306 / 328
第29話「秘密の撮影会」
秘密の撮影会(3)
しおりを挟む
「幾ヶ瀬、それ貸せって!」
有夏の上体が伸びた。
左手で相手の両手首をつかみ、右手をスマホにのばす。
「イヤだぁぁっ」と、耳にキンと響く大声で悲鳴をあげながらも、幾ヶ瀬も抵抗する。
料理人の力は侮れない。
立ち仕事であり、重い物を運ぶことも多々あるので、彼は見た目以上に体力も筋力もあるのだ。
職業・ひきこもりの有夏に敵うよしもない。
「ちょっとーやめてよー。ありかー。やだなぁ、有夏に襲われちゃった。へへっ」
「へへっ」のあとに「☆」マークでもついていそうな軽い口調である。
余裕の体で両手を抑え込まれ、有夏としては呻くしかない。
有夏の上体が伸びた。
左手で相手の両手首をつかみ、右手をスマホにのばす。
「イヤだぁぁっ」と、耳にキンと響く大声で悲鳴をあげながらも、幾ヶ瀬も抵抗する。
料理人の力は侮れない。
立ち仕事であり、重い物を運ぶことも多々あるので、彼は見た目以上に体力も筋力もあるのだ。
職業・ひきこもりの有夏に敵うよしもない。
「ちょっとーやめてよー。ありかー。やだなぁ、有夏に襲われちゃった。へへっ」
「へへっ」のあとに「☆」マークでもついていそうな軽い口調である。
余裕の体で両手を抑え込まれ、有夏としては呻くしかない。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
74
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる