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プロローグ
勇者の旅立ち④
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「だって勇者のオレが他の誰かと結婚するなら、自分の娘をって思うじゃん。オレがお願いしたら二人は喜んで協力してくれたよ」
「………」
まさか既に外堀を埋められているとは思わなかった。
両親が甥というだけでなく、ルウを頼りにしているのは知っていた。よもや勇者となれば、暗黒竜討伐のあかつきには、どんな身分の女性だって選り取り見取りだろう。
玉の輿もいいが、そうなると息子として傍にいてくれなくなる。それならば、私と夫婦になってくれることを望んだ。
「オレ、絶対暗黒竜を倒して帰ってくるから、それまで待ってて」
なんてウルウル顔で懇願されたら思わず「わかった」と頷きそうになる。元々ルウのことは嫌いじゃない。それどころか綺麗な顔も男らしい体も私の好みドストライクだ。
「でも、どうして私? 世の中にはもっと綺麗でお金持ちで身分もある女性がたくさんいるし、勇者として成功したら…」
「そんなの関係ない。オレはデルフィーヌがいいんだ」
そう言って、体を倒して深く唇を重ねてくる。モミモミと胸を揉まれ、尖った乳首をぎゅうっと摘まれる。あ、私ルウにキスされるの好きだ。とっても気持ちいい。
「ねえ、オレのものになって。デルフィーヌの初めてオレにちょうだい」
ガバっと私の膝を割って、その中心を見つめる。まだ下着は履いたままだが、そこはもうさっきから濡れていて生地が張り付いているのがわかる。
「すごい…もうグショグショ」
「や、あ…」
下着の中に手を突っ込み直に彼の指が敏感な部分に触れ、自然と腰が揺れた。
割れ目に沿って指をなぞっていき、蜜口に指が差し込まれた。
「いや、はあ…」
「大丈夫、ゆっくりならすから…でもあまり時間もないから、我慢して」
朝早く出発するため、二人に残された時間はそれほど多くない。
すぐに指が二本になり、グチャグチャと中をかき回す。
「ここ、気持ちいいの?」
ある場所を突かれ思わずギュンと力が入ったのをルウは見逃さなかった。
「あ、だめ…そこ、触っちゃ…おかしくなる」
指が同じところを何度も擦り上げ、分厚い舌が乳輪を舐め回し乳首を吸い上げる。下と胸を同時に弄られて軽くイッた。
「や、ルウ…」
中をかき回すルウの指は更に増え、胸は舐め回した彼の唾液に塗れる。ちょっと胸への執着がすごすぎませんか? そんな考えが頭を過ぎったが、次第に激しくなる指の動きに頭の芯が痺れて、考えるより先に胸を更にルウに向かって突き出し、腰が激しく揺れ動く。
「そろそろいいかな…」
指が引き抜かれ、私の愛液でベチャベチャになった指を私の顔の前に持ってくると、目の前でそれを口に含んでベロリと舐める。
「うまい…デルフィーヌの作るご飯も美味しいけど、これは大人の味で最高に痺れる。オレしか味わえないやつだ」
嬉しそうに自分の手を舐め回し、恍惚とした表情を浮かべる。顔がいい分、そんな顔をされると、さらに唆られる。
口の周りに付いたものを舌で拭い、そのまま私の口を塞ぐ。自分の体から湧き出た愛液の味が口に広がる。
「ちょっと痛いかもしれないけど、すぐに良くなるから、少しだけ我慢して」
顔中にキスの雨を降らして体を起こすと、そそり勃ったペニスの先を入り口に充てがった。
「………」
まさか既に外堀を埋められているとは思わなかった。
両親が甥というだけでなく、ルウを頼りにしているのは知っていた。よもや勇者となれば、暗黒竜討伐のあかつきには、どんな身分の女性だって選り取り見取りだろう。
玉の輿もいいが、そうなると息子として傍にいてくれなくなる。それならば、私と夫婦になってくれることを望んだ。
「オレ、絶対暗黒竜を倒して帰ってくるから、それまで待ってて」
なんてウルウル顔で懇願されたら思わず「わかった」と頷きそうになる。元々ルウのことは嫌いじゃない。それどころか綺麗な顔も男らしい体も私の好みドストライクだ。
「でも、どうして私? 世の中にはもっと綺麗でお金持ちで身分もある女性がたくさんいるし、勇者として成功したら…」
「そんなの関係ない。オレはデルフィーヌがいいんだ」
そう言って、体を倒して深く唇を重ねてくる。モミモミと胸を揉まれ、尖った乳首をぎゅうっと摘まれる。あ、私ルウにキスされるの好きだ。とっても気持ちいい。
「ねえ、オレのものになって。デルフィーヌの初めてオレにちょうだい」
ガバっと私の膝を割って、その中心を見つめる。まだ下着は履いたままだが、そこはもうさっきから濡れていて生地が張り付いているのがわかる。
「すごい…もうグショグショ」
「や、あ…」
下着の中に手を突っ込み直に彼の指が敏感な部分に触れ、自然と腰が揺れた。
割れ目に沿って指をなぞっていき、蜜口に指が差し込まれた。
「いや、はあ…」
「大丈夫、ゆっくりならすから…でもあまり時間もないから、我慢して」
朝早く出発するため、二人に残された時間はそれほど多くない。
すぐに指が二本になり、グチャグチャと中をかき回す。
「ここ、気持ちいいの?」
ある場所を突かれ思わずギュンと力が入ったのをルウは見逃さなかった。
「あ、だめ…そこ、触っちゃ…おかしくなる」
指が同じところを何度も擦り上げ、分厚い舌が乳輪を舐め回し乳首を吸い上げる。下と胸を同時に弄られて軽くイッた。
「や、ルウ…」
中をかき回すルウの指は更に増え、胸は舐め回した彼の唾液に塗れる。ちょっと胸への執着がすごすぎませんか? そんな考えが頭を過ぎったが、次第に激しくなる指の動きに頭の芯が痺れて、考えるより先に胸を更にルウに向かって突き出し、腰が激しく揺れ動く。
「そろそろいいかな…」
指が引き抜かれ、私の愛液でベチャベチャになった指を私の顔の前に持ってくると、目の前でそれを口に含んでベロリと舐める。
「うまい…デルフィーヌの作るご飯も美味しいけど、これは大人の味で最高に痺れる。オレしか味わえないやつだ」
嬉しそうに自分の手を舐め回し、恍惚とした表情を浮かべる。顔がいい分、そんな顔をされると、さらに唆られる。
口の周りに付いたものを舌で拭い、そのまま私の口を塞ぐ。自分の体から湧き出た愛液の味が口に広がる。
「ちょっと痛いかもしれないけど、すぐに良くなるから、少しだけ我慢して」
顔中にキスの雨を降らして体を起こすと、そそり勃ったペニスの先を入り口に充てがった。
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