平じゃないか?」
「え………えぇ、そうかな?」
少し薄ら笑いをしながら誤魔化す美紗。逃げれるとでも?
「良いじゃないか。それを僕か知っていれば、君も、楽しんじゃないかなぁ?」
「くっ…………」
美紗にとってはそんなにも苦渋の選択なのか?僕は普通にバレたのでダメージか少ないけれども……。
「えっ、えっと……………言えないよ!恥ずかしいもん!」
頬を少し膨らませ、少し涙目になりながらこっちを睨んでくる。少しやり過ぎたかなぁ?
「じゃあ、キスとあっち、どっちの方?」
僕も思春期真っ只中さ。言うのに多少は戸惑う。口にすると恥ずかしいったらありゃしない。大人になったら普通に言えるようになるのかなぁ……。
「き、キスじゃ、ない方で……」
「あらやだ。あなた、どヘンタイさんじゃない」
「………良いじゃん。私も思春期なんだよ?そう言うの好きに決まってるじゃん。ああ言うの好きだって言うのに、男女、関係ないよね?」
「ま、まあそうだね」
僕が言いたいのはそう言うことじゃ無いんだけなぁ……。まぁ、拗れるのは嫌いさ。
「普通は凱君も好きな筈なんだけとなぁ……もしかして、凱君、他に女作ってるとか?」
こわっ!そんなわけある筈がないじゃん!そんなモテると思ってらっしゃる?光栄だけれど!現実は甘くないんだよぉ……まぁ、美紗以外の女性なんて眼中にないんだけどね。
「そんな筈ないだろ?それに、ああ言うの、少し苦手なんだよね………だからさ、僕もなんであんなに気持ち良かったのか分からないくらい良かった。多分、美紗だからであって他の人だったら、気持ちの悪さに吐いたかもしれない……」
「………そうなんだね。ごめんね?私の意見ばかりで……」
「ううん。そう言う不安の芽は早めに摘む方が良かったと思うし、今回はそれが出来て良かったんじゃない?まぁ、それにね?僕も、美紗となら………近いうちにまたやっても、良いかなぁ、ね、思ってるし?いや、美紗が嫌なら良いんだけどさ」
僕って、怖がりだなぁ……全く。
呆れるよ
「………凱君。えいっ!」
「うわっ!?ど、どうしたの?」
急に抱きつくなんて、美紗らしく………今回はノーコメントで。
「私は嬉しいよ!」
「美紗。それ少しくすぐったい、かも?」
美紗の頭が丁度胸元なんだよ。僕の胸元で顔を埋めながら喋られると、くすぐったい。
「凱君………そんなにいっぱいしたら、子供出来ちゃうよ?」
「………/////……えっと、何をおっしゃっておられるのですか?ボク、ワカラナイヨ」
し、思考が………呂律が回っていないみたいだ。子供が出来るってことは、そう言うことだよね?
「美紗。恥ずかしくない?」
「………恥ずかしいに決まってるでしょ…………ばか」
さっきまで顔を上げていたのに、下げてしまった。僕、そのばかって言い方、なんか、こう、胸に来る。とても良き。これは、僕がドM体質とかではないぞ?分かる人には分かる………筈だ………。僕は誰に言ってるのか。神との会話のし過ぎて、ついに心の中に新しい住人でも来たのかな?それは嫌だなぁ。
「ごめんね、美紗」
僕は美紗のサラサラの髪を撫でながら言った。僕、美紗の髪、好きだわ。
「…………///」
美紗の反応は分からないけど、嫌がってないよね?
「嫌じゃない?」
「……今更言われたって……凱君に撫でられるのは、好き、だよ……」
良いよ。今回は美紗の可愛さに免じて、僕の完敗だよ。もう、尊いわ。
~~~~~~~~~~~~~~~
最近は少し長くなってるいる気がします。一話一話が長くなると言うことは、投稿に支障が出るのではないかと、思われます(多分、それは無いので大丈夫です)。
今回も今回とて、なかなか良いストーリーになりそうです。
↑
あくまでも作者のサイコ脳なので、すみません。
面白いと思っていただけたらこれからもよろしくお願いします。
「ん?どうしたの?」
…………ん?嫌な予感が………。
「み、美紗さん!?あ、あああ朝からは、さ、流石にさ……ね!?」
「へへっ……少し興奮しちゃった……」
「やばいな、おい!」
そう言う、何て言うか………あっち方面のネジが昨日のあれで完全にぶっ壊れたみたいだ。
「昨日こと思い出しちゃったんだもん……凱君って、セッ………」
「ちょょょい!!それ以上はよせやい!」
「キスの方が好きだよね?すごい頻度だったからさ………」
「うぐっ………し、仕方がないだろ?慣れてないし、何より……そっちの方が好きなんだからさ」
「私はそっちの方が手軽で良いと思うし、凱君もそれが一番なら、良いんじゃない?あとはムードだして襲ってくれれば百点だよ?」
「昨日のことがあってから急にヘンタイになったね?美紗」
「そうさせたのは、凱君でしょ?私だけがヤバいんじゃ、ないよからね?」
「い、言い返せん………」
「まぁ、凱君の性癖も分かったし、今回は良いよ」
「僕だけ手の内を明かすのは、不公平じゃないか?」
「え………えぇ、そうかな?」
少し薄ら笑いをしながら誤魔化す美紗。逃げれるとでも?
「良いじゃないか。それを僕か知っていれば、君も、楽しんじゃないかなぁ?」
「くっ…………」
美紗にとってはそんなにも苦渋の選択なのか?僕は普通にバレたのでダメージか少ないけれども……。
「えっ、えっと……………言えないよ!恥ずかしいもん!」
頬を少し膨らませ、少し涙目になりながらこっちを睨んでくる。少しやり過ぎたかなぁ?
「じゃあ、キスとあっち、どっちの方?」
僕も思春期真っ只中さ。言うのに多少は戸惑う。口にすると恥ずかしいったらありゃしない。大人になったら普通に言えるようになるのかなぁ……。
「き、キスじゃ、ない方で……」
「あらやだ。あなた、どヘンタイさんじゃない」
「………良いじゃん。私も思春期なんだよ?そう言うの好きに決まってるじゃん。ああ言うの好きだって言うのに、男女、関係ないよね?」
「ま、まあそうだね」
僕が言いたいのはそう言うことじゃ無いんだけなぁ……。まぁ、拗れるのは嫌いさ。
「普通は凱君も好きな筈なんだけとなぁ……もしかして、凱君、他に女作ってるとか?」
こわっ!そんなわけある筈がないじゃん!そんなモテると思ってらっしゃる?光栄だけれど!現実は甘くないんだよぉ……まぁ、美紗以外の女性なんて眼中にないんだけどね。
「そんな筈ないだろ?それに、ああ言うの、少し苦手なんだよね………だからさ、僕もなんであんなに気持ち良かったのか分からないくらい良かった。多分、美紗だからであって他の人だったら、気持ちの悪さに吐いたかもしれない……」
「………そうなんだね。ごめんね?私の意見ばかりで……」
「ううん。そう言う不安の芽は早めに摘む方が良かったと思うし、今回はそれが出来て良かったんじゃない?まぁ、それにね?僕も、美紗となら………近いうちにまたやっても、良いかなぁ、ね、思ってるし?いや、美紗が嫌なら良いんだけどさ」
僕って、怖がりだなぁ……全く。
呆れるよ
「………凱君。えいっ!」
「うわっ!?ど、どうしたの?」
急に抱きつくなんて、美紗らしく………今回はノーコメントで。
「私は嬉しいよ!」
「美紗。それ少しくすぐったい、かも?」
美紗の頭が丁度胸元なんだよ。僕の胸元で顔を埋めながら喋られると、くすぐったい。
「凱君………そんなにいっぱいしたら、子供出来ちゃうよ?」
「………/////……えっと、何をおっしゃっておられるのですか?ボク、ワカラナイヨ」
し、思考が………呂律が回っていないみたいだ。子供が出来るってことは、そう言うことだよね?
「美紗。恥ずかしくない?」
「………恥ずかしいに決まってるでしょ…………ばか」
さっきまで顔を上げていたのに、下げてしまった。僕、そのばかって言い方、なんか、こう、胸に来る。とても良き。これは、僕がドM体質とかではないぞ?分かる人には分かる………筈だ………。僕は誰に言ってるのか。神との会話のし過ぎて、ついに心の中に新しい住人でも来たのかな?それは嫌だなぁ。
「ごめんね、美紗」
僕は美紗のサラサラの髪を撫でながら言った。僕、美紗の髪、好きだわ。
「…………///」
美紗の反応は分からないけど、嫌がってないよね?
「嫌じゃない?」
「……今更言われたって……凱君に撫でられるのは、好き、だよ……」
良いよ。今回は美紗の可愛さに免じて、僕の完敗だよ。もう、尊いわ。
~~~~~~~~~~~~~~~
最近は少し長くなってるいる気がします。一話一話が長くなると言うことは、投稿に支障が出るのではないかと、思われます(多分、それは無いので大丈夫です)。
今回も今回とて、なかなか良いストーリーになりそうです。
↑
あくまでも作者のサイコ脳なので、すみません。
面白いと思っていただけたらこれからもよろしくお願いします。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。
矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。
女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。
取って付けたようなバレンタインネタあり。
カクヨムでも同内容で公開しています。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
夫を愛することはやめました。
杉本凪咲
恋愛
私はただ夫に好かれたかった。毎日多くの時間をかけて丹念に化粧を施し、豊富な教養も身につけた。しかし夫は私を愛することはなく、別の女性へと愛を向けた。夫と彼女の不倫現場を目撃した時、私は強いショックを受けて、自分が隣国の王女であった時の記憶が蘇る。それを知った夫は手のひらを返したように愛を囁くが、もう既に彼への愛は尽きていた。
JC💋フェラ
山葵あいす
恋愛
森野 稚菜(もりの わかな)は、中学2年生になる14歳の女の子だ。家では姉夫婦が一緒に暮らしており、稚菜に甘い義兄の真雄(まさお)は、いつも彼女におねだりされるままお小遣いを渡していたのだが……
ある辺境伯の後悔
だましだまし
恋愛
妻セディナを愛する辺境伯ルブラン・レイナーラ。
父親似だが目元が妻によく似た長女と
目元は自分譲りだが母親似の長男。
愛する妻と妻の容姿を受け継いだ可愛い子供たちに囲まれ彼は誰よりも幸せだと思っていた。
愛しい妻が次女を産んで亡くなるまでは…。
シリウスをさがして…
もちっぱち
恋愛
月と太陽のサイドストーリー
高校生の淡い恋物語
登場人物
大越 陸斗(おおごえ りくと)
前作 月と太陽の
大越 さとしの長男
高校三年生
大越 悠灯(おおごえ ゆうひ)
陸斗の妹
中学一年生
谷口 紬 (たにぐち つむぎ)
谷口遼平の長女
高校一年生
谷口 拓人 (たにぐち たくと)
谷口遼平の長男
小学6年生
庄司 輝久 (しょうじ てるひさ)
谷口 紬の 幼馴染
里中 隆介 (さとなか りょうすけ)
庄司 輝久の 友人
✴︎マークの話は
主人公
陸斗 と 紬が
大学生に どちらも
なった ものです。
表現的に
喫煙 や お酒 など
大人表現 あります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる