198 / 357
第17話「『閲覧履歴に基づくおすすめ商品』は人物の内面を完全に晒す」
『閲覧履歴に基づくおすすめ商品』は人物の内面を完全に晒す(7)
しおりを挟む
「痛ったいわ、もう!」
「ごめん、何か焦っちゃった。疲れてるからかな。性欲が止まらないよ」
「……シレッと何てこと言うんだよ。信じられんわ」
赤くなっちゃったねと言って、幾ヶ瀬は有夏の後孔を指で撫でる。
「ごめんね、ちゃんと舐めてあげる。それから指でゆっくり広げてあげるから。ね」
「その……さ」
有夏が口ごもった。珍しく言いにくそうだ。
「そ、ゆ、の使えば? その、ろ……しょん、とか?」
「ろ、しょ? ローション? どしたの、急に」
有夏が身を起こす。
「あのさ……」
やはりちょっと言いにくそうだ。
デリカシーというものを持ち合わせていない彼が、この態度は珍しい。
「アマゾンのおすすめに、そういうのばっか並んでたんだよ。お前、何見てんだよ」
「ああ……」
激務だと店長を呪いつつも、昨日は休みであった幾ヶ瀬は1日中パソコンに向かっていた。
「ゲームでもしてるのかと思ってたら、そういうページを漁って……」
憐れむような複雑な目つきで幾ヶ瀬を見やり、有夏は膝まで下ろされた下着をさりげない動きで引っ張りあげた。
「ごめん、何か焦っちゃった。疲れてるからかな。性欲が止まらないよ」
「……シレッと何てこと言うんだよ。信じられんわ」
赤くなっちゃったねと言って、幾ヶ瀬は有夏の後孔を指で撫でる。
「ごめんね、ちゃんと舐めてあげる。それから指でゆっくり広げてあげるから。ね」
「その……さ」
有夏が口ごもった。珍しく言いにくそうだ。
「そ、ゆ、の使えば? その、ろ……しょん、とか?」
「ろ、しょ? ローション? どしたの、急に」
有夏が身を起こす。
「あのさ……」
やはりちょっと言いにくそうだ。
デリカシーというものを持ち合わせていない彼が、この態度は珍しい。
「アマゾンのおすすめに、そういうのばっか並んでたんだよ。お前、何見てんだよ」
「ああ……」
激務だと店長を呪いつつも、昨日は休みであった幾ヶ瀬は1日中パソコンに向かっていた。
「ゲームでもしてるのかと思ってたら、そういうページを漁って……」
憐れむような複雑な目つきで幾ヶ瀬を見やり、有夏は膝まで下ろされた下着をさりげない動きで引っ張りあげた。
0
お気に入りに追加
77
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる