35 / 266
35 今からヨガを始めます
しおりを挟む
「ねえ、本当に、あの格好するの?」
聞いてきたのはルルだ。
自分が好奇心で言い出したことに、少し責任を感じているのか、その後、ずっと心配そうに聞いてくる。
「仕方ないでしょう?許可してもらうためには、包み隠さず見せないと」
開き直った私に、でも、と、なおもルルが呟く。
シリアさんとロッテさん、ミアとコニーには、昼の休憩の間に普段どんな格好をしてヨガをやっているのか衣装を見せた。
四人は、一瞬たじろいだが、衣装は自分で用意してもらうので、そこは自分の大丈夫な範囲でやってくれたらいいと言うと、安心したようだ。
そして、私が男子禁制で、と言った意味も理解した。
夕食を終え、その日の仕事がすべて終わると、私は一旦部屋に着替えに戻った。
みんなは先に殿下とともに執務室で待っている。
ゆったりとしたズボンは、腰を紐でくくり、ずり上がらないように裾に紐を通し、固定するようになっている。
上半身は、まず、下着代わりのベストを前でひもで結ぶ。その上から七分丈の袖に、襟元の空いた腰丈のシャツを羽織る。
髪は両耳の下で二つに別けてまとめる。
バレエシューズに素足を突っ込み、その上から外套を着る。
ヨガ用に使っていた敷物は、あの日殿下に進呈したままなので、今はタオルを繋げて二枚重ねにしている。
くるくるとタオルを巻いて持ち、皆の待つ執務室へ向かった。
ノックをして中に入ると、殿下は執務机の椅子、シリアさんたちみんなはソファに腰かけていた。
私はソファと執務室備え付けの本棚との間に、タオルを繋げて作ったマットを広げてから、皆の方に向き直った。
「まず、ヨガでは呼吸が大事です。普段、皆さんは普通に息を吸って吐いてを繰り返していますが、ヨガでは特に意識して行います。まず息を吸う。鼻から吸って、吸うと同時にお腹を膨らませていきます。お腹に吸った空気を入れます。そして、吐くときはお腹を凹ます。お腹と背中がくっつくように」
私が吸って吐いてを言うと、皆お腹に手を当てて、何度となく繰り返す。
「これを腹式呼吸といいます」
机のせいでよくわからないが、殿下も腹式呼吸をやっているみたい。何だか意外。
「それでは、ヨガを始めます」
言って、私は外套を脱いだ。
「「「「!」」」」
ルル以外は実際に着たところを見たことなかったので、皆、困惑していた。
殿下に至っては……口元に手を当てて、顔を横に向けている。
やって見せろと言ったのは自分なんだから、覚悟しろよと思った。
私はその場に立ち、いくつかのポーズを取った。
太陽礼拝のポーズ、英雄のポーズ、半月のポーズ、ダウンドック、チャイルドポーズ。四つん這いから猫のポーズ……etc.
ひととおり説明を交えてやり終え、だいたいこんなものです。
と最後に合掌をして終わった。
「鍛えたいところや、目的によって、先ほどの姿勢も少しずつ変化を持たせることもできます。それにできない姿勢、やりにくい姿勢もありますが、無理にできなくてもかまいませんので、無理のない範囲ですることをお勧めします」
以上で終わり、と私は脇に置いた外套を羽織った。
シリアさんたちは、へぇ、とか、なるほどとか、それは熱心に観察していた。中には、出来ない~という呟きも聞こえたが、私が無理のない範囲で、というと、安心したようだった。
「あの、終わりましたよ。殿下」
机に肘をついて下を向いていたまま動かないでいる殿下に、近づいてもう一度声をかける。
「気に入らなかったのなら、すいません。ですが、見ないで許可していただいても、と申し上げましたのを、殿下が見せろ、とおっしゃるので、私は命令に従っただけです。無礼だと思うなら、首にしていただいても構いませんので」
「……いる」
ボソッと言われたので、よく聞き取れなかった。
これは、私の耳が悪かったのか?聞き返してもいいものだろうか?
「……申し訳ありません、殿下、よく聞き取れませんでした」
「わかっている、と言ったのだ。そなたはこうなるとわかっていて、ああ言ったのだろう?私が思っていたものではなかっただけだ」
一生懸命に、平静を取り繕うとしているが、耳まで真っ赤なので説得力がない。
前世からの年齢プラス今の年齢の私から見れば、殿下は精神的には私の半分くらいにしか過ぎない。
こちらでの結婚適齢期を考えれば、ちょっと初心過ぎませんか?
私が外套をすでに着こんでいるのを見て、明らかにホッとした様子なのも、何だかおもしろい。
顔には出しませんでしたよ。多分。
「では、不敬罪で問われることは」
「こんなことで、いちいち罰するほど私は狭量でもないし、暇でもない」
ようやく落ち着きを取り戻したようだった。
「皆は、今のを見て、それでもやりたいのか?その、今のような衣装を着て……」
ちらりと私の方を殿下が見た。説明に没頭していて良く見ていなかったが、どこら辺まで見ていたのだろう。
ポーズによっては、胸元やお腹も見えていたかも知れない。
我ながら、大胆だったかな、と反省する。
「衣装については、既成のものはないので、これから作ります。自分がいいと思う格好をすればいいと思います」
「どうなのだ?」
聞かれて五人は互いに顔を見合わせる。
ミリィたち舞屋の皆は、体を鍛えることに積極的だったので、もっとすんなり受け入れてくれた。
だが、彼女達は体が資本なのは同じだが、見せることに特化していた踊り子とは違う。
「やる気があるなら、許可はする。ただし、男は絶対立ち入り禁止、仕事に影響がでるのは厳禁だ」
「私は、やってみたいです。自信はありませんが」
シリアさんが、口を開いた。
その言葉を筆頭に、結局五人全員が手をあげた。
「では、ジャックにボウルルームの使用については話を通しておく。皆、夜遅く、疲れているところすまなかった。今夜はもう部屋に戻っていい」
殿下の言葉に、その日は解散となった。
皆が先に出ていく中、私はマット用のタオルを片付けていた。
「それと…シリア」
後ろから殿下がシリアに話しかける声が聞こえた。
「はい、何でしょう」
巻き終えたマット用のタオルを抱え、二人に失礼しますと言って部屋を出ようとした。
「ローリィも聞いてくれ、明日から、私の朝の仕度は、シリアと君に任せる」
シリアさんもちょっとびっくりした様子だったが、私の方が驚いた。
聞いてきたのはルルだ。
自分が好奇心で言い出したことに、少し責任を感じているのか、その後、ずっと心配そうに聞いてくる。
「仕方ないでしょう?許可してもらうためには、包み隠さず見せないと」
開き直った私に、でも、と、なおもルルが呟く。
シリアさんとロッテさん、ミアとコニーには、昼の休憩の間に普段どんな格好をしてヨガをやっているのか衣装を見せた。
四人は、一瞬たじろいだが、衣装は自分で用意してもらうので、そこは自分の大丈夫な範囲でやってくれたらいいと言うと、安心したようだ。
そして、私が男子禁制で、と言った意味も理解した。
夕食を終え、その日の仕事がすべて終わると、私は一旦部屋に着替えに戻った。
みんなは先に殿下とともに執務室で待っている。
ゆったりとしたズボンは、腰を紐でくくり、ずり上がらないように裾に紐を通し、固定するようになっている。
上半身は、まず、下着代わりのベストを前でひもで結ぶ。その上から七分丈の袖に、襟元の空いた腰丈のシャツを羽織る。
髪は両耳の下で二つに別けてまとめる。
バレエシューズに素足を突っ込み、その上から外套を着る。
ヨガ用に使っていた敷物は、あの日殿下に進呈したままなので、今はタオルを繋げて二枚重ねにしている。
くるくるとタオルを巻いて持ち、皆の待つ執務室へ向かった。
ノックをして中に入ると、殿下は執務机の椅子、シリアさんたちみんなはソファに腰かけていた。
私はソファと執務室備え付けの本棚との間に、タオルを繋げて作ったマットを広げてから、皆の方に向き直った。
「まず、ヨガでは呼吸が大事です。普段、皆さんは普通に息を吸って吐いてを繰り返していますが、ヨガでは特に意識して行います。まず息を吸う。鼻から吸って、吸うと同時にお腹を膨らませていきます。お腹に吸った空気を入れます。そして、吐くときはお腹を凹ます。お腹と背中がくっつくように」
私が吸って吐いてを言うと、皆お腹に手を当てて、何度となく繰り返す。
「これを腹式呼吸といいます」
机のせいでよくわからないが、殿下も腹式呼吸をやっているみたい。何だか意外。
「それでは、ヨガを始めます」
言って、私は外套を脱いだ。
「「「「!」」」」
ルル以外は実際に着たところを見たことなかったので、皆、困惑していた。
殿下に至っては……口元に手を当てて、顔を横に向けている。
やって見せろと言ったのは自分なんだから、覚悟しろよと思った。
私はその場に立ち、いくつかのポーズを取った。
太陽礼拝のポーズ、英雄のポーズ、半月のポーズ、ダウンドック、チャイルドポーズ。四つん這いから猫のポーズ……etc.
ひととおり説明を交えてやり終え、だいたいこんなものです。
と最後に合掌をして終わった。
「鍛えたいところや、目的によって、先ほどの姿勢も少しずつ変化を持たせることもできます。それにできない姿勢、やりにくい姿勢もありますが、無理にできなくてもかまいませんので、無理のない範囲ですることをお勧めします」
以上で終わり、と私は脇に置いた外套を羽織った。
シリアさんたちは、へぇ、とか、なるほどとか、それは熱心に観察していた。中には、出来ない~という呟きも聞こえたが、私が無理のない範囲で、というと、安心したようだった。
「あの、終わりましたよ。殿下」
机に肘をついて下を向いていたまま動かないでいる殿下に、近づいてもう一度声をかける。
「気に入らなかったのなら、すいません。ですが、見ないで許可していただいても、と申し上げましたのを、殿下が見せろ、とおっしゃるので、私は命令に従っただけです。無礼だと思うなら、首にしていただいても構いませんので」
「……いる」
ボソッと言われたので、よく聞き取れなかった。
これは、私の耳が悪かったのか?聞き返してもいいものだろうか?
「……申し訳ありません、殿下、よく聞き取れませんでした」
「わかっている、と言ったのだ。そなたはこうなるとわかっていて、ああ言ったのだろう?私が思っていたものではなかっただけだ」
一生懸命に、平静を取り繕うとしているが、耳まで真っ赤なので説得力がない。
前世からの年齢プラス今の年齢の私から見れば、殿下は精神的には私の半分くらいにしか過ぎない。
こちらでの結婚適齢期を考えれば、ちょっと初心過ぎませんか?
私が外套をすでに着こんでいるのを見て、明らかにホッとした様子なのも、何だかおもしろい。
顔には出しませんでしたよ。多分。
「では、不敬罪で問われることは」
「こんなことで、いちいち罰するほど私は狭量でもないし、暇でもない」
ようやく落ち着きを取り戻したようだった。
「皆は、今のを見て、それでもやりたいのか?その、今のような衣装を着て……」
ちらりと私の方を殿下が見た。説明に没頭していて良く見ていなかったが、どこら辺まで見ていたのだろう。
ポーズによっては、胸元やお腹も見えていたかも知れない。
我ながら、大胆だったかな、と反省する。
「衣装については、既成のものはないので、これから作ります。自分がいいと思う格好をすればいいと思います」
「どうなのだ?」
聞かれて五人は互いに顔を見合わせる。
ミリィたち舞屋の皆は、体を鍛えることに積極的だったので、もっとすんなり受け入れてくれた。
だが、彼女達は体が資本なのは同じだが、見せることに特化していた踊り子とは違う。
「やる気があるなら、許可はする。ただし、男は絶対立ち入り禁止、仕事に影響がでるのは厳禁だ」
「私は、やってみたいです。自信はありませんが」
シリアさんが、口を開いた。
その言葉を筆頭に、結局五人全員が手をあげた。
「では、ジャックにボウルルームの使用については話を通しておく。皆、夜遅く、疲れているところすまなかった。今夜はもう部屋に戻っていい」
殿下の言葉に、その日は解散となった。
皆が先に出ていく中、私はマット用のタオルを片付けていた。
「それと…シリア」
後ろから殿下がシリアに話しかける声が聞こえた。
「はい、何でしょう」
巻き終えたマット用のタオルを抱え、二人に失礼しますと言って部屋を出ようとした。
「ローリィも聞いてくれ、明日から、私の朝の仕度は、シリアと君に任せる」
シリアさんもちょっとびっくりした様子だったが、私の方が驚いた。
2
お気に入りに追加
1,933
あなたにおすすめの小説

婚約者に毒を飲まされた私から【毒を分解しました】と聞こえてきました。え?
こん
恋愛
成人パーティーに参加した私は言われのない罪で婚約者に問い詰められ、遂には毒殺をしようとしたと疑われる。
「あくまでシラを切るつもりだな。だが、これもお前がこれを飲めばわかる話だ。これを飲め!」
そう言って婚約者は毒の入ったグラスを渡す。渡された私は躊躇なくグラスを一気に煽る。味は普通だ。しかし、飲んでから30秒経ったあたりで苦しくなり初め、もう無理かも知れないと思った時だった。
【毒を検知しました】
「え?」
私から感情のない声がし、しまいには毒を分解してしまった。私が驚いている所に友達の魔法使いが駆けつける。
※なろう様で掲載した作品を少し変えたものです
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私のドレスを奪った異母妹に、もう大事なものは奪わせない
文野多咲
恋愛
優月(ゆづき)が自宅屋敷に帰ると、異母妹が優月のウェディングドレスを試着していた。その日縫い上がったばかりで、優月もまだ袖を通していなかった。
使用人たちが「まるで、異母妹のためにあつらえたドレスのよう」と褒め称えており、優月の婚約者まで「異母妹の方が似合う」と褒めている。
優月が異母妹に「どうして勝手に着たの?」と訊けば「ちょっと着てみただけよ」と言う。
婚約者は「異母妹なんだから、ちょっとくらいいじゃないか」と言う。
「ちょっとじゃないわ。私はドレスを盗られたも同じよ!」と言えば、父の後妻は「悪気があったわけじゃないのに、心が狭い」と優月の頬をぶった。
優月は父親に婚約解消を願い出た。婚約者は父親が決めた相手で、優月にはもう彼を信頼できない。
父親に事情を説明すると、「大げさだなあ」と取り合わず、「優月は異母妹に嫉妬しているだけだ、婚約者には異母妹を褒めないように言っておく」と言われる。
嫉妬じゃないのに、どうしてわかってくれないの?
優月は父親をも信頼できなくなる。
婚約者は優月を手に入れるために、優月を襲おうとした。絶体絶命の優月の前に現れたのは、叔父だった。

【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。
だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。
その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています

思い出してしまったのです
月樹《つき》
恋愛
同じ姉妹なのに、私だけ愛されない。
妹のルルだけが特別なのはどうして?
婚約者のレオナルド王子も、どうして妹ばかり可愛がるの?
でもある時、鏡を見て思い出してしまったのです。
愛されないのは当然です。
だって私は…。

私は幼い頃に死んだと思われていた侯爵令嬢でした
さこの
恋愛
幼い頃に誘拐されたマリアベル。保護してくれた男の人をお母さんと呼び、父でもあり兄でもあり家族として暮らしていた。
誘拐される以前の記憶は全くないが、ネックレスにマリアベルと名前が記されていた。
数年後にマリアベルの元に侯爵家の遣いがやってきて、自分は貴族の娘だと知る事になる。
お母さんと呼ぶ男の人と離れるのは嫌だが家に戻り家族と会う事になった。
片田舎で暮らしていたマリアベルは貴族の子女として学ぶ事になるが、不思議と読み書きは出来るし食事のマナーも悪くない。
お母さんと呼ばれていた男は何者だったのだろうか……? マリアベルは貴族社会に馴染めるのか……
っと言った感じのストーリーです。

邪魔しないので、ほっておいてください。
りまり
恋愛
お父さまが再婚しました。
お母さまが亡くなり早5年です。そろそろかと思っておりましたがとうとう良い人をゲットしてきました。
義母となられる方はそれはそれは美しい人で、その方にもお子様がいるのですがとても愛らしい方で、お父様がメロメロなんです。
実の娘よりもかわいがっているぐらいです。
幾分寂しさを感じましたが、お父様の幸せをと思いがまんしていました。
でも私は義妹に階段から落とされてしまったのです。
階段から落ちたことで私は前世の記憶を取り戻し、この世界がゲームの世界で私が悪役令嬢として義妹をいじめる役なのだと知りました。
悪役令嬢なんて勘弁です。そんなにやりたいなら勝手にやってください。
それなのに私を巻き込まないで~~!!!!!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる