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第22話「いいところ」
いいところ(3)
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「……ちがぁう! さっきまで…節電のはなし、ばっか……してたのに、急に変わり、すぎ……っ」
「そうだっけ?」
足から右手を離し、幾ヶ瀬は今度は有夏の手首をつかむ。
指を突っ込まれて力など入るわけもなく、隠していた顔は簡単に露になった。
街灯の灯かりが届くだけの室内でも、その耳が真っ赤に染まっているのは分かった。
「有夏、かわいい……」
「うるさ……」
有夏が口を開きかける。
どうせまた意地を張って「うるさい」とか「一人で節電してろ」とか、可愛くないことを言うつもりなのだろうと、幾ヶ瀬は左手に力を込めた。
「あぁ……んっ」
不自然な格好でベッドに座っていたものの、体勢を維持できなくなったか。
中指を根元まで挿し込まれ、有夏の尻がズルズル滑り落ちてくる。
とっさに自身の両手で身を支えたものの、両足を開かされた格好で気持ちいいところを弄られて。
可哀想に。手は小刻みに震えていた。
「いくせっ、そこっ……んあっ」
有夏の喘ぎが高くなるにつれ、ナカの指の動きが激しくなっていく。
中指で内壁を擦りながら、人差し指と親指が入口をさする。
「んっ、いくせぇ……」
ねだるような甘さが、声ににじみ出た。
「そうだっけ?」
足から右手を離し、幾ヶ瀬は今度は有夏の手首をつかむ。
指を突っ込まれて力など入るわけもなく、隠していた顔は簡単に露になった。
街灯の灯かりが届くだけの室内でも、その耳が真っ赤に染まっているのは分かった。
「有夏、かわいい……」
「うるさ……」
有夏が口を開きかける。
どうせまた意地を張って「うるさい」とか「一人で節電してろ」とか、可愛くないことを言うつもりなのだろうと、幾ヶ瀬は左手に力を込めた。
「あぁ……んっ」
不自然な格好でベッドに座っていたものの、体勢を維持できなくなったか。
中指を根元まで挿し込まれ、有夏の尻がズルズル滑り落ちてくる。
とっさに自身の両手で身を支えたものの、両足を開かされた格好で気持ちいいところを弄られて。
可哀想に。手は小刻みに震えていた。
「いくせっ、そこっ……んあっ」
有夏の喘ぎが高くなるにつれ、ナカの指の動きが激しくなっていく。
中指で内壁を擦りながら、人差し指と親指が入口をさする。
「んっ、いくせぇ……」
ねだるような甘さが、声ににじみ出た。
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