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105 チューベローズの花束と
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まだ朝も明けない内から出掛けて行った殿下が帰ってきたのは、すっかり朝日が昇り昼になる頃だった。
殿下たちが帰宅する前、ようやく朝日が登った頃、表に出た使用人の一人が玄関口に置かれた花束を見つけた。
花束はチューベローズのみで作られていた。
特にカードも添えられておらず、誰が誰に宛てたものかも分からなかったが、私たちの山車がチューベローズだったため、それを知っている使用人が私たちの所へ届けてきた。
「よっぽどそそっかしい人なのかな。差出人も誰宛てかもわからないんじゃ、お礼も言えないのに」
フレアが花束を見て笑った。
「そうだね」
単純に忘れただけなのか、匿名希望の送り主は匿名のままにしたかっただけかもしれない。
「別にお礼を期待したわけじゃないのかもね」
「そんなものかな、私だったら贈ったらお礼が欲しいわ」
「色んな人がいるからね。とっても恥ずかしがり屋なのかも」
「そんなものかな」
フレアは納得できないようだったが、花に罪はない。私たちの部屋に飾ることにした。
私はマーサさんが手配してくれた空き時間を利用して街に明日の衣装を買いに行くことになった。
マーサさんにお金を出してもらうことは今でも心苦しいし、殿下を幸せにしてくれたらいい、とか抽象的なお返しでは私の気が済まないので、すぐにでも何かのお返しをするつもりだった。
どんな衣装がお好みか、欲を言えば訊きたかったが、私が出かける頃にはまだ殿下たちは帰ってこなかった。
私は街へ買い出しに行く荷馬車に乗せてもらい、パレードの前に一度着替えに戻る予定だ。
収穫祭二日目、昨日よりは若干薄曇りではあったが、雨の心配はなさそうだった。
広場の樽は昨日のうちに片付けられ、噴水広場は野外劇場になっていた。
昨日、殿下たちが座っていた壇上では街の劇場の役者たちが出し物として冒険活劇や恋愛劇を繰り広げ、旅回りの一座や舞屋の踊り子たちが演奏や舞を披露し、丸一日楽しめるようになっていた。
パレードは午後から始まる。噴水広場がゴールだ。スタートは昨日チューベローズの山車が出た通りとは反対側の大通りから始まる。パレードの参加者はデリヒ商会に集合する。
噴水広場の入り口で私は荷馬車を降り、私はドレスと、その他頼まれた品を受け取ってセルジオさんに渡すことになっている。
ドレスはマリーとモリーが勤める店で買うことに決めていた。いくつか既成品も用意していると聞いて知っていたからだ。
祭りの時期はどこのお店も閉めてしまうのかと思ったが、客商売の店にとっては書き入れ時なので、そこはしっかり営業中だった。
店に行くと、店主と幾人かの店員、マリーがいた。マリーは午前中いっぱいはここで働いてパレードに参加する。モリーは本日お休みだということだった。
まだ朝も早いのでお客さんもまばらだ。
マリーとモリーは双子なので良く似ているが、じっくり見ると違いがわかる。
マリーは右目の下に泣きぼくろがあり、モリーにはない。マリーの方が耳の先が少し尖っている。
性格も違う。マリーはしっかりさん、モリーはちゃっかりさん。マリーは真面目でコツコツ器用にこなすタイプ、モリーは閃きで生きているタイプ。どっちがいいとかはわからないが、マリーが少しモリーを羨ましく思っていることはわかる。
モリーは昨日私たちと別れてから結婚予定の相手とともにいて、マリーとは別行動をしているという。恐らく昼には帰ってくるだろう。
彼女は自由気ままだから、今に始まったことではないらしい。
私が明日の衣装を見に来たというと、皆がこぞって助けてくれた。
色々試した結果、肩を少し出し、襟ぐりにフリルをあしらった長い白のワンピースの上に紐で結ぶ濃い赤のビスチェ付のロングスカートを重ねたドレスにした。袖は肘の辺りから深く切り込みが入り、ちょうど着物の振り袖のようになっている。
既成品のため背が高い私には少し裾が短かったため、即席で裾に赤いレースを裏から足してくれた。
「後は髪だけど、耳の前で少し垂らして、後の髪は緩く編み込みして背中でひとつに束ねたらどうかしら?」
店主のアドバイスに皆が同意する。直しも含めて一時間程の買い物だった。
マリーたちが勤めている店は噴水広場から近いところにあったので、私は買った衣装を後で取りに行くことにして他の用事を済ませた。
それぞれの店は同じ通りにあったので私は迷うことなく用事を済ませることができた。
今朝がた殿下が呼び出された事件について、もっと街は騒然としていると思ったが、意外にも情報統制されているのか、噂を聞くとこはなかった。
でも通りを見渡せば警羅隊とおぼしき人が多く行き来し、警戒を強めているのがわかる。
全ての用事を終えてマリーたちの店に戻った。
「あ、お帰りなさい」
店に入ると先ほどより多くのお客さんがいて、接客担当の店員さんたちはとても忙しそうにしていた。
マリーも直しがあれば対応するため、店先で待機している。
私の衣装はすでに紙に包まれ用意されていた。
「ローリィ、これ、さっき届けられたんだけどね」
衣装とは別にマリーが私に差し出してくれたのはチューベローズの花束だった。
朝、領主館に届けられたのと同じ花束。どうしてこの店に届けられたのか。マリーとモリーがここで働いているのだからまったく関係なくはないと言えるが、家ではなく勤め先?いや、領主館ならいざ知らず、個人情報はどうなっているのか。
朝は気に止めなかったが、華やかな香りを放つ白い可憐な花束 が、急に不気味に見えてきた。
「これ、誰から誰に届けられたの?」
答えは想像できたが、念のため訊ねる。マリーたちのことを知る顧客の誰かで、まったくの偶然かもしれない。
「それが、何のカードもないのよね。いつの間にか入り口にあって、お客さんが気づいて持ってきてくれたの。チューベローズだから、私たちにじゃないかってオーナーは言うんだけど」
どうしたらいいと思う?とマリーに訊かれ答えに詰まった。
「マリーたちの家には届かなかった?」
確認のために訊いてみたが、マリーは首を横に振る。
ジュリアさんのところも確認してみないとわからない。
「ちょっと行ってくる。すぐ戻るから」
嫌な予感がして不思議がるマリーを置いて小走りにジュリアさんのパン屋へ向かった。
「いらっしゃいませ……あら、ローリィ、どうしたの?そんなに慌てて」
勢い込んで店に駆け込んできた私にジュリアさんが驚いて言った。
美味しそうな焼きたてパンの香りに満たされた店内は、お昼前ということもあって多くのお客さんがいた。
忙しいところに訪ねたことを謝り、花束のことを訊いてみたが、ジュリアさんの答えは届いていない。というものだった。
ジュリアさんのところはパン屋で二階が住居になっている。商売をやっているのでお店の存在はマリーたちの自宅と違い、広く知られていてもおかしくない。
「ありがとう、忙しいところお邪魔しました」
いきなりやってきて変なことを訊く私を不審に思いながらも、また、また後でね。とジュリアさんは手を振ってくれた。
差出人も誰宛てかもわからない花束は、領主館と仕立て屋にのみ届けられたようだ。
それだけで、特に他に怪しむところもないが、どちらも匿名だというところに不気味さを感じた。
仕立て屋に戻り、ジュリアさんのところにも届いていなかったとマリーに報告し、預けていた荷物をもらって待ち合わせの場所に向かった。
既にそこには一緒に荷馬車でやって来た厩舎係のセルジオさんが待っていてくれていた。
初老の彼は御者台に腰掛け、私に気づくと降りて「いい買い物は出来たかい?」と言って持っている荷物を荷馬車に積むのを手伝ってくれた。
「あ、そうそう、お前さんを待っている間に、昨日のあんたを見て気に入ったって人から差し入れがあったよ」
荷台からセルジオさんが取り出したのはチューベローズの花束だった。
「これ、誰が持ってきたの?」
またもや届けられたチューベローズの花束に、私は恐怖を覚えた。
「んー持ってきたのはどこかの十歳くらいの男の子だ。小遣いもらって頼まれたんだと」
見てもカードもなく、差出人はわからない。
だが、今回は間違いなく、私宛てだとセルジオさんは言った。
「それと、これも一緒に預かった」
セルジオさんは掌に乗るくらいの木箱を出した。
先の二つは花束だけだった。今回は木箱が添えられていた。
先の二つとの相違に、今回は違う人なのかとも思った。
木箱には赤いリボンがかけられている。一見すればアクセサリーか何かだろうか。
何か差出人の手がかりがあるかと思い、リボンを解いて中を見た。
「ひっっっ!!!?」
中に入っていたものを見て思わず悲鳴を上げ、木箱を取り落とした。
「うわぁ!なんだそりゃ」
落ちた木箱の中身が転がり落ち、セルジオさんも思わず声を上げる。
箱の中には青い瞳と茶色い瞳の眼球が一つずつ入っていた。
殿下たちが帰宅する前、ようやく朝日が登った頃、表に出た使用人の一人が玄関口に置かれた花束を見つけた。
花束はチューベローズのみで作られていた。
特にカードも添えられておらず、誰が誰に宛てたものかも分からなかったが、私たちの山車がチューベローズだったため、それを知っている使用人が私たちの所へ届けてきた。
「よっぽどそそっかしい人なのかな。差出人も誰宛てかもわからないんじゃ、お礼も言えないのに」
フレアが花束を見て笑った。
「そうだね」
単純に忘れただけなのか、匿名希望の送り主は匿名のままにしたかっただけかもしれない。
「別にお礼を期待したわけじゃないのかもね」
「そんなものかな、私だったら贈ったらお礼が欲しいわ」
「色んな人がいるからね。とっても恥ずかしがり屋なのかも」
「そんなものかな」
フレアは納得できないようだったが、花に罪はない。私たちの部屋に飾ることにした。
私はマーサさんが手配してくれた空き時間を利用して街に明日の衣装を買いに行くことになった。
マーサさんにお金を出してもらうことは今でも心苦しいし、殿下を幸せにしてくれたらいい、とか抽象的なお返しでは私の気が済まないので、すぐにでも何かのお返しをするつもりだった。
どんな衣装がお好みか、欲を言えば訊きたかったが、私が出かける頃にはまだ殿下たちは帰ってこなかった。
私は街へ買い出しに行く荷馬車に乗せてもらい、パレードの前に一度着替えに戻る予定だ。
収穫祭二日目、昨日よりは若干薄曇りではあったが、雨の心配はなさそうだった。
広場の樽は昨日のうちに片付けられ、噴水広場は野外劇場になっていた。
昨日、殿下たちが座っていた壇上では街の劇場の役者たちが出し物として冒険活劇や恋愛劇を繰り広げ、旅回りの一座や舞屋の踊り子たちが演奏や舞を披露し、丸一日楽しめるようになっていた。
パレードは午後から始まる。噴水広場がゴールだ。スタートは昨日チューベローズの山車が出た通りとは反対側の大通りから始まる。パレードの参加者はデリヒ商会に集合する。
噴水広場の入り口で私は荷馬車を降り、私はドレスと、その他頼まれた品を受け取ってセルジオさんに渡すことになっている。
ドレスはマリーとモリーが勤める店で買うことに決めていた。いくつか既成品も用意していると聞いて知っていたからだ。
祭りの時期はどこのお店も閉めてしまうのかと思ったが、客商売の店にとっては書き入れ時なので、そこはしっかり営業中だった。
店に行くと、店主と幾人かの店員、マリーがいた。マリーは午前中いっぱいはここで働いてパレードに参加する。モリーは本日お休みだということだった。
まだ朝も早いのでお客さんもまばらだ。
マリーとモリーは双子なので良く似ているが、じっくり見ると違いがわかる。
マリーは右目の下に泣きぼくろがあり、モリーにはない。マリーの方が耳の先が少し尖っている。
性格も違う。マリーはしっかりさん、モリーはちゃっかりさん。マリーは真面目でコツコツ器用にこなすタイプ、モリーは閃きで生きているタイプ。どっちがいいとかはわからないが、マリーが少しモリーを羨ましく思っていることはわかる。
モリーは昨日私たちと別れてから結婚予定の相手とともにいて、マリーとは別行動をしているという。恐らく昼には帰ってくるだろう。
彼女は自由気ままだから、今に始まったことではないらしい。
私が明日の衣装を見に来たというと、皆がこぞって助けてくれた。
色々試した結果、肩を少し出し、襟ぐりにフリルをあしらった長い白のワンピースの上に紐で結ぶ濃い赤のビスチェ付のロングスカートを重ねたドレスにした。袖は肘の辺りから深く切り込みが入り、ちょうど着物の振り袖のようになっている。
既成品のため背が高い私には少し裾が短かったため、即席で裾に赤いレースを裏から足してくれた。
「後は髪だけど、耳の前で少し垂らして、後の髪は緩く編み込みして背中でひとつに束ねたらどうかしら?」
店主のアドバイスに皆が同意する。直しも含めて一時間程の買い物だった。
マリーたちが勤めている店は噴水広場から近いところにあったので、私は買った衣装を後で取りに行くことにして他の用事を済ませた。
それぞれの店は同じ通りにあったので私は迷うことなく用事を済ませることができた。
今朝がた殿下が呼び出された事件について、もっと街は騒然としていると思ったが、意外にも情報統制されているのか、噂を聞くとこはなかった。
でも通りを見渡せば警羅隊とおぼしき人が多く行き来し、警戒を強めているのがわかる。
全ての用事を終えてマリーたちの店に戻った。
「あ、お帰りなさい」
店に入ると先ほどより多くのお客さんがいて、接客担当の店員さんたちはとても忙しそうにしていた。
マリーも直しがあれば対応するため、店先で待機している。
私の衣装はすでに紙に包まれ用意されていた。
「ローリィ、これ、さっき届けられたんだけどね」
衣装とは別にマリーが私に差し出してくれたのはチューベローズの花束だった。
朝、領主館に届けられたのと同じ花束。どうしてこの店に届けられたのか。マリーとモリーがここで働いているのだからまったく関係なくはないと言えるが、家ではなく勤め先?いや、領主館ならいざ知らず、個人情報はどうなっているのか。
朝は気に止めなかったが、華やかな香りを放つ白い可憐な花束 が、急に不気味に見えてきた。
「これ、誰から誰に届けられたの?」
答えは想像できたが、念のため訊ねる。マリーたちのことを知る顧客の誰かで、まったくの偶然かもしれない。
「それが、何のカードもないのよね。いつの間にか入り口にあって、お客さんが気づいて持ってきてくれたの。チューベローズだから、私たちにじゃないかってオーナーは言うんだけど」
どうしたらいいと思う?とマリーに訊かれ答えに詰まった。
「マリーたちの家には届かなかった?」
確認のために訊いてみたが、マリーは首を横に振る。
ジュリアさんのところも確認してみないとわからない。
「ちょっと行ってくる。すぐ戻るから」
嫌な予感がして不思議がるマリーを置いて小走りにジュリアさんのパン屋へ向かった。
「いらっしゃいませ……あら、ローリィ、どうしたの?そんなに慌てて」
勢い込んで店に駆け込んできた私にジュリアさんが驚いて言った。
美味しそうな焼きたてパンの香りに満たされた店内は、お昼前ということもあって多くのお客さんがいた。
忙しいところに訪ねたことを謝り、花束のことを訊いてみたが、ジュリアさんの答えは届いていない。というものだった。
ジュリアさんのところはパン屋で二階が住居になっている。商売をやっているのでお店の存在はマリーたちの自宅と違い、広く知られていてもおかしくない。
「ありがとう、忙しいところお邪魔しました」
いきなりやってきて変なことを訊く私を不審に思いながらも、また、また後でね。とジュリアさんは手を振ってくれた。
差出人も誰宛てかもわからない花束は、領主館と仕立て屋にのみ届けられたようだ。
それだけで、特に他に怪しむところもないが、どちらも匿名だというところに不気味さを感じた。
仕立て屋に戻り、ジュリアさんのところにも届いていなかったとマリーに報告し、預けていた荷物をもらって待ち合わせの場所に向かった。
既にそこには一緒に荷馬車でやって来た厩舎係のセルジオさんが待っていてくれていた。
初老の彼は御者台に腰掛け、私に気づくと降りて「いい買い物は出来たかい?」と言って持っている荷物を荷馬車に積むのを手伝ってくれた。
「あ、そうそう、お前さんを待っている間に、昨日のあんたを見て気に入ったって人から差し入れがあったよ」
荷台からセルジオさんが取り出したのはチューベローズの花束だった。
「これ、誰が持ってきたの?」
またもや届けられたチューベローズの花束に、私は恐怖を覚えた。
「んー持ってきたのはどこかの十歳くらいの男の子だ。小遣いもらって頼まれたんだと」
見てもカードもなく、差出人はわからない。
だが、今回は間違いなく、私宛てだとセルジオさんは言った。
「それと、これも一緒に預かった」
セルジオさんは掌に乗るくらいの木箱を出した。
先の二つは花束だけだった。今回は木箱が添えられていた。
先の二つとの相違に、今回は違う人なのかとも思った。
木箱には赤いリボンがかけられている。一見すればアクセサリーか何かだろうか。
何か差出人の手がかりがあるかと思い、リボンを解いて中を見た。
「ひっっっ!!!?」
中に入っていたものを見て思わず悲鳴を上げ、木箱を取り落とした。
「うわぁ!なんだそりゃ」
落ちた木箱の中身が転がり落ち、セルジオさんも思わず声を上げる。
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