60 / 266
60 巡回
しおりを挟む
馬のことに関しては、チャールズさんの考えが正しかった。
巡回に用意されたのは三頭の馬。
一頭はもちろんキルヒライル様が乗る。後の二頭にはクリスさんとレイさんが乗る。
護衛として雇われたもう一人、エリックさんは別件の用のため今日は同行しない。
巡回に必要な書類を腕に抱え、玄関先で私は立ち尽くした。
その日の朝、届けてもらったズボンを履いてネヴィルさんを訪ねると、案の定私の出で立ちに驚いた様子だった。
それでも私に巡回の際に気をつけなければならないことを丁寧に教えてくれた。
「必要なことは殿下が存じ上げています。お側で聞いたことなど書き留めていただければいいと思います」
あまり長い時間は体に負担がかかるため、今必要なことだけを聞いて部屋を出ると、ちょうど殿下たちが戻ってきたとチャールズさんが呼びに来てくれた。
「すぐに出かけられるということですが、大丈夫ですね」
私の格好を見て準備万端だと悟ったチャールズさんは、持っていた書類を私に持たせ、玄関に連れていく。
「せっかく準備されたところ、申し訳ありませんが」
チャールズさんは、ズボンを履いている私に気の毒そうな目を向ける。
玄関にたどり着くと、私の到着を待っていた殿下たちが振り向いて、私の格好を見て眉をしかめる。
それぞれ一頭ずつ手綱を握っている三人を見て、自分が乗る馬は?とキョロキョロする。
「なぜ、そのような格好をしている?」
「馬に乗るので、スカートでは不便かと……それで、私はどの馬に乗ればいいのでしょうか」
「ネヴィルが使っていた馬はまだケガが治っていない。他に余分な馬はない。そなたは私と一緒だ」
ガーン!これが漫画ならそんな擬音がつけられたような顔をしていたに違いない。私の顔色を見て殿下が「不満か?」という風に睨み付ける。
「あ、それならクリスさんかレイさんと………」
「彼らは護衛だ。二人乗りではいざというとき邪魔になる。喜べ、私と同乗など滅多にないことだぞ」
プレミア感を出されても素直に喜べない。クリスさんたちを見ると我慢しろという目で見られた。
誰かと馬に乗るなど、乗馬を始めた頃以来だ。しかもその時私はまだ子どもで、相手はお父様だった。
「ぐずぐずするな、時間が惜しい」
急かされて仕方なく殿下の馬に近づき、鞍の横に取り付けた袋に持っていた書類を放り込む。
馬上に私を引き上げるために手を差し出されたが、自分で鞍を掴み鐙に足をかけて背に跨がった。
自分で乗れるというところを主張し、どんなもんだ、という顔で見下ろすと、殿下は最初呆気にとられて、次に私のささやかな意地っ張りにクスリと笑った。
「なるほど」
そう呟いて殿下もさっと馬の背に跨がった。
「!?」
殿下は私の後ろに座ると、ぐっと私の腰を引き寄せた。
背の高さが頭一つしか違わないため、息が頭頂にかかる。折り曲げた足が私の太ももを押さえ込み、がっちりと押さえ込まれる。
「あの、大丈夫です。落ちませんから」
もう少し離れてくれも大丈夫だと言うと、頭のすぐ上でつまらなそうな声がして腕と足が緩められた。
「では、しっかり掴まっていなさい。行くぞ」
殿下は後ろのクリスさんたちに声をかけ、出発した。
そろそろシビル山脈の高い山々では初雪が降る頃だが、この辺りはまだ昼間はそれほど寒くない。
これから朝晩はもっと冷え込み、日中の寒暖差も大きくなってくるだろう。
森では猟師たちが鹿や兎などを狩り、女子どもは木の実や茸などの森の恵みを収穫している。
葡萄農家は毎日朝から暗くなるまで葡萄を摘み、摘んだ葡萄は品質を確認され、醸造所に運ばれる。
品質がいいと判断された葡萄はワイン作りにまわされ、質があまり良くないものは祭りに回される。
農家には品質に応じて設定された単価により、その重さで報酬が決まる。
そういった説明を受けながら、農場をいくつか回って行った。
馬が進む度に体も揺れ、その都度後ろの殿下の体にあたるのと、話をしてくれるのはいいが、少し俯いてしゃべられると、耳に微かに息がかかる。私はできるだけ前屈みになって接触を避けようとするが、あまりあからさまに避けると意識しているのがわかってしまう。
その微妙な位置取りが難しい。
三ヶ所を回るうちにすっかり疲れはててしまった。
どこの農場に行っても公爵は熱烈な歓迎をされ、あれやこれやの接待を受けた。
行く先々でお茶や菓子が振る舞われ、中には自家製のワインやハム、チーズとそれこそ食べきれないくらいだった。
すぐにお腹がいっぱいになるが、好意を無駄にするわけにも行かず、少し口にして後は持ち帰るようにしてもらった。
司祭を訪ねて教会に行くつもりだったので、それらは寄進するということだった。
ネヴィルさんが落馬したことは領内に知れ渡っていたので、皆が心配して彼の容態を訊いてくるので、その度に心配ない、と殿下は答えていた。
私が殿下と同じ馬に乗ってやってくるので、当然注目を浴びたが、殿下の言うことを紙に書いたりしているのを見てネヴィルさんの代わりだとすぐに受け入れてもらった。
その日最後に立ち寄ったのは、領内で一番規模が大きくて歴史もあり、葡萄農家を束ねる農場長をやっている方の農場だった。
そこも他の農場と同じように、まず収穫しているところを見学し、葡萄の出来具合を見てまわる。
見回りながら、時折気分で選んだ葡萄の実を食べてみたり、土の具合を見る。
殿下が側に来ると、皆が収穫の手を止めて膝を突いて礼をする。どこの農場もそんな感じだ。その度に殿下は「気にしないで仕事を続けるように」と言って通りすぎる。
あんまり同じセリフが続くので、ロボットがしゃべっているんじゃないかと思って、ロボットの殿下を想像して一人で笑っていたら、何がおかしいのかと変な目で見られてしまった。
一通り畑を見て回り、農場主の家の中庭に案内され、本日何度目かのお茶会が始まった。
「どうぞ殿下、田舎のことゆえ、何のおもてなしもできませんが、お付きの方もどうぞ」
さすが領内一番の広さを持つ農場主のお茶会は、それまでと比べ物にならない程豪華だった。
案内された時には既に農場主の奥方や令嬢が待ち構えていた。
既に私たちのお腹の具合は腹八分目を超えていて、テーブルに所狭しと並べられた菓子に思わずゲップが出そうになった。
デザートは別腹とは言え、もう限界にきていた。
それでもせっかくの気遣いに報いるため、せめてお茶でも、と思い席についた。
殿下が座るとすかさず着飾った若い女性が、お茶を注ぐために近づいてきた。
「私の娘でございます、殿下」
農場主がわざとらしく紹介する。
これも今日訪れた農場で繰り返された光景だ。
年頃の娘がいないところは、姪が出てきた。
何人かは殿下の顔に走った傷を見て少し引いた感があったが、全体が男前なので、殆どがそんなことはお構い無しのようだった。
彼女も後者の部類らしく、いそいそとティーポットを持って目をパチパチさせている。
私もクリスさんたちも苦笑して互いに目配せし合う。
その様子を見た殿下が、お茶を注ごうとする令嬢に手をかざして止める。
「実は、私の共の者がお茶を入れるのが得意でね、ローリィ、是非皆さんに披露してあげなさい」
「え……」
皆に一斉に見られて、思わず声を出してしまった。
「私……ですか?」
「そうだ、いつも入れてくれるだろう?」
にこやかに笑って殿下がそう言うが、明らかに目は笑っていない。
「さあ、皆さんに披露してあげなさい」
「…………わかりました」
なんだか怒ってる?さっき笑ったのが悪かったのか。
「あら、男の方がお茶を?」
婦人が立ち上がった私を見て呟いた。
ズボンを履いているのと、殿下もあえて名前と、私がネヴィルさんの代理だとしか言わないので、殆どの人が私を男だと思い、接してきた。
「いえ、彼女は女性です。普段は王都の邸にいるのですが、今回、管財人がケガをしたので人手がいると思い連れて来ました」
殿下は今日初めて私を女性だと紹介した。
ここに来るまであえてそんなことはしなかったのに、どういう心境の変化だろう。
「まあ、女性の方、すいません、てっきり………」
自分の間違いに気づき婦人が謝った。
「お気になさらず。紛らわしい格好をしている彼女が悪いのです」
何だかひとことひとことトゲがあるような言い方だ。
「さあ、ローリィ、お茶が冷めてしまうぞ」
何が気に触ったのかわからないが、機嫌を直してもらえるならと、私は言われるままにお茶を入れた。
巡回に用意されたのは三頭の馬。
一頭はもちろんキルヒライル様が乗る。後の二頭にはクリスさんとレイさんが乗る。
護衛として雇われたもう一人、エリックさんは別件の用のため今日は同行しない。
巡回に必要な書類を腕に抱え、玄関先で私は立ち尽くした。
その日の朝、届けてもらったズボンを履いてネヴィルさんを訪ねると、案の定私の出で立ちに驚いた様子だった。
それでも私に巡回の際に気をつけなければならないことを丁寧に教えてくれた。
「必要なことは殿下が存じ上げています。お側で聞いたことなど書き留めていただければいいと思います」
あまり長い時間は体に負担がかかるため、今必要なことだけを聞いて部屋を出ると、ちょうど殿下たちが戻ってきたとチャールズさんが呼びに来てくれた。
「すぐに出かけられるということですが、大丈夫ですね」
私の格好を見て準備万端だと悟ったチャールズさんは、持っていた書類を私に持たせ、玄関に連れていく。
「せっかく準備されたところ、申し訳ありませんが」
チャールズさんは、ズボンを履いている私に気の毒そうな目を向ける。
玄関にたどり着くと、私の到着を待っていた殿下たちが振り向いて、私の格好を見て眉をしかめる。
それぞれ一頭ずつ手綱を握っている三人を見て、自分が乗る馬は?とキョロキョロする。
「なぜ、そのような格好をしている?」
「馬に乗るので、スカートでは不便かと……それで、私はどの馬に乗ればいいのでしょうか」
「ネヴィルが使っていた馬はまだケガが治っていない。他に余分な馬はない。そなたは私と一緒だ」
ガーン!これが漫画ならそんな擬音がつけられたような顔をしていたに違いない。私の顔色を見て殿下が「不満か?」という風に睨み付ける。
「あ、それならクリスさんかレイさんと………」
「彼らは護衛だ。二人乗りではいざというとき邪魔になる。喜べ、私と同乗など滅多にないことだぞ」
プレミア感を出されても素直に喜べない。クリスさんたちを見ると我慢しろという目で見られた。
誰かと馬に乗るなど、乗馬を始めた頃以来だ。しかもその時私はまだ子どもで、相手はお父様だった。
「ぐずぐずするな、時間が惜しい」
急かされて仕方なく殿下の馬に近づき、鞍の横に取り付けた袋に持っていた書類を放り込む。
馬上に私を引き上げるために手を差し出されたが、自分で鞍を掴み鐙に足をかけて背に跨がった。
自分で乗れるというところを主張し、どんなもんだ、という顔で見下ろすと、殿下は最初呆気にとられて、次に私のささやかな意地っ張りにクスリと笑った。
「なるほど」
そう呟いて殿下もさっと馬の背に跨がった。
「!?」
殿下は私の後ろに座ると、ぐっと私の腰を引き寄せた。
背の高さが頭一つしか違わないため、息が頭頂にかかる。折り曲げた足が私の太ももを押さえ込み、がっちりと押さえ込まれる。
「あの、大丈夫です。落ちませんから」
もう少し離れてくれも大丈夫だと言うと、頭のすぐ上でつまらなそうな声がして腕と足が緩められた。
「では、しっかり掴まっていなさい。行くぞ」
殿下は後ろのクリスさんたちに声をかけ、出発した。
そろそろシビル山脈の高い山々では初雪が降る頃だが、この辺りはまだ昼間はそれほど寒くない。
これから朝晩はもっと冷え込み、日中の寒暖差も大きくなってくるだろう。
森では猟師たちが鹿や兎などを狩り、女子どもは木の実や茸などの森の恵みを収穫している。
葡萄農家は毎日朝から暗くなるまで葡萄を摘み、摘んだ葡萄は品質を確認され、醸造所に運ばれる。
品質がいいと判断された葡萄はワイン作りにまわされ、質があまり良くないものは祭りに回される。
農家には品質に応じて設定された単価により、その重さで報酬が決まる。
そういった説明を受けながら、農場をいくつか回って行った。
馬が進む度に体も揺れ、その都度後ろの殿下の体にあたるのと、話をしてくれるのはいいが、少し俯いてしゃべられると、耳に微かに息がかかる。私はできるだけ前屈みになって接触を避けようとするが、あまりあからさまに避けると意識しているのがわかってしまう。
その微妙な位置取りが難しい。
三ヶ所を回るうちにすっかり疲れはててしまった。
どこの農場に行っても公爵は熱烈な歓迎をされ、あれやこれやの接待を受けた。
行く先々でお茶や菓子が振る舞われ、中には自家製のワインやハム、チーズとそれこそ食べきれないくらいだった。
すぐにお腹がいっぱいになるが、好意を無駄にするわけにも行かず、少し口にして後は持ち帰るようにしてもらった。
司祭を訪ねて教会に行くつもりだったので、それらは寄進するということだった。
ネヴィルさんが落馬したことは領内に知れ渡っていたので、皆が心配して彼の容態を訊いてくるので、その度に心配ない、と殿下は答えていた。
私が殿下と同じ馬に乗ってやってくるので、当然注目を浴びたが、殿下の言うことを紙に書いたりしているのを見てネヴィルさんの代わりだとすぐに受け入れてもらった。
その日最後に立ち寄ったのは、領内で一番規模が大きくて歴史もあり、葡萄農家を束ねる農場長をやっている方の農場だった。
そこも他の農場と同じように、まず収穫しているところを見学し、葡萄の出来具合を見てまわる。
見回りながら、時折気分で選んだ葡萄の実を食べてみたり、土の具合を見る。
殿下が側に来ると、皆が収穫の手を止めて膝を突いて礼をする。どこの農場もそんな感じだ。その度に殿下は「気にしないで仕事を続けるように」と言って通りすぎる。
あんまり同じセリフが続くので、ロボットがしゃべっているんじゃないかと思って、ロボットの殿下を想像して一人で笑っていたら、何がおかしいのかと変な目で見られてしまった。
一通り畑を見て回り、農場主の家の中庭に案内され、本日何度目かのお茶会が始まった。
「どうぞ殿下、田舎のことゆえ、何のおもてなしもできませんが、お付きの方もどうぞ」
さすが領内一番の広さを持つ農場主のお茶会は、それまでと比べ物にならない程豪華だった。
案内された時には既に農場主の奥方や令嬢が待ち構えていた。
既に私たちのお腹の具合は腹八分目を超えていて、テーブルに所狭しと並べられた菓子に思わずゲップが出そうになった。
デザートは別腹とは言え、もう限界にきていた。
それでもせっかくの気遣いに報いるため、せめてお茶でも、と思い席についた。
殿下が座るとすかさず着飾った若い女性が、お茶を注ぐために近づいてきた。
「私の娘でございます、殿下」
農場主がわざとらしく紹介する。
これも今日訪れた農場で繰り返された光景だ。
年頃の娘がいないところは、姪が出てきた。
何人かは殿下の顔に走った傷を見て少し引いた感があったが、全体が男前なので、殆どがそんなことはお構い無しのようだった。
彼女も後者の部類らしく、いそいそとティーポットを持って目をパチパチさせている。
私もクリスさんたちも苦笑して互いに目配せし合う。
その様子を見た殿下が、お茶を注ごうとする令嬢に手をかざして止める。
「実は、私の共の者がお茶を入れるのが得意でね、ローリィ、是非皆さんに披露してあげなさい」
「え……」
皆に一斉に見られて、思わず声を出してしまった。
「私……ですか?」
「そうだ、いつも入れてくれるだろう?」
にこやかに笑って殿下がそう言うが、明らかに目は笑っていない。
「さあ、皆さんに披露してあげなさい」
「…………わかりました」
なんだか怒ってる?さっき笑ったのが悪かったのか。
「あら、男の方がお茶を?」
婦人が立ち上がった私を見て呟いた。
ズボンを履いているのと、殿下もあえて名前と、私がネヴィルさんの代理だとしか言わないので、殆どの人が私を男だと思い、接してきた。
「いえ、彼女は女性です。普段は王都の邸にいるのですが、今回、管財人がケガをしたので人手がいると思い連れて来ました」
殿下は今日初めて私を女性だと紹介した。
ここに来るまであえてそんなことはしなかったのに、どういう心境の変化だろう。
「まあ、女性の方、すいません、てっきり………」
自分の間違いに気づき婦人が謝った。
「お気になさらず。紛らわしい格好をしている彼女が悪いのです」
何だかひとことひとことトゲがあるような言い方だ。
「さあ、ローリィ、お茶が冷めてしまうぞ」
何が気に触ったのかわからないが、機嫌を直してもらえるならと、私は言われるままにお茶を入れた。
2
お気に入りに追加
1,935
あなたにおすすめの小説
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
【書籍化確定、完結】私だけが知らない
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
ファンタジー
書籍化確定です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
獣人の彼はつがいの彼女を逃がさない
たま
恋愛
気が付いたら異世界、深魔の森でした。
何にも思い出せないパニック中、恐ろしい生き物に襲われていた所を、年齢不詳な美人薬師の師匠に助けられた。そんな優しい師匠の側でのんびりこ生きて、いつか、い つ か、この世界を見て回れたらと思っていたのに。運命のつがいだと言う狼獣人に、強制的に広い世界に連れ出されちゃう話
王妃の仕事なんて知りません、今から逃げます!
gacchi
恋愛
側妃を迎えるって、え?聞いてないよ?
王妃の仕事が大変でも頑張ってたのは、レオルドが好きだから。
国への責任感?そんなの無いよ。もういい。私、逃げるから!
12/16加筆修正したものをカクヨムに投稿しました。
妹に傷物と言いふらされ、父に勘当された伯爵令嬢は男子寮の寮母となる~そしたら上位貴族のイケメンに囲まれた!?~
サイコちゃん
恋愛
伯爵令嬢ヴィオレットは魔女の剣によって下腹部に傷を受けた。すると妹ルージュが“姉は子供を産めない体になった”と嘘を言いふらす。その所為でヴィオレットは婚約者から婚約破棄され、父からは娼館行きを言い渡される。あまりの仕打ちに父と妹の秘密を暴露すると、彼女は勘当されてしまう。そしてヴィオレットは母から託された古い屋敷へ行くのだが、そこで出会った美貌の双子からここを男子寮とするように頼まれる。寮母となったヴィオレットが上位貴族の令息達と暮らしていると、ルージュが現れてこう言った。「私のために家柄の良い美青年を集めて下さいましたのね、お姉様?」しかし令息達が性悪妹を歓迎するはずがなかった――
ある辺境伯の後悔
だましだまし
恋愛
妻セディナを愛する辺境伯ルブラン・レイナーラ。
父親似だが目元が妻によく似た長女と
目元は自分譲りだが母親似の長男。
愛する妻と妻の容姿を受け継いだ可愛い子供たちに囲まれ彼は誰よりも幸せだと思っていた。
愛しい妻が次女を産んで亡くなるまでは…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる