【BL】隣りの2人がイチャついている!

陣リン

文字の大きさ
上 下
189 / 383
第16話「幾ヶ瀬Present's愛と笑いの怨念チャンネル」

幾ヶ瀬Present's愛と笑いの怨念チャンネル(20)

しおりを挟む
   ※  ※  ※  ※  ※

 ──あたたかい。

 まぶたに、頬に、額に、やわらかな熱が降り注ぐ。

「……天国?」

 呟いた瞬間、すさまじい力で肩をつかまれて振り起された。

「ヤだわ! この子、こんな所で寝て!」

 状況を理解するより先に視界に飛び込んできたのは、真っ赤な服を着た小太りのオバチャンだった。
 ものすごい量の荷物を抱えながら、アタシの肩を揺すっている。

「痛ッ、痛ッ痛ッ!」

 カバンの角が当たるたびにアタシは悲鳴をあげた。

 この痛み──間違いない。現世だ。
 このオバチャンも天使なんかじゃない。

 太陽の光の下、不気味さは完全に消えているがここは夕べ侵入した学校に他ならない。
 少し落ち着きを取り戻して見回せば、玄関前のコンクリートの上で寝転んでいると分かる。
 つまり、ブッ倒れた位置から1ミリたりとも移動させられることなく転がされていたってことだ。

 キョロキョロと周囲を見渡すが、隣りの2人の姿なんて見つかるはずもない。
 信じらんねぇ! ヤツら、あの状態で倒れたアタシを放ったらかしで家に帰りやがったのか。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

アルバイトで実験台

夏向りん
BL
給料いいバイトあるよ、と教えてもらったバイト先は大人用玩具実験台だった! ローター、オナホ、フェラ、玩具責め、放置、等々の要素有り

壁乳

リリーブルー
BL
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。 (作者の挿絵付きです。)

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

大学生はバックヤードで

リリーブルー
BL
大学生がクラブのバックヤードにつれこまれ初体験にあえぐ。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

オメガ修道院〜破戒の繁殖城〜

トマトふぁ之助
BL
 某国の最北端に位置する陸の孤島、エゼキエラ修道院。  そこは迫害を受けやすいオメガ性を持つ修道士を保護するための施設であった。修道士たちは互いに助け合いながら厳しい冬越えを行っていたが、ある夜の訪問者によってその平穏な生活は終焉を迎える。  聖なる家で嬲られる哀れな修道士たち。アルファ性の兵士のみで構成された王家の私設部隊が逃げ場のない極寒の城を蹂躙し尽くしていく。その裏に棲まうものの正体とは。

処理中です...