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第六章
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ジゼルの肉を割り侵入してくるユリウスのものは、大きくて、そして熱かった。
「あ……」
ジゼルはユリウスのものが自分の中を押し広げながら入ってくる感触に、すべての意識を注いだ。
その圧倒的な存在感と初めての感覚に戦慄いた。
「ああ……なんて、あなたの中はなんて温かくて、気持ちいいのか。俺のものに絡みついてくる」
「気持ち……いい?」
ユリウスの恍惚とした表情と、ジゼルへの賛美にジゼルは我知らずその部分が収縮し、ユリウスのものを締め付けた。
「く…そんなに締め付けるな。まだ全部入っていない。もう少し我慢してくれ」
「ご、ごめんな…さい」
「謝らなくていい。あなたも感じてくれているのだな」
ユリウスがそっと頬を撫でる。
その手が気持ちよく、ジゼルは頬擦りする。
すると、中のユリウスのものがまた大きくなった気がした。
あれ以上まだ大きくなるのかと、ジゼルは驚愕する。
しかし、ドミニコの時は痛いだけだったのに、ユリウスのものは遥かに太くて大きいものの筈なのに、どうして痛みだけでなく、心地よいと感じるのか。
「十分に濡れて解して、何度か達したからな。あなたの体が受け入れる体勢になったからだ」
ジゼルの頭に浮かんだ疑問を、ユリウスがなぜか察して答えを教えてくれる。
「な、なぜ……?」
「なぜわかったか? 顔に書いてあるからだ」
本当に書いていないのはわかっているが、そんなにわかり易かっただろうか。
「だが、もう大公のことは考えるな。今あなたを抱いているのは俺だ。他の男のことを考えるのはやめて、こっちに集中してもらおうか」
「ご、あ!」
ユリウス以外の男性のことを考えていることに、彼が面白くないと思うのは当然だ。
謝ろうとしたが、それよりユリウスがぐっと腰を押し出し、さらに奥へと突き進んできたので、言う暇などなかった。
互いの片方の掌を重ね、指を絡め合う。
もう片方は彼女の顔の横に突き、ユリウスはジゼルの中をゆっくり活路を求めて進んだ。
「全部……入ったぞ。わかるか? ここに俺のものがある」
おヘソの下辺りの皮膚をユリウスがなぞる。
ジゼルはコクコクと頷いた。
「大丈夫か? 辛くはないか?」
今度は首を振って答える。
伝わる熱と脈打つ鼓動。互いの心臓の音。
ジゼルはこれが本当の繋がりなのだと、改めて実感した。
「あなたの…あなたの鼓動を感じます。私の中で、生きているあなたを……これが、そうなのですね」
ユリウスの体格はジゼルとはかなり違う。
その両腕でジゼルを包み込んでくれたユリウスを、今度はジゼルが一部とは言え、身のうちに彼を包み込んでいると思うと、何故か不思議な気分だった。
「そろそろ、動くぞ」
「は、はい」
ジゼルが答えると、ユリウスは腰を引き、抽送を始めた。
「あ、は、あああ、ああー、んん、はぁ」
ジゼルの中いっぱいに収まったユリウスの雄芯の縊れが、動くたびに膣壁を擦る。
これまでは外側から与えられた刺激ばかりだったが、体の内側を激しく擦られて、ジゼルはこれまで出したことのない嬌声を上げた。
「あ、や、ま、待って…ユリウス、あ、だめ、そんなところ、ああ」
引かれても、奥へと突かれても、何をされても体に痺れが走る。
ジゼルは腰を揺らしながら、ユリウスに訴える。
(や、やだ、おかしくなりそう)
「だめ? あなたの中はこんなに激しく痙攣して、俺のものに絡みついてくるのに、だめ? 本当に?」
バチュンバチュンとユリウスがジゼルの中を擦りつけながら、声をかける。
彼の言うとおり、ジゼルは無意識にユリウスのものが抜けそうになると、それを引き止めようと収縮しているので、彼女の「やめ、だめ」に信憑性はまったくない。
ジゼルもユリウスにやめてほしいわけではなく、自分がこれから感じるであろう全ての感覚に、自我が失われそうでそれが怖ろしいのだ。
しかしその反面、これまで知らなかった男女の交わりの真の姿に、期待と不安を抱いた。
「フ、フ、フッ」
決まった速度でユリウスが息をするたび、逞しい胸が上下する。
片手の指をお互いに絡ませ、ユリウスが動くことで生じる振動に、ジゼルの胸も揺れる。
その揺れる乳房をユリウスは身を屈めて口に含み、勃ち上がった乳首に舌を押し付ける。
「ん、んんん、はぁ、ああ」
全身どこもかしこも、ほんの僅かな刺激で感じてしまう。
ジゼルは頭の芯が蕩けそうになって、何も考えられずにただユリウスが与える刺激に反応し、声を発する。
「!!!!!」
そしてそれは、いきなり訪れた。
全身を駆け抜けるこれまで以上の快感。
それが性的に最高点に達する反応だと聞いたのは、ジゼルが目覚めた時だった。
「あ……」
ジゼルはユリウスのものが自分の中を押し広げながら入ってくる感触に、すべての意識を注いだ。
その圧倒的な存在感と初めての感覚に戦慄いた。
「ああ……なんて、あなたの中はなんて温かくて、気持ちいいのか。俺のものに絡みついてくる」
「気持ち……いい?」
ユリウスの恍惚とした表情と、ジゼルへの賛美にジゼルは我知らずその部分が収縮し、ユリウスのものを締め付けた。
「く…そんなに締め付けるな。まだ全部入っていない。もう少し我慢してくれ」
「ご、ごめんな…さい」
「謝らなくていい。あなたも感じてくれているのだな」
ユリウスがそっと頬を撫でる。
その手が気持ちよく、ジゼルは頬擦りする。
すると、中のユリウスのものがまた大きくなった気がした。
あれ以上まだ大きくなるのかと、ジゼルは驚愕する。
しかし、ドミニコの時は痛いだけだったのに、ユリウスのものは遥かに太くて大きいものの筈なのに、どうして痛みだけでなく、心地よいと感じるのか。
「十分に濡れて解して、何度か達したからな。あなたの体が受け入れる体勢になったからだ」
ジゼルの頭に浮かんだ疑問を、ユリウスがなぜか察して答えを教えてくれる。
「な、なぜ……?」
「なぜわかったか? 顔に書いてあるからだ」
本当に書いていないのはわかっているが、そんなにわかり易かっただろうか。
「だが、もう大公のことは考えるな。今あなたを抱いているのは俺だ。他の男のことを考えるのはやめて、こっちに集中してもらおうか」
「ご、あ!」
ユリウス以外の男性のことを考えていることに、彼が面白くないと思うのは当然だ。
謝ろうとしたが、それよりユリウスがぐっと腰を押し出し、さらに奥へと突き進んできたので、言う暇などなかった。
互いの片方の掌を重ね、指を絡め合う。
もう片方は彼女の顔の横に突き、ユリウスはジゼルの中をゆっくり活路を求めて進んだ。
「全部……入ったぞ。わかるか? ここに俺のものがある」
おヘソの下辺りの皮膚をユリウスがなぞる。
ジゼルはコクコクと頷いた。
「大丈夫か? 辛くはないか?」
今度は首を振って答える。
伝わる熱と脈打つ鼓動。互いの心臓の音。
ジゼルはこれが本当の繋がりなのだと、改めて実感した。
「あなたの…あなたの鼓動を感じます。私の中で、生きているあなたを……これが、そうなのですね」
ユリウスの体格はジゼルとはかなり違う。
その両腕でジゼルを包み込んでくれたユリウスを、今度はジゼルが一部とは言え、身のうちに彼を包み込んでいると思うと、何故か不思議な気分だった。
「そろそろ、動くぞ」
「は、はい」
ジゼルが答えると、ユリウスは腰を引き、抽送を始めた。
「あ、は、あああ、ああー、んん、はぁ」
ジゼルの中いっぱいに収まったユリウスの雄芯の縊れが、動くたびに膣壁を擦る。
これまでは外側から与えられた刺激ばかりだったが、体の内側を激しく擦られて、ジゼルはこれまで出したことのない嬌声を上げた。
「あ、や、ま、待って…ユリウス、あ、だめ、そんなところ、ああ」
引かれても、奥へと突かれても、何をされても体に痺れが走る。
ジゼルは腰を揺らしながら、ユリウスに訴える。
(や、やだ、おかしくなりそう)
「だめ? あなたの中はこんなに激しく痙攣して、俺のものに絡みついてくるのに、だめ? 本当に?」
バチュンバチュンとユリウスがジゼルの中を擦りつけながら、声をかける。
彼の言うとおり、ジゼルは無意識にユリウスのものが抜けそうになると、それを引き止めようと収縮しているので、彼女の「やめ、だめ」に信憑性はまったくない。
ジゼルもユリウスにやめてほしいわけではなく、自分がこれから感じるであろう全ての感覚に、自我が失われそうでそれが怖ろしいのだ。
しかしその反面、これまで知らなかった男女の交わりの真の姿に、期待と不安を抱いた。
「フ、フ、フッ」
決まった速度でユリウスが息をするたび、逞しい胸が上下する。
片手の指をお互いに絡ませ、ユリウスが動くことで生じる振動に、ジゼルの胸も揺れる。
その揺れる乳房をユリウスは身を屈めて口に含み、勃ち上がった乳首に舌を押し付ける。
「ん、んんん、はぁ、ああ」
全身どこもかしこも、ほんの僅かな刺激で感じてしまう。
ジゼルは頭の芯が蕩けそうになって、何も考えられずにただユリウスが与える刺激に反応し、声を発する。
「!!!!!」
そしてそれは、いきなり訪れた。
全身を駆け抜けるこれまで以上の快感。
それが性的に最高点に達する反応だと聞いたのは、ジゼルが目覚めた時だった。
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