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第五章
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「目を逸らすな」
恥ずかしさに目を背けようとしたジゼルを、ユリウスが止めた。
「それで、どうだ?」
「え?」
「先程の俺の質問の答えは?」
再婚の意志はあるのかという質問の答えを、ユリウスは再びジゼルに求めた。
「王女としての心構えとか、周りの意見ではなく、ジゼル・ベルガルドとしての、あなたの考えを聞かせてほしい」
ユリウスはジゼルの正式な名を口にした。
「もしかして、まだバレッシオ大公に未練が?」
「いえ、それはありません!」
ジゼルは間髪を入れず、真っ向からその言葉を否定した。
「あの…その…ドミニコ…バレッシオ大公のことは…もう何とも思っておりません」
「本当に?」
「本音を言えば、もうどなたのところにも嫁ぎたくありません」
面と向かって言うのが恥ずかしく、ジゼルは俯きながら答えた。
「え?」
「もしどうしても嫁げと言うなら、父と同じか、もっと歳上の既に跡継ぎがいる方の所なら、考えてもいいと思っています」
「は?」
あまりに間の抜けた言葉がユリウスから聞こえた。自分でもおかしなことを言っているとは思う。
「それは…その、歳上が、あなたの好みだと…言うことか?」
「いえ、そういうわけでは…」
「なら、なぜ?」
ぐっとジゼルの二の腕を掴んだ手に力が籠もる。僅かに体を持ち上げられ、自然と顔が上を向く。
赤い瞳にはなぜか動揺が浮かんでいる。
「そういう方なら、子供を無理に産めとも仰らないでしょうし」
ドミニコとの間に子供を作ることが出来なかったジゼルには、それは必須だった。
「子供を産むことを求めない相手なら、歳は関係ないだろう? もう少し若くても」
「でも、そういう方は、子供を望まなくても寝室での妻の役割を求めるでしょう?」
「それは、まあ、普通なら…」
「私はどこかおかしいのです。普通の夫婦生活が、私には出来ない」
苦しそうにジゼルは顔を顰める。
「ドミニコと結婚するまで、気が付きませんでした。初めての相手が彼だったから」
「えっと、それは…」
「夫婦なら当然するだろうことを、私は出来ないのです。私には…無理なのです。だから再婚は、私にそれを求めない方でなければ、同じことが繰り返されるだけ」
ジゼルの体が震え、ユリウスの手が少し緩む。ジゼルはその隙にさっと彼から少し離れた。
その瞳には涙が浮かんでいる。
「初めての夜は誰でも痛みを伴うと教えられました。でも、何度繰り返しても、私には痛みしかなかった。ドミニコは私を不感症だと罵った。私はだめなのです。女として求められても、それに応える能力がない」
「ジゼル…」
ユリウスの戸惑いが伝わってくる。
夜の夫婦の営み。夫婦の交わりというものを、この世の夫婦の殆どが難なくこなしていることなのに、それが自分には出来ない。
そのうちに慣れると思っていたが、ドミニコに舐められたり、足の間の秘部に指を入れられ中を掻き乱されるのが、ジゼルには苦痛でしなかった。
胸もきつく歯を立てられるのは痛いだけで、ドミニコに気持ちいいかと問われる度に、「はい」と嘘をついていた。
皆はどうしているのか。誰に聞けばいいのか、聞く相手もいなかった。
子だくさんの女性から閨指南を受けたが、やっていることは変わらなかった。
何が違うのだろうと尋ねることも出来ず、自分がおかしいのだと、ジゼルは結論付けた。
ずっとここを耐えていずれ子供が出来れば、この苦痛から開放される。そう思っていたのに、結局子供は出来ず、苦痛しか与えられなかった。身も心もジゼルは擦り切れた。
「こんなこと…話すつもりはなかったのに。しかも男性のあなたに話すなんて…」
恥ずかしさにジゼルは顔を手で覆った。
「いや、俺は別に…その…正直になれとけしかけたのは俺だ」
そう言われたとしても、ここまで正直に話したのはなぜか。誰かに話してわかってもらいたいと思っていたのかも知れない。そうさせる何かがユリウスにはあるのだろうか。
「烏滸がましくも、ご相談に乗れるかと思いましたが、私には無理です。他の人が普通に出来ることが、私には出来ない」
「動くな!」
後ずさろうとするジゼルに、ユリウスが少し声を荒げた。ビクリとジゼルが体を震わせる。
「あ、いや、すまない。その…足元が暗いから、また躓いたら…」
声を荒げたことをユリウスは謝った。
「いえ、私こそ、お気遣いありがとうございます」
「では、バレッシオ大公のことは、今は何とも思っていないのだな」
「出来れば、もう二度と会いたくありません」
「そうか」
ユリウスがほっと安堵の吐息を吐いたことに、ジゼルは訝しげに小首を傾げた。
「なぜドミニコのことを気にするのですか?」
元はユリウスの再婚と想い人についての相談だった筈だ。それがいつの間にかジゼルの話にすり替わっている。
「確かめろと言ったのはあなただ」
「え?」
「想う相手がいるのか確認しろ。行動に移さなければ、何も始まらないとあなたが言った」
そう言って、彼は驚いているジゼルとの間合いを詰めてきた。
「もう一度聞くが、歳上が好みなわけではないのだな?」
「えっと…その…特に好きなわけでは…」
「では、歳下でも気にしない?」
「ね、年齢は…別に…」
戸惑いつつもジゼルがそう答えると、ユリウスはふっと破顔した。
「あなたが何を悩んでいるかわかった。もし男女の睦事に恐れを抱いているなら、無理にしろとは言わない。あなたが求めるまではしない」
「あの…ユリウス…様? 何を?」
「口説いているのだが、伝わらなかったか?」
「くど…」
「これまで女性をきちんと口説いたことがないから、これが正しいのかわからない。だが、あなたのことを気にかけているこの気持ちは本物だ」
「あの、では、あなたが話していた気になる相手というのは…」
「もちろん、あなたのことだ。ジゼル」
恥ずかしさに目を背けようとしたジゼルを、ユリウスが止めた。
「それで、どうだ?」
「え?」
「先程の俺の質問の答えは?」
再婚の意志はあるのかという質問の答えを、ユリウスは再びジゼルに求めた。
「王女としての心構えとか、周りの意見ではなく、ジゼル・ベルガルドとしての、あなたの考えを聞かせてほしい」
ユリウスはジゼルの正式な名を口にした。
「もしかして、まだバレッシオ大公に未練が?」
「いえ、それはありません!」
ジゼルは間髪を入れず、真っ向からその言葉を否定した。
「あの…その…ドミニコ…バレッシオ大公のことは…もう何とも思っておりません」
「本当に?」
「本音を言えば、もうどなたのところにも嫁ぎたくありません」
面と向かって言うのが恥ずかしく、ジゼルは俯きながら答えた。
「え?」
「もしどうしても嫁げと言うなら、父と同じか、もっと歳上の既に跡継ぎがいる方の所なら、考えてもいいと思っています」
「は?」
あまりに間の抜けた言葉がユリウスから聞こえた。自分でもおかしなことを言っているとは思う。
「それは…その、歳上が、あなたの好みだと…言うことか?」
「いえ、そういうわけでは…」
「なら、なぜ?」
ぐっとジゼルの二の腕を掴んだ手に力が籠もる。僅かに体を持ち上げられ、自然と顔が上を向く。
赤い瞳にはなぜか動揺が浮かんでいる。
「そういう方なら、子供を無理に産めとも仰らないでしょうし」
ドミニコとの間に子供を作ることが出来なかったジゼルには、それは必須だった。
「子供を産むことを求めない相手なら、歳は関係ないだろう? もう少し若くても」
「でも、そういう方は、子供を望まなくても寝室での妻の役割を求めるでしょう?」
「それは、まあ、普通なら…」
「私はどこかおかしいのです。普通の夫婦生活が、私には出来ない」
苦しそうにジゼルは顔を顰める。
「ドミニコと結婚するまで、気が付きませんでした。初めての相手が彼だったから」
「えっと、それは…」
「夫婦なら当然するだろうことを、私は出来ないのです。私には…無理なのです。だから再婚は、私にそれを求めない方でなければ、同じことが繰り返されるだけ」
ジゼルの体が震え、ユリウスの手が少し緩む。ジゼルはその隙にさっと彼から少し離れた。
その瞳には涙が浮かんでいる。
「初めての夜は誰でも痛みを伴うと教えられました。でも、何度繰り返しても、私には痛みしかなかった。ドミニコは私を不感症だと罵った。私はだめなのです。女として求められても、それに応える能力がない」
「ジゼル…」
ユリウスの戸惑いが伝わってくる。
夜の夫婦の営み。夫婦の交わりというものを、この世の夫婦の殆どが難なくこなしていることなのに、それが自分には出来ない。
そのうちに慣れると思っていたが、ドミニコに舐められたり、足の間の秘部に指を入れられ中を掻き乱されるのが、ジゼルには苦痛でしなかった。
胸もきつく歯を立てられるのは痛いだけで、ドミニコに気持ちいいかと問われる度に、「はい」と嘘をついていた。
皆はどうしているのか。誰に聞けばいいのか、聞く相手もいなかった。
子だくさんの女性から閨指南を受けたが、やっていることは変わらなかった。
何が違うのだろうと尋ねることも出来ず、自分がおかしいのだと、ジゼルは結論付けた。
ずっとここを耐えていずれ子供が出来れば、この苦痛から開放される。そう思っていたのに、結局子供は出来ず、苦痛しか与えられなかった。身も心もジゼルは擦り切れた。
「こんなこと…話すつもりはなかったのに。しかも男性のあなたに話すなんて…」
恥ずかしさにジゼルは顔を手で覆った。
「いや、俺は別に…その…正直になれとけしかけたのは俺だ」
そう言われたとしても、ここまで正直に話したのはなぜか。誰かに話してわかってもらいたいと思っていたのかも知れない。そうさせる何かがユリウスにはあるのだろうか。
「烏滸がましくも、ご相談に乗れるかと思いましたが、私には無理です。他の人が普通に出来ることが、私には出来ない」
「動くな!」
後ずさろうとするジゼルに、ユリウスが少し声を荒げた。ビクリとジゼルが体を震わせる。
「あ、いや、すまない。その…足元が暗いから、また躓いたら…」
声を荒げたことをユリウスは謝った。
「いえ、私こそ、お気遣いありがとうございます」
「では、バレッシオ大公のことは、今は何とも思っていないのだな」
「出来れば、もう二度と会いたくありません」
「そうか」
ユリウスがほっと安堵の吐息を吐いたことに、ジゼルは訝しげに小首を傾げた。
「なぜドミニコのことを気にするのですか?」
元はユリウスの再婚と想い人についての相談だった筈だ。それがいつの間にかジゼルの話にすり替わっている。
「確かめろと言ったのはあなただ」
「え?」
「想う相手がいるのか確認しろ。行動に移さなければ、何も始まらないとあなたが言った」
そう言って、彼は驚いているジゼルとの間合いを詰めてきた。
「もう一度聞くが、歳上が好みなわけではないのだな?」
「えっと…その…特に好きなわけでは…」
「では、歳下でも気にしない?」
「ね、年齢は…別に…」
戸惑いつつもジゼルがそう答えると、ユリウスはふっと破顔した。
「あなたが何を悩んでいるかわかった。もし男女の睦事に恐れを抱いているなら、無理にしろとは言わない。あなたが求めるまではしない」
「あの…ユリウス…様? 何を?」
「口説いているのだが、伝わらなかったか?」
「くど…」
「これまで女性をきちんと口説いたことがないから、これが正しいのかわからない。だが、あなたのことを気にかけているこの気持ちは本物だ」
「あの、では、あなたが話していた気になる相手というのは…」
「もちろん、あなたのことだ。ジゼル」
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