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50 思い出の品
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私が王都にやって来てから、1ヶ月が過ぎた。
自分で言うのもおこがましいが、メイドの仕事もずいぶん板についてきたと思う。
もうひとつの護衛の仕事は今のところ出番はない。
使用人の皆との人間関係も良好で、女同士は特に仲がいい。
女同士というのは派閥を作ったりいがみ合いあったりすることもあると思っていたが、ここはどうやらそうでないらしい。
そのことを、殿下の寝室の掃除をしている時に、シリアさんに話した。
「あら、それはあなたがいるからじゃないかしら?」
「え、私ですか?」
訳が分からず、聞き返した。
「私、何もしてませんけど?」
考えても思い当たるものがない。
「ここは、ほら、なんと言っても独身で世間では男前で通っている公爵様がいらっしゃるでしょ、昔はそれこそ、あわよくばご寵愛を、なんてメイドもいて大変だったのよ」
そのことは以前にも聞いていたので、私は納得した。
「私やロッテは別として、普通ならルルやミアたちは独身だし、いくら雇用にあたって厳選したとは言え、公爵を目の前にしたら、やっぱりフラフラってなるものでしょ」
確かに、王さまの弟で、公爵で、お金も地位も権力もあって、男前。腕も立つそうだし英雄扱いされているし……おまけに独身。
「そういえば、そうですね」
言われみて改めて考えると、確かにそうだと思う。
耳元で聞いた声もゾクッとするほど素敵だったし、照れて赤くなったりするのも可愛いと思う。
そんな私の様子を見て、シリアさんは冷たい目でこちらを見ている。
「私、何か変なこと言いました?」
「あなた、殿下を今まで見てきて、何を今さら気づいたみたいなこと言ってるの。もしかして、すごく目が悪いか、変な趣味でもあるんじゃない?」
「視力はいい方だと思いますし、変な趣味って何ですか?メイド同士が仲がいいというのと、殿下のことと、どう関係があるんですか?」
「つまり、普通ならメイド同士殿下の寵を頂こうと競いあってもおかしくないって言うことよ」
「あ、そういうことですか、あれ?そういえば、皆からそんな話聞きませんね」
今頃気づいたの?とシリアさんは、はぁっとため息を吐いた。
「あなたがいるからでしょ」
最初の答えをシリアさんが繰り返す。
「いい?最初殿下のお世話は私とロッテの仕事だったわね。それは私たちが以前から殿下を知っていて、恋愛関係に発展しないとわかっているから。もちろん殿下も気心が知れた者がいいと言うこともあるけどね。でも、予想に反して殿下があなたを指名した」
「それはシリアさんが私にお茶を入れなさいって………」
「私はお茶を入れるように指示はしたけど、ロッテの代わりにあなたを指名したのは殿下でしょ」
思い返してみて、そうだったと思い出す。
「つまり、殿下はあなたを気に入った。そうでなければ身の回りのことなんてさせないでしょう?皆そう思っているわ」
「あ、え、ええええ!あれってそういう意味だってんですかぁ」
私は一気に顔が赤くなるのを感じた。
「殿下の様子を見てると、本当にそういう意味か怪しいけど、普通ならそう思っても不思議じゃないし、そうなると他のメイドは面白くなくなるものだけど、あなたの場合、そんな嫉妬みたいなのを感じさせないよね」
すっかり焦ったが、違うかもしれないというシリアさんの意見に冷静さを取り戻した。
いやぁ、心臓に悪いわ。
「きっと気のせいですよ」
何の根拠もないけど、私が殿下に気に入られているとかの可能性はきっぱり切り捨てる。嫌われてはないと思うが、いくら私でも好かれてる素振りがあれば気がつくと思う。そこまで鈍感じゃないと思う。
「で、仮に……仮にですけど、最初にシリアさんが言った通りだとして、どうして私だと嫉妬しないんですか?」
「それは、皆があなたならいいかって思ってるからよ。いくら殿下の寵を願ってもメイドと大貴族。身分差はあるし、奥方になんて望みも持っていないわ。女が惚れる女って言うのかな、あなた、女性からすり寄られたことあるでしょ」
言われて自分の過去を思い出してみる。
アイスヴァインにいた頃。
領内の女性の方々に色々差し入れなんかもらった。
王都に来てからのこと。
舞屋の皆に男装を希望されて、連れまわされた。
ハレス子爵邸でも、子爵夫人や屋敷の女性たちに騒がれた。
「ほらね」
私の顔を見て、思い当たる節があることがありありとわかり、シリアさんがふふんと笑った。
「皆、あなたと殿下のこと応援してるのよ、殿下もあれだけおもてになるのに、色っぽい話が殆どないのよね」
「いや、そんな応援いりません」
「あらぁ、私たちの楽しみを奪わないで欲しいわ」
ニヤニヤと笑うシリアさんの視線が痛くて、私はどうしていいかわからず、仕事に逃げることにし、持っていた殿下のシャツを衣装棚に持っていった。
「あれ、これは何ですか?」
衣装棚の扉を開け、シャツを仕舞おうと下を向くと、大きな櫃が目に留まった。
いつもは反対の扉を開けていたが、焦っていつもは開けない方を開けてしまった。
それは貴族が旅をする時に衣装などを入れていくものだったが、普通なら倉庫などに仕舞われ必要な時に出されるものなので、衣装棚に最初から置かれているのは珍しい。
シャツを置いて、そっと櫃を開ける。
蓋を開けて、少し薄暗いのもあって、すぐにそれが何なのかわからなかった。
目を凝らしてよく見る。
次の瞬間、私は慌てて蓋を閉じた。
「どうしたの?」
ガタン、と大きな音がしたので、驚いたシリアさんが駆け寄ってきた。
「手を詰めた?大丈夫?」
私が両手を胸に充てて呆然としているので、蓋に指を挟んだのではと、心配して訊いてくれた。
「いえ、あの、大丈夫です。ちょっとびっくりするものが入っていたので、驚いただけです」
「ああ、それね。以前は置いてなかったけど、何か思い出のものらしくて、中を見ても何に使うものか、何でそれが大切なのか、さっぱりわからないんだけど、何に使うものかわかった?」
「………えっと、それはちょっと……」
櫃の中には、私が街道で彼を介抱した時に使った胸当てとマットが入っていた。
何でこんなものを後生大事にもっているのだろう。
「そうよね、何に使うものかわからないのに、大切なものだって殿下はおっしゃるのよ。何でも恩人からの預かりものらしいけど」
「………恩人?」
「私も良く知らないんだけど、王都に帰る途中で殿下が怪我をされて、そこを助けてくれた人が残していったものらしいわ」
「殿下はその人のこと、覚えていらっしゃらないんですか?」
背筋を冷たいものが走る。
殿下は気を失っていた筈だ。目覚めてこれが側にあれば、そう思うのも当然だ。
ただそれだけだ。
「意識がはっきりされていなかったみたいで、顔は見ていないんですって、ただ、おそらく女性だったっておっしゃるのよ」
私はさあっと青ざめた。
まさか…まさかとは思うが、見られた?見られたの?いや、ずっと様子を見ていたけど、気が付いたようには見えなかった。
いや、一瞬、馬の様子に気をとられて目をそらした?どうだったか思い出せない。
でももしそうなら、あの時、私は胸当てを外して……。
「あらローリィ、顔が真っ赤よ。熱でもあるの?」
下履きが破れて足が見えても、ヨガ用衣装が身軽で薄くても気にならないが、胸丸出しはさすがに私でも穴があったら入りたいくらい恥ずかしかった。
自分で言うのもおこがましいが、メイドの仕事もずいぶん板についてきたと思う。
もうひとつの護衛の仕事は今のところ出番はない。
使用人の皆との人間関係も良好で、女同士は特に仲がいい。
女同士というのは派閥を作ったりいがみ合いあったりすることもあると思っていたが、ここはどうやらそうでないらしい。
そのことを、殿下の寝室の掃除をしている時に、シリアさんに話した。
「あら、それはあなたがいるからじゃないかしら?」
「え、私ですか?」
訳が分からず、聞き返した。
「私、何もしてませんけど?」
考えても思い当たるものがない。
「ここは、ほら、なんと言っても独身で世間では男前で通っている公爵様がいらっしゃるでしょ、昔はそれこそ、あわよくばご寵愛を、なんてメイドもいて大変だったのよ」
そのことは以前にも聞いていたので、私は納得した。
「私やロッテは別として、普通ならルルやミアたちは独身だし、いくら雇用にあたって厳選したとは言え、公爵を目の前にしたら、やっぱりフラフラってなるものでしょ」
確かに、王さまの弟で、公爵で、お金も地位も権力もあって、男前。腕も立つそうだし英雄扱いされているし……おまけに独身。
「そういえば、そうですね」
言われみて改めて考えると、確かにそうだと思う。
耳元で聞いた声もゾクッとするほど素敵だったし、照れて赤くなったりするのも可愛いと思う。
そんな私の様子を見て、シリアさんは冷たい目でこちらを見ている。
「私、何か変なこと言いました?」
「あなた、殿下を今まで見てきて、何を今さら気づいたみたいなこと言ってるの。もしかして、すごく目が悪いか、変な趣味でもあるんじゃない?」
「視力はいい方だと思いますし、変な趣味って何ですか?メイド同士が仲がいいというのと、殿下のことと、どう関係があるんですか?」
「つまり、普通ならメイド同士殿下の寵を頂こうと競いあってもおかしくないって言うことよ」
「あ、そういうことですか、あれ?そういえば、皆からそんな話聞きませんね」
今頃気づいたの?とシリアさんは、はぁっとため息を吐いた。
「あなたがいるからでしょ」
最初の答えをシリアさんが繰り返す。
「いい?最初殿下のお世話は私とロッテの仕事だったわね。それは私たちが以前から殿下を知っていて、恋愛関係に発展しないとわかっているから。もちろん殿下も気心が知れた者がいいと言うこともあるけどね。でも、予想に反して殿下があなたを指名した」
「それはシリアさんが私にお茶を入れなさいって………」
「私はお茶を入れるように指示はしたけど、ロッテの代わりにあなたを指名したのは殿下でしょ」
思い返してみて、そうだったと思い出す。
「つまり、殿下はあなたを気に入った。そうでなければ身の回りのことなんてさせないでしょう?皆そう思っているわ」
「あ、え、ええええ!あれってそういう意味だってんですかぁ」
私は一気に顔が赤くなるのを感じた。
「殿下の様子を見てると、本当にそういう意味か怪しいけど、普通ならそう思っても不思議じゃないし、そうなると他のメイドは面白くなくなるものだけど、あなたの場合、そんな嫉妬みたいなのを感じさせないよね」
すっかり焦ったが、違うかもしれないというシリアさんの意見に冷静さを取り戻した。
いやぁ、心臓に悪いわ。
「きっと気のせいですよ」
何の根拠もないけど、私が殿下に気に入られているとかの可能性はきっぱり切り捨てる。嫌われてはないと思うが、いくら私でも好かれてる素振りがあれば気がつくと思う。そこまで鈍感じゃないと思う。
「で、仮に……仮にですけど、最初にシリアさんが言った通りだとして、どうして私だと嫉妬しないんですか?」
「それは、皆があなたならいいかって思ってるからよ。いくら殿下の寵を願ってもメイドと大貴族。身分差はあるし、奥方になんて望みも持っていないわ。女が惚れる女って言うのかな、あなた、女性からすり寄られたことあるでしょ」
言われて自分の過去を思い出してみる。
アイスヴァインにいた頃。
領内の女性の方々に色々差し入れなんかもらった。
王都に来てからのこと。
舞屋の皆に男装を希望されて、連れまわされた。
ハレス子爵邸でも、子爵夫人や屋敷の女性たちに騒がれた。
「ほらね」
私の顔を見て、思い当たる節があることがありありとわかり、シリアさんがふふんと笑った。
「皆、あなたと殿下のこと応援してるのよ、殿下もあれだけおもてになるのに、色っぽい話が殆どないのよね」
「いや、そんな応援いりません」
「あらぁ、私たちの楽しみを奪わないで欲しいわ」
ニヤニヤと笑うシリアさんの視線が痛くて、私はどうしていいかわからず、仕事に逃げることにし、持っていた殿下のシャツを衣装棚に持っていった。
「あれ、これは何ですか?」
衣装棚の扉を開け、シャツを仕舞おうと下を向くと、大きな櫃が目に留まった。
いつもは反対の扉を開けていたが、焦っていつもは開けない方を開けてしまった。
それは貴族が旅をする時に衣装などを入れていくものだったが、普通なら倉庫などに仕舞われ必要な時に出されるものなので、衣装棚に最初から置かれているのは珍しい。
シャツを置いて、そっと櫃を開ける。
蓋を開けて、少し薄暗いのもあって、すぐにそれが何なのかわからなかった。
目を凝らしてよく見る。
次の瞬間、私は慌てて蓋を閉じた。
「どうしたの?」
ガタン、と大きな音がしたので、驚いたシリアさんが駆け寄ってきた。
「手を詰めた?大丈夫?」
私が両手を胸に充てて呆然としているので、蓋に指を挟んだのではと、心配して訊いてくれた。
「いえ、あの、大丈夫です。ちょっとびっくりするものが入っていたので、驚いただけです」
「ああ、それね。以前は置いてなかったけど、何か思い出のものらしくて、中を見ても何に使うものか、何でそれが大切なのか、さっぱりわからないんだけど、何に使うものかわかった?」
「………えっと、それはちょっと……」
櫃の中には、私が街道で彼を介抱した時に使った胸当てとマットが入っていた。
何でこんなものを後生大事にもっているのだろう。
「そうよね、何に使うものかわからないのに、大切なものだって殿下はおっしゃるのよ。何でも恩人からの預かりものらしいけど」
「………恩人?」
「私も良く知らないんだけど、王都に帰る途中で殿下が怪我をされて、そこを助けてくれた人が残していったものらしいわ」
「殿下はその人のこと、覚えていらっしゃらないんですか?」
背筋を冷たいものが走る。
殿下は気を失っていた筈だ。目覚めてこれが側にあれば、そう思うのも当然だ。
ただそれだけだ。
「意識がはっきりされていなかったみたいで、顔は見ていないんですって、ただ、おそらく女性だったっておっしゃるのよ」
私はさあっと青ざめた。
まさか…まさかとは思うが、見られた?見られたの?いや、ずっと様子を見ていたけど、気が付いたようには見えなかった。
いや、一瞬、馬の様子に気をとられて目をそらした?どうだったか思い出せない。
でももしそうなら、あの時、私は胸当てを外して……。
「あらローリィ、顔が真っ赤よ。熱でもあるの?」
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