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第四章 騎士団の洗礼
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「詳しいことは、彼に聞くように。クルーチェで判断できないことはカスティーリャを通じて、私に相談をしてくれ」
きっとクルーチェと団長の間には、何人か上役がいるだろうが、間の序列を無視して、いきなりトップとのホットラインが繋げられた。
「承知いたしました」
ビシリと敬礼し、弟の方のクルーチェが答える。
「ところで…いくつかお尋ねしてもよろしいですか?」
紫紋の頭から足元までを眺めてから、ピエールは団長の方を向く。
「なんだ?」
「新人と言えば十代の者ばかりですが、彼はそうではなさそうです」
「アラサー…三十になる」
半分ロシア人の血が入っているからか、小さい頃から体も大きく、大人っぽく見られた。
三十になって、ようやく見た目と年齢が逆転してきたが、さすがに十代に見えるとは思っていない。
「見たところある程度体力がありそうですが、カドワキ殿の訓練は新人騎士団員と同等のものでよろしいですか? それとも年齢などを考慮し、忖度すべきでしょうか」
つまりは年齢的にとうが立っているし、まるっきり筋力がないとは言わないが、手加減が必要なレベルだと思われているのだろう。
「そこはどうだろうか?」
団長が紫紋に直接尋ねる。
「こちらの鍛錬がどのようなものかわかりませんので、何とも言えません。ですが、俺の力量を確認してもらうためにも、一度は新人の方々と同じ内容でお願いしたい」
「それもそうだな。ということで、明日にもそうしてくれるか」
「はい」
「大丈夫ですか、シモンさん。新人とは言えかなりきついと聞いています。ピエールも最初の頃は『辛い』と泣き言を言っていたと両親が申していました」
「あ、兄上…それは言わないでください。最初だけだ。すぐに慣れて、他の者より優秀だとお墨付きをいただきました。それに泣いてなんかいない。ちょっと愚痴をこぼしただけだ」
どこまで真実かわからないな、当然彼にとって恥ずかしい黒歴史なのだろう。顔を真っ赤にして抗議する。
「そういうことにしておこう。私も経験はあるが、確かに慣れないうちは辛いだろう」
「そ、そうですよね、団長。ほら、団長ほどの人でもそうなんだから、俺だけがきつかったわけじゃない」
団長が同感してくれたので、ピエールも立ち直った。
「……でも、そんなにきついなら、シモンさん、大丈夫ですか?」
副神官が心配そうに紫紋を見る。
「まあ、確かに…ちょっとビビリはしましたけど、死ぬわけではないし、自分の限界までやってみます」
「その心意気、素晴らしいです。でも本当に無理はなさらないでくださいね」
副神官が紫紋の手を握り、まるで保護者のように言う。
「兄上、随分その者のことを心配しますね」
「彼はピルテヘミス神の導きにより、我々の世界を救うために聖女様と共に召喚されたのです。気遣うのは当然です」
「本当にそれだけですか? そういえば呼び方も親しげですし…」
紫紋の手を握る兄の姿に驚き、ピエールは握っている二人の手を見て、それから紫紋の顔を見る。
「彼は召喚された守護騎士と、副神官という関係だけでなく、貴重な聖力交換の相手なのです」
なぜか片手で髪をかき上げながら、照れたように言う。弟に話すのが恥ずかしいのだろうか。
「聖力交換…」
それを聞いてピエールは目を瞠る。そして繋いだ手から再び兄と紫紋の顔を見比べ、唇を噛み締めぐっと拳わ握り込む。
その顔に浮かんだ感情が、どういうものなのか紫紋にはわからなかった。
ただ言えることは、好意的なものではないということだ。
「団長、部屋の支度が整いました」
そこへ再びカスティーリャが入ってきた。
「そうか。どうやらカドワキ殿の部屋の支度が整ったようだ。クルーチェ、彼を案内してくれるか」
「はい、団長」
ピエールはそう言って、一礼する。
「それでは団長、兄上、失礼します。カドワキ殿は、俺についてきてください」
「わかりました」
紫紋はそう言ってから、ファビアンの手から自分の手を抜く。
「飛花ちゃんのこと、よろしくお願いします」
副神官に飛花のことを頼む。
「もちろんです。お任せください」
心得たとばかりに、副神官は頷いた。
「それでは団長、これからよろしくお願いします」
「うむ。こちらこそ、よろしく頼む」
団長と副神官に挨拶し、紫紋はピエールと共に部屋を出た。
「おい、カドワキ」
廊下に出てから、ピエールが立ち止まり紫紋を振り返る。
「なんですか?」
紫紋を見る彼の視線が、さっきより随分冷たく感じる。
「兄上は人が良い。そこにつけ込んで、何かしようとしたら許さないからな」
先ほどとは打って変わって、声に棘が感じられる。
「つけ込む? 何かとは?」
何をどうしたら許さないのか。素朴に疑問をぶつけると、ピエールは顔を顰める。
「何かは、何かだ。取り敢えず団長の命令だから、面倒は見るが俺は兄上のようにはいかないからな」
紫紋には、彼が言いたいことがまるでわからなかったが、どうやら今日会ったばかりの紫紋と兄が親しすぎるのが気に入らないらしいことはわかった。
「ブラコンか…」
きっとクルーチェと団長の間には、何人か上役がいるだろうが、間の序列を無視して、いきなりトップとのホットラインが繋げられた。
「承知いたしました」
ビシリと敬礼し、弟の方のクルーチェが答える。
「ところで…いくつかお尋ねしてもよろしいですか?」
紫紋の頭から足元までを眺めてから、ピエールは団長の方を向く。
「なんだ?」
「新人と言えば十代の者ばかりですが、彼はそうではなさそうです」
「アラサー…三十になる」
半分ロシア人の血が入っているからか、小さい頃から体も大きく、大人っぽく見られた。
三十になって、ようやく見た目と年齢が逆転してきたが、さすがに十代に見えるとは思っていない。
「見たところある程度体力がありそうですが、カドワキ殿の訓練は新人騎士団員と同等のものでよろしいですか? それとも年齢などを考慮し、忖度すべきでしょうか」
つまりは年齢的にとうが立っているし、まるっきり筋力がないとは言わないが、手加減が必要なレベルだと思われているのだろう。
「そこはどうだろうか?」
団長が紫紋に直接尋ねる。
「こちらの鍛錬がどのようなものかわかりませんので、何とも言えません。ですが、俺の力量を確認してもらうためにも、一度は新人の方々と同じ内容でお願いしたい」
「それもそうだな。ということで、明日にもそうしてくれるか」
「はい」
「大丈夫ですか、シモンさん。新人とは言えかなりきついと聞いています。ピエールも最初の頃は『辛い』と泣き言を言っていたと両親が申していました」
「あ、兄上…それは言わないでください。最初だけだ。すぐに慣れて、他の者より優秀だとお墨付きをいただきました。それに泣いてなんかいない。ちょっと愚痴をこぼしただけだ」
どこまで真実かわからないな、当然彼にとって恥ずかしい黒歴史なのだろう。顔を真っ赤にして抗議する。
「そういうことにしておこう。私も経験はあるが、確かに慣れないうちは辛いだろう」
「そ、そうですよね、団長。ほら、団長ほどの人でもそうなんだから、俺だけがきつかったわけじゃない」
団長が同感してくれたので、ピエールも立ち直った。
「……でも、そんなにきついなら、シモンさん、大丈夫ですか?」
副神官が心配そうに紫紋を見る。
「まあ、確かに…ちょっとビビリはしましたけど、死ぬわけではないし、自分の限界までやってみます」
「その心意気、素晴らしいです。でも本当に無理はなさらないでくださいね」
副神官が紫紋の手を握り、まるで保護者のように言う。
「兄上、随分その者のことを心配しますね」
「彼はピルテヘミス神の導きにより、我々の世界を救うために聖女様と共に召喚されたのです。気遣うのは当然です」
「本当にそれだけですか? そういえば呼び方も親しげですし…」
紫紋の手を握る兄の姿に驚き、ピエールは握っている二人の手を見て、それから紫紋の顔を見る。
「彼は召喚された守護騎士と、副神官という関係だけでなく、貴重な聖力交換の相手なのです」
なぜか片手で髪をかき上げながら、照れたように言う。弟に話すのが恥ずかしいのだろうか。
「聖力交換…」
それを聞いてピエールは目を瞠る。そして繋いだ手から再び兄と紫紋の顔を見比べ、唇を噛み締めぐっと拳わ握り込む。
その顔に浮かんだ感情が、どういうものなのか紫紋にはわからなかった。
ただ言えることは、好意的なものではないということだ。
「団長、部屋の支度が整いました」
そこへ再びカスティーリャが入ってきた。
「そうか。どうやらカドワキ殿の部屋の支度が整ったようだ。クルーチェ、彼を案内してくれるか」
「はい、団長」
ピエールはそう言って、一礼する。
「それでは団長、兄上、失礼します。カドワキ殿は、俺についてきてください」
「わかりました」
紫紋はそう言ってから、ファビアンの手から自分の手を抜く。
「飛花ちゃんのこと、よろしくお願いします」
副神官に飛花のことを頼む。
「もちろんです。お任せください」
心得たとばかりに、副神官は頷いた。
「それでは団長、これからよろしくお願いします」
「うむ。こちらこそ、よろしく頼む」
団長と副神官に挨拶し、紫紋はピエールと共に部屋を出た。
「おい、カドワキ」
廊下に出てから、ピエールが立ち止まり紫紋を振り返る。
「なんですか?」
紫紋を見る彼の視線が、さっきより随分冷たく感じる。
「兄上は人が良い。そこにつけ込んで、何かしようとしたら許さないからな」
先ほどとは打って変わって、声に棘が感じられる。
「つけ込む? 何かとは?」
何をどうしたら許さないのか。素朴に疑問をぶつけると、ピエールは顔を顰める。
「何かは、何かだ。取り敢えず団長の命令だから、面倒は見るが俺は兄上のようにはいかないからな」
紫紋には、彼が言いたいことがまるでわからなかったが、どうやら今日会ったばかりの紫紋と兄が親しすぎるのが気に入らないらしいことはわかった。
「ブラコンか…」
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