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128 甦った記憶
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ダンスが終わり、それぞれ色々な人に囲まれバラバラになってしまった。
殿下もすぐに顔役の娘さんたちとの踊りに向かった。
「お姉ちゃん!」
背後から勢い良く誰かに抱きつかれて振り向くと、昨日助けたマリエッタちゃんだった。
「こら、マリエッタ、いきなり抱きついたらお姉さんびっくりするだろう」
遅れて近寄ってきた父親のガルンさんが軽く娘に注意する。
「だって、早くお姉ちゃんに私のドレス見てほしかったんだもん!」
そう言って彼女は袖や裾、ウエスト周りにフリルがたっぷりついた淡いブルーのドレスを私に良く見えるようにくるりとその場で回転して見せた。
後ろにも大きなリボンが付いていてまさに女の子の憧れと言ったドレスだ。
「可愛い、可愛い」
手放しで誉めると嬉しそうに満面の笑みを向けてくる。
「やれやれ何とかダンスには間に合ったわ」
夫の後ろから母親も現れ、家族全員で私に再び礼をしてくれる。
「本当に素敵なご領主様とあなたのお陰です。あなたがいなかったら今こんな風に笑うこの子を見ることができませんでした」
「もうその辺にしてください。あんまり言われるとこっちが恥ずかしくなります」
「そうですか?ならもう言いませんが、私たちが感謝していることは忘れないでくださいね」
残念そうにガルンさんが言う。本当にもう十分ですから。
「それよりも、ダンスがとてもお上手なんですね。プロの踊り子だってあんな風に踊れませんよ。殿下もさすが王室の方は違いますね」
いいものを見たと二人が誉めちぎる。それも何だか照れ臭い。
「花冠……いいなぁ、私も欲しい」
マリエッタちゃんが私の頭上にある花冠を指差して言う。
「あらだめよ、マリエッタ……これはお姉ちゃんが頑張ったご褒美なんだから、あなたも後数年してワイン娘に出て頑張ればもらえるわ。今は我慢しなさい」
母親がわがまま言わないでと嗜めるが、彼女の目にみるみる涙がたまっていく。
「や、今欲しいの。だってわたし、お姫様だもん。お姫様には冠が必要でしょう?」
娘の願いを叶えてやりたいがこればかりはと、拗ねる娘に両親は困惑する。
「じゃあ、これ、マリエッタちゃんにあげるね」
頭の花冠を外してマリエッタちゃんの頭に乗せる。少し大きくて目の下まで落ちる。
「ありがとう!!」
喜ぶマリエッタちゃんとは反対に両親は慌てた。
「そんな!これはローリィさんの!」
「そうです!せっかく殿下から!!」
二人は慌てて娘から花冠を取り上げようとするが、自分のものだと認識した彼女はさっと両親の手の届かない所まで動いて叫ぶ。
「いや!!お姉ちゃんがくれたの!もうわたしのなの!」
「マリエッタ!そんなわがまま言う子はうちの子じゃないよ!」
「すいません、すっかり甘やかしてしまって」
しかりつける二人に今にも泣きそうなマリエッタちゃんの間に入る。
「大丈夫です。もうダンスも終わりましたし、私はもう十分満喫しましたから………」
「でも……」
「私は大丈夫、マリエッタちゃんがあんなに喜んでるのに、もういいですよね」
二人は顔を見合わせ、あきらめて礼をする。
「本当に何から何まで………すいません」
いえ、大丈夫です。と三人でペコペコとやり取りしていると、向こうの方から悲鳴が上がった。
「きゃあああ!!」
「殿下ぁ!」
その中で殿下と叫ぶ声が混じり体に冷たい水を浴びせられた気がした。
「誰か!医者を!」
「警羅を!誰か!」
「何があったんだ!」
ガルン夫妻もただならない様子にすぐに離れていた娘を引き寄せ母親が庇うように遠ざかり、父親が彼女たちを背後に匿う。
「あ、ローリィさん!」
悲鳴の中に聞こえた「殿下!」という声。彼に何かあったのか。背後でガルンさんが私の名を呼ぶ声がしたが、私の意識はすでに人だかりの向こうにあった。
山のような人だかりで思うように進めない。
「どけ!どいてください!」
ウィリアムさんの声に混じって女性の喚き声が聞こえる。
「私は悪くない!私は何もしていない!」
「誰かその女を取り押さえろ!」
「無礼な、私の娘に何をする!」
クリスさんにアネット嬢?娘と叫んでいるのはデリヒ氏?
人混みを掻き分けようやく一番前に出ると、叫び声と何かが割れる音がした。
クリスさんたちに取り押さえられ地面にうつ伏せになっているアネット嬢、それを止めようとするデリヒ氏。
そしてその向こうに、ウィリアムさんに頭を抱えられて横向きに倒れているキルヒライル様。
さっきまで手を繋いで一緒に踊っていたのに……少し離れている間に何があったのか。
「殿下!」
「お前、何を飲ませた!」
少なくとも今は命はあるみたいだが、アネット嬢に詰め寄るクリスさんの言葉に彼女が何か毒物らしきものを殿下に飲ませたようだ。
「ちが……ちがう、わたし、わたしは、キ、キルヒラ、イル様に………」
泣きじゃくっているため途切れ途切れに言葉を絞り出して、要領を得ない。
「私の娘が殿下を殺そうとするはずがない!おい、お前、その汚い手を離せ!アネット、アネット」
娘に駆け寄ろうとするデリヒ氏を別の者が取り押さえ、口からは泡を拭くほどに激昂して罵声を浴びせる。
「黙らせろ」
ウィリアムさんが一言言うと、護衛の一人がデリヒ氏の首筋に手刀を打ち込み、呻いて彼は意識を手放した。
「申し訳ございません。皆様……広間に席をご用意いたしますので、そちらへお集まりください。警羅の者が皆さんに事情をお伺いします」
ジャックさんとチャールズさんが皆に声を張り上げ、呼び掛ける。
困惑しながらも全員が言われるままに館の中に入っていく。
ウィリアムさんも殿下の体を抱き上げ館へと移動する。
アネット嬢も意識を失わされたデリヒ氏と共に引っ張られていく。
状況を考えるに、アネット嬢が殿下に何かを飲ませたようだ。
人々が私を追い越して広間へと向かう。
「ローリィさん、大丈夫ですか?」
声をかけられ振り向くとフィリップ司祭がすぐ横に立っていた。
「大変なことが起こってしまいしたね……まさかデリヒさんのお嬢様が」
「あの……私はダンスの後、別の方とお話しておりましたので、見ていませんでしたが、一体何が?」
「ああ、そうですか、あなたたちとのダンスが終わって、皆さんに囲まれてしばらくしてお話をされていたのですが、殿下がもう一度休憩をしてからとおっしゃったので、執事の方が飲み物を殿下に差し上げようとなさったのですが、運悪く殿下に飲み物をと近づいたアネット嬢にぶつかって落としてしまわれて。それでアネット嬢が代わりにこれを、と差し上げた水を召し上がられたのですが、飲まれたと同時に倒れられたのです。後はご覧の通り」
信じられない気持ちで司祭の説明を聞いた。
「………まさか、彼女が………なぜ……」
両手を握り締め、小刻みに震える私の様子を見て、司祭が再度大丈夫ですか?と訊ねて私の手に触れる。
「震えていらっしゃいますよ」
「あ、あの………」
言われて自分が震えていることに気づいた。
さっきまで手を繋ぎ一緒に踊っていたのに、血の気の失せた殿下の顔を思いだし、あの街道で倒れていた姿と重なる。
よろめきながら殿下に近づき生きていることを確かめたあのときの記憶が甦る。
司祭はそのまま私の手を包み込み、目の高さまで持ち上げた。
「共に祈りましょう。殿下がご無事であることを……ティオファニア」
すでに庭には殆ど人が残っておらず、両手を包まれたままに私は司祭の言葉に違和感を覚える。
「ティオファニア?」
祈りの言葉の最後にそう言うのが決まり文句だっただろうか?最近教会に赴くことがなかったので、はっきりしない。
「あの……司祭……様……もう大丈夫です……手を」
震えは止まった。手を離して。と言いかけて司祭の眼を覗き込む。
「……ああ、失礼しました」
一瞬、どこか遠くを見ているような焦点の合わなかった彼の瞳が目の前の私を映し、ぱっと手を離す。
「もう落ち着かれたようですね、よかった」
もういつもの司祭様だ。さっきはまるで雰囲気が違って見えた。
「さて、私も広間に行かないといけませんね」
言うが早いか司祭は私のことは構わず、スタスタと広間に向かって歩きだした。
パリンと足を踏み出した司祭が何かを踏んだ。
「おや、こんなところにガラスが…ローリィさんも気をつけてください」
屈んで欠片を拾い上げ、自分が踏んだものを確認し、私の方に振り替えって見せてくれた。
グラスとは違う、少し厚いガラスの破片だった。
先程、アネット嬢の叫び声とともに聞こえたのは、そのガラスが割れた音のようだ。
「何が入っていたのでしょうねぇ」
司祭はそれを太陽の光にかざし、目を細めて呟く。
その口許が楽しそうに歪んで見えたのは気のせいだったのだろうか。
殿下もすぐに顔役の娘さんたちとの踊りに向かった。
「お姉ちゃん!」
背後から勢い良く誰かに抱きつかれて振り向くと、昨日助けたマリエッタちゃんだった。
「こら、マリエッタ、いきなり抱きついたらお姉さんびっくりするだろう」
遅れて近寄ってきた父親のガルンさんが軽く娘に注意する。
「だって、早くお姉ちゃんに私のドレス見てほしかったんだもん!」
そう言って彼女は袖や裾、ウエスト周りにフリルがたっぷりついた淡いブルーのドレスを私に良く見えるようにくるりとその場で回転して見せた。
後ろにも大きなリボンが付いていてまさに女の子の憧れと言ったドレスだ。
「可愛い、可愛い」
手放しで誉めると嬉しそうに満面の笑みを向けてくる。
「やれやれ何とかダンスには間に合ったわ」
夫の後ろから母親も現れ、家族全員で私に再び礼をしてくれる。
「本当に素敵なご領主様とあなたのお陰です。あなたがいなかったら今こんな風に笑うこの子を見ることができませんでした」
「もうその辺にしてください。あんまり言われるとこっちが恥ずかしくなります」
「そうですか?ならもう言いませんが、私たちが感謝していることは忘れないでくださいね」
残念そうにガルンさんが言う。本当にもう十分ですから。
「それよりも、ダンスがとてもお上手なんですね。プロの踊り子だってあんな風に踊れませんよ。殿下もさすが王室の方は違いますね」
いいものを見たと二人が誉めちぎる。それも何だか照れ臭い。
「花冠……いいなぁ、私も欲しい」
マリエッタちゃんが私の頭上にある花冠を指差して言う。
「あらだめよ、マリエッタ……これはお姉ちゃんが頑張ったご褒美なんだから、あなたも後数年してワイン娘に出て頑張ればもらえるわ。今は我慢しなさい」
母親がわがまま言わないでと嗜めるが、彼女の目にみるみる涙がたまっていく。
「や、今欲しいの。だってわたし、お姫様だもん。お姫様には冠が必要でしょう?」
娘の願いを叶えてやりたいがこればかりはと、拗ねる娘に両親は困惑する。
「じゃあ、これ、マリエッタちゃんにあげるね」
頭の花冠を外してマリエッタちゃんの頭に乗せる。少し大きくて目の下まで落ちる。
「ありがとう!!」
喜ぶマリエッタちゃんとは反対に両親は慌てた。
「そんな!これはローリィさんの!」
「そうです!せっかく殿下から!!」
二人は慌てて娘から花冠を取り上げようとするが、自分のものだと認識した彼女はさっと両親の手の届かない所まで動いて叫ぶ。
「いや!!お姉ちゃんがくれたの!もうわたしのなの!」
「マリエッタ!そんなわがまま言う子はうちの子じゃないよ!」
「すいません、すっかり甘やかしてしまって」
しかりつける二人に今にも泣きそうなマリエッタちゃんの間に入る。
「大丈夫です。もうダンスも終わりましたし、私はもう十分満喫しましたから………」
「でも……」
「私は大丈夫、マリエッタちゃんがあんなに喜んでるのに、もういいですよね」
二人は顔を見合わせ、あきらめて礼をする。
「本当に何から何まで………すいません」
いえ、大丈夫です。と三人でペコペコとやり取りしていると、向こうの方から悲鳴が上がった。
「きゃあああ!!」
「殿下ぁ!」
その中で殿下と叫ぶ声が混じり体に冷たい水を浴びせられた気がした。
「誰か!医者を!」
「警羅を!誰か!」
「何があったんだ!」
ガルン夫妻もただならない様子にすぐに離れていた娘を引き寄せ母親が庇うように遠ざかり、父親が彼女たちを背後に匿う。
「あ、ローリィさん!」
悲鳴の中に聞こえた「殿下!」という声。彼に何かあったのか。背後でガルンさんが私の名を呼ぶ声がしたが、私の意識はすでに人だかりの向こうにあった。
山のような人だかりで思うように進めない。
「どけ!どいてください!」
ウィリアムさんの声に混じって女性の喚き声が聞こえる。
「私は悪くない!私は何もしていない!」
「誰かその女を取り押さえろ!」
「無礼な、私の娘に何をする!」
クリスさんにアネット嬢?娘と叫んでいるのはデリヒ氏?
人混みを掻き分けようやく一番前に出ると、叫び声と何かが割れる音がした。
クリスさんたちに取り押さえられ地面にうつ伏せになっているアネット嬢、それを止めようとするデリヒ氏。
そしてその向こうに、ウィリアムさんに頭を抱えられて横向きに倒れているキルヒライル様。
さっきまで手を繋いで一緒に踊っていたのに……少し離れている間に何があったのか。
「殿下!」
「お前、何を飲ませた!」
少なくとも今は命はあるみたいだが、アネット嬢に詰め寄るクリスさんの言葉に彼女が何か毒物らしきものを殿下に飲ませたようだ。
「ちが……ちがう、わたし、わたしは、キ、キルヒラ、イル様に………」
泣きじゃくっているため途切れ途切れに言葉を絞り出して、要領を得ない。
「私の娘が殿下を殺そうとするはずがない!おい、お前、その汚い手を離せ!アネット、アネット」
娘に駆け寄ろうとするデリヒ氏を別の者が取り押さえ、口からは泡を拭くほどに激昂して罵声を浴びせる。
「黙らせろ」
ウィリアムさんが一言言うと、護衛の一人がデリヒ氏の首筋に手刀を打ち込み、呻いて彼は意識を手放した。
「申し訳ございません。皆様……広間に席をご用意いたしますので、そちらへお集まりください。警羅の者が皆さんに事情をお伺いします」
ジャックさんとチャールズさんが皆に声を張り上げ、呼び掛ける。
困惑しながらも全員が言われるままに館の中に入っていく。
ウィリアムさんも殿下の体を抱き上げ館へと移動する。
アネット嬢も意識を失わされたデリヒ氏と共に引っ張られていく。
状況を考えるに、アネット嬢が殿下に何かを飲ませたようだ。
人々が私を追い越して広間へと向かう。
「ローリィさん、大丈夫ですか?」
声をかけられ振り向くとフィリップ司祭がすぐ横に立っていた。
「大変なことが起こってしまいしたね……まさかデリヒさんのお嬢様が」
「あの……私はダンスの後、別の方とお話しておりましたので、見ていませんでしたが、一体何が?」
「ああ、そうですか、あなたたちとのダンスが終わって、皆さんに囲まれてしばらくしてお話をされていたのですが、殿下がもう一度休憩をしてからとおっしゃったので、執事の方が飲み物を殿下に差し上げようとなさったのですが、運悪く殿下に飲み物をと近づいたアネット嬢にぶつかって落としてしまわれて。それでアネット嬢が代わりにこれを、と差し上げた水を召し上がられたのですが、飲まれたと同時に倒れられたのです。後はご覧の通り」
信じられない気持ちで司祭の説明を聞いた。
「………まさか、彼女が………なぜ……」
両手を握り締め、小刻みに震える私の様子を見て、司祭が再度大丈夫ですか?と訊ねて私の手に触れる。
「震えていらっしゃいますよ」
「あ、あの………」
言われて自分が震えていることに気づいた。
さっきまで手を繋ぎ一緒に踊っていたのに、血の気の失せた殿下の顔を思いだし、あの街道で倒れていた姿と重なる。
よろめきながら殿下に近づき生きていることを確かめたあのときの記憶が甦る。
司祭はそのまま私の手を包み込み、目の高さまで持ち上げた。
「共に祈りましょう。殿下がご無事であることを……ティオファニア」
すでに庭には殆ど人が残っておらず、両手を包まれたままに私は司祭の言葉に違和感を覚える。
「ティオファニア?」
祈りの言葉の最後にそう言うのが決まり文句だっただろうか?最近教会に赴くことがなかったので、はっきりしない。
「あの……司祭……様……もう大丈夫です……手を」
震えは止まった。手を離して。と言いかけて司祭の眼を覗き込む。
「……ああ、失礼しました」
一瞬、どこか遠くを見ているような焦点の合わなかった彼の瞳が目の前の私を映し、ぱっと手を離す。
「もう落ち着かれたようですね、よかった」
もういつもの司祭様だ。さっきはまるで雰囲気が違って見えた。
「さて、私も広間に行かないといけませんね」
言うが早いか司祭は私のことは構わず、スタスタと広間に向かって歩きだした。
パリンと足を踏み出した司祭が何かを踏んだ。
「おや、こんなところにガラスが…ローリィさんも気をつけてください」
屈んで欠片を拾い上げ、自分が踏んだものを確認し、私の方に振り替えって見せてくれた。
グラスとは違う、少し厚いガラスの破片だった。
先程、アネット嬢の叫び声とともに聞こえたのは、そのガラスが割れた音のようだ。
「何が入っていたのでしょうねぇ」
司祭はそれを太陽の光にかざし、目を細めて呟く。
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