128 / 266
127 初めてのダンス
しおりを挟む「全くこいつは骨だぜ………」
ゲクランはカントン制度で集まってきた新兵一万の教育に頭を抱えていた。
これまでの常備軍八千と屯田工兵五千を合わせると、二万三千の大兵となるが実情はお寒い限りである。
実戦経験を積んでいる常備軍の中核とは練度が違いすぎ、前線で同じ作戦行動をとるのが難しいほどなのだ。
逃亡兵の対策も練らなくてはならない。救いは精強をもってなるクロアチア歩兵が数多く見受けられることくらいか。
この時代の兵士の忠誠心のレベルは概ね低いといってよい。
あのフリードリヒ大王の時代でも、軽騎兵によって味方の逃亡を監視させたり訓練中は柵の中で缶詰状態にするのは日常茶飯事であったという。
しかし、フリードリヒ大王に比べ、ワラキア公が圧倒的に勝っていることがある。
君主の権威と名声がそれであった。
即位わずか四年にしてワラキアを東欧の一等国に成長させた手腕、十字軍四万を寡兵で壊滅させた実績、さらに正教会大主教を兼任するという万能ぶりである。
国民が畏怖するのも当然であろう。
それにワラキア公の偉大さはそれだけにとどまらない。
「それにしてもいったいどうしたらあんな訓練を思いつくんだか」
苦笑とともに射撃場を見つめるのは、ゲクランの副官のクラウスであった。
クラウスはゲクランが指揮していた傭兵団のなかでも、古参の仲間のひとりである。
もともとクラウスの他にもゲクランを慕っていた数人の仲間が集まったのが傭兵団の始まりであり、彼らは今ではゲクランを補佐する幕僚団を構成していた。
雇い主の貴族の裏切りによりオスマン帝国に捕縛されるまで、ゲクラン率いる傭兵団「紅の鋼」はその精強をもって東欧中に名を知られた傭兵団であったのだ。
実戦を知りぬいている彼らには、自分たちが生き延びてきたノウハウで新兵を鍛え上げることが期待されていた。
その熟練の傭兵達者たるゲクランたちにして、ヴラドの発想には驚きを禁じ得ない。
眼下で繰り返される射撃訓練などはまさにその典型であった。
造り自体はそれほど目新しいものではない。
人型をした板が合図とともに起き上がり、それを狙って銃を撃つだけだ。
現代ではごく当たり前に射撃場で見ることができる人を象った標的だが、この時代においてはまさに革命的な効果を発揮した。
この時代の小銃の命中率が低いのは、主に火薬や銃の性能の不足によるものだが、それだけというわけではない。
人に向って撃つという行為に抵抗を感じる兵士の意識的、無意識的なサボタージュもまた無視しえない要因の一つであるのだ。
人型に向って撃つという訓練は、この抵抗を軽減する効果を持つし、またパタリと起き上がる板を狙い撃つのは反射的に引き金を引くきっかけにもなるだろう。
そればかりか、人型には得点が明記されていて、兵士たちはその得点に応じて特別休暇や食糧の配布あるいは罰としての掃除当番などを受けるのである。
訓練に対する集中力が桁違いに増したのをゲクランたちは実感していた。
「人造硝石の量産で、遠慮なくぶっぱなせるのはありがたいな。おかげで新兵でもどうにか形にはもっていける」
「新兵は基本的には貧農出身だからな。下士官は今の常備軍から選抜するしかないだろう。クラウス、新たな小隊長のリストを作っておいてくれ」
クラウスはげんなりと肩を落とした。
「シェフ殿は相変わらず人使いが荒いことで………」
傭兵団の隊長時代の呼び名で呼ばれたゲクランはニヤリと獰猛な笑みを浮かべた。
「うちの殿下ほどじゃない。なにせ一介の傭兵あがりの俺に全軍の統帥を任せやがるんだからな!」
「そりゃごもっともで」
そういうと二人は顔を見合わせて豪快に笑うのだった。
ぐるるるるるる………
低いうなり声をあげて威嚇の体勢をとるクーバースの迫力は十分である。
「ジョリー、構わん、あれは俺の妻だ」
寝室に入ってきたヘレナもまた一頭のクーバースを連れていた。
名前はもちろんカールである。
そして心を盗んでいった心優しき泥棒さんは俺、なんちて。
「貴族の守護者」
それが大型犬クーバースの名の由来である。
史実ではハンガリー王マーチャーシュが、暗殺回避のために愛用したことで知られている。
この貴重な軍用犬を手配してくれたのは、意外にもスカンデルベグであった。
来るべき日まで、くれぐれも暗殺などされてくれるな、と言伝まで添えられていた。
アンジェリーナを非公式にワラキアへ送り出してからやたらと頻繁にこうした手紙がやってくるのだ。
どんだけ親馬鹿なのだろうか…………。
送られてきたクーバースは全部で四頭、俺とヘレナとフリデリカとアンジェリーナに一頭ずつつけられている。
警察犬や盲導犬の現代知識はあった俺だが、この時代の護衛犬とは、もっと貴重で豪勢な代物であった。
護衛犬の役割は実に多岐に渡っている。
部屋に断りなく侵入しようとする者に対し吠えかかるのは当然として、主人が入室を許可すればおとなしくなり、許可しなければ喉笛を狙って踊りかかるのだから恐ろしい。
また刃物を抜き身で持った人間が主人に近付けば、相手の手を狙って噛みつくように訓練されている。
俺につけられたジョリーは、さらに毒の匂いを嗅ぎわけるという特殊訓練を受けた、まさに名犬中の名犬だった。
王宮内に仕えるものから少しづつ貴族の数は減ってはいるが、その分ワラキア以外のハンガリーやトランシルヴァニアの出身官僚が増加していることを考えれば、いくら警戒してもしすぎるということはないのである。
それでもかつてのワラキア宮廷に比べれば雲泥の安全さではあるのだが。
「………いったい何を心配しておるのじゃ? 我が夫」
ヘレナは俺の密かな憂いに気づいていたようだ。
軍制改革、国家憲兵、護衛犬……その真新しさに誰もが目を奪われているが、その着手を急いでいることに気づいたのはヘレナだけであった。
理由を語れようはずもない。まもなくムラト二世が死ぬおそれがあることを知っているのは俺だけなのだから。
「…………今年はオスマンと戦いになるやもしれぬ………」
メフメト二世が即位すれば、すぐさまワラキアに対してゆさぶりをかけてくるであろう。
あるいは直接的な軍事力を行使してくる可能性すらある。
すでにラドゥを手駒においている以上、いまだ心腹していない保守派貴族に対し調略の手を伸ばしてくるのは確実であつた。
それにいくら弱腰のローマでも、目と鼻の先に軍事拠点、ルメリ・ヒサルの建築を強行されれば、ローマ帝国から援軍要請がくるのは間違いなかった。
史実では教皇庁やヴェネツィア・ハンガリーなどに必死に兵を乞うたコンスタンティノス11世だが、十字軍すら退けた正教会大主教が身近にいるのだ。
これに頼らぬ理由などないではないか。
これまで俺は大主教の地位と帝国の縁戚であることを十分以上に利用してきた。
ここまできて帝国を見捨てるという選択肢はありえない。
である以上、戦端は史実の1453年春よりさらに早まる公算が強かった。
それにいまや輸出大国となり、自前の商船隊すら運用を始めたワラキアにとっても、ボスポラス海峡の制海権を制しうるルメリ・ヒサルの築城は大問題である。
史実のルメリ・ヒサルの砲戦力はたいしたことはないが、そんなものはあとでいくらでも増強が可能だ。
対岸のアナドール・ヒサーリとともに、本腰で増強された日にはボスフォラス海峡は完全に封鎖されかねなかった。
その危険性をこの二年間気長にジェノバやヴェネツィアに説いてきたことで、両国ともオスマンに対しての警戒度をあげてきている。
あるいは来年夏のルメリ・ヒサル築城開始が、新たな開戦のきっかけになるのかもしれなかった。
「また我が夫はそうして神の声を聞きにいってしまうのだな……」
寂しそうな声でヘレナが言う。
俺が史実との対比に思いを馳せているときを、そういう表現で表しているようだが、こればかりはいくらヘレナでも話すわけにはいかない。
「頼りにしているよ、我が妻」
国政と外交に関する限りヘレナは得がたい相談役である。
それにローマ帝国を暴走させずに手綱をにぎるためには、やはりヘレナの協力が欠かせない。
小さな頭を俺の肩に押しつけてヘレナは微笑した。
「そろそろ女としても頼りにされたいものじゃがな」
アンジェリーナの加入で激化した争奪戦により、このところヘレナの誘惑が激しさを増していた。
シュテファンが先週からブダの士官学校の寮に入ってしまったのが悔やまれる。
「妾もずいぶん育ってきたと思うのだが、どうだ? まだ食指は動かぬか ?我が夫」
そういって、この一年でかろうじて、おまけしてBカップにまで成長した胸を摺り寄せられると、流石に理性が危うかった。
「そういう悪い子にはお仕置きだ!」
「や……そんなまた……! ずるいぞ我が夫………んあっ!」
ヘレナは耳が弱点なのは先刻承知だ。
そう、大人のごまかし方はずるいのだよ。
ゲクランはカントン制度で集まってきた新兵一万の教育に頭を抱えていた。
これまでの常備軍八千と屯田工兵五千を合わせると、二万三千の大兵となるが実情はお寒い限りである。
実戦経験を積んでいる常備軍の中核とは練度が違いすぎ、前線で同じ作戦行動をとるのが難しいほどなのだ。
逃亡兵の対策も練らなくてはならない。救いは精強をもってなるクロアチア歩兵が数多く見受けられることくらいか。
この時代の兵士の忠誠心のレベルは概ね低いといってよい。
あのフリードリヒ大王の時代でも、軽騎兵によって味方の逃亡を監視させたり訓練中は柵の中で缶詰状態にするのは日常茶飯事であったという。
しかし、フリードリヒ大王に比べ、ワラキア公が圧倒的に勝っていることがある。
君主の権威と名声がそれであった。
即位わずか四年にしてワラキアを東欧の一等国に成長させた手腕、十字軍四万を寡兵で壊滅させた実績、さらに正教会大主教を兼任するという万能ぶりである。
国民が畏怖するのも当然であろう。
それにワラキア公の偉大さはそれだけにとどまらない。
「それにしてもいったいどうしたらあんな訓練を思いつくんだか」
苦笑とともに射撃場を見つめるのは、ゲクランの副官のクラウスであった。
クラウスはゲクランが指揮していた傭兵団のなかでも、古参の仲間のひとりである。
もともとクラウスの他にもゲクランを慕っていた数人の仲間が集まったのが傭兵団の始まりであり、彼らは今ではゲクランを補佐する幕僚団を構成していた。
雇い主の貴族の裏切りによりオスマン帝国に捕縛されるまで、ゲクラン率いる傭兵団「紅の鋼」はその精強をもって東欧中に名を知られた傭兵団であったのだ。
実戦を知りぬいている彼らには、自分たちが生き延びてきたノウハウで新兵を鍛え上げることが期待されていた。
その熟練の傭兵達者たるゲクランたちにして、ヴラドの発想には驚きを禁じ得ない。
眼下で繰り返される射撃訓練などはまさにその典型であった。
造り自体はそれほど目新しいものではない。
人型をした板が合図とともに起き上がり、それを狙って銃を撃つだけだ。
現代ではごく当たり前に射撃場で見ることができる人を象った標的だが、この時代においてはまさに革命的な効果を発揮した。
この時代の小銃の命中率が低いのは、主に火薬や銃の性能の不足によるものだが、それだけというわけではない。
人に向って撃つという行為に抵抗を感じる兵士の意識的、無意識的なサボタージュもまた無視しえない要因の一つであるのだ。
人型に向って撃つという訓練は、この抵抗を軽減する効果を持つし、またパタリと起き上がる板を狙い撃つのは反射的に引き金を引くきっかけにもなるだろう。
そればかりか、人型には得点が明記されていて、兵士たちはその得点に応じて特別休暇や食糧の配布あるいは罰としての掃除当番などを受けるのである。
訓練に対する集中力が桁違いに増したのをゲクランたちは実感していた。
「人造硝石の量産で、遠慮なくぶっぱなせるのはありがたいな。おかげで新兵でもどうにか形にはもっていける」
「新兵は基本的には貧農出身だからな。下士官は今の常備軍から選抜するしかないだろう。クラウス、新たな小隊長のリストを作っておいてくれ」
クラウスはげんなりと肩を落とした。
「シェフ殿は相変わらず人使いが荒いことで………」
傭兵団の隊長時代の呼び名で呼ばれたゲクランはニヤリと獰猛な笑みを浮かべた。
「うちの殿下ほどじゃない。なにせ一介の傭兵あがりの俺に全軍の統帥を任せやがるんだからな!」
「そりゃごもっともで」
そういうと二人は顔を見合わせて豪快に笑うのだった。
ぐるるるるるる………
低いうなり声をあげて威嚇の体勢をとるクーバースの迫力は十分である。
「ジョリー、構わん、あれは俺の妻だ」
寝室に入ってきたヘレナもまた一頭のクーバースを連れていた。
名前はもちろんカールである。
そして心を盗んでいった心優しき泥棒さんは俺、なんちて。
「貴族の守護者」
それが大型犬クーバースの名の由来である。
史実ではハンガリー王マーチャーシュが、暗殺回避のために愛用したことで知られている。
この貴重な軍用犬を手配してくれたのは、意外にもスカンデルベグであった。
来るべき日まで、くれぐれも暗殺などされてくれるな、と言伝まで添えられていた。
アンジェリーナを非公式にワラキアへ送り出してからやたらと頻繁にこうした手紙がやってくるのだ。
どんだけ親馬鹿なのだろうか…………。
送られてきたクーバースは全部で四頭、俺とヘレナとフリデリカとアンジェリーナに一頭ずつつけられている。
警察犬や盲導犬の現代知識はあった俺だが、この時代の護衛犬とは、もっと貴重で豪勢な代物であった。
護衛犬の役割は実に多岐に渡っている。
部屋に断りなく侵入しようとする者に対し吠えかかるのは当然として、主人が入室を許可すればおとなしくなり、許可しなければ喉笛を狙って踊りかかるのだから恐ろしい。
また刃物を抜き身で持った人間が主人に近付けば、相手の手を狙って噛みつくように訓練されている。
俺につけられたジョリーは、さらに毒の匂いを嗅ぎわけるという特殊訓練を受けた、まさに名犬中の名犬だった。
王宮内に仕えるものから少しづつ貴族の数は減ってはいるが、その分ワラキア以外のハンガリーやトランシルヴァニアの出身官僚が増加していることを考えれば、いくら警戒してもしすぎるということはないのである。
それでもかつてのワラキア宮廷に比べれば雲泥の安全さではあるのだが。
「………いったい何を心配しておるのじゃ? 我が夫」
ヘレナは俺の密かな憂いに気づいていたようだ。
軍制改革、国家憲兵、護衛犬……その真新しさに誰もが目を奪われているが、その着手を急いでいることに気づいたのはヘレナだけであった。
理由を語れようはずもない。まもなくムラト二世が死ぬおそれがあることを知っているのは俺だけなのだから。
「…………今年はオスマンと戦いになるやもしれぬ………」
メフメト二世が即位すれば、すぐさまワラキアに対してゆさぶりをかけてくるであろう。
あるいは直接的な軍事力を行使してくる可能性すらある。
すでにラドゥを手駒においている以上、いまだ心腹していない保守派貴族に対し調略の手を伸ばしてくるのは確実であつた。
それにいくら弱腰のローマでも、目と鼻の先に軍事拠点、ルメリ・ヒサルの建築を強行されれば、ローマ帝国から援軍要請がくるのは間違いなかった。
史実では教皇庁やヴェネツィア・ハンガリーなどに必死に兵を乞うたコンスタンティノス11世だが、十字軍すら退けた正教会大主教が身近にいるのだ。
これに頼らぬ理由などないではないか。
これまで俺は大主教の地位と帝国の縁戚であることを十分以上に利用してきた。
ここまできて帝国を見捨てるという選択肢はありえない。
である以上、戦端は史実の1453年春よりさらに早まる公算が強かった。
それにいまや輸出大国となり、自前の商船隊すら運用を始めたワラキアにとっても、ボスポラス海峡の制海権を制しうるルメリ・ヒサルの築城は大問題である。
史実のルメリ・ヒサルの砲戦力はたいしたことはないが、そんなものはあとでいくらでも増強が可能だ。
対岸のアナドール・ヒサーリとともに、本腰で増強された日にはボスフォラス海峡は完全に封鎖されかねなかった。
その危険性をこの二年間気長にジェノバやヴェネツィアに説いてきたことで、両国ともオスマンに対しての警戒度をあげてきている。
あるいは来年夏のルメリ・ヒサル築城開始が、新たな開戦のきっかけになるのかもしれなかった。
「また我が夫はそうして神の声を聞きにいってしまうのだな……」
寂しそうな声でヘレナが言う。
俺が史実との対比に思いを馳せているときを、そういう表現で表しているようだが、こればかりはいくらヘレナでも話すわけにはいかない。
「頼りにしているよ、我が妻」
国政と外交に関する限りヘレナは得がたい相談役である。
それにローマ帝国を暴走させずに手綱をにぎるためには、やはりヘレナの協力が欠かせない。
小さな頭を俺の肩に押しつけてヘレナは微笑した。
「そろそろ女としても頼りにされたいものじゃがな」
アンジェリーナの加入で激化した争奪戦により、このところヘレナの誘惑が激しさを増していた。
シュテファンが先週からブダの士官学校の寮に入ってしまったのが悔やまれる。
「妾もずいぶん育ってきたと思うのだが、どうだ? まだ食指は動かぬか ?我が夫」
そういって、この一年でかろうじて、おまけしてBカップにまで成長した胸を摺り寄せられると、流石に理性が危うかった。
「そういう悪い子にはお仕置きだ!」
「や……そんなまた……! ずるいぞ我が夫………んあっ!」
ヘレナは耳が弱点なのは先刻承知だ。
そう、大人のごまかし方はずるいのだよ。
2
お気に入りに追加
1,930
あなたにおすすめの小説

3年前にも召喚された聖女ですが、仕事を終えたので早く帰らせてもらえますか?
せいめ
恋愛
女子大生の莉奈は、高校生だった頃に異世界に聖女として召喚されたことがある。
大量に発生した魔物の討伐と、国に強力な結界を張った後、聖女の仕事を無事に終えた莉奈。
親しくなった仲間達に引き留められて、別れは辛かったが、元の世界でやりたい事があるからと日本に戻ってきた。
「だって私は、受験の為に今まで頑張ってきたの。いい大学に入って、そこそこの企業に就職するのが夢だったんだから。治安が良くて、美味しい物が沢山ある日本の方が最高よ。」
その後、無事に大学生になった莉奈はまた召喚されてしまう。
召喚されたのは、高校生の時に召喚された異世界の国と同じであった。しかし、あの時から3年しか経ってないはずなのに、こっちの世界では150年も経っていた。
「聖女も2回目だから、さっさと仕事を終わらせて、早く帰らないとね!」
今回は無事に帰れるのか…?
ご都合主義です。
誤字脱字お許しください。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。

疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?

異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。

ヤンデレお兄様から、逃げられません!
夕立悠理
恋愛
──あなたも、私を愛していなかったくせに。
エルシーは、10歳のとき、木から落ちて前世の記憶を思い出した。どうやら、今世のエルシーは家族に全く愛されていないらしい。
それならそれで、魔法も剣もあるのだし、好きに生きよう。それなのに、エルシーが記憶を取り戻してから、義兄のクロードの様子がおかしい……?
ヤンデレな兄×少しだけ活発な妹
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる